アノマロカリス


これらの化石動物が、節足動物であっても、既存の分類群に当てはまらないものが多く、
中には門そのものの帰属すらはっきり確定できないものが多数ある。
                              ──古生物学者ハリー・ウィッチントン談

アノマロカリスとは、カンブリア紀中期の海に生息していた海棲生物の一種である。
この時代の動物としては最大かつ最強で、カンブリア紀の生態系の頂点に君臨していた。
全長は60cm程度、最大では2mに達するものもいた。
当時の生物は大きくても基本的に数十cm程度だったため、正に時代の覇者と言えよう。

身体は大きく頭部と胴体に分かれている。頭部前方にはエビの尻尾に似た2本の触手が下向きに曲がって生えている。
これで獲物を捕らえ、頭部下面にある口へと運んだ。口には放射状に開閉する歯があり、これで獲物を噛み砕いた。
鋭利な歯のようなもので齧られた三葉虫の化石がしばしば発見され、三葉虫を主食にしていたものと思われる。
頭部上面両側には大きな眼が短い柄を介して張り出している。胴体両側には大きな鰭が13対付いていて、
これを波打たせるようにして動かす事で泳いでいたとされる。

アノマロカリスが活躍したのはカンブリア紀中期の約5億2500万年前から約5億500万年前までの約2000万年の期間であるが、その後はぷっつりと途絶えている。
当時は大きな気候変動などが起きたという証拠は無く、生態系の王者として君臨していたはずの彼らが何故絶滅したのかは分かっていない。
とはいえ、最近になって四億四千万年前の地層から1mサイズのアノマロカリスが出土したり、
そこから更に下って三億五千四百万年前のデボン紀にも、小型のアノマロカリスが存在していた事が発見されている。
何だかんだで、結構長生きした種族なのである。

発見当初

19世紀末にこの生物の化石が発見された時、古生物学者達はとても悩まされた。
発見されたのは海老の尻尾のような部位で、どこを探しても頭や普通エビならあるはずの消化管(所謂「背わた」)も見当たらないなど、
エビと呼ぶには妙な特徴ばかりなこの化石に「奇妙なエビ」という意味で「アノマロカリス」と学名が与えられた。
その後、ロッキー山脈中の地層から質の良い化石が多量に出土され、カンブリア紀の生物に関する研究は急速に進んだ。

古生物学者チャールズ・ウォルコットは出土された化石の中から更に真ん中に穴の開いたクラゲ、鰭のあるナマコを発見する。
その後、1970年代になってハリー・ウィッチントンらがそれまで発見された化石を再検討する事になり、
その結果エビ・クラゲ・ナマコがひとつにくっついた化石が発見され、それまで別個の生物と思われていた、
エビ・クラゲ・ナマコは、実は一つの生物のそれぞれ触手・口・胴体である事が判明する。
そして1985年、この新発見の生物に改めて「アノマロカリス」の名が与えられた。
……そう、こいつは学術的には比較的最近になってようやく認められた存在なのだ。

近年の研究

このページトップのイラストやこのMUGENキャラとしてのアノマロカリスもそうだが、
海中を泳ぐ復元がなされているのは脚が無い(発見されていない)ためである。
しかし、最近の研究では後述のオパビニア等、近縁と見られる種に脚を持つ種類が非常に多い事から、
泳ぐのに使われていたとされる鰭の根元に海底に着床するため(もっと言えば歩くための)の肢が見付かっていないだけで、
たくさん並んでいたのではないかとも言われている。もしかするとこんな姿だったのかもしれない……。

また、近年ではアノマロカリスは生態系の頂点どころか三葉虫を噛み砕く事もできず、
屍肉やぜん虫類を主食としていた生物だという研究結果も上がっている。
遥か五億年も前の生物、その生前の姿を体の断片だけで推測すると言う事はとても難しく、ロマンのある事なのだ。

(以上、ニコニコ大百科より抜粋・改変)

よく分かるアノマロカリス
どうしてこうなるまで放っておいたんだ!


MUGENにおけるアノマロカリス

イリス等の製作者である特異点氏によって製作されたものが、2009年12月13日に公開された。
現在はtwitterプロフィールにあるOneDriveにて公開中。
色んな意味で何故こいつを選んだと突っ込みたくなるチョイスである。
レギオンデストロイアといい甲殻類みたいな怪物がお好きですか。
…まあ、当時の生態系の頂点で、奇怪な体構造をしており謎の絶滅を遂げたという事もあって、
それなりにロマンのある生物なので古生物マニアの間では結構人気があるのだ。

かなり小さいキャラであり、格ゲー補正で空を飛ぶ、空中砲台キャラである。
何で海の生き物が飛ぶんだよw」と思う方も居るかもしれないが、大丈夫。普通は人間も飛ばない
むしろ『ダライアス』的な意味で考えればどこもおかしくはない
(実際、シリーズ4作目の『Gダライアス』には、ラスボスの1体として、
 アノマロカリスをモチーフとした『アコーディオンハザード』と言うボスが登場する)。

カラーによって強さのランクがある程度変化する。
ただしreadmeによると1P~3Pは浮遊せず強クラス、4P~6Pは浮遊して凶クラス、となっているが、
特異点氏のブログによるとこの内容はAIが無かった時代の話で、現在のバージョンは1Pでも立派な凶キャラである。
少なくとも最新版のデフォ設定なら1Pでもエルクゥ相手に生き残り、時間切れを狙える強さはあるのでそのつもりで。
7P~9Pは狂クラスで、浮く上にアーマー追加。
10Pは神キャラとなっている。11Pは論外となっており、鬼巫女零の直死にも耐えたりする。
12Pも論外だが、11Pに比べると耐性面は下がり、アノマロカリスキラーが有効になっている。

搭載されている技は以下の通り。
  • 触手を伸ばして攻撃。
  • 何処からかアノマロカリスの口が現れ、空間に当たったら吹っ飛ぶワームホールを設置する
  • 2ゲージ消費で同じカンブリア紀の古代の仲間達を召喚する。同時に200匹以上存在していると、
    即死判定付きの巨大なアノマロカリスが出現(ゲージ的には10ゲージ分くらい必要)
更新によって「古代の仲間達を召喚」にオパビニアとハルキゲニアが追加された。
オパビニアに当たると相手のゲージが減少する。ハルキゲニアは地面を歩いてきて、当たると相手を転倒させる。
さらに2009年12月18日の更新によって古代の仲間達がオートストライカーとして出現するようになった。

     
+ オパビニアとハルキゲニアについて
オパビニアは5つ目と長いハサミ状の吻を備えた頭部を持つ変な形の生き物。名前の由来は「岩場のもの」。

ハルキゲニアは無数の足と背中にある7対のトゲが特徴。名前の由来は「幻覚が生んだもの」。
ハルケギニアではない。
アノマロカリス以上に復元図における姿が二転三転する事でも有名で、
以前は上下が逆だった上に画像左に丸い頭がついた復元図が主流だったが、
2015年に画像右の部分に目や環状の口があったという研究が発表されたと同時に、
それまで頭だと考えられていた丸い物体は潰されてはみ出ていた内容物(≒ウ●コ)だと判明した。
キャラ作成時期の関係上、MUGENのアノマロカリスは丸い頭が付いた方を呼び出す。つまり……


+ 大会ネタバレ
冬の狂祭り!最狂キャラ決定戦において7Pで参戦。
その圧倒的耐性と、大量の仲間を召喚して画面を制圧する技を駆使して次々と強敵を打ち破り、見事3位に輝いた。
特に即死耐性のおかげで普通に攻撃されていれば負ける試合でも、相手が即死技を撃ちまくる間に回復してタイムアップ勝ち、
などといった勝ち方が多かった。

出場大会

凍結

削除済み大会

出演ストーリー

ウドン13(File.X-5)

プレイヤー操作



最終更新:2021年05月12日 11:36