「オレを許さねえだと?このオレを生み出したのは誰だ?
    お前だ、孫悟空!」
アニメ『
ドラゴンボールGT』に登場したキャラクター。
「イーシンロン」と読む。
海外版での名前は
「Syn Shenron」。日本では中国語読みしているのに倣ってか、イタリア寄りの表記になっている。
日本語に直すなら「
罪の
神龍」といった所か。後述する誕生経緯から考えると中々深いネーミングである。
担当声優は
柴田秀勝
氏。無印でチャパ王も演じた方であり、MUGEN的にはアニメ版の
ギース・ハワードなど。
海外版では
ボージャックも演じた
Bob Carter
氏が吹き替えを担当している。
    
    
        | + | 詳細及び原作ネタバレ | 
ドラゴンボールのマイナスエネルギーによって生み出された生命体「邪悪龍」の1体であり、
当時におけるドラゴンボール史上最強の敵にして最後の敵である。 
もっとも、後年に入ってからは2013年には映画『神と神』に登場した破壊神ビルス に史上最強の称号が与えられたかと思えば、
 
2015年の『ドラゴンボール超 』に登場する全王がそうであるという設定になっている。
 「史上最強とて、このオレを超える事は出来ぬぅ!」
 
    
    
        | + | マイナスエネルギーと邪悪龍について | 
ドラゴンボールを一度使うと、膨大なマイナスエネルギーがドラゴンボールに蓄積され、それを浄化するのに100年の時を要する。
 
だが孫悟空 らがドラゴンボールを幾度も使った上、デンデが出力をアップさせた事もあり、限界を越えたマイナスエネルギーが爆発。
 
それが原因で神龍が邪悪龍へと変貌、ドラゴンボール一つ一つに邪悪な生命体が宿り、孫悟空らと対峙する事になった。
 
邪悪龍それぞれが、ある願いによって生じたマイナスエネルギーによって生み出された存在であり、
 
彼の場合は「フリーザ一味 に殺された者を生き返らせた」時のマイナスエネルギーから生まれた。
 
他にも「ウパの父親ボラを生き返らせた」時のマイナスエネルギーによって生まれた二星龍や、
 
「ピッコロ大魔王 が永遠の若さを手に入れた」時のマイナスエネルギーによって生まれた四星龍 などが存在している。
 
無論「ウーロンがギャルのパンティを貰った 」時のマイナスエネルギーから生まれた邪悪龍も存在する。
 
その願いから生まれた六星龍はよりにもよって女性 であり、本人はその様な願いから生まれた事を恥じていた。
 
また、邪悪龍は過去に別の銀河で一度現れた事があり、その時には周辺の銀河全てが滅んでいる。
 
この時に界王神 らがどのように対処したのかは明らかになっていない。
 
マイナスエネルギーが充満した星は腐り落ちて爆発し、エネルギーは別の星を侵食し連鎖的に爆発させる。
 
その影響はなんと宇宙の外側にある界王神界にまで及び、ただでは済まない被害を受けるとの事。
 
ちなみに、原作の最終章「魔人ブウ 編」においても、
 
老界王神が悟空達に対して「ドラゴンボールは自然の摂理を乱すため、みだりに使ってはならない」という旨の警告をしていた。
 
そのため、「邪悪龍編」の冒頭では、警告を受けてもなおドラゴンボールを使い続けた悟空達を老界王神が激しく非難している。
 
これらの事を考えると、ナメック星にある本場のドラゴンボールもフリーザ一味 の一件以降、1年間に何度も使われた上に、
願い事の回数を増やしたり ドラゴンボールの出力や願いを叶えられる大きさが強化されたため相当マイナスエネルギーが溜まっている可能性もあるが、
 
作中では特に描写されていない。
 
    
    
        | + | 他の邪悪龍 | 
括弧内は海外版での表記。
 
二星龍(Haze Shenron)「ウパの父であるボラを生き返らせた」時のマイナスエネルギーによって誕生。最初に戦った邪悪龍であり、
毒で相手を弱らせてから闘う。
本人は最強を自称しているものの邪悪龍の中では最も弱い。担当声優は茶風林氏。三星龍(Eis Shenron)「地球人の記憶から魔人ブウを消した」時のマイナスエネルギーによって誕生。
冷気を操る能力の使い手
であり、四星龍の兄(マイナスエネルギーの元となった願いを叶えた順番は四星龍の方が先だが、実際に生まれた順番には関係ないらしい)。卑怯な性格で、悟空の孫パンや自分の弟である四星龍を盾にし、命乞いや不意打ちをしてでも悟空を仕留めようとする。担当声優は塩沢兼人氏。四星龍(Nuova Shenron)「ピッコロ大魔王が永遠の若さを手に入れた」時のマイナスエネルギーによって誕生。体温を太陽の表面と同じ6000℃まで上昇させる能力を持ち、悟空も超サイヤ人4に変身するまではまともに触れる事すらできなかった。パワーでは超サイヤ人4に変身した悟空よりも劣るが、スピードに関しては超サイヤ人4に変身した悟空とベジータを上回る。
炎を操る能力の使い手
で、正々堂々と戦う事を好む武人。三星龍に目を傷つけられた悟空と目が治った後での再戦を約束した直後、突如襲来した一星龍に背後から撃たれ倒される。後に四星球が悟空に飲み込まれた事によってマイナスエネルギーが浄化され、悟空の味方になった。彼の最大の技である「バーニングスピン」は、5つのドラゴンボールを吸収した一星龍をも粉々にするほどの威力があるらしい。担当声優は山口健氏。五星龍(Rage Shenron)「ラディッツとの戦いで死んだ悟空を生き返らせた」時のマイナスエネルギーによって誕生。小柄だが、自分自身でもある電気スライムを身に纏う「合体スライムビルドアップ」によって巨大化すると同時に、悟空の「10倍かめはめ波」も弾き飛ばすほどの弾力を得る事ができる。担当声優は鈴置洋孝氏。六星龍(Oceanus Shenron)「ウーロンがギャルのパンティを貰った」時のマイナスエネルギーによって誕生。
空気と風を操る力を持ち
、高速回転する事によって竜巻のバリアを張る事もできる。美しい乙姫の姿を取り、漁師達に空から魚などを与え騙していたが、正体は醜い龍の姿をしている。担当声優は大友龍三郎氏(乙姫時は勝生真沙子氏)。七星龍(Naturon Shenron)「バビディの魔術にかかったベジータに殺された天下一武道会の観客を生き返らせた」時のマイナスエネルギーによって誕生。七星球が本体であり、本体に触れた他の生物に寄生する能力を持つ。最初はモグラに寄生して地震で街を破壊していたが、隙を突いてパンに寄生し、本気で攻撃できない悟空を心身共に苦しめた。担当声優は青森伸氏。
 |  |  
 
肌は白く、膝や肘、背中に黒く太い棘が付いており、人間とは似ても似つかない存在。
 
なお、この棘は伸ばして相手を串刺しにする事もできる。
 
冷酷無慈悲で、自分以外の全てを見下す「傲慢」「尊大」 といった言葉を絵に描いたような性格。
 
強大な力を持つ故か、不意を突かれたり追い詰められると大袈裟に驚いたり急に弱気になる。
 
「10倍かめはめ波」も通用しない強さで悟空を圧倒するも、
悟飯達 からサイヤパワーを貰った悟空の反撃を受けて敗れたかに見えた。
 
だが、6個のドラゴンボールを吸収し全ての邪悪龍の力を得た「超一星龍 」
 
(海外版では"Omega Shenron" 。声優も多数のキャラを担当しているChristopher Sabat 氏に変わる)に変身。
 
本人曰く「10倍以上にパワーアップした」との事。
 
しかし、悟空 とベジータ がフュージョンした超サイヤ人4ゴジータ には歯が立たず惨敗。
 
ゴジータの「ビッグバンかめはめ波」を受けて6個のドラゴンボールが体外に出てしまい吸収しようとするが、
 
四星球だけは悟空が飲み込んでしまい、仕方なく他の5つのドラゴンボールを吸収。
 
その後、四星球から現れた四星龍の「バーニングスピン」で倒されそうになるが、彼の体を乗っ取り生き残る。
 
全ての邪悪龍の力を取り戻した一星龍は悟空を倒し、地球全体をマイナスエネルギーで覆い尽くすが、 
 
最後は全宇宙の元気を集めた「超ウルトラ元気玉」を受けて消滅した。
 
必殺技はエネルギー弾を連続で発射する「秒殺魔光弾」。
 
超一星龍になると他の邪悪龍の技を全て使える様になる。
 
劇中で使用したのは、
 五星龍の「ドラゴンサンダー」六星龍の「烈風真空斬」「旋風回転刃」三星龍の「冷凍光線」四星龍の「大地からのエネルギー波」「体温上昇」
 
また五星龍自身は使っていないが、一星龍曰く彼の技として
悟空の龍拳で粉々に砕かれた身体を電気スライムのように変化させ集結させる事で再生させた他、
 本体であるドラゴンボールを四星龍に撃ち込み体を乗っ取るという、七星龍の「寄生」らしき技も使った。
 最大の技はマイナスエネルギーを集めて作り出す「マイナスエネルギーパワーボール」。
 
 
(以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より一部加筆・改訂)
 
 
ゲーム媒体で登場する時は、やはりシリーズのラスボス だけあって高いスペックを誇る。
 
『Sparking!』シリーズでは、幼少期の悟空 に「ごっついナマズ 」呼ばわりされて激怒するという、
 
このキャラにしては珍しいネタ要素も存在する。
 | 
    
    
        | + | スーパードラゴンボールヒーローズ | 
「新時空大戦編」にて、ゴクウブラック がゴールデンフリーザ とゴールデンメタルクウラ の相手をさせるべく、
 
洗脳した状態で ポケモンの如く時の巻物から召喚される。
 
悟空とベジータをゴクウブラックに集中させるべく、カンバー とハーツが相手取って暫く戦うも、ゴクウブラックが倒された際に消滅した。
 
なおハーツの台詞から察するにGTの一星龍本人の模様。
 
「時の界王神編」では別世界の超一星龍:ゼノが登場。
ドミグラによって強化されるも、相手になったゴジータ:ゼノには、GT本編の如くほとんどおちょくられた状態で戦われ、
 時間切れで逆転する展開もなく、ビッグバンかめはめ波で容易く倒されてしまった
 (しかもゴジータ:ゼノはそのままブロリーと連戦する程の余裕があった)。
 | 
MUGENにおける一星龍
海外製作者のRabani94氏による、PS2&wiiソフト『Z Sparking! NEO』のCGを元にした超一星龍が存在する。
かなりの巨体を誇り、
ジョジョキャラ達を上回る程でかい。
小ポトレもでかい。
ゲージ消費量もでかい。火力もでかい。でかい尽くしなキャラ。
AI操作にすると、トーナメントに出しても戦えるのかどうか疑問に思うくらいチャージを繰り返してくる。
だが、一度
必殺技を発動すれば相手のライフを半分は持っていける上、
コマンド無しの攻撃でもそこそこの威力があるので、
プレイヤー操作なら強さを生かせるかもしれない。
ただし、重量キャラなので
コンボが繋がり難い点には注意したい。
出場大会
最終更新:2023年09月10日 15:50