ドーマムゥ

+別バージョンの御姿

"Who dares defy the Dread Lord."

(恐怖の王に挑もうとするのは誰だい?)

原作でのキャラクター

アメリカ・マーベル社のコミック『ドクター・ストレンジ 』等の作品に登場するヴィラン(悪役)。
アニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』などでは「ドルマムゥ」と表記される。
ファンからの愛称は「ドマム」、「ドマム様」、「マムゥ」など。

Dr.ストレンジの宿敵。神秘次元・ダークディメンションに君臨する王であり、「混沌の帝王」「暗黒の支配者」などの二つ名を持つ。
元はシュマゴラスの支配する次元に住むエネルギー型生命体「ファルティナ」だったが、
生来邪な心を持ち、機械の肉体を得て生まれ変わった事から同族に危険視され、ダークディメンションに追放されてしまう。*1
しかし、マインドレス・ワンの大量発生に乗じて当時のダークディメンションの統治者とその部下を粛清し、異世界の支配者となった。
以後、現実世界への進出を目論み、地球上のヒーロー達と数々の戦いを繰り広げている。

魔術で自由自在に変化出来るためその姿形は一定ではなく、作品の媒体や年代により異なる。
初期のコミックやカプコンのゲーム作では燃え盛る頭部に機械の体を持つ姿で描かれているが、
近年では全身が炎に包まれた巨大生命体としての姿が主流。
妹にウマール、姪にクレアがいる。どちらも人間体で美人。
なお姪の方はDr.ストレンジの弟子兼恋人だったりする。一度は結婚もしていたが、2013年に離婚している。
ドーマムゥ叔父さん「おのれストレンジ
+似てない兄妹達

ヴィランとしての実力は設定のみの存在を除けば破格。
無尽蔵の魔力を駆使して、マインドコントロールや、物質転移、時空間移動、巨大化など数えきれない能力を扱う事ができ、
単純なスペックではストレンジとは比べ物にならない。
また、ダークディメンション内では宇宙改変も可能とほぼ全能の存在に等しくなっている。
本来通常のキャラクターでは逆立ちしても敵わないはずのギャラクタスを始めとするコズミック・ビーイング相手に互角に渡り合う事が出来る
(MUGENで言えば並キャラ神キャラと互角の試合を演じるのと同義)、と言えばその凄さが伝わるだろうか。

交際関係も幅広く、ヴィランとして登場する際は、その都度色々なヴィランと手を組んでヒーロー達の前に立ち塞がる。
ブラックハートや彼の父メフィスト等の魔王とも知り合いらしく、魔界で会議を行ったエピソードもある。
+マムゥと愉快な仲間達
自らの配下にはマインドレス・ワンの他、
ひょんな事から彼の魔法のマントを手に入れ力を得たごろつきザ・フッドがいる。


+映画『ドクター・ストレンジ』での活躍
「では、永遠の死を味わわせてやろう…!」
実写版においても黒幕として登場。
原作版とは違い、ビジュアルは「体表を常に波打たせる暗黒の巨人」とでも言うべきグロテスクなもの。
地球侵略を目論んでおり、エンシェント・ワンらが作り上げた結界「サンクタム」により地球への侵入を阻まれていたが、
ダークディメンションの力に魅入られた本作のメインヴィラン「カエシリウス」が率いる魔術師集団「ゼロッツ」を利用し、
サンクタムを破壊して、地球侵略を成就させんとする。

その桁違いのパワーは本作でも健在で、正義の魔術師達をして「地上に降臨させたら一巻の終わりだ」と言わしめる。
当然、魔術に触れたばかりのストレンジでは勝負にさえならず、劇中ではストレンジを様々な攻撃で一方的に惨殺した。
タイム・ストーンによる時間操作の影響も受けておらず、文字通りMCUヴィランの中では別格の存在と言える。

終盤にて、サンクタムが破壊された事でダークディメンションごと地上に顕現するが、
交渉に向かったストレンジに「自分が死んだ時、時間を自分が死ぬ前に巻き戻す」という時間のループに閉じ込められてしまう。
前述のように圧倒的な力の差で蘇り続けるストレンジを幾度となく瞬殺したが、
タイムストーンに影響されないが故に、蘇り続けるストレンジを永遠に相手にし続けるしかないという状況に陥ってしまい、
何度殺されても立ち向かい続ける覚悟を決めたストレンジの意志を前に根負け。
要するに自己主張し続ける広告や時報がウザくなってプレミアム会員に入った画面の前の俺ら
ストレンジの「ゼロッツを地球からつまみ出し、地球に二度と手を出さない」という条件を呑んで、
カエシリウスらをダークディメンションに取り込み、地球から撤退した。
嵌められて撤退を余儀なくされたとはいえ、能力的にはストレンジを圧倒したまま終わったのは流石ドーマムゥである。

「どうせなら、本を丸ごと盗むべきだったな。注意事項は呪文の後にあるものさ…」



格闘ゲームにおけるドーマムゥ(ドルマムゥ)


「ええと、キミの名前は何といったか……。

 まあいい。下等なゴミ虫くん、でいいかな?」


MARVEL VS. CAPCOM 3 』にDr.ストレンジ共々プレイアブルキャラとして登場。日本国内で作られた作品に登場するのはこれが初。
それまで全くの無名と言っても過言ではなかったが、いざ参戦してみるとそのキャラデザの格好良さや容赦のない悪役ぶりで、瞬く間に人気キャラに上り詰めた。

キャラクター同士の会話では上辺は紳士的な口調で接してくるが勝利メッセージでは残忍かつ尊大な本性を露わにする。
それ故か大半のキャラクターからは嫌われており、基本的に飄々としているダンテすら勝利メッセージでは不快感を滲ませる。
敗者にはゴミ虫くん(汎用)、凡人(ドゥ―ム)と歯に衣着せぬが、バージルには目を掛けている。
また、シュマゴラスは勝利メッセージで「カオスディメンション良いとこ。一度はおいでデシュ」と発言するなど余裕綽々であり、
少なくとも設定上は同格以上の存在であるようだ。社員に名前も覚えてもらえないのに…
戦いを通じてマーベルユニバース以外にも様々な世界が存在する事を知り、EDではギャラクタスによる騒動にヒーロー達の目が向いてる隙を突き、
カプコン世界に侵攻している。

+キャラ性能
空間を制圧する事に長けた設置系キャラ。
地上ダッシュは壊滅的だが、空中はダッシュ、飛行、珍しく空中でも使用可能なワープありとよく動ける。
高性能な設置技で相手を拘束しつつ、ワープなどで刺しに行く戦い方を取る事になる。
特殊技「フレイムカーペット」は火の絨毯を設置する技で、持続も長く地上戦主体キャラはこれを置かれるだけで厳しい。
ガードさせれば5F有利なのでチェーンや固めで出し切るのもよしという万能技のため抑止力として猛威を振るった。
同じく特殊技ダークマターは前方に飛び道具を一つ飛ばす技。弾の速度は並で、強度も最低なのだが、
代わりにヒットすると壁バウンドを誘発するので追撃が簡単という中々優秀な技。
必殺技については、「ダークスペル」*2は右手と左手に異なるスペルを溜める事ができ(左右合計3回まで)、
チャージ開放技のリベレーションを使う事で攻撃する技で、スペルの組み合わせで全く違う技になるのが特徴。
創造の力(青色の方)はそれだけだと死に技に近いので、とりあえず破壊の力(赤色の方)を溜めておけば大丈夫。
「ダークホール」と「ピュリフィケイション」は指定位置に小型のワームホールや大きな光柱を発生させる技で、立ち回りやコンボに非常に重要である。
ハイパーコンボは最低保証ダメージの高い「カオティックフレイム」、
ガードさせるか20ヒットするまで消えずに相手を追跡する火の玉を生み出す「ストークフレア」、
ほぼ全地上判定でダウン拾いや追撃も可能なレベル3HC「ダークディメンション」の3つでどれも優秀。
コンボも簡単で火力も高いのだが、動作がすべて大きいという弱点がある。
通常技は軒並み発生が遅めで、必殺技もその制圧力の代償かモーションが大振り。
ゆえに技を振り違えるとあっという間に近づかれたり弾幕に飲まれてしまったりする。
技の遅さ、アドバ漏れのリスクなどからあまり先鋒向きではないが、アシストもどれも優秀とまでは言えない性能なのでチーム構成には癖がある。
また、コンボは「最低火力」や「保証」は非常に高いものの、コンボに拡張性が無いおかげで、1キャラ落とし切れるほどの火力を出すには、
  • Lv3HC「ダークディメンジョン」を使う=3ゲージある(ただしゲージ放出役のドマムはカオティックやストークを使いたい)
  • 立ち回り中に溜める事は不可能に近いリベレーションのストックを溜めている=1キャラ自力で落とした後である(それならもう相手は浪費している)
  • キャラ限のパーツを使う、ただし対応キャラは体格が基準より「小さい」キャラ=低体力キャラ(そこまで高火力である必要がない)
といずれもジレンマを抱えた選択肢を使う必要がある。
したがって開幕ワンタッチで相手を倒すのはかなり骨が折れるため、尚更HCなどの為に後ろから出て来てディレイド要員にしたいのが悩みのタネである。
この手の硬い立ち回りのキャラの例にもれず崩し能力が低く、したがってXファクター適正も低いのがまたなんともポジショニングを迷わせる。

バージョンアップ版の『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』(通称「UMVC3」)では、
フレイムカーペットが本体がダメージを受けると消えるようになり安易なぶっぱが出来なくなったものの、
飛行の硬直減少、ダークスペルとリベレーションが空中発動可能、地上投げのダウン時間増加、
弱攻撃ののけぞりが増えチェーンコンボ増加、ダークマターがキャンセル可能になるなど大幅に強化され固定砲台から移動要塞になった。
特にダークマターの強化が凄まじく、ワープで攻め込んだりアドバ対策に置いたり簡単かつリターンの大きい択を迫れるので、かなりの重要技に大化けした。
あとネタ要素も増えた。具体的には戦闘開始時・勝利時の台詞にUMVC3で追加された日本語字幕が妙な事になっている(「おまえはたおされた。さらばだ。」など)。
参考動画

続編『MARVEL VS.CAPCOM:INFINITE』にも引き続き参戦。こちらでは「ドルマムゥ」名義に変わった。
キャラ性能は基本的にUMVC3準拠だが、攻撃ボタンが弱中強エリアルから弱強PKに変わったため、
ダークホールとピュリフィケイションがPKどちらでも出せるようになり、発動後自動でダークスペルを使うようになった(Pで赤、Kで青)。
明確な強化点としては青3リベレーションがUMVC3までの「ジャンプ封印を付けるがダメージ0の上相手次第で反確」という死に技から、
「引き寄せが付いた発生保障付き全地上フレイムカーペット」性能の茨を出す技に変わり、比較にならないレベルで超強化された。
また新たに強判定の空中特殊技カオスリッパー、ダメージ無しの衝撃波を放った後空間を引き裂く必殺技ディメンションファングを習得した。
ディメンションファングはバウンド・壁バウンド・強制ダウンの3種あり、それぞれDS赤・DS青・リベレーションに自動派生する(キャンセル可)。


MUGENにおけるドーマムゥ

海外の作者によるものが数体存在。
+Delusiontrim氏& Shinzankuro氏製作
  • Gladiacloud氏, Delusiontrim氏& Shinzankuro氏製作
MUGEN1.0以降専用。
非常に高クオリティの手描きドットが使用されており、MVC3で見せた技の数々が再現されているなど、その完成度は高い。
また青3リベレーションはMVCI仕様になっている。
が、「カオティックフレイム」など一部の技のヒットスパークが強く、目に大変よろしくないため注意。
機動力はかなり低く、動きも大振りで隙が多いが、必殺・超必殺技の各種の攻撃範囲が広く、非常に強力な技が揃っている。
火力も海外のキャラにしては平均的。
基本的に動きは原作準拠であるため、立ち回り方も同様のものが求められると言って良いだろう。
デフォルトAIは搭載されていない。
DLはこちらの紹介動画から

また、Vorse_Raidier氏によってAIパッチの搭載されたバージョンが、MFGの氏のフォーラムにて公開中。
ややコンボの精度が甘い部分もあるが、強ランクのキャラ相手ならそれなりに良い勝負をする。
2018年12月24日にはホルン氏によるAIパッチが公開されている。
コンボ、立ち回り、チャージ、反応、ガードの5項目を調整出来る。想定ランクは強~凶下位との事。
Vorse_Raidier氏のAI紹介動画

Dictator氏製作の専用ステージも存在。
こちらも上記本体の紹介動画から入手可能で、WinMUGENでも使用出来る。
同じくDr.ストレンジの宿敵である「バロン・モルド」や、ドーマムゥの尖兵である「マインドレス・ワン」が背景にいる賑やかなステージである。
どっかで見た様な悪魔も混じっているが

+Infinite氏製作
  • Infinite氏製作
2019年7月23日に公開。MUGEN1.0以降専用。
PotS&Infiniteスタイルで有名な氏による上記のドーマムゥの改変。
カラーパレットは貫禄の69種類あり、イントロで変更可能。
目に優しくなかったヒットスパークなどは削除され、カオティックフレイムなどの超必のエフェクトも変更されている。
氏恒例の格ゲーシステムは健在で、チェーンコンボなども搭載済み。
コンフィグを弄る事で設定の変更が可能。
デフォルトでAIが搭載済み。ランクは並。
DLはこちらの紹介動画から

+製作者不明
  • 製作者不明
youtubeで確認する限りでは、これ以前から後述のDルガールをベースに、『UMVC3』の3Dドットを切り抜いて製作したものが公開されているようだ。
こちらはWinMUGENでも使用可能。
DLはこちらの紹介動画から

この他にもゴッドルガール改変としてアフロン氏のDルガール、ヅァギ氏のドーマムゥルガールのようなルガールの皮を被ったドーマムゥも製作されている。
ニコニコMUGENではむしろこちらの方が有名か。


「ほらほら、どうした。もっと頑張りたまえよ。

 地球が私のものになってもいいのかね?」



出場大会

  • 「[大会] [ドーマムゥ]」をタグに含むページは1つもありません。

出演ストーリー


*1
なお、上記の出自から「シュマゴラスがドーマムゥを追放した」と誤解される事もしばしばあるが、
シュマちゃんは確かにマムゥのいた次元の神ではあるものの、追放自体には関与していない模様。
また原作ではこの次元を「カオスディメンション」と表記する事もない様子。

*2
このダークスペルをダークスペルでキャンセルし続けると「パワーオブザパワーオブザパワーオブザ」と延々と言い続ける。
本作の代表的なネタ台詞の一つとなっている。