デリバード



     
  • 分類:はこびやポケモン
  • 高さ:0.9m
  • 重さ:16.0kg
  • タイプ:こおり・ひこう
  • 特性:やるき(眠り状態にならない。先頭に置くとレベルが高い野生ポケモンに出会いやすくなる)
               はりきり(攻撃が1.5倍になるが、物理技の命中率が0.8倍になる。
                                 先頭に置くとレベルが高い野生ポケモンに出会いやすくなる)
  • 隠れ特性:ふみん(眠り状態にならない野生ポケモンへの干渉は無いため「やるき」の下位互換

ふくろのような しっぽに たべものを たくわえる しゅうせいを もっているよ。
たくさん ためこみすぎて おもくて うごけなくなってしまった デリバードもいたね。

+ 担当声優
小西克幸
アニポケ、『ポケパークWii』
山口勝平
『ピカチュウのふゆやすみ』

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第2世代(『金・銀』)。
名前の由来は恐らくデリバリーバード

ペンギンのような外見に赤と白で彩られたサンタクロースを連想させる体色をした鳥型のポケモン
袋状の尾で餌を包み運ぶ習性があり、切り立った崖に巣を作り雛のために1日中餌を運んでいる他、
登山者や遭難者に餌を分け与えることもある。
但し雑食である為たまに変な物を渡される事もあり、虫ポケモンを渡された実例まである程。
ペンギンっぽい見た目に反して一応飛べるが、片手で尾を持っているためもう片方の手で踏ん張って飛んでいる

(以上、wikipediaより引用・改変)

ポケモンのユーザーの間ではクリスマスの時期には、ミラクル交換、マジカル交換などで、
「おうかん」やタワー好成績報酬のきのみなどの希少なアイテムを持たせて、
デリバードを放流するという習慣がある。

第9世代の『バイオレット』では未来からやってきた「パラドックスポケモン」の一種としてデリバードに似た「テツノツツミ」が登場。
見た目はロボット化したデリバードのような姿をしており、デリバードから(生物学的な意味で)進化した種族とも言われているが、
凶暴な上に首が取れるなど原種とかけ離れたショッキングな生態の持ち主であり、真偽の程は定かではない。
また舞台となるパルデア地方にはデリバードの名を冠した「デリバードポーチ」というショップが展開している。
ポップの書体といいペンギン系のマスコットといい、どう見ても『驚安の殿堂』です本当にありがとうございました

+ メディアミックスにおける活躍
アニメ版ではロケット団側のポケモンとして登場
(ムサシとコジロウの手持ちではなく、開発しては数分で壊されるマシンの費用にかかった借金の取り立て役)。
ロケット団のポケモンの中では最強クラスの実力を誇り、ピカチュウをあと一歩の所まで追い詰めるも、
とどめのつもりで繰り出した「プレゼント」で回復させてしまい、逆転負けした。
その後は配達員や連絡係として度々登場しているほか、アニメOPにおいても逃げるムサシ達にプレゼントを投げ込むカットが存在。

漫画『ポケットモンスターSPECIAL』では仮面の男の主力ポケモンとして登場し、
数十匹のギャラドスをいかりの湖ごと凍らせたり、相性不利&伝説のポケモンであるホウオウに勝利したりと、
仮面の男の手持ちの中でもトップクラスの戦績を上げている。

『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズでは上記のポケスペ並みの強者としてユーザーのトラウマとなった
『赤・青の救助隊』では「プレゼント」の効果が「相手を40回復するか、40・80・120の固定ダメージを与える」という効果となっており、
特性「はりきり」なので攻撃が命中しない事もあるものの、下手したらレベル100でも一撃で致命傷となる死を送るサンタとして恐れられた。
『空の探検隊』では最大75に下がったがそれでも強力なことに変わりはなく、レベル1ダンジョンの「ゼロのしまとうぶ」などでは食らうとまず即死してしまう。
『救助隊DX』では「プレゼント」は味方に対して使うと必ず回復するという「かふんだんご」のような性能に変化している。


原作中の性能

HP:45
攻撃:55
防御:45
特攻:65
特防:45
素早さ:75
合計:330

あのカントー三鳥のフリーザーと同じ複合タイプを持つポケモンでありながら、
種族値はラブカスと同等で進化も無く、その性能はお世辞でも実戦で使い勝手が良いとは言い難い。
さらに自力で覚える技が第6世代まで「プレゼント」のみであり、その効果も
威力40(40%)、80(30%)、120(10%)の攻撃と相手のHPを1/4回復する効果(20%)のいずれかか起きるという、
安定性には程遠いロマン技であった。
一応アンノーンなどと異なり、タマゴ技や技マシンがある程度使用可能なのは救いか。
おまけに初出の『金・銀』では出現場所が「こおりのぬけみち」だけで出現率が低いため遭遇も困難で、
さらに捕獲率も低い上にすぐ逃げるため捕獲も難しかった。
なお『金・銀』ではプレゼント自体がバグっており…(12:51~)

以降の世代でも強化されていると言えばされているのだが、
レベルで覚える技に第7世代で「ドリルくちばし」が追加された程度で、
技マシンやタマゴ技に頼らなければならないのはどの世代でも共通。
おまけに隠れ特性の「ふみん」は通常特性の「やるき」と戦闘効果は同じという不遇っぷり。
そして相応のアタッカーなら状態異常などの搦め手抜きなゴリ押しで倒せる程度の種族値のため、眠り無効を活用する機会も少ない。
結局「はりきり」に落ち着いてしまい型も狭く、不遇ポジションから脱却した世代は無い。

一応、「ねこだまし」を覚える唯一の飛行タイプという個性はある他、
必中の「つばめがえし」は「はりきり」のデメリットを無視して威力上昇だけ受けられるので高相性。
第9世代で取得した「イカサマ」も攻撃の低さを補えるため使いやすい。
また、「みちづれ」「カウンター」は種族値の低さを逆手に取り、
安直にゴリ押しで倒そうとした相手に逆襲しやすいという悲しい適性の高さを持っている。
また、こおりタイプでは珍しい「おきみやげ」の使い手でもあるため、
「オーロラベール」を使った後で即退場して仲間をサポートするというこれまた悲しい自主退場前提の使い方もある。

ちなみに派生ポケモンであるテツノツツミだが、デリバードとは覚える技やタイプの違いに加えて、
種族値で全て上回りその内100越えは3つ、合計で240もの大差があるため、最早比較対象にすらならない。
パラドックスポケモンにはよくある事だが、完全に別のポケモンとして考えよう。
その強さのためか、上記のロケット団や仮面の男のデリバードの正体はテツノツツミだったのではないかという説が浮上している。
しかもアニポケはともかくポケスペの方は実際にそうなる可能性が無いとは言い切れないのが恐ろしい所である


MUGENにおけるデリバード

piitpiiii!氏の製作したキャラが存在する。公開日は2022年12月20日。
原作同様に威力や効果がランダムで変わる「プレゼント」をばらまく爆撃攻撃を使う他、
天候を変える「ゆきげしき(あられ)」を使用したり(雪だと防御力が1.5倍になり、あられだと全画面に攻撃判定が生じる)、
天候が「雪」か「あられ」の時のみ使用可能な技「オーロラベール」で敵のダメージを軽減させたり、
自分のHPを4分の1削って展開中は本体無敵となる分身を出す「みがわり」があるなど、防御面に秀でた性能をしている。
カラーによって性能に差があり、ランクは1Pが凶~狂下位で、12Pが狂最上位想定。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会



最終更新:2024年12月23日 16:43