【ネス】

ネス とは、【MOTHER2 ギーグの逆襲】のキャラクター。

プロフィール

ネス

他言語

Ness (英語)

別名義

ぼく

種族

【人間】

性別

所属

オネット

初登場

【MOTHER2 ギーグの逆襲】

イーグルランドの田舎町・オネットに住む、赤い帽子を被ったごく普通の男の子。
フとした事をきっかけに超能力の才能を開花させ、様々なPSIを操れるようになる。
高い潜在能力を秘めているものの、年相応のマザーコンプレックスのようで、家を離れるとホームシックになってしまう。一人称は「ぼく」。
主な使用武器はバットで、好物はハンバーグ(デフォルト設定)。

作品別

【MOTHER2 ギーグの逆襲】

主人公。名前や好物は変更可能。
【ブンブーン】との出会いをきっかけに冒険の旅へと向かう。
名前の候補には【マリオ】や「たくや」といったものまである。(SMAPの木村拓哉が元ネタ。発売当時のテレビCMにも出演していた縁からで、その他の仲間の名前候補にもメンバー絡みの名前が存在する。)
いわゆる無言系主人公でプレイヤー本人という扱いなので思考は分からないが、レベル帯に応じて「ホームシック」状態になってしまう事がある。
この状態になると戦闘中に家族のことを思い出してまともに戦わなくなってしまう。予防する方法はLV60以上まで上げる以外に無い上、発生率はランダムなのでホームシック解除後に即ホームシックになる事もある始末。治すには【ママ】に電話しよう。

性能としてはRPGの勇者そのまんまで非常に強い万能キャラクター。
本作は他のメンバーも十分に強いのだがジェフプーはそのスペックを十分に発揮するためには市販の消耗品をマメに入手しなくてはいけないので、何も知らずにプレイしていると微妙なキャラと感じたりする人もいる一方で、彼だけはどうプレイしていても圧倒的に強い。
前作の【ニンテン】と違って鈍足ではあるが、あちらと違って打撃に関しては後発の仲間キャラに抜かれることなく、一貫してパーティ内最強の殴り要員でありながら、専用PSIのPKキアイ(名前変更可能)も優秀な上、搦手としてPKフラッシュやさいみんじゅつ・パラライシスまで使える。
そのままでも十分すぎるほど強いが、マジカントのイベントをこなすことでさらにパワーアップし、HPもPPも他キャラの二倍くらいというトチ狂ったステータスになる。
そんな有様ながら終盤で全体をほぼ全回復できるライフアップΩを習得するため、他の仲間が全て致命的な一撃を食らっても
自分一人だけ平然としながら仲間のドラムロール式HPが0になる前に全体回復を使ってあっさり形成を立て直す、という場面も珍しくない。
ただし、マジカントをクリアする前にレベル99になると急成長ボーナスを受けられなくなってしまうため、育てすぎに注意。

本作の元凶かつお隣である【ポーキー・ミンチ】に対しては、あれだけ迷惑を被りながらも憎からず思っていたようで、彼の精神世界であるマジカントで出会うポーキーは現実世界のそれとは打って変わって穏やかな態度でネスに接してくれる。
ポーキーから見た彼がどのような存在だったのかは続編である程度明らかになる。

北米版のガイドブック(リンク先はSNES Classicのマニュアル)で確認できる粘土細工のアートワークは日本版のそれと異なり、若干大人びている。

【MOTHER3】

本人は登場しないが、第8章の各地でポーキーが作った彼の活躍の場面を見る事ができる。
脚色されている様子はまったくなく、前作の冒険がそのまま語られている。これが何を意図しているのかはポーキーにしかわからない。
また、彼の使っていたヨーヨーが「ともだちのヨーヨー」として保管されている。

【ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ】

隠しキャラクターとして登場。原作では使えなかったPKファイ*1やPKサンダー、サイマグネットを使用する。
原作で戦う姿が影も形もないキャラたちが白兵戦をする本シリーズにおいては些細な問題ともいえるが、PKキアイやPKフラッシュのような原作で彼が得意としていた技を使わず、仲間の技を中心に戦うという変わったファイターに。
解禁条件が「1Pgameを難易度ノーマル以上、ストック3人以下でノーコンティニュークリア」と、明らかに一人だけ厳しくなっており*2恐らく最後に解禁されるであろうシークレット要素の強いファイター。
恐らく当時のHAL研が64版の『MOTHER3』を開発していたことからこんな扱いになった物と思われる。
本作には彼のホームステージが無い。

それだけあって公式で意図的に強キャラとして設計されたと思わしい尖った要素が無数にあるキャラなのだが、それだけに癖が強く、 PKサンダーを自分に当てると、当てた側の反対方向に高速タックルを繰り出す という特殊コマンド染みた動きを使わないと復帰ができない、という特徴があり、シリーズ通しての彼の欠点となる。
特に本作の場合ヤマブキシティのビルの谷間に堕ちた場合絶望的。サンダー弾を消されるとそのまましりもち落下になってしまう。
横スマッシュ攻撃「バットスイング」は飛び道具を反射でき、下必殺ワザの「サイマグネット」はエネルギー系飛び道具を吸収して自身を回復できる。
発売当時はPKファイヤー・PKサンダーのお手軽性能や上強ハメで強キャラと見られており、1999年当時に開催されていた「スマブラ名人決定戦」では【カービィ】と並んで使用者が多く見られていた。

日本国外版では下方修正され、主要技のダメージ・ぶっとばし・射程・当たり判定が低下している。
研究が進んだ現在の評価は落ち着いており、性能はタイマンだと概ね中堅、乱闘だとPKサンダーによる体当たり等の暴れ要素でそれよりは強い程度見なされることが多く、日本版と日本国外版では若干キャラランクも異なる。

【大乱闘スマッシュブラザーズDX】

操作キャラクターの一人で初期キャラクター。重量は「94」に増加した。ようやく原作技であるPKフラッシュも使用できるようになった。
弱攻撃1が「ジャブ」、ダッシュ攻撃が「PKハンドスタンプ」、通常空中攻撃が「ネススピン」、前空中攻撃が「空中PKハンドスタンプ」、後空中攻撃が「PKドロップキック」、通常必殺ワザが「PKフラッシュ」に変更された。
シークレットキャラ扱いをやめたせいか、全体的に攻撃力が下方修正されている。
……要するに「64版では公式で意図的に強キャラとして設計していたものを他のキャラと同じ程度まで引き下げた」ということなのだが実際の64版のネスは「公式が強キャラのつもりで設計した中堅キャラ」でしかないので、そこから目に見えて弱体化された本作でははっきり言って弱キャラである。
まぁ横スマッシュだけ逆に妙に高性能に強化されたり、高いふっとばしを誇る投げなどの光る要素もあるので同じ大本眞基子キャラの凋落っぷりに比べたら大分マシである。
対戦ステージの「イーグルランド フォー・サイド」では、左右のビルの間に入ってしまうとPKサンダーで復帰し辛くなる。

【大乱闘スマッシュブラザーズX】

発売前の時点で【リュカ】の参戦が決定したことで参戦を危ぶまれたが無事続投。
隠しキャラクター。最後の切りふだは「PKスターストーム」。
妙に強かった横スマッシュが弱体化したものの、上下スマッシュ攻撃やPKサンダー体当たりが強化、強烈な投げは健在なので前作に比べると大分強化された。
ただし復帰の弱さは健在で、掴みから脱した際に妙に大きな隙ができるという欠点がある為タイマンは相変わらずやや苦手。
元々リュカの参戦により入れ替わりで彼もスマブラを卒業する予定だったのが、『MOTHER3』が国内販売限定作品となったため結局続投となったとのこと。

「亜空の使者」では【キングのぞう】を破壊しリュカを助け、直後現れたポーキーと対決。彼が自分の手で『MOTHER3』のポーキーと出会い決着をつけるというのは、シリーズを通してみるとかなり感慨深いものがある。
その後、【ワリオ】が撃ったダークキャノンの弾からリュカを庇ってフィギュアにされてしまう。

フィギュアにされた後はデデデに回収され、、デデデ城にて時限式のブローチをつけられる。
【タブー】と戦えるファイターがいなくなった後に【ルイージ】と共に復活し、すぐ近くでフィギュア化していたデデデを復活させた。デフォルトでタブーに挑めるファイターの1体。

【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】

ファイターとして参戦。ホームステージにマジカントが登場した。
3DS版では隠しファイター、WiiU版では初期ファイターになっている。
横強攻撃が「サイドキック」、上強攻撃が「PKトス」、下空中攻撃が「PKメテオキック」に変更された。
全体的なふっとばし力が底上げされており、『DX』→『X』で弱体化された横スマッシュが再び強化、上下スマッシュがさらに引き続き強化(ただしホールドによるダメージ判定は撤廃されている)された他、PKサンダーがスピード・操作性・威力・後隙の少なさの全てが向上したハイスペックな飛び道具へと強化された。
全体的に投げの威力が弱体化された本作でも彼の投げは相変わらず強烈。
一応仕様変更によりメテオが使いづらくなったという欠点はあるものの、通しで見たら間違いなく大幅強化で、今まで得意としていた乱闘はもちろんのこと、タイマンにおける強さも侮れなくなった。
カスタマイズ必殺ワザではリストラされたリュカのワザの性能に準じたものが用意されており、PKフリーズのボイスも収録されている。
その後、リュカもDLCで参戦している。

特設リングでの通り名は「PSIを持つ少年」。

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

隠しファイターとして参戦。
向きによって左右反転するようになった。上空中攻撃が「PKワイパー」に変更された。
前作の高いふっとばし力はそのままに上下スマッシュのホールド時の攻撃判定が復活しますます強化。
基本的に弱体化部分がほぼなく、今までのネスの良いとこどりのような性能なので歴代でトップクラスの強さ。
PKスターストーム使用時にポーラプーも手伝ってくれるようになった。

「灯火の星」では、「光の世界」の「雲海」エリアで解放可能。

ファイタースピリットのアートワークは『MOTHER2 ギーグの逆襲』のもの。

能力・武器

PSI

  • PKキアイ(PKひっさつ)
    敵全員に無属性ダメージを与える。味方ではネス専用。敵とのスピード差に応じて命中・回避補正がかかる。
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』とは異なり、原作ではダメージを与えるPSIはこの系列のみ。
    「キアイ」の部分はゲーム開始時に入力した「カッコイイもの」が入る。おまかせの第一候補は「キアイ」。
  • PKキアイα
    敵全体に小ダメージ。序盤はお世話になる。
  • PKキアイβ
    敵全体に中ダメージ。やや消費が重いが中盤はそこそこ使う。
  • PKキアイγ
    敵全体に大ダメージ。消費がかなり重い上にダメージのブレ幅が激しく、使い難い。
  • PKキアイΩ
    敵全体に特大ダメージ。消費も非常に重い。
  • PKフラッシュ
    敵全員に状態異常を与える。味方ではネス専用。なお、MOTHER2の説明書では「光ダメージ」と書かれているが誤り。
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では光を炸裂させて大ダメージを与えるPSIとなっている。
  • PKフラッシュα
    7/8で涙、1/8でへん状態にする。
  • PKフラッシュβ
    5/8で涙、1/8でへん・痺れ・気絶状態にする。
  • PKフラッシュγ
    4/8で涙、2/8で気絶、1/8でへん・痺れ状態にする。
  • PKフラッシュΩ
    3/8で涙・気絶、1/8でへん・痺れ状態にする。
  • ライフアップ
    HPを回復するPSI。
  • ライフアップα
    単体のHPを100ほど回復する。長らくお世話になる。
  • ライフアップβ
    単体のHPを300ほど回復する。中盤からはこれ。
  • ライフアップγ
    単体のHPを全回復。致死量のダメージを受けたらこれ。
  • ライフアップΩ
    味方全体のHPを400ほど回復。全体に大ダメージを受けたらこれ。ネス専用。
  • ヒーリング
    1人の状態異常を回復する。
  • ヒーリングα
    カゼ・日射病・眠りを回復。
  • ヒーリングβ
    αのものに加え、毒・気持ち悪い・涙・へんを回復。
  • ヒーリングγ
    α・βのものに加え、痺れ・ダイヤを回復。気絶しているキャラを3/4の確率でカムバックさせる。
  • シールド
    1人に物理攻撃を軽減するシールドを張る。『MOTHER2 ギーグの逆襲』のボスキャラの殆どは半減無視効果の攻撃でシールドを突破してくるため、案外役に立たない。
    『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』ではネスのシールドは他のキャラよりも若干大きいといった形で一応再現されている。
  • シールドα
    1人に物理攻撃のダメージを半減するシールドを張る。
  • シールドβ
    1人に物理攻撃を反撃するシールドを張る。
  • さいみんじゅつ
    眠らせる。味方ではネス専用。
  • さいみんじゅつα
    単体を眠らせる。
  • さいみんじゅつΩ
    全体を眠らせる。
  • パラライシス
    しびれさせる。味方ではネス専用。
  • パラライシスΩ
    全体を痺れさせる。
  • テレポート(テレポーテーション)
    既に訪れた町等に瞬間移動する。テレポート中に何かにぶつかると失敗する。
    正式には「テレポーテーション」なのだが、コマンドでは略して「テレポート」と表記される。
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では入場演出に使われている。
  • テレポートα
    直接に走ってテレポートする。【サル】から教わる。教わらない場合はマジカントクリア後に習得している。
  • テレポートβ
    渦を巻いてテレポートする。マジカントクリア後に習得。
  • PKファイヤー
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』で使用。当たると火柱が上がる。『MOTHERシリーズ』と異なり、「PKファイー」ではない。
  • PKサンダー
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』で使用。自由に動かせる電気の弾を飛ばし、自分に当たると当てた方向と反対側へ突撃する。
    トリッキーかつ高威力の復帰ワザとなっている。
  • サイマグネット
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』で使用。飛び道具のダメージを吸収する。
  • PKスターストーム
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』で使用。最後の切りふだとなっており、フィールド全体に隕石を落とす。

武器

バット

ネス専用の武器種。オフェンスが高めに設定されている。基本空振り率は1/16。

  • ボロのバット
    オンボロのバット。一番弱い武器。
  • ふつうのバット
    ごく普通のバット。長らく頼りになる。
  • いいバット
    いいものらしい。ふつうのバットより強い。
  • とてもいいバット
    とてもいいものらしい。一部の攻略本では「すごくいいバット」と誤植されている。
  • ミスターのバット
    恐らくミスターこと長嶋茂雄のバット。何故か店売りしている。
  • ゴヂラのバット
    「ゴジラ」ではない。恐らく松井秀喜がモチーフ。手に入る時期が半端すぎて殆ど出番がない。
  • ゴージャスなバット
    中盤の主力となるバット。
  • さいこうのバット
    グミ族の村で交換できるバット。名前に反して最高のオフェンスというわけではない。
  • きゅうきょくバット
    地底大陸で購入できるバット。名前に反して究極のオフェンスというわけではない。
  • マジカントバット
    マジカントで手に入るバット。一級品のオフェンスを誇る。
  • でんせつのバット
    何故か過去の最低国にあるバット。伝説というだけあって非常に高いオフェンスを誇る。基本的には最終武器。
  • ガッツのバット
    【クラーケンバイオ】が落とすバット。『MOTHER2 ギーグの逆襲』では最もレアなアイテム。手に入れる頃にはレベル99になるほどで、本作のゴール地点とも言える武器。

汎用武器

ヨーヨーなどの「うつ」道具。空振り率が一律で3/16に設定されており、更にSFC版ではSMASHが発生しない成約があるためどうしようもない武器種。

  • ヨーヨー
    ネスと言えば「バットとヨーヨー」というイメージが強いが、『MOTHER2 ギーグの逆襲』では上記の仕様により弱い武器。
    『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、『ハイパーヨーヨー』の『ハイパーレイダー』や『ステルスレイダー』(元々は米国でヨメガが販売した『レイダー』という名前)と酷似しており、これは「あれ、デザイナーの趣味みたいです。」と桜井政博が回答している。(参照)
  • スリングショット
    ツーソンで買える武器。『MOTHER』では序盤の繋ぎとして使える武器だったが、『MOTHER2 ギーグの逆襲』では汎用武器の空振り率の仕様が原因で完全な罠武器である。これを買うとグレートフルデッドの谷の難易度が爆発的に上がるので買ってはいけない。
  • スーパースリング
    サターンバレーで買える。やはり空振り率が高く、使えない。
  • すっごいヨーヨー
    フォーサイドで買える。例によって空振り率が高く、使えない。
  • コンバットヨーヨー
    魔境で買える。空振り率が高く、オフェンスもゴージャスなバットと同じという死に武器。

元ネタ推測

【ファミリーコンピュータ】の英名『Nintendo Entertainment System』の略称「NES」

関連キャラクター

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最終更新:2025年01月15日 18:08

*1 PKファイ「ア」ーではない

*2 本作における難易度ノーマルというのは五段階中三段目の評価なので、『X』における「むずかしい」や『for』におけるホンキ度5前後にあたる