タイプ:どく
分類:コブラポケモン
高さ:3.5m
重さ:65.0kg
特性:いかく
(場に出た時や、この特性に変わった時、相手の「こうげき」を1段階下げる。
手持ちで先頭にしている時、自身のレベルより5以上低いレベルのポケモンの出現率が半分になる)
だっぴ(ターン終了時に、自分の状態異常が30%(第3世代では1/3)の確率で回復する)
隠れ特性:きんちょうかん(場に居る間、相手の場に居るポケモンは全員きのみを使用できなくなる)
おそろしげな おなかの もようは けんきゅうのけっか
6しゅるいほど パターンが かくにんされている。
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担当声優 |
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坂口候一
- アニポケ(ムサシの手持ち)
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古島清孝
- 『キミにきめた!』
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任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一匹。
第1世代から登場している古株。
名前の由来は「cobra」(
コブラ)を
逆から読んだ事から。
進化前のアーボが「ボア」(boa:ニシキヘビの近縁の蛇)をカタカナで逆から読んだ名前で、語源が違うのに進化前後で名前の語感に繋がりがある。
アーボがLv22になる事で進化する。
胸にある人の顔の様な模様で敵を威嚇し、体で巻き付いて相手を締め付ける攻撃を得意とする。
その締め付ける力は
ドラム缶をも潰してしまう程。
ちなみに公式書籍によれば、ラッタとは犬猿の仲らしい。
なお見ての通り蛇だが、タマゴグループは
ドラゴンとなっている。
ワームのイメージだろうか?
実は第1世代のみ、背面に黒いギザギザ模様があったのだが、
以降の世代やアニメ・漫画ではなかった事になっている。
模様のパターンが複数存在するという設定を反映してか、
初代のポケモンたちが『青』バージョンに合わせて公式イラストが一度描き下ろされた際に異なる模様のアーボックが描かれたこともあった。
しかし『FRLG』準拠の新たな公式イラスト(本項冒頭で使用されているのはこちら)やドット絵では初代と同じ模様となり、第4世代以降は基本的にそちらで固定されつつある。
パッチールやビビヨンに複数パターンの模様が用意されているので、アーボックにも同様の仕様があっても良さそうではあるが……。
ちなみに、上記の説明文は初代『ピカチュウ』版におけるものだが、第7世代『USUM』によると最新の研究により20種類以上のパターンがあると判明したらしい。
アニポケでは
ロケット団のムサシが使う手持ちとして知られており、無印編の第31話にて彼女のアーボが進化。
以降は同話にて進化したコジロウの
マタドガスと共に長らくレギュラーを張っていたが、
アドバンスジェネレーション編にてポケモンハンターに狙われた野生のアーボやドガース達を護るために泣く泣く別れる事に。
その後は新たな蛇ポケモンとしてハブネークが加入したが、別れた後もアーボックを模した小物を持ち歩いていた。
また、同作のカントー四天王キクコのアーボックはキクコの指示で胴体の模様を変化させて、
能力を変動させる「死化粧」なる特徴を備えている(ゲーム風に例えるなら性格補正・努力値を任意に操作可能といった感じ)。
2016年に行われた「ポケモン総選挙720」では78位にランクインした。
余談だが、2021年1月頃のインターネット界隈において、
「『艦隊これくしょん』の時津風にアーボックが巻き付いている」というシチュエーションのイラストが随所で見られるという珍事が起きた。
公開されていたのが主にリクエストサービスサイトであった事から「同一人物による複数のイラストレーターへのリクエストなのでは」と推測され、
その後依頼主である人物が名乗りを上げ表明する流れとなった。
なお、依頼内容の理由は「単純にアーボックと時津風の二キャラが好きだから」とのこと。
原作中の性能
HP:60
攻撃:85→95(第7世代以降)
防御:69
特攻:65
特防:79
素早さ:80
合計:448
攻撃のステータスが一番高く、一見アタッカー向きに見える……が純粋な力押しをするには数値的に物足りないものがある。
そのため第3世代まではイマイチ扱いづらくパッとしない立ち位置だった。
しかし、第4世代に入ってから積み技の「たくわえる」が耐久を上げる仕様になった事もあり、耐久型としての活路が見出された。
「へびにらみ」による麻痺撒きや「うらみ」によってPPを削るような妨害もできる点でも適している。
特性はどちらも有用で、攻撃を下げる「いかく」で物理相手に強く出られたり、「だっぴ」は「ねむる」による眠り状態を早く回復できる可能性がある。
第5世代では攻撃、防御、命中を同時に上げられる「とぐろをまく」を習得し、
低命中の高火力技の「ダストシュート」を補助しつつ、耐久も狙える技構成も考えられるようになっていた。
これらに加え、状態異常「どくどく」やバインド技「まとわりつく」などで持久戦に持ち込むのがメインとなる。
その反面、素の種族値の低さから初撃を耐えられるか否かが生命線となり、最初に積める隙があるならジャイアントキリングも期待できる一方で、
積む暇も無い高火力で攻めてくる相手は極端に苦手と、得手不得手の差が激しい。あと、耐久ポケ全般に言えるが「ちょうはつ」は天敵。
この点、HPを底上げしつつダイマックス技で積めるダイマックスとの相性は非常に良いはずなのだが、
残念ながら第8世代ではリストラ組に入れられた。
第9世代では当初は二世代連続でリストラ枠に入れられていたが、DLCで復帰。
種族値は据え置きながら「はたきおとす」「どくびし」「きゅうけつ」などの技を新規取得しており、
「いかく」から「どくびし」に繋げる起点作りから「とぐろをまく」&「きゅうけつ」の吸収コンボが可能になるなど、
相手次第で得手不得手が激しいところはそのままながらも大幅に強化された。
タイプの変化が可能なシステム「テラスタル」は、サブウェポンこそ豊富な上に特に苦手な「じしん」への対策になるため、
確かにアーボックと好相性に見えるが、どくタイプ自体が元々エスパー・じめん以外への耐性に優れており、
さらにアーボックがエース級の種族値ではなく
立ち回りにも工夫が必要なため、活用できるのは上級者に限られる。
総じて特性や技に恵まれており、全体的にステータスがやや低い割には、対戦環境でも一定の活躍ができるポケモンと言えるだろう。
MUGENにおけるアーボック
のあしめ氏のアーボックをEnder氏が改変したキャラが公開されている。
3.5mという設定に合わせてか、サイズがやや大きめ。
改変元とは異なりWinMUGENでも使用可能となっている他、
人を選ぶ演出(所謂リョナ系)がある「まきつき」と、
ベトベトンを
ストライカーとして呼ぶ技が削除されている。
AIは
並程度の強さのものがデフォルトで搭載済み。
参考動画。 お相手はmadoldcrow1105氏&doug1105氏のダドリー・パピー
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出場大会
最終更新:2025年03月07日 19:25