仮面ライダービルド

「仮面ライダービルド」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

仮面ライダービルド - (2018/11/30 (金) 22:47:38) の編集履歴(バックアップ)


━火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした「スカイウォールの惨劇」から10年。
    我が国は、東都・西都・北都の3つに分かれ、混沌を極めていた……━





■スペック
「ラビットタンクフォーム」
■身長:196.0cm
■体重:99.0kg
■パンチ力:9.9t(右腕)/17.0t(左腕)
■キック力:23.7t(右脚)/17.8t(左脚)
■ジャンプ力:55.0m(ひと飛び)
■走力:2.9秒(100m)
★必殺技:ボルテックフィニッシュ!










「さあ、実験を始めようか」

2017年9月から2018年8月まで放送された 平成ライダーシリーズ 第19作、『仮面ライダービルド』にて主役を務める仮面ライダー
科学者である記憶喪失の青年・桐生戦兎(きりゅう せんと)が変身する。橘さんの前任の人とは関係ない
ちなみに設定年齢26歳と、平成ライダーの主役としては年長の部類に入る

火星から持ち帰られた遺物「パンドラボックス」の力により突如出現した巨大な壁「スカイウォール」によって日本列島が三国に分裂した、
というシリーズの中ではやや珍しい世界観が舞台。
壁から噴き出すネビュラガスの注入により、人間を怪物『スマッシュ』に改造する謎の組織『ファウスト』と戦う。*1

+ 桐生戦兎
演じるのは犬飼貴丈氏。戦兎は物語開始のしばらく前に、分断された日本のうち東都のとある場所で過去の記憶を失った状態で発見され、
カフェ「nascita」のオーナー・石動惣一に匿われている。
発見当初は自分の名前さえもわからない状態で、「桐生戦兎」という現在の名前は、
石動が行きつけの床屋の店名「バーバー 桐生 」とビルドの基本形態「ラビットタンク」(車+)を組み合わせて命名したもの。
二年連続でキラキラネームかよと思った人は安心していい。代わりに次回作の2号ライダーが…だが
石動に託されたビルドドライバーで仮面ライダービルドに変身、東都に出没するスマッシュを倒して人々を守る正義の味方をやりながら、
自身の記憶に唯一残る謎の「コウモリ男」に繋がる手がかりを求めている…という状況から物語は始まる。
なお、物語当初は戦兎の正体を知ることも目的の一つであり、物語が進むにつれて一捻り入れられた展開も描かれた。夜は焼肉っしょ!ハッハッハッハ!

研究開発能力は極めて高く、物語最序盤では東都の先端物質学研究所に研究員として所属したこともある。
(当然、素性が不明なので物凄く怪しまれたが)
自分用の武器はおろかフルボトルの成分を抽出して新たなパワーアップアイテムをも自作してしまったり、
ビルドドライバー自体を短期間で複製してみせたり、暴走形態の制御さえも新装備で解決するなどなど、
主役ライダーでありながら装備開発担当をも兼ねている。
実は敵味方かかわらず、作中のフルボトルやネビュラガスに関係するアイテムの大半の開発には彼自身が関わっていたりする。
新装備を開発すると「はやく試したい…」とそれを室内で他人がいるのもお構いなしに振り回しながらはしゃぐという、危ない癖がある。

その科学方面の実力もあり度々自らのことを「天っ才物理学者」と称して憚らず、
仲間である万丈をザコ・サブキャラ呼ばわりして自分が主役と称するなど一見ナルシストで身勝手。
一方で仮面ライダーとして戦う理由を聞かれると 「ラブ&ピースのため」 と臆面もなく言ってしまう面もあるが、
これらは周囲を心配させまいと空元気で無理に明るく振る舞った結果であり、実際は内罰的で一人で抱え込みやすい性格

記憶喪失で過去を持たないが故に理想の自分の姿を求め、自身が正義の味方たることを心の拠り所としている部分がある。
後半は自らの作ったライダーシステムのせいで戦争が引き起こされたという自責の念から、
ライダーシステムで戦い平和を勝ち取ることで、科学が人間を幸福にすることを証明しようと努力している。

そしてその思いは劇中で何度も裏切られ、その度に顔を曇らせくじけさせられることになる。

「最悪だ…!」

それでもラブ&ピースが裏切られない世界のために、彼を認めた数少ない仲間達と共に争いを引き起こす悪意と闘い続けた。


+ 変身システム・形態解説
Are You Ready?

「変身!」

鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!

変身アイテムは例によって黙ると死ぬベルトの ビルドドライバー 及びネビュラガスをボトルに封入した フルボトル
ビルドはこのフルボトルを有機物(生物・職業)と無機物(人工物・鉱物)のボトルをそれぞれ1本ずつ、ベルトに2本装填して変身し、
その姿は右腕と左足、顔面左半分が有機物のボトル、左腕と右足、顔面右半分が無機物のボトルに対応した、2つの成分の要素が混ざった姿になる。
また複眼もそれぞれの成分にちなんだ中々ユニークな形状となる。

その中で相性のよいボトルの組み合わせは ベストマッチ 」と呼ばれ高い能力を発揮するのだが、
基本にして最初のベストマッチである''「ラビット」と「タン」''を代表として、
その組み合わせは一見まるっきり関係ないもの同士ばかりとなっている。
似た性質の組合せ(墨で目潰しするタコ+閃光で目潰しする ライト=オクトパス ライトなど)や、
逆に長所が被らない組み合せ
(腕力の強いゴリラ+硬度の高いダイヤモンド=ゴリラモンド、空を自在に飛ぶタカ+連射の利く飛び道具のガトリング=ホークガトリングなど)、
正反対の性質の組み合せ
(力はないが俊敏なウサギ+鈍重だがパワフルな戦車=ラビットタンク、永遠の命を持つ不死鳥+命を持たないロボット=フェニックスロボなど)は、
まだ感覚的に納得できるが、忍者+漫画=ニンニンコミック*2あたりからどこがどうマッチしているのか理解し難くなり、
ハリネズミ+消防車=ファイヤーヘッジホッグやらバラ+ヘリコプター=ローズコプターになってくるともはやシュールレアリズムの領域である。
これは実はベストマッチが決定された要因が成分自体の相性とは本質的には関係がないためなのだが、この理由は後々になり判明する。

またベストマッチ形態では、変身完了時にビルドドライバーから各成分をイメージしたキャッチフレーズが流れる。
ラビットタンクは上記のものだが、それ以外にも 「封印のファンタジスタ」 キードラゴンのような素直に格好いいものから、
「定刻の反逆者」 海賊レッシャー 「繋がる一匹狼」 スマホウルフなどツッコミ所満載のものまでバリエーション豊か。

フルボトルは3つに分断された日本の東都・西都・北都に各20本ずつ、合計60本が存在し、すべてにベストマッチとなる組み合わせがある。
そのため理屈上は30種類のベストマッチ形態があるのだが、本編で登場したのはそのうち16種類、他媒体の映像作品を合わせても18種類に留まる。*3

ベストマッチとならない組み合わせのボトルでの変身も可能。これらは トライアルフォーム と呼ばれるが、ベストマッチと比べると出力は劣るようである。
そのためトライアルフォームの目立った活躍は序盤に限られ、多数のベストマッチや後述の強化形態が次々と登場した中盤以降は散発的な出番に留まる。*4
むしろ真価を発揮するのは半身を自由に組み合わせられる食玩アクションフィギュア『創動』シリーズでは

法則性がまるでないためベストマッチとなる組み合わせはドライバーかパンドラパネルに2本セットで差し込んでみるまでわからず、
色々な組み合わせを「実験して」探すしかない。
なお、ビルドドライバーのベストマッチ検知機能はこのために戦兎が改造して仕込んだものである。
ボトルのキャップに書いてあるだろとか言ってはいけない。多分劇中の方にはそんなもんねーから!

+ ネビュラガスとハザードレベル
ネビュラガスとはスカイウォールから発生している謎の黄色いガスである。
ファウストはこれを採取して人間に注入する人体実験を行っており、その産物がスマッシュである。
人体が持つこのネビュラガスへの耐性の強度を ハザードレベル といい、これが低すぎるとガスに耐えきれず死亡してしまう。
逆にハザードレベルが2.0以上だとネビュラガスを注入されてもスマッシュ化せず、3.0以上あればライダーシステムでの変身が可能になる。
つまり記憶を失う前の戦兎はネビュラガスを注入されたことがあるということになるが…?

本作のライダーやスマッシュの強さは基本的にハザードレベルの高さに比例し、高ければ高いほど能力がカタログスペックから上乗せされるため、
一種の戦闘力の指標となっている。
ライダーシステムには闘いを重ねるほどに変身者のハザードレベルが上昇するという性質があり、また個人の強い感情によっても上昇する
ライダーシステムに特定の装置を使用したりネビュラガスを体に再注入することでもハザードレベルを急激に上げて強くなることは可能だが、
前者は暴走や自爆の危険性があり、後者は以降一度でも大ダメージで変身の強制解除に至れば肉体が消滅して死亡するというリスクを負うことになる。

変身時にはビルドドライバーのハンドルを回すことで スナップライドビルダー という型のような装置が前後に展開される。
そこにボトルの成分がパイプを通じ注ぎ込まれてプラモデルのランナーのように各ボディを形成し、
最後に戦兎を前後から挟み込むように装着され変身完了、というなかなか大掛かりなシステムとなっている。
まあこれは序の口で、他のライダーやパワーアップ形態になると更に大規模で派手な装置がベルトから展開されるようになる。

ビルドドライバーにはフルボトルそのものだけでなく、ボトルの成分を取り出し加工したものを注入する別アイテムも装填でき、
戦兎が作り出したした新アイテムを使うことで次々とパワーアップ形態が開発されていった。

またビルド用のみならず、開発した専用アイテムを装填さえすれば、あとは各人用の調整すらなしに、
クローズやグリス、ローグといった本来他のドライバーを使う全く別の姿のライダー達用の強化形態への変身用にも使えるなど、
ビルドドライバーは高い汎用性を誇る。*5

  • ラビットタンクスパークリングフォーム
シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イェイイェーイ!

偶然採取したパンドラボックスの成分を使い、ラビットとタンクの成分を強化した形態。
各成分を封入した ラビットタンクスパークリング という缶型のアイテムを装填し変身する。
全身にラビットタンクの意匠に加え白いギザギザのラインや丸の模様が入る。複眼のタンクは発砲(発泡だけに)、ウサギは痺れた顔になる。
能力はラビットタンクの1.5倍に向上しており、攻撃に入る発泡のエフェクトにより威力が強化されるのが特徴。

  • ハザードフォーム
スーパーベストマッチ!
アンコントロールスイッチ!ブラックハザード!ヤベーイ!

ビルドドライバー上部に ハザードトリガー を接続し、ベストマッチのフルボトルで変身した形態*6
どのボトルで変身しても目以外の造形は同じで、
目とベルト周り以外の 全身が差し色なしで黒一色 (実際は部位ごとに色味や光沢の違う黒が重なっている)という異様な外見。
戦闘力は通常形態やスパークリングをさらに上回り、しかも戦闘中徐々にハザードレベルが上昇していく。
トリガー上部のスイッチを押しオーバーフローモードを発動することで、さらに戦闘力の底上げが可能。
おまけに敵の装甲を消滅させ防御無視で必殺技を叩き込む能力まである。

ただし使用中は脳に非常に大きな負担をかけ、比較的短時間で自我が消失してしまう。こうなると暴走状態に陥り、敵味方関係なく攻撃を加えるようになる。
といっても見境なく暴れまわるのではなく、一番近くの目標に対して効率的な急所狙いを叩き込むという行動を、
終始無言かつノーガードで延々と続けるという、機械じみた別の意味で恐ろしい状態である。
しかも普通にボトルチェンジもしてくるのだから手に負えない。

意識が全く無い状態なので、解除するには他の人間が猛攻をかいくぐって外部からハザードトリガーを取り外すか変身解除させるしかない。
攻撃しか考えておらず防御行動を取らない点は幸いである。
ピンチを切り抜けようとして使用するも味方に被害を出して本末転倒な事態に陥ってしまうことが多い正に天災なフォームだが、
この力に頼らざるを得ない程に戦兎達を巡る戦況が苦しかったということでもある。

  • ラビットラビットフォーム
オーバーフロー!
紅のスピーディジャンパー!ラビットラビット!!ヤベーイ!ハエーイ!

スパークリングにも相性のよかったラビットタンクの成分のうち、ふたつの同じ成分を使うことでハザードの安定制御を図った形態。
ハザードトリガーを接続したビルドドライバーに ラビットタンクフルフルボトル でラビットを選択し装填して変身。
ハザードフォームにウサギ型の赤い鎧を纏わせた姿となり、両目がラビットになる。
常にオーバーフローモード並みの出力を出しながら、フルフルボトルからの調整剤によって暴走は抑制されており、自我を保ったまま戦闘を行える。
特に素早さに特化しており、次元伸縮バネで足を伸ばしてキックするなどの技が使える他、
同時開発した大剣・大砲型の武器 フルボトルバスター に各種フルボトルを装填して放つ斬撃も得意技。
高出力の上にリスクも低くフルボトルもいらないので、後半は実質的に基本形態のような扱いとなった。

  • タンクタンクフォーム
オーバーフロー!
鋼鉄のブルーウォリアー!タンクタンク!!ヤベーイ!ツエーイ!

ラビットラビットと同じ要領で、ラビットタンクフルフルボトルでタンクを選択し装填して変身。
ハザードを素体に戦車型の青い鎧を纏った姿となり、両目がタンクになる。
装着時に鎧が小型戦車として走行しながら砲撃を行い敵を蹴散らしてくれる。
瞬発力以外のスペックがラビットラビットをさらに上回り、力強い戦闘が可能。フルボトルバスターでの砲撃を得意とする。
全身の履帯が駆動して組み付いた敵を削り取る武器となるほか、正座すると 下半身が戦車型に変形 し、そのまま走行して集中砲火を浴びせる。
瞬発力以外、とは 走力(スピード)も含むため、実質欠点なしの上位互換である。

  • ジーニアスフォーム

グレート!オールイェィ!
ジーニアス!
完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス!!スゲーイ!モノスゲーイ!

パンドラパネルから作り出されたハザードレベル上昇装置である小パンドラボックスにさらに手を加え、
内部にこれまでの全種類のフルボトルの成分やパワーアップ形態の粒子を保管して作り出した大型の ジーニアスフルボトル を装填して変身した姿。
ジーニアス(天才)なのにキャッチフレーズが馬鹿っぽいとか言ってやるな
これまでとは一転して白を基調としたボディに、目や腕を始め全身の各部に色とりどりのボトルが装填されている気持ち悪カラフルな外見。
(このボトルは変身時に生成されるもので、集めたフルボトルそのものではない。)
60本のフルボトルの能力すべてを使用可能で、作中では超スピードでの戦闘を主に使用している。
他にも防壁の展開や分身、浮遊、各属性を纏ったパンチなど多彩な技があるが、作中ではあまり強調されていない。
また敵に必殺技を叩き込む際に体内のネビュラガスを中和し浄化する能力を持っており、
これにより大量のネビュラガスを注入されてしまった相手を消滅させることなく救うことが可能。
これは装備したリアクターでフルボトルの成分を混ぜ合わせて新たな成分を作り出す機能をもって中和粒子を作ることで実現しており、
感情を乗せた一撃で相手に新たな感情を芽生えさせることもできる。


なお完全に余談だが、同じく2017年に放送開始した『ウルトラマンジード』も
「何らかの力を持つ筒状のアイテムを2つ使用する」という変身方法であることからビルドとの類似性が指摘されており、
「ビルっとしてても、ドーにもならねぇ!」なるネタが生まれた(ちなみに劇伴は両作ともに川井憲次氏が担当している)。
前作の『エグゼイド』に登場する仮面ライダー・パラドクスがの力を組み合わせて マザルアップ したり、
『プリキュアアラモード』の変身台詞が レッツ・ラ・まぜまぜ だったりと、
同時期のニチアサ・特撮の各所でベストマッチしていたのは蛇足の域。


専用バイクはマシンビルダー。フロントに丸ノコのように歯車がついた少々物騒な外見。
スマートフォン型のビルドフォンにライオンフルボトルを装填すると巨大化してバイク型になる。
スマホもバイクもフルボトルあるのになぜライオン?仕方ないでしょとっちも東都のボトルじゃないんだから
後半になるにつて移動手段としての出番は減り、通信機としての使用のほうが多くなった。

+ 外部出演
「『仮面ライダービルド』。
 『作る』『形成する』って意味の、ビルドだ。
 以後、お見知りおきを。シーユー!」

平成2期ライダーのお約束通り、ビルドは『仮面ライダーエグゼイド』の夏の劇場版『トゥルー・エンディング』で先行登場している。
しかしその登場はそれまでのような助っ人や共闘展開ではなく、エンディング後に 戦闘に乱入する形でエグゼイド達を襲撃し、
その能力をボトルの力で奪い取る 場面で映画が終わるという衝撃的なものだった。
さらに時系列としてはそれより1年前に当たる『エグゼイド』TVシリーズ第43話でもゲンムをエグゼイドと誤認して襲撃。
うっかり ゲンムのライフをひとつ削ってしまい人違いが判明するが、
これに対する謝罪をライフを奪ったことも含めて 「ごめーん」の一言で済ませて 決め台詞と共に帰っていった。

これらの現行ヒーローを踏み台にするかのような行動から、視聴者の間ではビルドに対して完全に 通り魔 の異名がついてしまい、
それについて悪びれもしない本人の態度に放送前からビルドに対する不信感が募ってしまった。
しかし『ビルド』本編が始まると、先行客演時のビルドとは全く違う戦兎の正義の味方たろうとする性格や、
世界観がこれまでの平成2期シリーズと繋がりそうにないことが判明し、視聴者はこれらの違和感に面食らうことになる。

これらの謎や先行客演時の行動の意味は冬の劇場版『平成ジェネレーションズFINAL』で見事に明かされ、
以降はビルドのこの一連の行動については むしろファインプレーだった と評されている。

そして独立した世界観に関してはTV終盤においてあるどんでん返しが行われることとなり、次作『ジオウ』へと続いていく。

『ジオウ』では、開始早々『ビルド』の存在そのもの(誤解を恐れず言えば 番組自体 )が歴史から奪われるという前代未聞の被害に遭う。

MUGENにおける仮面ライダービルド

多くの製作者の手が加えられたものが仮面ライダー製作Wikiにて公開されている。
2018年5月5日にいちキャラクターとしての素材が揃い、以後も更新が続けられている。

基本形態のラビットタンクフォームから各種ベストマッチや強化フォームに変身して戦う。
そのため、他のライダー同様に用途の異なる必殺技・超必殺技を揃える。

デフォルトAIは搭載されていないが、
同wiki内で9/13更新用のAIが公開されている。


「勝利の法則は決まった!」

出場大会



*1
倫理的な観点もあって平成ライダーにおいてライダーや怪人を明確に「改造人間」として扱うのは難しいとされている中、
テレビシリーズでこのような設定がされるのは実はとても珍しい。
その上、大抵は何らかの超自然的なパワーによって怪人になったり、明確な背景がぼかされたりするのが常であり、
昭和ライダーのように科学に基づく手術によって怪人化したという設定を全面に押し出しているとなると更に稀であったりする。

*2
東映的には『忍者戦隊カクレンジャー』がアメリカでの忍者ブームにあやかってアメコミ的演出を取り入れているので、
むしろこれ以上ないくらいのベストマッチだとも言えるのだが。

なお、戦兎は最初海賊+コミックを試そうとしていた。

戦兎「やっぱり海賊かなぁ!?」
万丈「どう考えても忍者だろ」

カンフーとか死神とかのボトルがあったらもっと迷っていたのだろうか。

*3
玩具としては全種類のフルボトルが発売されており、ベストマッチもDXビルドドライバーで確認可能である。
またボトルのパッケージに描かれたCGやゲーム作品などで能力や姿が明らかになっているベストマッチもある。
60本のフルボトルに含まれないにもかかわらずベストマッチになるアイテムや、
ビルドドライバーの玩具側に判定バグがあり 正常に反応しないため、ボトルが発売されていないベストマッチも存在する。

*4
一方で類似点が多いオーズの亜種形態は、強力なコンボよりも体力の消耗が少ない、敵の属性や戦況に応じて有利な組み合わせを相棒が選んでくれる、
変身アイテムであるメダルの争奪戦によりコンボが使える時期が限られる……といったメリットや事情により、コンボと住み分けている。
何で理系ライダーの方が属性相性バトルを投げ捨てて強化形態の力押しになってるんだろうか。まぁ海の向こうにもそういう社長がいるが

また中盤以降は現在どのボトルを誰が所持しているのか作中であまりはっきりと示されていなかったり、
ボトルがいらない強化アイテムばかり開発されて基本形態用のボトルすら奪われても問題なく話が進んでしまうなど、
キーアイテムの割に軽視され持て余されている感は否めない。
どう考えても50話前後では差別化して作中で出し切ることができない量のボトルが玩具でラインナップされており、
近年のコレクションアイテム系玩具展開の弊害が大きく出てしまったと言える。

*5
玩具的に他ライダー用のベルトであるスクラッシュドライバーの拡張性が低いため、
強化するにはビルドドライバーで強化アイテムを出さざるを得ないという事情もあると思われる。

*6
資料によってはベストマッチ以外の組み合わせも可能としているが、作中ではベストマッチ以外を使用する描写はない。