キノガッサ とは、ポケットモンスターシリーズのキャラクター。
キノガッサ |
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他言語 |
Breloom(英語) Kapilz(ドイツ語) Chapignon(フランス語) |
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全国図鑑 |
0286 | |
ホウエン図鑑 |
035 | |
分類 |
きのこポケモン | |
高さ |
1.2m | |
重さ |
39.2kg | |
初登場 |
【ポケットモンスター ルビー・サファイア】 | |
進化条件 |
【キノココ】:Lv23 | |
前のポケモン |
【キノココ】 | |
次のポケモン |
【ナマケロ】 |
【キノココ】の進化系。
短い腕はパンチを出すときグーンと伸びる。プロボクサー顔負けのテクニックを持つ。
ステータス |
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タイプ |
くさ かくとう |
タマゴ |
ようせい しょくぶつ |
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とくせい |
ほうし ポイズンヒール |
隠れ特性 |
テクニシャン |
HP |
60 |
とくこう |
60 |
こうげき |
130 |
とくぼう |
60 |
ぼうぎょ |
80 |
すばやさ |
70 |
HPととくぼうは進化前と同じ数値だが、こうげきとすばやさが大きく上昇。無駄の少ない種族値配分と言える。
特にすばやさは「キノコのほうし」を覚えるポケモンの中では破格の70となっている(ただし【リククラゲ】とは同値、【ノノクラゲ】より遅いが特性の効果で後出しになる先手で放てる点ではこっちが優勢)。
野生では出現せず、キノココを進化させないと手に入らない。
進化前のキノココから見た目が大きく様変わりし、お目目もパッチリで可愛さがぐーんと上がった。
こうげきやすばやさこそキノココから格段に上昇したとはいえ、第三世代ではまともな物理攻撃わざをレベルアップで覚えてくれないのでストーリーでは少々使い辛い。
「かわらわり」や「ヘドロばくだん」辺りが物理わざの習得候補に挙がるが、貴重なわざマシンを要する。くさわざは全て特殊攻撃の時代だったので、とくこうの低いキノガッサでは殆ど生かせない。
捕獲要員として起用するにしても重要な「みねうち」はタマゴわざかつ、『ルビー・サファイア』当時は『ルビー』限定のポケモンを要するなど遺伝が少々面倒だったため、殿堂入り前に使うのは難しい。
(この頃の「みねうち」の遺伝経路は【ザングース】→【クチート】→キノココ。ザングースの「みねうち」はレベル55で習得と手間がかかる)
本作に限らず代名詞とも言うべき「キノコのほうし」は進化前限定、しかも高レベルでの習得となるので注意。
しかも本作の時点ではキノココLV54と高レベルのため、フラットルールが無い当時のLV50戦で使う場合はタマゴわざとして習得させる必要があった。
トレーナーでは【アロマなおねえさん】や【ポケモンレンジャー】が使ってくる。
本作ではホウエン地方のポケモンは出現しないため、キノココもキノガッサも通信交換以外では入手できない。
【パラス】や【ストライク】が解禁されたため、キノココへの「みねうち」の遺伝が楽になり、捕獲要員としてのキノガッサが作りやすくなった。
(ストライクは『ファイアレッド』限定のポケモンだが「みねうち」をレベル16で習得可能。ストライク→パラス→キノココと遺伝する事でザングースを用いた遺伝経路よりも早く作れる)
本作ではジムリーダーと再戦が可能になったが、かくとうタイプの使い手である【トウキ】は再戦時でもキノガッサを使わなかった。
彼はかつての修行仲間であった【シバ】と同じポケモンを多く起用しており、キノガッサを投入するスペースが無かったものと思われる。
ソフト単品では殿堂入り後のノモセ大湿原の日替わり枠に出るキノココを捕まえて進化させるぐらいでしか入手できないため、基本的にはGBAからの輸送かGTSで入手する事になる。
くさタイプの物理わざ「タネばくだん」を習得した事で、くさタイプである事を生かしやすくなった。
さらに新特性「ポイズンヒール」を習得。対戦では「どくどくだま」を所持した「ポイヒガッサ」が使用される。
受け性能が高く突破できないポケモンはハメられるためこの時点でも嫌らしい強さを見せていた。
捕獲要員としても「ポイズンヒール」は有用であり、「ほうし」で直接攻撃してきた敵を勝手にどく・まひ状態にしてしまう危険性がなくなる事から「ポイズンヒール」が推奨される。
しかし「みねうち」はわざマシン入りしたにもかかわらず、第四世代のキノガッサはわざマシンで「みねうち」を覚える事ができなかった。
サファリゾーンのあれちにて、もりブロックを21個配置すると出現。
キノココも似たような条件で出現する上、捕捉率もあちらの方が高いので狙うならキノココにしよう。
5%で「ビアーのみ」を所持している事があるが他で狙った方が楽。
隠れ特性「テクニシャン」、新わざ「ローキック」、ねむり交換時にターンがリセットされる仕様変更によって覚醒。
自分よりも遅いポケモンを「キノコのほうし」で眠らせて起点にできる性能によりS69以下のポケモン全てがキノガッサのカモになってしまう。
更に交換したとしても「ローキック」でSを下げられて眠らされ、その「ローキック」はテクニシャンの効果で超強化されるのでメインウエポンとしても使用可能。
従来の「ポイズンヒール」型も健在で、この世代の環境ポケモンとして大暴れした。
「テクニシャン」はキノガッサの捕獲要員としての質も大きく向上させており、「みねうち」の威力上昇も然る事ながら
「マッハパンチ」や、第五世代で威力が強化された「タネマシンガン」の威力も更に上昇するため、捕獲要員と雑魚散らしの両面で活躍が可能となった。
しかし第五世代で隠れ特性のキノココを入手するのは、ポケモンドリームワールドやWi-Fiサービスが終了した今となっては難しく、
『ブラック2・ホワイト2』のヤグルマの森の隠し穴に低確率で出現するキノガッサを狙うしかない。
フレンドサファリのかくとう枠に出現する事がある。本作ではここ以外の場所には出現しない。
今回は野生時に所持しているアイテムが「ちいさなキノコ」か「おおきなキノコ」に変わった。
前世代で大暴れしたツケが回り、「ローキック」が「テクニシャン」の乗らないギリギリの威力である6
5
に上昇、くさタイプや特性「ぼうじん」が粉と胞子を無効化、同じく粉と胞子を無効化できる道具「ぼうじんゴーグル」の追加、交換時のねむりターン数リセットの仕様が元に戻って廃止と、ありとあらゆる方面で下方修正。
更に天敵として【ファイアロー】も追加されたため迂闊に出せなくなった。
が、ここまで下方修正されても相変わらず高めの使用率を保っており、S70から100%ねむりをだせる性能がどれだけ恐ろしいのかがよく分かる結果となった。
また第六世代から「がんせきふうじ」が強化されており、威力が「テクニシャン」の適用範囲となる60、命中も95と上がった事からタイプ一致こそ乗らないが「ローキック」の代わりや、純粋にいわタイプの攻撃技として使われる事もあった。
第六世代からポケモンがドット絵から3Dモデルになった。
キノガッサの場合はパンチの際に腕が伸びる特徴は再現されているものの、華麗なフットワークについては再現されておらず、待機中や攻撃時にピョンピョン跳ねなくなった。
原作と同じでキノガッサは野生で出現しないため、キノココから進化させて入手する事になる。
隠れ特性はずかんナビのサーチ機能で簡単に探せるので『X・Y』で入手出来なかったプレイヤーも楽に入手できるようになった。
本作ではキノココもキノガッサも野生で出現しないため、使いたい場合は過去作から送ってくるか、GTSなどの人づてで手に入れる必要がある。
【カプ・テテフ】や【カプ・レヒレ】と言った新たな天敵が台頭したものの、ファイアローの弱体化や全体的なインフレによる対策漏れにより活躍を見せる。やはり鈍足ポケモンを封じられる性能は驚異的だった。
第八世代で初の解禁。
しかし肝心のキノココが原作に準拠した全国図鑑入手後のノモセ大湿原の日替わり枠のままであり、地下大洞窟に出てくるといった事もないため、ソフト単品での入手難度は相変わらず高い。
キノココの捕捉率は高いので出現さえすれば捕獲は簡単なのだが、出てくるまで数日を要する点は面倒と言わざるを得ないだろう。
なお、隠れ特性個体は本作だけだと「とくせいパッチ」でしか入手できないので、「テクニシャン」キノガッサを戦闘および捕獲要員として使うのは困難。
既に別データで所持しているなら【Pokémon HOME】から輸送するのが無難。
レベルアップで覚えるわざからは「スカイアッパー」が削除され、代わりに「ドレインパンチ」を自力で習得可能に。
また、わざの思い出しは『ソード・シールド』準拠のため、進化後でも進化前限定のわざをいつでも思い出せる。
そのため、「キノコのほうし」を両親に覚えさせた状態で遺伝したり、覚えるまでキノココを進化キャンセルで育てる必要がなくなった。
トレーナーでは【ナタネ】と【スモモ】が再戦時に使用する。
彼女達がジムで使うキノガッサは、ナタネが「ポイズンヒール」型であり、スモモが「テクニシャン」型となっている。
なお、バトルタワーで戦う際は両者とも「テクニシャン」型を使う。
ちなみに連れ歩きではピョンピョン跳ねながら主人公に付いてきてくれる。可愛い。
事前PVで初めてその姿が確認された際には、Twitterにトレンド入りするほど悪名高い圧倒的な存在感を示していた。
野生では西3番エリアに登場。同エリアでは固定テラスタルシンボル(レベル30)としても登場しており、その個体のテラスタイプは「いわ」。
しかも覚えている技が「キノコのほうし」「タネマシンガン」「マッハパンチ」「がんせきふうじ」と通常特性である事以外は完全にガチ構成。
戦闘要員だけでなく「みねうち」を覚えさせて捕獲要員としても即座に使用できる実に優秀なキノガッサである。
本作ではキノココの時にしか「キノコのほうし」を覚えられなくなっている。
『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』と違い、通常の思い出しでは思い出せないため、キノココから育てて使う場合はすぐ進化させないように。
後述のテラレイドバトルで捕まえたキノガッサは★6個体であれば覚えているが、こちらも一度忘れると二度と思い出せなくなる。
今まで覚えられなかったわざを多数習得可能になり物理技から列挙すると「けたぐり」「インファイト」「きしかいせい」「どくづき」「ダストシュート」「しねんのずつき」「じならし」「つばめがえし」「のしかかり」。
中でも「じならし」はキノガッサにとって唯一のじめんわざであり、「テクニシャン」が適用されるので同じ追加効果を持つ「がんせきふうじ」とは異なる相手に効果抜群を突けるようにもなった。
新技の「とびつく」も使える…が、流石に自身の素早さを上げるわざはマズいと判断されたのか、くさタイプであるにもかかわらず新技の「くさわけ」はキノココ共々覚えられなかった。
元々のタイプが弱点多数の複合であまり強くないため、タイプ相性をガラっと変更できるテラスタルとの相性も良い。
テラレイドバトルにも★5以上で出現。★6だと「キノコのほうし」がデフォルトで搭載されており、状態異常を優先する敵AIの関係で優先して使いがち。
普通に挑むとこれで眠らされまくって勝負にならないが「ぼうじんゴーグル」を持たせれば簡単に無効化でき、ほぼ置物と化す。
敵が「テクニシャン」個体だと連続攻撃わざの「タネマシンガン」や、くさタイプ対策であろう攻撃わざ「つばめがえし」の威力がアップするが、
これらに耐えられるポケモンであれば★6ソロでも比較的楽な方。見つけたら美味しく調理してしまおう。
本作だけではキノガッサは手に入らないが使うトレーナーは割といる。
スナッチ団ボスの【ヘルゴンザ】も2戦目で使用。
常にピョンピョン跳ねており、「マッハパンチ」や「かわらわり」などで攻撃する際も「軽やかなフットワーク」という図鑑説明に則ってピョンピョン跳ねながら伸びる腕でパンチを繰り出す。可愛い。
シナリオモードの序盤にダークキノココが登場するため、リライブ完了して進化させればキノガッサが使えるようになる。
早い段階でキノガッサに進化させてしまうと「キノコのほうし」が覚えられなくなってしまうが、レベル54まで進化させずに育てるのは中々にキツい。
すぐに捕獲・戦闘要員として使いたい場合は「しびれごな」で代用しよう。
大いなる峡谷、幸せの塔、清らかな森に出現。直接勧誘が不可能な進化系のため、キノココから進化させて入手する。
敵としてはどのダンジョンでも大して強くはないが、特性「ほうし」の効果で、どく・まひ・ねむり状態のいずれかにされる事があるので接近戦を挑む場合は注意。
味方としては部屋全体攻撃「キノコのほうし」や、「マッハパンチ」による後方援護も可能と中々頼りになる。
本作でも「キノコのほうし」はキノココでしか覚えられないので、使いたい場合はキノココのまま長く育てる必要があるが、その苦労に見合う活躍はしてくれる。
救助隊リーダーとして使う分にも「タネマシンガン」「いあいぎり」「メガドレイン」「こころのめ」と使えるわざを多く覚えられる。くさタイプを含んだ複合タイプなので、かしこさも上げやすい。
欠点は能力の伸びがよろしくない点と弱点の多さによる打たれ弱さであり、通常ダンジョンで長く使っていくならばそれを克服するためのドーピングは必須となる。
濃霧の森、小さな原っぱ、ゼロの島 北部、ゼロの島 西部、ゼロの島 南部に出現。
本作から進化系全般の直接勧誘が可能になったが、キノガッサの場合はキノココの時にしか覚えられないわざが思い出せなくなるので非推奨。
主力にしたいならキノココからじっくり育てていくか、最後の間のキノココを勧誘してキノガッサへ進化させる方が良いだろう。
「キノコのほうし」は本作でも部屋全体攻撃で強力だが、エンディング後のダンジョンでは敵ポケモンもかしこさスキルを持ち始める。
中でもねむり状態を防止する「ふみんふきゅう」を搭載したポケモンは数多く、眠らせられる敵が目に見えて少なくなるため、あまり頼れない。
またキノガッサが所属するかしこさグループはワナ対策皆無なので探検隊リーダー役として単独起用するのは難しい。
運命の塔にも出現するようになった。
本作ではパッチールのカフェと密接に関わる探検隊「フロンティア」のメンバーとして登場。性別は♂。
同じく本作で追加された新ダンジョン、空の頂へ続くルート開拓、基地の整備を経て、途中からは主人公たちやシェイミと山頂を目指す事になる。
キノガッサの表情差分も5種類追加されており、場面によって喜んだり悲しんだり感動したり驚いたりする。
なお、【パッチール】のカフェに関係するポケモンの1匹になったためか、本作のキノガッサは依頼主や救助対象にはならない。
仲間のキノガッサにダンジョン内で話しかけると「ぐーんと うでが のびて パンチが うてるよ! ガッサパァーンチ!」と語る事がある。可愛い。
敵としての出現場所は原作同様。レベルとこうげきが上がっており、「マッハパンチ」は中々痛い。
本作は進化系を直接勧誘しても進化前のわざを思い出せるようになっているので、キノガッサから育てても問題ない。
味方としては「タネマシンガン」や「いあいぎり」を剥奪されたため、集団戦がキツくなった。
かしこさスキルが廃止された事により「キノコのほうし」は通りやすくなったが、くさタイプに粉・胞子系のわざが無効化されるようになったので注意。
覚えられる攻撃わざは前方1マスを攻撃対象とするものが多いため、遠くから敵を攻撃したいなら「エナジーボール」や「きあいだま」「ヘドロばくだん」を覚えさせたい。
2017/12/09のホウエン地方のポケモン登場に合わせて実装。
原作で「ちいさなキノコ」や「おおきなキノコ」を持っていたことを踏まえてなのか、捕獲時の「ほしのすな」が多いポケモンの1匹に指定されている。貰える量は700。
今回は代名詞の「キノコのほうし」は無いものの、高い攻撃・入手難易度の低さ・無駄がないノーマルアタックとスペシャルアタックのラインナップにより、くさ・かくとうのどちらを軸にしても優秀なアタッカーとなっている。
耐久力は無いのでジム防衛には不向き。
82話で登場。【ロケット団】に食料を奪われた野生のキノココ達が怒って、キノガッサへと一斉に進化。
ロケット団や【サトシ】達に集団で襲い掛かる。
【ハルカ】の【アチャモ】が【ワカシャモ】へと進化した後、リーダー格のキノガッサと1対1で戦う。
勝敗の結果はクロスカウンターによる引き分けだったが、全てが終わった後は互いに握手して健闘を称えた。