「あなたのお手伝いを させていただく 秘書のしずえです!」
任天堂のゲーム
『どうぶつの森』シリーズに登場するキャラクター。
名前の由来はシーズー犬から。外見モチーフには作中の通貨であるベルの袋の要素も見られる。
ゲーム中では
「しずちゃん」の愛称が主流だが、プレイヤーからは「しずえさん」と
「さん」付けで呼ばれる事が多い。
英語圏では上記の通貨、および髪留めの鈴(ベル)と掛けた「Isabelle」(イザベル)という名前が使用されており、
ブロック玩具『
レゴ どうぶつの森』でも「Isabelle」として発売されている
(レゴは日本でも英語パッケージのまま(
日本語シールを貼られる事さえなく)発売されているため。ただし日本語版カタログでは日本名表記)。
初出は『とびだせどうぶつの森』。
前村長のコトブキが引退した事で、コトブキに代わり新村長となる人物を歓迎するために、
他の村民達と駅前で待ち合わせていた最中、たまたま引っ越してきた主人公を、
他の住民と同じように主人公を新たに村長になるだと勘違いしたのが、主人公との出会いのきっかけである
(本来新たに村長となる予定だった人物が失踪しており、その事が彼女らに伝えられていなかった)。
主人公が村長として認められるようになると、以降は主人公の秘書として活動し、
村の条例制定や公共事業として建造物の建設をサポートしてくれる。
ファンからの人気は非常に高く、公式でも『とびだせ』以降の各関連作品やメディアにおいて、
『どうぶつの森』シリーズを象徴するキャラとして扱われている。
特にどうぶつの森Twitter公式アカウントは『とびだせ』発売当時、
しずえが情報を発信しているという体裁で運用されており、プレイヤーから長く親しまれていた。
『あつまれ』の情報公開にと共にその役割がたぬきち(トム・ヌーク)に交代した際は、
日本どころか世界中から落胆や非難の声で炎上騒ぎが起きた程だった。
更に言うと『とびだせ』で村長となる主人公キャラと『あつまれ』の島民となる主人公キャラは
設定上別人のようで、
たとえプレイヤーが続けてシリーズをプレイしていてもしずえは他のキャラ達同様当然初対面のように接してくるため、
過去作から彼女に思い入れがある人ほど彼女の「村長」と呼んでもらえない他人行儀に寂しさを感じる事態に。地獄かよ。
一方、そもそも『とび森』でも『あつ森』でも自分≠村長≠島民と考えていたプレイヤーらにとっては然程ダメージにならなかった
余談ながら、麦茶を愛飲しているしずえさんに対し、麦茶を知らない外国人からは、
イザベル(しずえ)は仕事中にウィスキーをロックでキメてるヤバい女というミームが広がってしまった。
また『あつまれ どうぶつの森』と『DOOM Eternal』の発売日が同日だったことから、
何故かしずえさんとドゥームガイがタッグを組んで仲良く行動しているというブームも起こり、
DOOM公式アカウントが二人のねんどろいどで新年を祝う
事態にまで発展した。
実際『あつもり』と『DOOM Eternal』はゲームオブザイヤーにノミネートされるなど2020年を代表する傑作ゲームなので、
両作品の盛り上がりを示す一例と言えるだろう。
正直ドゥームガイの過酷な人生を思うとどうぶつの森でウサギちゃんとスローライフを送って欲しいとは切に思う
ようこそ!えいえんのじごく
|
ふたりはなかよし!
|
とはいえこれらのネタはあくまでもネタでしかなく、原作のしずえさんは心優しく素敵な女性であるため、
TPOを弁えて言及するようにしよう。
『for』では
アシストフィギュアとして登場(前作『X』で登場したリセットさんから交代)。
呼びだしたファイターに向けて一定時間フルーツを投げて回復させてくれる。
また、『どうぶつの森』のプレイヤーキャラをモデルにしたファイター「むらびと」がこの作品から参戦している。
「わたしが 参戦!?」
そして『
SPECIAL』でファイターとして実装された。
恒例の新規キャラ参戦ムービーでは
「◯◯参戦!!」と愛称をかけて
「しずえさん戦!!」という独自のフレーズで紹介された。
しずえのファイター昇格に伴い、同作における『ぶつ森』枠のアシストは「うんてんしゅ(かっぺい)」に引き継がれている。
ワザの構成やモーションはむらびとに似ているが、体型や骨格が異なるため、
骨格やモーションを流用した
モデル替え=
ダッシュファイターには当てはまらない。
あくまでむらびとを参考に一から制作したファイター、という事である(
リンクとトゥーンリンクの関係に近い)。
さらにドゥームガイもMiiファイターとして参戦しちゃった……
+
|
各種必殺ワザ(以降「B」と表記) |
アイテムや 飛び道具を1つだけしまう事ができ、もう一度ボタンを押すととり出して使える。
飛び道具なら サムスのチャージショットだろうが ゼルダのファントムだろうが何でもしまえては取り出せる、ある意味チート技。
ただしスマッシュボールなどの一部のアイテムはしまう事が出来ない。
また、しまうのモーション中は若干無敵判定があるので回避として使えない事もない。
風船を2個用いて飛び、ボタンを押すと上昇。
むらびとが頭に風船をつけたヘルメットを被る『バルーンファイト』を意識した首と腰に悪そうな飛行モーションなのに対し、
しずえさんは「うさぎふうせん」を取り付けたブランコに座るモーションとなっている。
復帰距離は全ファイター中最高クラスだが、1個でも割られてしまうと復帰距離が大幅に下がってしまう。
ハニワくんを地面に埋めて、ファイターが触れると連続ヒットを与えつつ上昇して爆発する 設置技。
設置面に対して垂直に飛ぶ上、ファイターが吹っ飛ぶ方向も真上なので、足場の角度によっては連続ヒットしない可能性もある。
また、空中では植える事が出来ず、狭い足場や急な坂だと植えるモーションが出るだけで不発に終わってしまう事も。
ファイターをつりざおで引っ掛けて投げたり、アイテムを引き寄せてそのまましまう事が出来る(箱などの大型は引き寄せるだけ)。
再びBを入力するか一定時間経過すると、ルアーを巻いて釣り針を戻すが、 巻いてる最中にもルアーに投げ判定が付く。
中距離での牽制や崖復帰阻止に使ったり、ワイヤー掴みで復帰したりと、しずえにとって重要なワザと言える。
ただし、飛び道具判定なので リフレクター等で 反射される点は注意。
+
|
だがしかし、彼女はとんでもない切り札を隠していた…! |
発売当初、「同キャラ対戦」かつ「横必殺ワザをアシストフィギュアに対して左右から同時に当てる」事で、
自身の行動が妨害されるまでアシストキャラを召喚し続けるというとんでもないバグが発見されていた(現在は修正済み)。
アシストフィギュアには多少の当たりハズレの要素はあるものの、それでも何体でも召喚されてくるのは対戦相手からすれば脅威でしかない。
ワルイージのような拘束力の強い技を持つアシストだと 場合によっては死ぬ事すらできなくなる。
このバグは海外において「Isabelle infinity」と名付けられ、国内でも「しずえインフィニティ」として浸透している。
|
たぬきち達が駆け付け、当たったファイターを閉じ込めるように役場を瞬時に建設。そして 完成した役場ごと大爆発させて吹っ飛ばす豪快なワザ。
ちなみに役場はしずえの初登場作品『とびだせどうぶつの森』の時のデザインに基づいている。
|
MUGENにおけるしずえさん
+
|
Planeptune氏製作 |
『 JUS』風 ドットを用いた MUGEN1.0以降専用の ちびキャラ。
製作者は海外の方なので、名前は英名の「Isabelle」。
『スマブラ』での攻撃や動作を参考にしつつ、格ゲーに落とし込んでアレンジしたような性能となっている。
ちびキャラながら攻撃範囲や 発生は優秀であり、元ゲーを再現したような設置技も備え、
テクニカルな攻め方の可能なキャラとなっている。
AIもデフォルトで搭載されている。
|
+
|
AGenericDude氏製作 |
高頭身の手描きドットで作られたしずえさん。こちらもMUGEN1.0以降専用。
原作のような二頭身ではないためか、若干大人びた印象を受ける。あと衣装が冬服準拠なので長袖。
なお、ファイル名は上記Planeptune氏製と同じ「Isabelle」なので、登録の際は注意されたし。
操作方法は4ボタン方式。避け、回り込み、 ブロッキング、ゲージ溜めに加え、『 MVC』風のスーパージャンプが可能。
一応エリアルレイヴも可能だが、リーチが短めなせいかコンボが繋がりにくい上、空中強攻撃でダウンを奪えなかったりとやや癖がある。
各種動作はPlaneptune氏のものと同じく『スマブラ』での攻撃や動作を取り入れたものが多く、
通常技のリーチは短いものの、ガード不能で 発生が早く、 コンボにも組み込める コマンド投げ「Fishing Rod」(つりざおに該当)や、
設置技「Lloid Trap」(しかけハニワくんに該当)が優秀。
超必殺技では某 お覇王のごとくスクターに乗って突撃する「City Tripper」や、しかけハニワくんの強化版「Lloid Trap Array」、
仕事机を召喚して相手をロックし、 デスクワークを行った後に爆破する、
『スマブラ』における最後の切りふだの簡易版とも言える「Dilligent Secretary」を持つ。
この他に飛び道具を弾き返す 必殺技もあるが、 判定が非常にシビアなので扱いづらい。
AIはデフォルトで搭載済み。
強さは並程度だが、飛び道具や回り込みを駆使してアグレッシブな 立ち回りを見せる。
|
出場大会
最終更新:2024年10月12日 22:22