CLOUD AWE




 「あと僅か・・・」

Rikard & Dark Cloud氏が製作したオリジナルキャラクターの一人。
現在は氏のサイトが消滅しており、残念ながら正規入手不可。
戦いの合間に見せる仕草から『KOF』シリーズのK'八神庵アッシュ・クリムゾンシェン・ウーの改変キャラだと思われる。
台詞元は『ソウルキャリバーII』のナイトメア(CV:檜山修之)。
ディスプレイネームやReadMeでは「Cloud Awe」(クラウド)、ファイル名・キャラ名は「CRAWDO」(クロード)と表記されており、
どちらが正式名なのかは不明(片方が愛称ないし別称の可能性もある)。
また、同氏のオリキャラの中で何故か彼だけReadMeにキャラ設定が一切書かれていない。
Awe(オー)は姓なのか称号のようなものなのかは不明だが、「畏怖」を意味する英単語である。
潜在超必である「Dehumanization」の発動時に浮かび上がる文字は「死」(サキエルは「光」)。
ミカ戦に特殊イントロが、対サキエル戦には特殊勝利演出があるため、彼らと何らかの関係があると推測される。
また、イントロや勝利ポーズでは、タバコを吸っている。そしてそれをポイ捨てする。みんなは真似しちゃダメだぞ!
某大会では名前繋がりでFF7代表として出場した他、
氏のサイトでも、彼のページに「FF7のキャラではない」と半ばネタの含まれた解説が記載されている。

性能としては、超必以外に無敵技がなく、潜在超必以外に飛び道具が無い代わりに、突進力に優れた技を豊富に持つ近接系キャラ。
単発火力が高めな上に、必殺技から別の必殺技へ派生していけるためコンボの繋がりが非常に良く、
全体的に火力が高めな同氏製作キャラの中でも頭一つ抜きん出た攻撃力を誇る。難易度は高いながら永久コンボも存在する。
全体的なリーチも申し分なく、2種類ある中段は発生がそれぞれ11F・13Fといずれも速くて使いやすく、
また、対処法を知らなければがんがん固められ続けるループ性の高い固めも持っているため、わからん殺しな要素も多いなど、
一度触れてペースを掴んでしまえば一気に勝負を決めてしまえることも。

ただ、技の発生が近接系キャラにしては遅めで、しかも近弱P・近弱Kを除いた全ての技で食らい判定が攻撃判定より先行して突出する
同氏のキャラは基本的に通常技で食らい判定が先行する場合が多いが、必殺技まで全部そんな感じになっているのはこいつくらいなものである。
ならば出切ってしまえば頼れるのかというと全くそんなことはなく、基本的に伸びた攻撃判定≒伸びた食らい判定であり、
攻撃優先度こそ全体的に高めなものの、総じて持続が短いため(突進技を除けば3Fが最大)置き技としても使えない。
かち合う前に一方的に潰されるなどは日常茶飯事。タッグ戦で後ろから殴ったのに相手の投げに吸われていた、などということも。
ガードキャンセルに無敵が無く、発生も同氏製作キャラの中で一番遅かったり、緊急回避の全体動作が長めだったり、
無敵がついた攻撃技が超必のみ(とはいえその超必が優秀だが)だったりと、防御面の不安要素が同氏のキャラの中では多く、
ゲージがない状態で守勢に入ると一気に苦しくなる。
中段技は強いが、下段技がキャンセルで出せず発生が遅く、リーチも小パン以下の足払いだけであり、立ちガードを崩す手段が乏しいという地味に厳しい弱点も。
また、前方に設置技を置かれるとその突進力が仇となり、ほとんどのコンボができなくなってしまう他、先述の判定の付き方のせいで、
被弾で消えるが常時攻撃判定が出現しているタイプの設置技(ゼイネストなど)を消す手段が、潜在超ビーム以外一切存在しない

全体的に一度触った後の攻めに特化した性能となっているため、ハマれば強いがペースを掴まれると脆く、
触れれば強いがそこまで至るのに苦労するという、ある意味分かりやすいキャラクターである。
暴れの性能も良くないため、相手の置き技や設置飛び道具・昇竜などに引っ掛からない程度に、
リーチのある立Aや立B等をメインに振っていって、とにかく先に相手に触って封殺することが重要。
ゲージがあれば切り返し技のThe Downwards Spiralが頼れる性能なので、できるだけ1ゲージは保持して戦いたい。
また、全体的に必殺技の打点が高く、食らい判定の小さいキャラが相手だとほとんどの必殺技が当たらなかったりする。

+ 必殺技解説
By the pain i see in other
「うぉお!」
闇を纏ったボディブローを繰り出す。中段技。Edge of the Earthと相互にキャンセル可能。
リーチはそこそこで、弱攻撃から繋がるほど発生が早いコンボの要。ここから様々な技に派生していく。
Edge of the Earth
「ええーい!」
闇を纏ったハンマーパンチを繰り出す。中段技。By the pain i see in otherと相互にキャンセル可能。
大きく踏み込むためリーチに優れ、また強攻撃から繋がるのでコンボの中継や牽制などに使いやすいが、
攻撃判定は見た目ほど下に伸びないため小さい相手には当たらない。
この技からBy the pain i see in otherへは相手のノックバックの方が大きく基本的には繋がらないが
21F目に軸位置が大きく前進するため、相手が画面端であったり相手の摩擦係数が一定以下であるとギリギリ繋がる。
How to Disappear Completely
「もらった!」
前方へ跳躍してパンチを撃つ突進技。By the pain i see in other及びEdge of the Earthから派生可能。
突進距離は画面半分ほどで着地まで攻撃判定が持続、攻撃優先度も高く、密着ガードさせても1Fの不利で済むと一見凄まじい突進技だが、
HitFlagの関係で立ち状態(Statetype=S)の相手にしか当たらないため、相手の空中攻撃や屈攻撃に一方的に潰される。
基本的には奇襲や中段のEdge of the Earth等を意識させた固め、立ち状態の相手へのコンボに用いる。
空中判定になるためとっさの食らい逃げにも役立つかも。
Sadistic Desire
空中から斜め前へ飛び込み蹴りを放つ。How to Disappear Completely及びThe Grudge Reflectionからキャンセル可能。
着地硬直はやや長いが、着地寸前に先端を当てるように撃つと目押し屈弱Pが間に合う。
飛び込みのアクセントやコンボ、また画面端以外では相手の摩擦係数によっては永久コンボパーツにもなる。
The Grudge Reflection
「オラオラオラッ!」
相手を斜め上へと蹴り上げる対空技。Fall状態の相手には当たらない。
By the pain i see in other、Edge of the Earth、またSadistic Desireの着地モーションから派生可能。
前者二つの技をキャンセル(一定フレーム後ならば空キャンも可能)して出すと前進距離が大きく伸びる。
発生はそこそこで上への攻撃判定も厚めだが、無敵がなく空中ガードも可能、
さらに発生直前に食らい判定が大きく上に伸びるため相手の空中技に弱く、持続も2Fなので置き対空としてもやや使いづらい。
基本的にはSadistic Desireからのコンボの中継が主。対空として使うなら空ガ不可のCatch without the armsまで出しきるとよい。
Catch without the arms
空中でさらに相手を蹴り上げる。空中ガード不可。
How to Disappear CompletelyまたはThe Grudge Reflectionからの派生でのみ発動可能。
基本的にはThe Grudge Reflectionからのコンボ、または空中ガードされた際に出しきって相手を崩しにいったり、
How to Disappear Completelyからの固めなどに用いる。
Crashing Around You
「終わりだっ!」
闇を纏った鉄槌撃ちで空中から相手を地面に叩き付ける。空中ガード不可。
Catch without the armsからの派生でのみ発動可能。
基本的にはCatch without the armsからのコンボの締めや固めに用いる。
変則的な使い方としてはThe Grudge Reflectionが地上ガードされた際に、
Catch without the arms→ディレイCrashing Around Youと繋ぐとある程度身長の高い相手にならめくり気味に当てることも可能。
タッグ戦ではジャグル値の小ささ(最大値15に対して3の消費)を利用して相方のエリアル中の追撃にも使える。
The Bloody Funeral Party
「諦めろ!」
相手を掴み、画面端に叩き付ける運送技。空中ガード不可。通称アキラメロン。
By the pain i see in otherまたはEdge of the Earthからの派生でのみ発動可能(一定フレーム後ならば空キャンも可能)。
様々な場面でコンボの締めに使えて容易に画面端へ追い込める他、
相手がFall状態でなければ、相手の重さによっては画面端に叩き付けた後に一部の追撃が入る。
また、そこそこの上への攻撃判定と突進力を活かし遠距離の相手への対空としても使えるが、派生技を出す必要があるため難しい。
派生始動技を空キャンし、相手の反撃をすり抜けて裏に回ることもできなくはないが、
ガードされると相手に密着ないし背を向けた状態で30F前後不利になり、フォローも効かない。
また、空振り時の全体動作もそれなりに長いため、隙の少ない技に対しては後ろから反撃をもらうことも。

+ 超必殺技解説
クラウドの超必殺技は潜在超必のDehumanization以外全て単体ロック技で構成されている。
このため、タッグ戦では演出を相手に邪魔されないという利点があるが、
同時に両方の相手を巻き込めない、動ける側の相手にガードされた場合コンボに組み込んでも不発、という欠点も持つ。

DESPERATION MOVES(DM)

1ゲージ消費
The Downwards Spiral
「皆殺しだ・・・!」
振り上げた腕で相手を捉え、闇を注ぎ込んで爆発させるロック系超必殺技。空中ガード不能。
ジャグル消費が15のため、Fall状態の相手に当てることは難しい(タッグで相方が撃ち上げた相手や、ガーキャン版吹っ飛ばしからは可能)。
攻撃判定終了まで続く長い無敵、高威力で発生も早く、縦の判定がかなり広く横へのリーチ・判定もそこそこと、
対空及び切り返しに申し分ない性能を誇る。ただし地上ガードされると反確。
基本的には追撃不能だが、相手の重力加速度によってはDehumanizationが繋がり、生当てからなら9割強を持っていく。
One More Red Nightmare of fallen angel
「んもぅ・・・」
手刀で相手を貫き、顔面を殴打して蹴り飛ばすロック系超必殺技。空中ガード不能。んもぅ・・・。
By the pain i see in otherまたはEdge of the Earth接触時のみ派生で発動可能。
威力は3割半とかなり高く、地上で基本コンボで締めるよりもダメージアップが狙える他、
しゃがんだ相手や空中の相手にも問題なく当たるため、How to Disappear Completelyが当たらない場面でのリターンの増加が見込める。
また派生始動技が空中ガードされた際の崩し、発生まで続く無敵とロック技の性質を利用してタッグ戦で安定してダメージを稼ぎに行く際にも使える。
また、余談だが下記のEFB氏のAIがよくこの技をKO後に使う為、オーバーキル専用技と誤解されることも。
+ 更に余談
この技を使ったオーバーキルだが、人操作でも可能。尤も、コマンド入力判定が有効なのはKO後のほんの数瞬なので、とってもシビアなのだが。

SUPER DESPERATION MOVES(SDM)

2ゲージ消費
The Downwards Spiral
「はぁぁぁあああ!」
振り上げた腕で相手を捉え、往復する闇の連撃を叩き込んで爆発させるロック系超必殺技。
1ゲージ版と技の性質はほぼ同じだが、移動距離がやや伸びており、威力も生当てで5割強を吹っ飛ばすほどに上がっている。

HIDDEN SUPER DESPERATION MOVES(HSDM)

体力3分の1未満時限定 + 2ゲージ消費
Dehumanization
「魂よ・・・!!」
闇の力を解き放ち、両手から暗黒の波動を撃ち出す潜在超必殺技。浮かび上がる文字は「死」。
クラウド唯一の飛び道具・非接触技であり、対遠距離戦の切り札。
発生は遅めだが発生から一瞬で画面端まで届き、攻撃判定終了まで無敵、威力も生当てで6割を吹き飛ばす。
また通常攻撃キャンセルで出しても補正がかからず、無条件追撃判定もあるため、様々な場面でコンボの締めに使える。
足払いからつながるので、下段からのリターンが爆発的に大きくなるのも高ポイント(ダウン補正込でも5割弱もっていく)。
ガードされると36F不利だが、端同士ならばぶっぱも非常に有効。

参考動画
コンボムービー(再録版)

2009年8月14日には、おまけの人氏によって他のRikard & Dark Cloud氏のキャラ共々AIパッチが公開された。
緊急回避で接近してから小パン始動のコンボで5割奪ってきたり、至近距離にいたらすかさず投げてきたり
迂闊に牽制を振ったりジャンプしたりしたら超反応で「The Downward Spiral」を撃ってくるなどかなり手強いが、ややパターンに嵌りやすい。
また、タッグ戦だとたまにゾンビとなってビームをぶっ放してくることがあるので、タッグで使う時は注意しよう。

その他にも、上のコンボムービーやコンボムービー杯 タッグトーナメントのうp主であるEFB氏もAIを公開している。
こちらは12段階のレベル調整が可能な他、攻撃力や使用するコンボルート、各種永久や固めの使用可否、
さらには対人用か対AI用かを設定するスイッチ等が付いており、かなり細かく調整ができる。
「既存のAIがなかなかアキラメロンを使ってくれないから」という理由で作られたAIらしく、コンボの締めや対空などに運送技を多用するのが特徴。
氏曰く「自重せずに設定すると凶キャラになる」とのことだが、
最大設定だと超反応や空キャンすかし、永久を最大限に用いて狂下位クラスに片足を踏み込む強さになるため、使用する際は注意。
2012年5月17日の更新で、回避制限スイッチをレベル4以上にした状態での動画使用が禁止された。
また同時に、お手軽コンフィグの絶対無敵クロードが削除されている。

+ 大会ネタバレ
MUGEN祭 大盛りシングルトーナメントに出場。
初戦でいきなりジャムに対して6割コンボを決めるなど序盤から大暴れ。
4回戦では同じく一度の攻撃で試合を制する攻撃力を誇り優勝候補の一角と称されたセイバートゥースと壮絶なワンチャン合戦を繰り広げ、
視聴者から「ここだけレベルがおかしい」「ラウンドはパーフェクトなのになぜか接戦」「台パンでやれなどとツッコまれた。

その他守勢からの反撃手段を持つミステリアスパワー紗夢などに苦戦しつつも、持ち前の超火力でこれらをことごとく下し、
遂に総勢3000キャラを超え、並み居る強豪がひしめく本大会で優勝を果たした。
……のだが、決勝戦のステージでは同大会屈指のインパクトを誇ったが背景に鎮座しており、インパクト的にやや喰われてしまった感があった。

余談だが、cafe氏の前回大会の印象からか、勝利演出の誤訳に黒い方の彼女のセリフが出てきたことも。

凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメントでは、序盤早々敗退寸前まで追い込まれるもそこから破竹の勢いで勝ち星を上げ、
コンボキラーとして猛威を奮ったホウオウや、それまで9連勝を上げていたオリジナルゼロに勝利するなど視聴者から大きく期待された。
終盤ではストライダー飛竜相手に苦戦しながらも、タイムアップ寸前の攻防を制しこれに勝利、結果3位という記録を残した。

凶~狂クラスの大会では永久コンボ等を筆頭に火力面の豪快さが目立つ彼ではあるが、
セシリアとの試合では、本体食らい中でも行動できるストライカーから飛んでくる弓に対して、空中判定になる突進技で食らい逃げをしたり、
飛竜相手にウロボロスをひたすらガードで耐えて隙を突いたりと、ある意味凶~狂クラスらしからぬ戦法を度々見せてくれる点も、彼の魅力であろう。
飛竜との試合(9:00から)

テスラ氏主催のでは第1回から参加しており、第2回からボス枠として参加。
この時から同レベルのダークアルクェイドMk-IIとの因縁が発生し、一進一退であるものの彼女を撃破していった。
氏曰くどうしてもさせたかった最後の戦い(真・最終章のおまけ)でも僅差ながらも彼女を下し、今度こそ因縁に決着を付けたのであった。
因縁の始まり(11:32~)
更に深まる因縁(1:10~)
続編もまさかの同レベル(14:22~)
因縁に決着を付ける時(2:40~)
正真正銘、決着の時(17:32~)


ニコニコ動画における扱い

ニコニコ動画では、「アキラメロン」「んもぅ」と呼ばれ親しまれている。
前者は運送技や移動起き上がり時のセリフで、言うまでもなく「あきらめろ」と言っているのだが、某ロボットアニメの影響だろうか。
たとえ圧倒されていようが起き上がる際に「あきらめろ」と言うため、視聴者から「お前があきらめろww」とつっこまれてしまう。

後者は勝利ポーズ時や一部超必殺技時のセリフ「んもぅ」からであり、
本来は台詞元であるジークフリートの「もう、引き返せないんだよ」の「もう」である。
彼がその台詞を言ったら、「んもぅ」「んもぅ…」「んもぅ…///」などのコメントが飛び交うことは、ほぼ間違いない。
人気の理由は、ガタイのいい男なのにやけに切なげな声で「んもぅ」と言うシュールさからだろうか。
なぜ、「もう」で切ったかは、作者のみぞ知る。
勝利演出時には英語字幕が出るのだが、長々と英文が書かれているにも拘らず、「訳:んもぅ」みたいな誤訳コメントをよく書かれる。
あくまで推測だが、製作者が海外の方である事を考えると「more」だと思って使っている可能性がある。
この場合勝利台詞という事を考えると「まだまだだな」「もっとこい」等のニュアンスの台詞だと思われる。

また、もう一つの勝利台詞である「あと僅か・・・」は、半角カタカナで「アトワズカ…」とコメントされることが多い。
とにかく視聴者から様々な視点で愛されてるキャラクターである。




「んもぅ・・・///」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
  • アレンジ・オリ東方中心男女タッグトーナメント
  • Re:超弩級作品別Big Bangトーナメント
非表示

出演ストーリー



最終更新:2023年08月22日 12:18