『セイヴァー』は以前と比べほぼ別キャラと言って良いほどに性能面の変化が見られ、
『ハンター』では最強キャラから見れば一段劣る存在だったが、一気に頂点へ登り詰めた。
まず中間間合いから一気に大攻撃の低空で入りヒット確認から相手の赤ゲージを4割減らす強力なコンボや、
最大ダメージを狙わなくともHIT確認が簡単な下段の屈弱K2発の連打キャンセルを用いたコンボが可能。
このゲームで3強と言われているサスカッチ、Q-Beeですら下段始動の連打キャンセルからのコンボは有していない。
これだけでも他の強キャラより一歩抜きに出ている。
防御面においてはこのゲームで守りの必須と言われる“通常技対空”を所持。
『セイヴァー』には空中ガードがあり、『ストⅡ』でいうところの 昇龍拳ですら空中ガード可能なため、
昇竜系の技よりも空中ガードができない地上での通常技が対空の方が価値がある。
ザベルは間合いごとに二種の対空があり、それを使いこなせばほぼ落ちない技が無い。
落ちない間合いであってもセイヴァーのシステムの一つであるAGやGCを使えば相手の飛び込みは回避可能。
また問題なのが、ザベルを他キャラが追いつけない域にまで引き上げる程の理不尽なガード不能技の存在。
他キャラの中でも一部のキャラはガード不能技をもってはいるが、それはゲージを使うなど状況限定の場合。
だがザベルのガー不技は、J弱Kの攻撃判定の残り部分を相手に当てるだけで良いという高性能で、
ガードされても特にリスクがあるわけでもなく当たれば当然そこから強力なコンボも可能。
ガード不能バグJ弱Kだけではただ飛込みが強化されただけに過ぎないが、
ザベルは低空ダッシュを持っている。しかも低空ダッシュガード不能が可能。
低空ダッシュなので、起き攻めにも、中間間合いの攻めにも使えただでさえ強力な低空ダッシュをさらに強化している。
そしてザベルは『セイヴァー』で唯一「地上(前・後)ダッシュ」と「空中(前・後)ダッシュ」両方を持っている。
ダッシュ技は展開の早いこのゲームでは攻守ともに非常に優秀な技といえ、一気に間合いを詰めたいときや、
一気に間合いを離したい時、両方に使えラウンド制でないこのゲームでは試合を支配するために非常に都合の良いもの。
発生と同時に無敵のつく「ヘルズゲート」で端に追い詰められてもすぐに逃げられるのも強みである。
このように数え上げれば切りがないほど高性能なザベルだがその一方で弱い部分も存在する。
それは高性能すぎるザベルのポテンシャルにプレイヤーが付いていけないという事。
ザベルには低空ダッシュやガード不能、使い分けが必要な通常対空など、
プレイヤーに負担をかける要素が他のキャラとは比較にならないくらいあるため、非常に扱い辛いキャラとなっている。
また『セイヴァー』はゲーム展開が非常に早く、相手はザベル側のプレイヤーのミスや処理の限界をつく戦い方を仕掛けて来るので
いくら高性能なザベルと言えどもちょっとしたミスから一気に死亡という事態もよくある。
これらの理由から「人間がザベルを使いこなすのは不可能。」とされ、 サスカッチのように強プレイヤーが量産されると言うこともない。
そんな中でもザベルをそれなりに使いこなせるプレイヤーの殺戮ショー。
勘違いしないでよね!相手が弱いとかそんな生易しいレベルじゃないんだからね!
ダークフォースは「最終形態:アルティミットアンデッド」。発動するとル・マルタを腕に装着し、チェーンソーに変形させる。発動中は通常技が専用の削り効果のあるものになり、地上ダッシュとガードキャンセルの性能が変化する。ただし、効果時間中はほかの技を使用することができずくらい判定も分厚くなるという弱点も。
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