ローマン


史上最低のZ級映画の1つと名高い1953年公開のアメリカSF映画『ロボット・モンスター』に登場する宇宙人。
バットマンヴィランニコ・ベリックの従兄弟ではない。あとロマンでもない

全人類を絶滅させるように命令されていた宇宙人で、殺人電磁波「コズミックブラスト」が武器。
実際に地球の人類を滅亡寸前に追い込むが、運よく生き残った地球人が観測されていることを司令官から聞かされて殺害を試み、
残された地球人達は何とか生き延びる術を得ようと足掻く……というストーリーはいかにも侵略モノにありがちなものだが、
この作品はとにかくツッコミ所満載を通り越してツッコミ所しかないクソ映画なことで知られる。
+ ここがヘンだよ『ロボット・モンスター』
  • ローマンの見た目
潜水服のヘルメットを被ったゴリラにしか見えない外見が最大の特徴。
1898年のH・G・ウェルズ氏の『宇宙戦争』のエイリアンは当時の技術では実現が難しく、
当時の宇宙人像は1902年の『月世界旅行』を皮切りに、『超人対火星人』のようなヒューマノイドタイプが多かったが、
宇宙人が非文明的という認識の時代に作られた『月世界旅行』はともかく、後の時代の作品では基本的に近未来的なデザインの宇宙人が多く、
ローマンのデザインは当時から見ても仮装大賞にしか見えないものだった。
それもそのはずで、余りの低予算のため監督はスーツを用意できず、
撮影所にたまたま置いてあったゴリラスーツと宇宙飛行士のヘルメットを借りて使っていただけで、
そもそもこの映画用に作られたプロップではなく、ありあわせである。

  • ストーリー
登場人物が前のシーンで話したことと矛盾する行動を平気で取るのは序の口で、
父が死んだと話すキャラの父親が後から登場したりと支離滅裂な展開が平気で起こる。
一応宇宙人が最終攻撃をする直前で目を醒して夢オチと明かされるが、
当初からの構想ではなく監督の後付けらしく、正直無理な脚本を強引に誤魔化すためにしか見えない。

  • 演出
映画で使用された特殊効果はほぼ全て既存映画のバンク(使い回し)であり、
脈絡なく登場した恐竜も『紀元前百万年』『燃える大陸』など他映画の流用である。

  • 製作期間
4日
大映版ガメラも真っ青なスケジュールである。

  • タイトル
『ロボット・モンスター』なのに肝心のロボットモンスターが出てこない。
他にあてはまらないし恐らくローマンのことを指してるのだろうが、彼がロボットだという設定は劇中では語られない。
というよりそもそも彼は月面人という設定である。

音楽だけは後に『荒野の七人』や『大脱走』で有名になるエルマー・バーンスタイン氏が担当しているのでそこそこ好評。
氏のインタビューによれば、当時赤狩りのグレーリストに名前が載っており同作のようなマイナー映画会社の仕事しか無かったらしいが、
氏は気にすることなくかなりノリノリで作曲していたらしい。
せめてSF映画ではなくコメディ映画として放映すれば評価も違っただろうに…。

しかし、このあまりに突き抜けた駄作っぷりのせいで逆に「不朽の駄作」としてカルト的な知名度を獲得しており、
エド・ウッド作品や『アタック・オブ・ザ・キラートマト』と並んで、
「どの映画が一番のZ級映画か」という命題では必ず名前が挙がる映画となっている。
低予算映画レビュー家として名高い知的風ハット氏からもニコニコでの活動期に投稿していたレビュー動画にて、
『ロボット・モンスター』を取り上げられる程には知名度が高かった(現在は動画削除済み)。

またオカルト創作サイト『SCP Foundation』ではこのローマンの画像がSCP-2006の外見として使われている。
他人を恐怖させる事を行動原理とし、何にでも姿を変える事ができる恐ろしい能力を持つが、肝心の知能が低いため、
財団は敢えてローマンの姿に変身させた上で怖がる演技をする事でSCP-2006を騙して水際対策をしている、という設定。
記事自体はホラー仕立てにはなっているが、要は「全く怖くない」というクソ映画要素をネタにした一種のジョークである


MUGENにおけるローマン

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。何故作った
Gesura505氏が手掛けた東宝版キングコングスプライトをベースに作られており、
主に近接攻撃を中心にして戦うインファイター寄りの性能になっている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「首絞め」「突撃」、広範囲攻撃「コズミックブラスト」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
参考動画(1:25~)
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出場大会

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最終更新:2022年06月12日 11:32
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