カルミラ


「あたしに会うために人間を取り込んで復活したのかい?ずいぶん情熱的じゃないか」

特撮作品『ウルトラマントリガー』に登場するメインの敵役「闇の三巨人」の紅一点にしてリーダー格。別名「妖麗戦士」。
ランドソルのギルドではない。
ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』に登場した「愛憎戦士カミーラ」のリメイクキャラである。
担当声優は 上坂すみれ 女史。後述する人間態(下記画像右)も兼任して演じている。

3000万年前にエタニティコアを入手してそのエネルギーを用いて人間達を消し去り宇宙を闇の一族だけの世界に作り変えようとしたが、
裏切ったトリガーにダーゴン、ヒュドラムと共に石化される形で封印されてしまい、
現代で封印が解かれて蘇ったことで、再度エタニティコアを手中に収めるべく活動を開始した。

所謂女王様気質な性格をしており、残忍かつ高圧的。
おまけに非常に執念深く、自分達を裏切ったトリガーに対しても激しい執着心を抱いている。
「情熱的」という口癖の他、「~なのかい?」「~だねえ」という喋り方が特徴。
なお、本作は『ウマ娘 プリティーダービー』と話題になった時期が近かったからか、
同じく上坂女史が担当する同作の登場人物、 アグネスタキオン と絡めて「闇のタキオン」と呼ばれることも。
決してウルトラマンオーブライバルが関係するネタではない
尤も、アグネスタキオンも大概な性格をしているため、タキオン側が「光のカルミラ」と呼ばれることは無いが
きょうの勝利の女神(邪神)は あたしだけにチュウする
その後『トリガー』でナナセヒマリ隊員を演じた春川芽生女史が『ウマ娘』で シンボリクリスエス 役に抜擢されたのはまた別のお話

基本的に通常時は解読不能な古代語で話しているが、日本語も使用可能。
なお、因縁の相手の名前が「マナカ・ケンゴ」と知ってからは口癖の如く「マナカケンゴォ!」と言っているのだが、
劇中の地球人達にどう聞こえているかは謎。
カルミラがあまりに連呼するため、ケンゴの愛称が「マナカケンゴォ」として定着してしまっている始末である。
人間を下等と見下しているが、劇中では必要性があったため一度だけ妖艶な女性の人間態となって行動したこともある。

パワーではダーゴン、スピードではヒュドラムに劣るが、総合力では他二人を凌ぐ戦闘能力を持ち、
発光体のスティック「カルミラバトン」やムチ状の光線「カルミラウィップ」を用いて戦う。
また、カルミラバトンのエネルギーを収束させて光線として放てる他、闇怪獣を召喚したり、呪術を使用することも可能。
最大の必殺技は漆黒の光線技「カルミラフィンガースパーク」。

+ ネタバレ注意
エタニティコアを入手するためにユザレの覚醒を促しつつトリガーの奪還も画策し、
第11話でケンゴとトリガーを強引に分離してついにトリガーダークを復活させるが、
そのせいで偶発的に3000万年前に飛ばされたケンゴがその時代のトリガーダークと同化して光の化身ウルトラマントリガーへと転身し、
三巨人を封印した挙句に元の時代に帰還して、トリガーダーク及び三巨人と対峙する。
このような芸当ができたのはケンゴこそがトリガーの身体から離れた魂が人間として転生した存在だったためだが、
カルミラは改変された事象の記憶を見たことで「トリガーが自分を裏切ったのは同化したケンゴに支配されたせい」と壮絶な勘違いを起こし
(実際には前世が転生後の説得に絆されて一体化するというさらに難解な展開が起きたのだがカルミラにそれを知る術は無かった)、
それまでトリガーの中身代わりとしか見なしていなかったマナカ・ケンゴを、自分からトリガーを奪った怨敵として見なすと同時に、
エタニティコア入手よりマナカ・ケンゴへの復讐に思考が支配され、度々ヒステリーを起こすようになる。
なおトリガーから分離した闇の力を入手したイグニスが変身するトリガーダークに対しては、
「見た目が同じだけの偽物のトリガー」として歯牙にもかけていない
(この点は元ネタであるカミーラが、ティガ本人とは別人であるダイゴが変身したティガダークを本物だと思っていたのと対照的である)。
それでも、自分達を出し抜こうとしたアブソリューティアンに一杯食わせるべく人間に助力するなどしばらくは大局を見据えた行動をしていたが、
やはり上記の姿勢のせいで徐々にヒュドラムやダーゴンとの関係に歪みが生じ始め、キリエル人の精神干渉の一件をきっかけに遂に亀裂は表面化。
ここに来てカルミラは仲間だったはずのヒュドラムとダーゴンを吸収して闇の力を奪い、
その力で覚醒したユナを奪取してエタニティコアの力も簒奪し、邪神メガロゾーアと化す。
ケンゴこそがトリガーと同一の存在だったことに気付くこともなく、
宇宙の支配という当初の目的すら見失ったまま、宇宙を滅亡させかねない力でケンゴへの復讐を目論んだ。
そのままウルトラマントリガーを圧倒し、敗北寸前まで追い詰めるものの、
光の力と闇の力、両方を併せ持つ「トリガートゥルース」によって倒される。
マナカ・ケンゴへの呪詛を吐きながら爆散するも、死の間際に精神世界でケンゴと相対。
「何故闇を拒絶する!?」と問うカルミラ。対してケンゴは「自分は人であり、光であり、闇でもある。拒絶なんかしない」とカルミラの手を取った。
その言葉に安心したのか、最期は穏やかに消滅していった。


「これが……“光”かい?……温かいねぇ……」

+ しかし…?
ウルトラマンデッカー』において闇がスフィアを利用してスフィアメガロゾーアが復活した際に、
メガロゾーアのみならずカルミラまでもが偶発的に復活してしまっていた。
ただし、ケンゴが闇を否定しなかったようにカルミラも光を理解して改心しており、
スフィアメガロゾーアが暴れていたのはカルミラの意志ではなく、むしろ彼女がスフィアメガロゾーアに同化されて囚われているような状態だった。
そして、トリガーがスフィアメガロゾーアの猛攻を凌ぎながら隙を作り、デッカーミラクルタイプの念動力と、
ユナに僅かに残っていたユザレの力によって、カルミラはスフィアメガロゾーアの体内から引きずり出され、トリガー、デッカーと共に共闘した。

スフィアメガロゾーアはかつてと同様に闇と光の力が無ければ倒せない存在で、
トリガーダークの力を持つイグニスが不在のためこの時点のトリガーはトゥルースにはなれなかったが、
闇の力を持つカルミラが戦力に加わったためスフィアメガロゾーアを倒せる前提条件である「光と闇の力」が偶発的ながら揃っており、
3人の合体光線によりスフィアメガロゾーアは撃破された。
そしてトリガーが地球に離れるのに相乗りし、ダーゴン、ヒュドラムの魂と共に新天地を目指して旅立って行った。

なおケンゴとは和解したが、マナカケンゴォはマナカケンゴォのままであった。
ついでに偶発的とはいえカルミラ(メガロゾーア)とスフィアが同化していたせいで、ラスボスに余計な情報が渡り、
結果論だがこの時の事態は最終章にまで大きな影響を及ぼす出来事となった。

余談だが、『ウルトラシリーズ』のTV作品でゾグ(第一形態)と並ぶ数少ないラスボスを担った女性型のキャラである。


MUGENにおけるカルミラ

BlackCat氏、Cat Leader氏、Mugen徐的异界夏娜氏により共同製作された、MUGEN1.0以降専用キャラが公開中。
カルミラバトンを用いたリーチの長い攻撃や飛び道具「エネルギー弾」、移動技「テレポート」を備え、
設定通り攻撃面・機動性が満遍なく優秀なオールラウンダーな性能をしている。
また、ストライカーとしてダーゴン、ヒュドラム、ゴルバ―を呼び出せるが、ゲージ消費無しで召喚可能にも拘らず潰せないという素敵仕様となっている。
超必殺技ではカルミラバトンの光線とトリガーダークのインパクトソードフィニッシュのぶつかり合いを起こし、
その余波に対戦相手を巻き込んで自分のダメージと引き換えに相手に大打撃を与える

AIもデフォルトで搭載済み。
ゲージ技を含めた各種技が高火力かつ発生が早いため潰すのに困難な上、上記のストライカーの仕様もあって凶悪な強さを誇る。
ボスハルクエルクゥマスターギースゴンザレスといった面々を倒せるが、金ラオウレアアクマに完敗することから、想定ランクは狂下位~中位と言った所。
DLは下記の動画から

出場大会

  • 「[大会] [カルミラ]」をタグに含むページは1つもありません。


最終更新:2025年07月06日 15:38