ザベル・ザロック

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ザベル・ザロック - (2011/04/04 (月) 14:53:05) の編集履歴(バックアップ)









「俺サマは帝王ザベル!
   かなうヤツなどいやしねェ!!」


初出作品: ヴァンパイア The Night Warriors
出身地: オーストラリア
生年月日: 1889年 誕生日は不明。
身長: 180cm
体重: 39kg
種族: ゾンビ

「死のロッカー」「地獄のメインイベンター」
ヴァンパイア』シリーズに初代より登場するクールでクレイジーなナイスデッド。
ゾンビなので中身がスカスカ。故に身長に対して体重が異常に軽い
シリーズ中では冷酷、残忍、狡猾、そして殺戮と破壊が大好きで、俺様至上主義者と言う徹底した外道として描かれている一方、
お調子者で底抜けに明るく常に前向きで、野心と向上心に溢れ、同属のレイレイには驚くほど一途な面を見せるなど、
どこか憎めないキャラクターとなっているためプレイヤーには人気がある。
またメディアミックスや外部作品でもそれなりに良い位置を与えられている(漫画やアニメ、『NAMCOxCAPCOM』など)。

CVは登場するゲーム作品全てにおいてうえだゆうじが出演。氏は同シリーズ内ではガロンオルバスの声も併演している。
シリーズ中ではエフェクトのかかった甲高い声だが、演技の見直しがあったのかナムカプではドスの利いたデスヴォイスになった。…これなんてクラウザーさん
OVAではかの山寺宏一が出演。ドラマCD及びカセット等では石川英郎島田が担当していた。

また、よく間違えられるが『ザベル・ザロック(Zabel Zarock)』である。
『ザベル・ザ・ロック(Zabel The Rock)』ではないので注意。ググれば分かるが、この間違いは本当に多い。
海外版では『Lord Raptor』と言う名称になっている。

「今日も元気に死んでるゼェー!!」

「地獄に落ちろだァ!? 今そこから来たばかりだぜェ!!」


キャラクター設定

+ ストーリー
絶大的な人気を誇り、若者達から「メタルの神」と称されるほど崇拝的な支持を集めたロック歌手、ザベル・ザロック。
その彼が、100人のファンを殺害した後に自殺するという事件が起きた。
しかし、犠牲者の体からは全ての血が抜き取られながらも一切外傷が無く、
自殺したザベルも、警官たちの前で突然白骨化するという不可解なものだった。
やがて20年の時が過ぎ、残忍さと狂気を帯びたザベルの魂は、闇の洗礼を受けてゾンビとなり復活を果たす。
そして、破壊と殺戮を繰り返し闇の帝王オゾムから更なる力を得るために動き出す。

『ハンター』までのエンディングでは、ダークストーカー達を退けた褒美として、更なる力を得てパワーアップを果たしてオゾムの命を狙うが、
お目付け役のル・マルタによって全て筒抜けになっており、『セイヴァー』では元の姿に戻っていた。
しかし、『セイヴァー』ではオゾムが復活したジェダに「同化」されたことで、今度はジェダの力を狙って魔次元に飛び込んでいく。
そのエンディングでは、ジェダから溢れ出した魔力を吸収し、「Q極ハイパーザベル」になろうとするが、
吸収しきれずに髑髏形のきのこ雲を上げて爆発し、首だけになって吹き飛んだ。

+ ザベル・ザロック人間時代の略歴
ヤングオージーのカリスマ、希代の名ギタリスト、殺人鬼にして「メタルの神」、ザベル・ザロック。彼の音楽活動がいつから始まったかは定かではない。
ただ、初のアルバム「Oral Dead」を発表するまでは、彼は全くの無名であったことは確かだ。
インディーズ・タイトルのそのアルバムは数こそ出回らなかったが一部で圧倒的な支持を受け、一躍メタル界の旋風となる。
ザベル・ザロックの名は オーストラリアじゅうに広まり、セカンドアルバムは一ヶ月で20万枚、三ヶ月で計100万枚の売り上げを記録する。
ただ、購買層はかなり狭く、10代後半の若者がほぼ全てを占めた。彼らは熱狂的なファンというよりは、強いカリスマを持った指導者の信奉者の様だった。
彼の壮絶な最期は今でも語り種となっている。
ファン100人分の血を瞬時に抜き取ったファイナルライブ。どの犠牲者も至福の表情で事切れていたという。
瞬時に白骨化したザベル・ザロックの死因と あわせて、事件の全容はいまだつかめていない。

ところがつい先日、ザベル・ザロックの家から怪しい革張りの本が発見され事件の真相をつかむ手がかりになるのではと期待された。
「トラキド断章」と古代ヘブライ語で記されたその本には、「魔界」と呼ばれる異世界の存在が語られていた。
その文面は、彼がこれまでに発表してきたヒット曲の歌詞に酷似していた。
そして、「魔界の王に生け贄を捧げるための呪詛」の項の訳には、驚くべき事実が隠されていた。
100人を道連れにしたライブでの最後の曲目「Sacrifice」。この日初めて披露された曲であり、彼の人生最後の曲。その歌詞は、生け贄の呪詛と全く同一のものだった。
その後の解読研究により、その呪詛を完成させるには長い準備期間が必要であったことがわかった。
ザベル・ザロックは ファーストアルバムを発表した頃から、犠牲となる生け贄の音楽(呪詛)による呪縛を行っていたことになる。
音楽による呪文の詠唱と生け贄(ファン)の確保。それこそがザベル・ザロックの目的だったのか。
今となってはそれを確かめる術はない。彼の残した楽曲はまだマーケットに流通しているが、ザベル・ザロックのライブを見に行ったことがある者の話によれば、
CDに焼かれた彼の声からは肉声の持つ神秘性は失われているという。結局、事件にはなんら合理的な説明はつかぬままである。
ただ言えるのは、単なるミュージシャンひとりがなしえる所行ではないということだけだ。そう、悪魔の力でも借りない限り・・・・・・

[ザベル・ザロック 全アルバム紹介]
「Oral Dead」
大ヒット曲「Oral Dead」を含むファーストアルバム。
「Panishment」
 セカンドアルバム。口コミでミリオンセラーを記録した幻の名盤。
「Noise of Heaven」
宗教色、儀式色が強まった3枚目のアルバム。魂の再生がテーマの「Soul Beats」、
やや猟奇的な歌詞が特徴の「Black Justice」などを収録。
「Tripper」
サザンクロスホールで6万人を動員した記念すべきファーストライブアルバム。
失神者400人、心臓発作18人(うち2名死亡)を記録。このあと入場制限が厳しくなり、警察が監視するようになる。
「Fangorra」
未発表曲を含む初のベストアルバム。「幻の0トラック」の噂が流れ、回収騒ぎが起こる(1曲目の頭に16秒間の無音再生部分があり、
そこに悪魔の呪詛が流れるという噂。実際にはなんの音声も収録されていない。
騒ぎの後、修正版が売られ、ファーストプレスは超プレミアムアイテムとなる。)
「Devil」
彼の最後のアルバム。死後にリリース。伝説となった自殺ライブで発表された「Sacrifice」を収録。 

電波新聞社『ALL ABOUTヴァンパイアセイヴァー』より

+ ル・マルタ
人間界と魔界の行き来が可能な、数少ない超獣の一種。
冥王オゾムがザベルにつけたお目付け役だが、実はザベルの監視を目的としており、その行動を逐一オゾムに報告するという役目を負っていた。
しかし仕事を抜きにすればザベルとは馬が合うらしく、オゾムが消滅した『セイヴァー』以降も行動を共にしており
ザベル本人もル・マルタを「相棒」と称している。

ゲーム中では必殺技などで様々な形に変化しザベルをサポート。
巨大スピーカーやバスケのゴールネット、はたまたチェーンソーになったりと、色々とユーモラス。
ちなみにザベルが勝利ポーズや一部の技で使うギターも、ル・マルタの体の一部である。

また、ザベルがレイレイにホの字であるのと同様にル・マルタもバレッタの闇の心に惚れており、
彼女が対戦相手の場合は特殊イントロが発生。
目をハートにして猛烈なラヴアタックを試みるもウザがられたザベルに蹴り飛ばされる。
もっともゲーメストムックの製作者インタビューではバレッタは色恋沙汰には興味ないので遠慮なく撃ち殺すでしょう、と言われている。
哀れなりル・マルタ。

+ 「帝王」オゾム
かつてのジェダの部下。ジェダを裏切り、自滅させることで彼の後釜に就いていた。
「帝王」を自称しているが、その実力はベリオールはもとより、ジェダにも遠く及ばない。
どす黒い魂を持つザベルを部下にし、より高次な魂になった所を喰おうとしていたが、『セイヴァー』直前で復活したジェダによって吸収され、消滅した。
『初代』と『ハンター』のザベルのエンディングに姿を見せる。
オゾムの詳しい経歴についてはジェダの項目を参照のこと。

+ メディアミックス等での扱い
ガンガンWINGに連載されていた東まゆみによるコミック版『セイヴァー』では、
非戦闘形態である割と普通のイケメン人間型ザベルが登場している。体色は相変わらず悪いが。
魔次元にキャラクターが集結してからのコメディリリーフ的存在で、レイレイにぞっこんな所は相変わらず。
トーナメント形式の戦いでは後半ベスト4まで勝ち残り、相棒のル・マルタを失いながらも圧倒的に格上であるデミトリに勝利するという大番狂わせを起こした。
しかしデミトリ戦で力を使い果たし、融合したモリガン+リリスとの戦いを目前に力尽きる。

また、いさき玲衣による小説版(ログアウト冒険文庫刊)では、著者が音楽マニアという事もあってか
物語を通して出番や見せ場が多く、悪役として非常にインパクトのある活躍を見せていた。
小説自体は原作改変の嵐が吹き荒れていたが、筆者の主観、ザベルは中々良い悪役ぶりで描かれているので
古本屋で安価で置いてあれば、ザベルファンだったら手に取ってみても良いかもしれない。

「ヒャヒャヒャッ! こいつァ最高だ。こんなに返り血を浴びちまうと、

 まるで、デーモン小暮かジーン・シモンズみてェだゼッ!」

+ MVC3では
MVC3ではドーマムゥのEDに登場。
彼の配下となり、ギャラクタス侵攻の裏側で暗躍。
「カプコン側の」魔物達を集め(ちゃっかり豪鬼も居たりする)、両方の世界への侵攻準備を整えていた。
ちなみに、ドーマムゥに対して丁寧語で話しているため多くのプレイヤーを驚かせた。
でもそのおかげで「絶対裏切る」とも言われている。ひでぇ。


キャラクター性能

初代ないし『ハンター』では変幻自在でトリッキーなキャラと言う位置づけ。
地上での「レバー入れ中P」などのリーチの長い牽制技&「しゃがみ強P」対空などで堅いプレイも出来るし、
「空中ダッシュ」や「虫ドリル」、「デスボルテージ」ぶっ放しなど動き回ったプレイも強かったりと使い手のによりスタイルが大きく違ってくる。
空中からの軌道変化も豊富で、本命の「スカルスティング」が当たれば「中足」>「デスボルテージ」で5割ゲットは強烈。
防御面でも緊急回避の「ヘルズゲート(ワープ技)」があったり、
当て投げにしゃがみ歩きが有効だったりと地味に強い技が揃ってるが、全体的にみると器用貧乏な印象が拭えない。

+ 『セイヴァー』
『セイヴァー』は以前と比べほぼ別キャラと言って良いほどに性能面の変化が見られ、
『ハンター』では最強キャラから見れば一段劣る存在だったが、一気に頂点へ登り詰めた。

まず中間間合いから一気に大攻撃の低空で入りヒット確認から相手の赤ゲージを4割減らす強力なコンボや、
最大ダメージを狙わなくともHIT確認が簡単な下段の屈弱K2発の連打キャンセルを用いたコンボが可能。
このゲームで3強と言われているサスカッチ、Q-Beeですら下段始動の連打キャンセルからのコンボは有していない。
これだけでも他の強キャラより一歩抜きに出ている。

防御面においてはこのゲームで守りの必須と言われる“通常技対空”を所持。
『セイヴァー』には空中ガードがあり、『ストⅡ』でいうところの昇龍拳ですら空中ガード可能なため、
昇竜系の技よりも空中ガードができない地上での通常技が対空の方が価値がある。
ザベルは間合いごとに二種の対空があり、それを使いこなせばほぼ落ちない技が無い。
落ちない間合いであってもセイヴァーのシステムの一つであるAGやGCを使えば相手の飛び込みは回避可能。

また問題なのが、ザベルを他キャラが追いつけない域にまで引き上げる程の理不尽なガード不能技の存在。
他キャラの中でも一部のキャラはガード不能技をもってはいるが、それはゲージを使うなど状況限定の場合。
だがザベルのガー不技は、J弱Kの攻撃判定の残り部分を相手に当てるだけで良いという高性能で、
ガードされても特にリスクがあるわけでもなく当たれば当然そこから強力なコンボも可能。

ガード不能バグJ弱Kだけではただ飛込みが強化されただけに過ぎないが、
ザベルは低空ダッシュを持っている。しかも低空ダッシュガード不能が可能。
低空ダッシュなので、起き攻めにも、中間間合いの攻めにも使えただでさえ強力な低空ダッシュをさらに強化している。

そしてザベルは『セイヴァー』で唯一「地上(前・後)ダッシュ」と「空中(前・後)ダッシュ」両方を持っている。
ダッシュ技は展開の早いこのゲームでは攻守ともに非常に優秀な技といえ、一気に間合いを詰めたいときや、
一気に間合いを離したい時、両方に使えラウンド制でないこのゲームでは試合を支配するために非常に都合の良いもの。
発生と同時に無敵のつく「ヘルズゲート」で端に追い詰められてもすぐに逃げられるのも強みである。

このように数え上げれば切りがないほど高性能なザベルだがその一方で弱い部分も存在する。
それは高性能すぎるザベルのポテンシャルにプレイヤーが付いていけないという事。
ザベルには低空ダッシュやガード不能、使い分けが必要な通常対空など、
プレイヤーに負担をかける要素が他のキャラとは比較にならないくらいあるため、非常に扱い辛いキャラとなっている。
また『セイヴァー』はゲーム展開が非常に早く、相手はザベル側のプレイヤーのミスや処理の限界をつく戦い方を仕掛けて来るので
いくら高性能なザベルと言えどもちょっとしたミスから一気に死亡という事態もよくある。
これらの理由から「人間がザベルを使いこなすのは不可能。」とされ、サスカッチのように強プレイヤーが量産されると言うこともない。

そんな中でもザベルをそれなりに使いこなせるプレイヤーの殺戮ショー。
勘違いしないでよね!相手が弱いとかそんな生易しいレベルじゃないんだからね!
ザベル同キャラ戦はもはや別次元。

ダークフォースは「最終形態:アルティミットアンデッド」。発動するとル・マルタを腕に装着し、チェーンソーに変形させる。発動中は通常技が専用の削り効果のあるものになり、地上ダッシュとガードキャンセルの性能が変化する。ただし、効果時間中はほかの技を使用することができずくらい判定も分厚くなるという弱点も。

MUGENにおけるザベル

  • Zelgadis296氏作 『ヴァンパイア』仕様
強AIを搭載していなかった為に性能を生かしきれずにいたが、
キミーニョ氏のAIパッチが公開されてからは、まさに理論上最強を証明する形で、各大会で戦果を残している。
ただしキミーニョ氏のパッチは、Yahoo!ブリーフケースのアカウント消失により現在入手不可。
現在入手できるAIパッチはおまけの人氏製作のもののみである。
+ バグについて
またこのザベル、「ヘルダンク」使用時にル・マルタのゴールネットが消えて、エアダンクになってしまうバグが度々ある。
これはおまけの人氏のパッチを当てることで改善可能。
キミーニョ氏のAIパッチを使用、もしくはAIパッチ未使用の場合でも、CMDの記述を書き換えれば改善できる。
;Hell Dunk
[State -1, Hell Dunk]
type = ChangeState
value = 2000
TriggerAll = var(59) = 0
triggerall = command = "Hell_Dunk"
triggerall = !var(12) ;D.F. OFF
triggerall = power >= 2000
trigger1 = statetype = S
trigger1 = ctrl
上記の記述をちょっと書き換え、
;Hell Dunk
[State -1, Hell Dunk]
type = ChangeState
value = 2000
triggerall = !var(59) && command = "Hell_Dunk"
triggerall = !var(12) ;D.F. OFF
triggerall = power >= 2000
trigger1 = statetype = S
trigger1 = ctrl
これでル・マルタがちゃんと表示される様になるはず。

  • 操氏作 『ヴァンパイアセイバー』仕様
フェリシアを制作した操氏が公開した、『セイヴァー』仕様のザベル。
ジャンプ弱Kのガード不能バグ、スペシャルストックゲージ、白ダメージ倍率設定をスイッチで調節可能。
sk氏のAIが公開された。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結
非表示

出演ストーリー

+ 一覧




「失せな、死にぞこないが!
        あ、俺もか?ギヒャヒャヒャ!!」