ロン・ヴェイ

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ロン・ヴェイ - (2013/04/23 (火) 23:23:58) の編集履歴(バックアップ)


「弱い奴だ」

格闘スタイル:カンフー+映画で覚えた殺陣
出身地:中国
誕生日:12月3日
年齢:23歳
血液型:AB型
身長:168cm
体重:67kg
仕事:映画俳優
趣味:ハチマキ集め,某カンフー映画俳優のグッズ収集
好きな食べ物:焼き鳥
得意スポーツ:自転車レース(まだ誰にも負けたことがないと言い張っている)
大切な物:自分の出演した映画
嫌いな物:三流映画
声優:Masaaki Ishikawa(EDクレジットより)

1997年11月20日、突如プレイステーションにて発売され、
そのあまりのパクリ要素の多さと低クオリティで PS屈指のクソゲー と称された、
『ザマス』こと『ザ・マスターズファイター』の登場キャラクター。

+ あなたに『ザマス』を教えてやろうか?
韓国のメーカー「Unico Electronics」が開発した『Masters Fury』の移植版という触れ込みで、
シネマサプライが1997年11月20日に発売した対戦格闘ゲーム。
PSオフィシャルサイトの紹介 では、

「アメリカやヨーロッパで大人気であった「MASTERS FURY」が、今、プレイステーションに「MASTERS FIGHTER」としてリメイク発売!
海外で作られたビッグスケールなキャラクター!華麗な背景だけでも一見の価値あり!3Dではだせないアニメーション感覚。
連続攻撃の快感。さらに一打逆転の超必殺技も取り入れ爽快感も倍増!
などと大口をたたいているのだが、
その実態は 韓国製品らしく日本製格闘ゲームからパクッたキャラや設定を継ぎ接ぎしただけの粗悪品 でしかなかった。

まずキャラクターだが、主人公である「北沢タクヤ」は外見はキム・カッファン
技は『餓狼伝説スペシャル』のリョウ・サカザキの明らかなパクリでしかなかった。
それ以外にも「ミシェール」という女キャラは 『鉄拳』のミシェール・チャンのコスプレをしたユリ・サカザキ としか表現できず、
「J」という女キャラも二階堂紅丸の髪型で不知火舞の技を使う、弟のために戦う女ムエタイ使いというものであった。
さらに「坂本辰之助」というキャラは完全に『サムライスピリッツ』の柳生十兵衛でしかなく、
黒幕の「カイン・ザハート」に至っては『龍虎の拳2』に登場した若き日のギース・ハワード以外の何者でもなかった。
本項目で紹介する「ロン・ヴェイ」も、『ワールドヒーローズ』のドラゴンや『ストリートファイター』のフェイロンのパクリで、
技のモーションもドラゴンのそれを盗用したものがほとんどである。

キャラや設定がパクリなら、グラフィックや操作性も劣悪としか形容できない代物であった。
キャラのグラフィックがやたら汚く、モザイクが掛かっているように見えるが、
これはもともと小さいキャラグラフィックを無理やり拡大して使っているためジャギが出てしまっていることによるものである。
技のアニメーションも枚数を減らしてるためか妙にカクカクしており、空中から飛び蹴りを出す必殺技などは
下降中に加速するというゆで理論万有引力を無視した動きをする技も存在する。
操作性に関しても、必殺技の入力がやたらシビアで、レバー1回転のコマンド投げなどは
きちんと レバーを1回転させないと成立しない ため非常に出しづらく、立ちスクリューなど絶対不可能であった。
また通常技を必殺技でキャンセルすることも不可能。

技の判定に関してもいい加減で、技がガードを突き抜けてヒットする現象もよくある。
さらにダメージも安定せず、 当たってもダメージゼロということもある。
飛び道具は何故か全キャラとも中段判定で、さらに必殺技をガードした時の削り?も存在しない。
そして攻撃側がヒットバックするという事も無いため、画面端で技を繰り出していれば簡単に勝ててしまえる。
この「ロン・ヴェイ」に関して言えば、画面端である必殺技を出すととんでもないことになるのだが、それは後述する。

声優もキャラの一人は代々木アニメーション学園の生徒が当てており、しかもそれがあまりにも酷い演技。
それがどれほどかというと、 「らいとにんぐかったぁ」 と平仮名で表現したくなるほどの棒読みっぷりである。

…とまあ、いろいろとツッコミ所満載のゲームであるが、 詳しくはこちらのリンクを参照 して頂きたい。

ちなみのこのゲーム、『週刊ファミ通』のクロスレビューでは13点という低得点を叩きだしていた。
これはかの『デスクリムゾン』と同じ数字だったりする
(下には下があり、このゲームより後にPSで発売された『修羅の門』は12点という得点だったが)。

開発元のUnico Electronicsは現在はコナミグループ傘下となっており、社名も「韓国コナミ」となっているようである。


原作での性能


このロン・ヴェイについてだが、前述したように外見・設定は
『ワールドヒーローズ』のドラゴンや『ストリートファイター』のフェイロンのパクリである。
最もドラゴンやフェイロンもブルース・リーが元ネタで、このロン・ヴェイもブルース・リー系キャラと言えるためあまりパクリ批判は出来ないが。
但しグラフィックや技のモーションに関しては 完全にドラゴンのパクリでしかなかった。
格闘スタイルが「カンフー+殺陣」というのも、「ブーメラン+実戦空手道」よりも衝撃的な設定であると言えよう。

+ ロン・ヴェイ公式ストーリー(原文ママ)
ティオン・リー師匠の元でタクヤと共に武芸を学び、成長してから、カンフー大会で優勝し、その実力を認められ、アクション映画スターとなる。
ある日、自分の映画を観に来ていた少年たちが“ハート・ビート”という危険な薬をやっている事を知る。
不審に思ったロンは、その薬の正体と出所を自分なりに調査し始める。
そして、そこには大きな組織があること、タクヤの恋人をさらった組織であること、などが分かってくる。
タクヤの恋人を助け出すため、少年たちを守るため、タクヤと共に旅に出る。

+ ロン・ヴェイ必殺技紹介(原文ママ)
  • 龍頭破(りゅうとうは)
空気中の燐と、恐るべきスピードの拳により発生する炎を相手に投げつける。

  • 龍尾脚(りゅうびきゃく)
地上より跳ね上がり、回転しながら空中の敵を弾き落とす。

  • 龍鱗壁(りゅうりんへき)
両手より発生する”オーラ”で自分の目の前に鱗状の大きな盾を発生させる。

  • 龍転蹴(りゅうてんしゅう)
前転で近づき足払いで奇襲をかける。マニュアルには掲載されていない。

  • 龍壊連舞(りゅうかいれんぶ)
超必殺技(体力が1/4以下で使用可能)。マニュアルには掲載されていない。

+ ロン・ヴェイ必殺技紹介(心無いツッコミ付き)
  • 龍頭破
いたって普通の飛び道具。但し中断判定なのでしゃがんでいると食らってしまう。

  • 龍尾脚
サマーソルトキック。無敵時間は無いに等しい。

  • 龍鱗壁
麻宮アテナの「サイコリフレクター」をパクったとしか思えない技で、ちゃんと飛び道具も跳ね返せる。
但しこの技の真の恐ろしさは 「ヒットしても攻撃判定が消えない事」と「ヒットバックが存在しないゲームの仕様」 にある。
ヒットすれば凄まじい勢いで多段ヒットし、相手はあっという間に気絶する。
もちろん「気絶→気絶」もある。
そして画面端でヒットさせればヒットバックが存在しないため… 相手は死ぬ。
このような狂った性能から、一部では 「サイコ(キチガイ)リフレクター」 とも呼ばれている。

  • 龍転蹴
下段判定なので突然出すと有効である。もっともガードも安定しないこのゲームではあまり意味をなさないのだが。

  • 龍壊連舞
その名の通り乱舞系の超必殺技なのだが、ロック技でないため例え画面端で決めたとしても
絶対に途中でスカってガードされ、止めのサマソ(もちろんガードされる)で巨大な隙を作って自滅する という死に技である。
まあキチガイリフレクターだけあればいいのだが。


MUGENにおけるロン・ヴェイ


NGI氏が制作したものが存在する。
もちろん『ザマス』キャラとしてはMUGEN初である。

原作そのままだとキャンセルが出来ないので、キャンセル必殺技を可能にするなどアレンジが施されている。
超必殺技も原作では体力1/4以下で使用可能となっているが、MUGENではゲージ制に変更されている。
2ゲージ使用のオリジナル超必殺技も実装されている。
AIは未搭載。



出場大会


出演ストーリー


その他