ジャスピオン


「メタルテックスーツ、準備OK!」

東映制作の特撮『メタルヒーロー』シリーズの4作目『巨獣特捜ジャスピオン』の主人公。
ジャスピオンの由来は「ジャスティス」と「チャンピオン」を足した物で「正義の王者」という意味。
OPの曲名が『おれが正義だ!ジャスピオン』なのもそういう事である。
担当俳優は映画『コータローまかりとおる!』等でも主演したJACの生え抜きアクション俳優・黒崎輝氏。

ヒーローとしては珍しく、一貫してヒーロー名を通しており、変身前での別名も持たない
(企画段階では「剣城豊(けんじょう ゆたか)」なる地球人名も存在したとのことだが、結局本編では不採用に終わっている)。
両親と幼くして死別し、銀河仙人エジンに育てられた銀河の野生児(挿入歌やサブタイでは「銀河のターザン」とも)。
大人になったある日、魔神サタンゴースが蘇り、巨獣を操って全銀河を支配し、巨獣帝国を建設しようとしていた。
ジャスピオンはエジンから装備を授かり、巨大ロボットへの変形機構を持つ超惑星戦闘母艦「ダイレオン」、
空中戦も可能なバイクの超惑星マシーン「アイアンウルフ」、戦闘機とドリル戦車に分離可能な超惑星戦車「ガービン」、
女性型アンドロイドアンリ」と共に、サタンゴースの魔の手から宇宙を守る為に戦う。

両手を頭部側面にかざし、エネルギーを照射して変身する。シリーズの主人公の中で唯一変身時の掛け声が無い。
纏うスーツは「メタルテックスーツ」。足にはホバーボトムが装備されており、地上を滑る様に高速移動する。
主な武器は、実体剣「ブレーザーソード」と光線銃「ビームスキャナーガン」。
ビームスキャナーガンならびにホルスターには「JUSPION」の名が刻まれている。

必殺技はブレーザーソードに光子エネルギーをチャージした「プラズマブレーザーソード」でX字に切り裂く「コズミックハーレー」。
ダイレオン(ロボット形態)はジェット噴射で高速移動からのダブルパンチを見舞う「コズミッククラッシュ」が主な必殺技だが、
最終話でのみ黄金の鳥が変化した巨大な剣を手にして「ダイレオン・コズミックハーレー」を披露した。

デザインしたのは「超合金の生みの親」でお馴染み村上克司氏。デザイン画ではゴーグルの中央に若干の角度がついていた。

本作は「宇宙刑事以外の冠詞を付けたと同時に、警察でない初のメタルヒーローである。
これまでの宇宙刑事の母艦も人型変形する物はあったが、戦隊ロボとの差別化のため敢えて若干人型から外し気味にしていたようで、
一部回を除くと着ぐるみではなく操演するタイプでデカブツ同士のプロレス的なアクションには向かなかった。
だが「今回は宇宙刑事じゃないから!」と開き直ったようにがっつり戦隊ロボ寄りになり一気にアクションしやすくなったダイレオンは、
毎週巨獣との迫力のバトルを繰り広げた。

また、この手のマイナーメジャーな作品にはなぜかありがちな事に海外人気が高く、ブラジルでは1988年に『O Fantástico Jaspion』のタイトルで放送された。
そのあまりの人気から、設定的には全く無関係の後番組『時空戦士スピルバン』も『Jaspion2 Spielvan』のタイトルで続編として放送された。
その人気たるや、宮崎駿氏や鳥山明氏を抑えて、黒崎氏がブラジルで最も有名な日本人とされる程。

ニコニコ動画では「東映特撮ニコニコおふぃしゃる」で配信から3日限定で無料配信されていた。
現在は有料だが、コメント付きで見たい方は課金するのも良いだろう。

この他、『農耕士コンバイン』等で知られる秋田大学アニメーション製作研究会の手による、
自主制作特撮ヒーロー作品『農協特捜ンダビョン』が存在する。
全編秋田弁でお送りいたします


MUGENにおけるジャスピオン

Beto氏が製作したMUGEN1.0以降専用キャラが公開されている。
氏が製作予定のゲーム『Legendary Heroes』に参戦させる為に製作され、同ゲームの先行体験として公開したとの事。
MVC』を意識した操作性となっている。
並上位程度の強さを持つAIも搭載されており、射撃中心に攻めてくる。
紹介動画(DLリンク有り)

出場大会

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最終更新:2024年09月12日 02:57
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