「惡いが仕事なんでね…」
設定
世界中の情報収集から暗殺まで、裏の仕事なら何でもこなす新華電脳公司のエージェント。
任務成功率100%を誇り業界に名を轟かせる凄腕で、
先の大戦で失われた機密兵器を持つ
アカツキを探し出し、
これを奪取するため行動を開始する。
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その正体は…(EDネタバレ注意) |
「久しぶりだなクロード大佐…
まさかこんな君がこんな土産を持って来てくれるとは…」
前述の仕事は本人曰く「副業」であり、本業はMI6(イギリス情報局秘密情報部)に所属するエージェントである。
「塞」というのもあくまで新華電脳公司での偽名であり、本名は クロード・ダスプルモン。
階級は大佐で、「8番目の許可証(殺人許可証)保持者」とも呼ばれている。
つまりはかの007こと ジェームズ・ボンドの同僚で、コードネームは008という事である。すげぇ。
同じくMI6所属で殺人許可証を持っているキャラに漫画「パタリロ!」の登場人物であるバンコランがいるが、
バンコランと塞は「黒いスーツ姿に長髪のオールバック」「目に特殊能力を持つ」という点が共通している。
「副業の最中に偶然見つけましてね……」
「じゃ、俺はこの辺で…」
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反面ストーリー中において他のキャラクターよりも謎めいた台詞や描写が多く、
ある種の「底の知れなさ」も併せ持つキャラクターである。
しかし、ストーリー中でゲゼルシャフト相手にアカツキの電光機関を売ろうとして、
ゾルダートに「ふざけるな、死ね!」とか言われたり、
ムラクモ相手にも茶化すような言動をして問答無用で斬りかかられたり、
他のキャラに比べるとギャグ的な面も多く見せている。
まあこんな胡散臭いのにそんな事言われたらふざけてるとしか思えんわな
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『エヌアイン完全世界』の塞について |
「これ以上『不運』になる前に帰ったほうがいいぜ」
続編『エヌアイン完全世界』にもしっかり参戦。
デフォカラーは前作と同じ黒づくめだが、全体的に青みがかった配色に変更された。
が、スーツの色と同化するのを防ぐためか 髪の毛・シャツ・靴がやたらと鮮やかな青になっている。
上のイラストでは黒く塗られている髪の毛の陰影も、ゲーム内の スプライトでは真っ青である。
同作初出のカティと関係があり(詳しくは ミュカレの項目にて)、彼女の杖が「兇眼」なるものを持っている他、
特殊勝利セリフなどが用意されている。ちなみに彼女からは 「…足長おじさん?」と言われたりしている。
おまえのような足長おじさんがいるか!!
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ストーリーでは(ネタバレ注意) |
ムラクモ「……………………」
塞「あ、見つかった……えーっと…… またお会いしましたね」
ムラクモ「………………死ね」
といった感じで、前作以上にムラクモと戦う前の空気は悪い、というか最悪。
余程ムラクモの怒りを買っていたようだ。
おっかねえ女神ヴァルキュリアを倒した塞は、
余計な仕事に首を突っ込んだ事を後悔しつつも、とりあえずは納得したようだ。
「この前助けた女の子も元気のようだし、
土産も増えてめでたしめでたし」
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何だかんだ言いつつ |
人類粛清や NTR(乗っ取られ)エンドなど、
全体的に暗いエンディングが多いこのゲームで、ちゃんと世界を救った数少ないキャラの内の一人である。
そして何より、 任務や 復讐、 自らの欲望を満たすために戦うキャラが大半を占める中で、体を乗っ取られたカティを助けた……
つまり、 明確に誰かを救った描写があるのはコイツだけなのである。
続編では大半のキャラが世界を救っているものの、彼に救出されたカティだけが完全者と友達になろうと奮闘している事を考えると感慨深いものがある。
というか兇眼の杖を渡したり、エンディングで彼女の事を気にかけるような発言をしたり、
当の本人との特殊勝利セリフでは下記のように珍しく相手を心配するような事を言うなど、カティに対しては本当に足長おじさんのような事をしている。
全てが胡散臭かったり、他人の生気を奪って生きていたり、電光機関を売り飛ばそうとしたりと、少なくとも善人ではないだろうが、
根はけっこう優しい奴なんじゃないだろうか。
……こんな考察すら可能である辺り、本当に謎が多く、底が知れないキャラである。
「何してるんだお嬢ちゃん… 折角助かったのに」
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「見えるッ!」
性能
リーチの長い足技を多く持ち、隙の少ない突進技、豊富な崩しで攻める横押しキャラ。
中段や
めくりによりガード崩し能力が強力で、各種C攻撃の
判定も総じて異様に強く、
「特攻翻身双肘」(「とっこうほんしんそうちゅう」と読む。通称「
ハッスル」or「肘」)がフルヒットしやすいため
コンボダメージが安定して高い。
そのダメージ量は、
ゲージさえあれば
中央・端問わず4000前後、攻性防禦からも3000後半と中々の値を叩き出す
(『アカツキ電光戦記』の最大体力値は一律で14400)。
強いて言えば最大火力がかなり伸び辛いのが難点だが、崩しの強さで十分フォローが可能な範囲。
必殺技は隙の少ない突進技の「翻身双肘」と空中でも出せる中段技の「側宙仆腿」、
そして相手に様々な状態異常を与える
コマンド投げの「邪視」を持っている。
それ自体の性能は優秀とは言い難いが、決まればそれなりにリターンが高い。
A版は相手のガードゲージが回復しなくなる「防禦低下」。B版は相手の移動速度が遅くなる「移動低下」。
そしてC版はジャンプした相手に
魚が降ってくる「跳躍妨害」。なぜ魚。どこから魚を。
*1
特攻版だと「満漢全席」となり、A~C版邪視の効果をすべて同時に与える事が出来る。
またコンボダメージが
安くなるものの、通常版と異なりコンボにも組み込む事が可能になる。
基本的にはB版を使い、特定の相手
*2に対してC版を使うのがベターだとされている。
最終特別攻撃は「兇眼」。邪視の強化版で、設定通りに相手を即死させるとまでは行かないが、
3~4割以上のダメージを与え、同じだけ自分の体力を回復し、更にA~C邪視の効果を同時に与えるという凄まじい技。
さらに特効邪視と同じくコンボにも組み込む事が可能。
これだけ聞くと強そうだが、邪視よりも投げ間合いが狭く、
暗転後にジャンプすれば避けられる上に性質上
コンボ補正の影響を受けやすい。
割り込みに使おうにも、無敵が攻撃発生まで持続しないので潰されやすい。早い話が
アカツキ屈指のロマン技だったりする。
オレノメヲミロォ!!
このように攻めに関しては安定した性能を誇るキャラクターなのだが、切り返し技には乏しいので「守りに入ると脆い」という側面がある。
他にも技の性質上、最大火力では他のキャラに一歩譲る事も多い。
また中攻撃以上の
通常技で前進してしまう為、ヘタに出してガードされると反撃されやすく、
特に安定して
確反を取れる技を持つ相手だと固めるのが難しくなり、得意の攻めも鈍りがちになってしまう。
互いの性能を把握しつつ有効な技の振り方を判断していく、キャラ対策が重要なキャラと言える。
ちなみに、同じ横押しタイプに
魏がいるが、あっちは自己強化と突進技で押して
ガークラを狙うゴリ押しタイプ。
塞は突進技を軸に豊富な崩し技を叩き込む揺さぶりタイプというような感じで、似ているようで似ていなかったりする。
同人版ではマリリンと双璧を成す強キャラだったが、アーケード版では主要技が軒並み弱体化し、ランクが低下。
現在では中堅程度のレベルにまで落ち込んだ……だが。
本作の彼は何かがおかしかった。前から色々とおかしかったけど
高い崩し能力や運び性能は健在な上、全体的なゲージ増加量の増加や新システムなどのシステム的な追い風を大いに受ける。
特に大きいのは完全煉鎖と壁コンボ。
完全煉鎖はボタンの組み合わせで連続攻撃が出るシステムだが、塞のC→Cの連鎖はなぜか壁コン誘発効果がある。
なお、他のキャラのC煉鎖は
完全者を除き、決して使い勝手がいいとは言えない中段である。
というか煉鎖から壁コンに行けるキャラ自体がかなり希少であり、
その中でも塞のものはディレイを掛ければ中央でも拾えてしまうという本作屈指の壊れ性能なコンボ中継技になっている。
ロケテストではC→Cを何度もループでき猛威を振るったため、流石に製品版では浮きが低くなり不可能になったのだが、
それでもしゃがみA→立ちB→キャンセルB翻身双肘→キャンセル特攻翻身双肘は繋がるため、
1ゲージあればかなりのダメージを出しつつ、物凄い距離を運んで相手を追い詰める事ができる。
さらに、実は壁コンボ中
相手が地面に接してダウンするまでの間は地上判定になるため、壁コンボに邪視が組み込める事が発覚。
結果、
画面中央からでも1ゲージあれば即壁コン>壁コンの終わりに邪視>ずっと俺のターン!という恐怖の方程式が成立。
下段の2B、中段の6B、相変らず強い5CやJCの何かが当たればそっから壁コンで邪視で以下ループ。
あまりの異常性能に本作のプレイヤーから「明らかに調整ミス」とまで言われる始末。
おまけにC肘・特攻肘を駆使した元から高い運び性能を誇っていた中央コンボが何故かさらに強化。
ダッシュ攻撃の実装も味方して、画面のどこからでも壁まで運送、下手すればそのまま壁コン直行…
という異常なまでのフリーダムっぷりを発揮している。彼にとっては画面のどこでも端なんだろう。
そして上記のぶっとんだ長所に隠れがちだが相変わらず崩し能力が高く
平均火力も全キャラトップクラスであり、
基本コンボで多段の壁コンを組み込めるので
ゲージ効率もこれまた上位。
そのため、壁コンに行けたがそこから崩せないだとか、特攻邪視が使えないとか、
どこぞの
聖帝よろしく3回崩しても1回読み負けて逆転されてた…等の状況はほぼ皆無である。
3ゲージある状態なら壁コンや通常技キャンセルから最終特別攻撃である「兇眼」までもが繋がってしまう始末で、
「兇眼」が多段ヒットになった事で、長いコンボの〆に入れても十分な威力と体力吸収が見込めるのも相まって
逆転性も非常に高い。
そんなわけでキャラランクでは
エヌアインや
アドラー、
鼎といった面々と並び
最上位キャラの一人であるとされている。
一応、前作から引き継いだ欠点はほぼ変わらないものの、上記の長所があまりと言えばあんまりなぶっ飛び方をしていて、
しかもそれがエヌアイン完全世界のゲーム性と噛み合っているため、それほど気にならない。
当初は
完全者と並ぶ二強だったのだが、上記三名が研究によって台頭してきたため相対的に強さが下がった模様…。
だが、それでも依然として最強キャラの一角である。
ちなみに、稼動初期から現在まで最上位の座に居座り続けているのはこのグラサンただ一人である。
すごい漢…というより
なんなんだアンタ。
一応、主力技に痛い確反がある上に壁際からワープで逃げやすく、そもそも捕まえるのが困難な
ムラクモ、
特攻クーゲル、ブリッツガイストなど追い詰められてからの選択肢が豊富で塞を超える火力・ゲージ回収力を持つ
アドラー、
2Bに地上戦を制圧される上に対空技も豊富で立ち回りに秀でる
エヌアインには不利が付くとは言われているものの、
このグラサンの最大の長所は
どんな相手でもワンチャンから必勝パターンに持ち込みハメ殺せる事なので、
不利キャラや上位陣が相手であろうと誇張無しにワンチャンから勝てる。
理論値は最上位キャラの中で最低だが
実践値なら最強と言われる所以である。
完全神殺「謄空螺旋脚」は真上に向かってJCのようなモーションで飛ぶ技。どことなく
ライジングタックルっぽい。
全身が攻撃判定の塊となる多段ヒット技だが、そのモーション通り横方向への攻撃範囲は狭い。
大半のキャラの完全神殺は普通の突進技なので、扱いやすさではどうしても見劣りしてしまう。
塞にとっては貴重な無敵対空であるものの、完全世界を発動した塞にわざわざ飛び込む相手はそうそういないだろう。
端コンには無理やり組み込む事も可能だが、安定しないので実用的ではない。
そのため
本作最弱の完全神殺とされている。たとえ最強とは言われなくとも実用レベルでさえあれば、
塞は理論値においても最強クラスといえるキャラに君臨していたであろう。誠に残念である。
「俺の眼を見ろぉ! これが闇の世界だ!」
MUGENにおける塞
3体存在する。
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reinoare氏製作 |
最初に公開された塞。
現在はまだ開発途上であり、投げや必殺技、特別攻撃、攻性防禦は搭載されているものの、
「邪視」「兇眼」がまだ未実装。今後の更新を待とう。
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みきた氏製作 |
不律の製作者であるみきた氏によるもの。現在動画等で見かけるのはこちら。
2016年4月のフリーティケットシアター終了によるサイト消滅で入手不可となっていたが、
現在は、斑鳩氏のサイトで代理公開されている。
基本的には同人版仕様だが、一部モーションが差し替えられている。
全体的にアッパー調整が施されており、原作よりもコンボがつながりやすく、さらに兇眼の無敵時間が攻撃判定発生後まで続くようになっている。
みきた氏が手掛けた他のアカツキキャラと同様に 防禦崩壊は省かれており、
A邪視の防禦低下は「通常技でも削りが発生」という 醒鋭孔のような効果にアレンジされている。
AIは未搭載だが、はっぱ氏の外部AIが公開されている。
また、 皇帝でお馴染みのダガー氏によるこっちみんなパッチも公開されていた。
あてるとどんなモーション中でも徹底的に こっちを見てくる。
同じくダガー氏により、 ドットとボイスがのび太になるパッチも存在していた。
何ゆえ!?
残念ながら、2022年8月3日に上記のこっちみんなパッチ共々公開を終了している。
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HM氏製作 |
『エヌアイン』仕様のもの。
現状は仮公開の段階であるが、大半の技については実装されている。
A邪視の状態異常は「通常技でも削りが発生」「攻撃力が少しアップ」と、みきた氏のものと似たアレンジになっている。
また兇眼だけでなく邪視にも体力吸収効果が付加されている。
そして、たまにC邪視でこっちを見る。長時間放っておいてもこっちを見る。
鳶影氏によるAIが公開されている。
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出場大会
出演ストーリー
プレイヤー操作
「甘い甘い甘過ぎる…
アンタ糖尿に気をつけな」
*1
この魚は長らく
マグロだと思われていたが、
実は「巨大ニシン」である事が発覚した。
そんなでかいニシンがあるか!!
スゴロクモードでは
空から降り注ぐ大量の巨大ニシンを避け続けるステージがあったりする。当たるとちゃんとダメージがあり、ガードも出来る。
カチンコチンの冷凍ニシンなんだろうか。
*2
例を挙げると
アドラーはニシンが付くと
全ての基本コンボが使えなくなる。
逆に
魏は基本コンボで飛ばないので効果が薄い。
最終更新:2023年04月25日 23:07