家の腐敗・崩壊(IDOC)と土地抽選
ウルティマオンライン(UO)では、家の所有アカウントが非アクティブになったり、別の家を取得して所有制限に抵触したりすると、家が「接収(Condemned)」状態になり、腐敗・崩壊することがあります。
この仕組みは一般に「家腐り」と呼ばれ、崩壊の危機にある状態はIDOC(In Danger of Collapsing)と呼ばれます。
2026年2月のPublish 122で抽選方式に変わったのは「崩壊後の土地取得」です。家が腐敗・崩壊する仕組みや、崩壊時のアイテム回収が抽選に変わったわけではありません。
🏠 家が腐敗・崩壊する条件
通常の公式シャードでは、家は原則として主要シャード全体で1アカウント1軒です。別枠として、特殊ルールのSiege PerilousまたはMugenのどちらかに1軒所有できます。
家が接収(Condemned)状態になる主な原因は次の2つです。
- 家の所有アカウントが非アクティブ(未課金)になり、90日間の猶予期間が終了した場合。
- 既に家を所有しているアカウントで別の家を建築するなど、家の所有制限に抵触した場合。
接収された家は腐敗の段階を進み、最終的に崩壊します。ただし、課金停止による接収と、2軒目の取得による接収では救済方法が異なります。
課金停止から崩壊まで
| 時期・状態 |
家への影響 |
対応 |
| 課金中 |
通常は家が自動リフレッシュされる |
維持したい場合は有効な課金状態を保つ |
| アカウントが非アクティブになってから90日間 |
腐敗開始までの猶予期間 |
課金・ゲームタイムの状態を確認する |
| 90日の猶予終了後 |
家の腐敗が始まる |
最終段階を迎える前にアカウントを再有効化する |
| 腐敗の最終段階(IDOC) |
崩壊が迫る |
この段階からの再課金で救済されるかは保証されない |
| 家が崩壊した後 |
家そのものは失われ、跡地は原則として土地抽選の対象となる |
家の復元は前提にできない |
公式UO Wikiでは、非アクティブになったアカウントに90日間の猶予があり、腐敗の最終段階に入る前にアカウントを再有効化すれば、次回のサーバー起動時に家がリフレッシュされると説明されています。
課金再開の処理と家のリフレッシュが必ず同時に完了するとは限りません。家を守るためには90日の猶予を使い切らず、早めに再課金してください。
なお、ゲームへのログイン頻度と、家を維持するためのアカウントの課金状態は別の問題です。
2軒目の建築・譲渡による接収
既に家を所有しているアカウントが別の家を建築した場合、元の家は接収状態になります。この原因による接収は、再課金だけでは解消できません。公式によれば、元の家を守る方法は別アカウントへの譲渡です。
- 家を新規建築したり、家の所有権を譲り受けたりすると、原則7日間は別の家を建てたり譲り受けたりできません。
- 空き地への建築を「試す」つもりでも、確認画面で建築を確定すると元の家が接収されるおそれがあります。
- 間違えて建てた2軒目をすぐに取り壊しても、元の家の接収状態が解除されるとは限りません。
- 接収が始まった元の家を救う場合、譲渡先アカウントの資格や期限にも注意が必要です。
⌛ 腐敗の6段階と崩壊時刻
接収された家は6段階の腐敗状態を進み、崩壊まで少なくとも5日間かかると公式に説明されています。各段階の正確な継続時間は、現行の公式解説では個別に示されていません。
| 段階 |
英語表示 |
意味・目安 |
| 1 |
Like New |
新品同様 |
| 2 |
Slightly Worn |
少し古びている |
| 3 |
Somewhat Worn |
やや古びている |
| 4 |
Fairly Worn |
かなり古びている |
| 5 |
Greatly Worn |
激しく古びている |
| 6 |
In Danger of Collapsing |
崩壊の危機(IDOC) |
家が接収状態になると非公開設定になり、アクセス権が解除され、フレンドと共同所有者のリストが消去されます。
崩壊が近づくと、家の看板に残り時間を示すカウントダウンが表示されます。Publish 89ではIDOC段階に入った後の崩壊時間として5・10・15時間のいずれかが示されていましたが、Publish 108以降もこの数値がそのまま有効かは未確認です。現行の崩壊時刻はゲーム内表示を優先してください。
レンタルベンダーがいる家
レンタルベンダーが存在する接収家屋は、ベンダー所有者への通知のためOSI所有となり、腐敗サイクルをもう1周する特別な処理があります。一般の接収家屋と同じ時刻に崩壊するとは限りません。
2026年6月26日のFive on Fridayでは、長期間OSI所有のまま残っている家について、ファセットと座標をゲーム内サポートへ伝える案内がありました。
🔎 IDOCの探し方
街にいるCity Trade Minister(街の交易大臣)のコンテキストメニューから、専用の画面(GUMP)を開いて確認できます。
- 現在崩壊の危機にある家(IDOC)の情報を表示できます。
- Publish 122以降は、開催中の土地抽選も同じ仕組みで確認できます。
- 現地の家の看板で崩壊までの残り時間を確認できます。
- 崩壊後の区画台帳(Plot Ledger)には、以前建っていた家の大きさが表示されます。
街の交易大臣は街の忠誠度制度に関係する主要都市に配置されています。NPCのメニュー表記はクライアントの言語設定により異なる場合があります。
📦 崩壊時のアイテム回収(樽システム)
家が崩壊すると、敷地の周囲に灰色の樽の柵が現れ、家の中身は敷地内の樽へ収納されます。この回収方式はPublish 108で導入され、Publish 122の土地抽選導入後も継続しています。
- 収納中はプレイヤーもペットも柵内へ進入できず、テレポートも制限されます。
- 外周の柵の外側に落ちたアイテムは拾えません。
- 収納終了後は柵の樽の色が変わり、攻撃可能になります。
- プレイヤーは外周の樽を素手で破壊して進み、内部のアイテム入り樽の破壊を狙います。
樽を破壊する条件
| 項目 |
条件・仕様 |
| アカウント |
Endless Journey(EJ)の無料アカウントでは樽を攻撃できない |
| 攻撃手段 |
武器を装備せず素手で攻撃する。武器や魔法では破壊できない |
| ダメージ |
樽へのダメージは標準化され、スキルや魔法による補正を受けない |
| バックパック |
50アイテム分、かつ100ストーン分の空きが必要 |
| 入手距離 |
破壊した樽から2タイル以内にいること |
| 回収方法 |
取得したアイテムはバックパックへ直接送られる。コンテナは空の状態となる |
| 騎乗生物・ペット |
対象区域への進入が制限される |
| 外周の樽の柵 |
1時間残る |
| 内部のアイテム樽 |
破壊されるか、次回サーバーメンテナンスまで残る |
回収時の攻略とプレイヤー報告
- 現場へ向かう前に武器・盾を外し、バックパックの空きを確保しておくと、攻撃条件を満たしやすくなります。
- 素手攻撃の速度を上げる装備やスタミナが有効というプレイヤー報告があります。ただし、樽への1回あたりのダメージが増えるという意味ではありません。
- 複数人が同じ樽を攻撃した場合のアイテム分配については、プレイヤー報告が一致していません。取得できるアイテム数や分配方法は確定情報として扱わないでください。
- 崩壊後のアイテム争奪と、土地の抽選は別の仕組みです。アイテム回収に参加しても、その土地の抽選に自動応募されるわけではありません。
崩壊時に削除されるアイテム
次のアイテムは、公式のIDOC解説で崩壊時の削除対象として列挙されています。家にあった物をすべて回収できるわけではありません。
| 分類 |
公式英語名・補足 |
| アカウント帰属アイテム |
Account Bound Items |
| 家専用アイテム |
House Only Items |
| 商品証書 |
Commodity Deeds |
| スタック可能なアイテム |
Stackable Items(積み重ね可能な資材・通貨などを含む分類) |
| ゴザ |
Goza Mats |
| 銀行小切手 |
Bank checks |
| 動かせない重量物 |
255ストーン以上でプレイヤーが移動できないもの |
| リンクされた従者 |
Linked attendants |
| ベテラン報奨品 |
Vet Rewards |
| 重い水容器 |
255ストーン以上の水樽・桶・水入り容器 |
🎟️ 崩壊後の土地抽選(Publish 122)
2026年2月のPublish 122から、IDOCによる家の崩壊後、その跡地を取得するためのHouse Raffle System(土地抽選制度)が導入されました。
従来の「崩壊直後に住宅建築ツールで先着争いをする方式」は、原則として抽選方式に置き換えられました。 腐敗と崩壊の進行そのものは変更されていません。
家が崩壊すると、跡地は抽選状態になり、Plot Broker's Ledger(区画抽選用の台帳)から応募できるようになります。
抽選制度の基本ルール
| 項目 |
内容 |
| 対象 |
IDOCで崩壊した家の跡地 |
| 受付期間 |
24~48時間 |
| 応募締切 |
当選者選出の30分前 |
| 応募資格 |
家を設置できる状態であること |
| 応募方法 |
Plot Broker's Ledgerから抽選券を購入 |
| 支払通貨 |
ゴールドまたはプラチナ |
| 応募単位 |
アカウント単位。アカウント内の別キャラクターからも参加可能 |
| 当選者 |
各区画につき1人 |
| 通知 |
ゲーム内メール |
| 取得期限 |
当選後3日以内 |
| 当選権利 |
アカウント帰属。譲渡・取引・売却不可 |
応募資格の公式表現は「家を設置できる状態であること」です。すでに家を持つアカウントが抽選へ応募できる条件の細部や、当選・建築時の元の家の扱いは今回の資料では確定できていません。既存の家が接収される危険もあるため、建築操作を確定する前に所有状況と7日間の建築制限を確認してください。
抽選の探し方・応募の流れ
- 街のCity Trade Ministerから、現在のIDOCと開催中の抽選を確認します。
- 希望する区画のPlot Broker's Ledgerを確認し、ゴールドまたはプラチナで抽選券を購入します。
- 購入すると、その区画の座標が表示された地図をバックパックに受け取ります。
- 応募締切は当選者選出の30分前です。終了後はゲーム内メールで当選通知を確認します。
- 当選した場合、3日以内に区画の取得手続きを行う必要があります。
※当選後に使用する画面・ボタン名などの細かい操作手順は実機未確認です。単純に現地で通常の家を建てればよいとは断定しません。
抽選券の値上がりと価格リセット
- 抽選券は同じアカウントで追加購入できます。
- 購入を重ねるごとに価格は段階的に上昇します。価格上昇は、そのアカウントが参加する複数の抽選を通算して管理されます。
- 価格上昇は参加アカウントごとに別々に適用されます。
- そのアカウントが参加したすべての抽選が終了し、キャラクターがログアウトして再ログインすると、アカウント・シャードごとに価格がリセットされます。
- 抽選券の初期価格、値上がり幅、購入上限は今回確認した公式文書では数値が公開されていません。ゲーム内の購入画面で確認してください。
抽選券を増やすと当選確率はどうなる?
2026年6月12日のFive on Fridayで、開発者Bleakは当選者の選び方について説明しています。
- 当選者はランダムに選ばれます。
- 追加の抽選券を購入すると、抽選におけるそのアカウントの「重み」が増し、当選の可能性が高まります。
- ただし、追加購入の効果は逓減するため、同じ枚数を買い足すたびに同じ割合で有利になるわけではありません。
- 資格を満たすアカウントは、抽選上の重み以外の条件で有利・不利に扱われないと説明されています。
- 重みの計算式や、枚数ごとの具体的な当選確率は公開されていません。
したがって、単純な「自分の購入枚数÷全購入枚数」で当選率を計算できるとは限りません。大量購入する場合は価格上昇にも注意してください。
当選者が取得しない場合・応募者がいない場合
| 状況 |
土地の扱い |
| 当選者が3日以内に取得した |
当選者が区画を取得する |
| 当選者が3日以内に取得しなかった |
再抽選はせず、その後24時間の待機を経て通常建築が可能になる |
| 応募者が1人もいなかった |
公式の説明では24時間後に通常建築が可能になる |
通常建築が可能になった後は、従来どおり建築条件を満たすプレイヤーによる先着での土地取得となります。応募者がいない場合の24時間については、公式が起算点を細かく説明していないため、抽選開始から24時間後と断定しません。
建築禁止区域などの制約
Publish 122では、IDOC終了後の家のサイズ変更によって住宅建築禁止区域(No Housing Region)の制限を回避する問題も修正されています。抽選で権利を得た場合でも、通常の住宅建築制限がすべて無効になるわけではありません。
🕰️ 腐り待ち制度の変更履歴
| 時期 |
主な仕様・変更 |
| Publish 16(2002年) |
1アカウント1軒を基本とする所有・接収制度の整備。既存複数所有への経過措置あり |
| Publish 18.2(2003年) |
当時の非アクティブ住宅の自動更新停止など、腐敗制度の段階的変更。当時の猶予期間は現行と異なる |
| Publish 89(2015年) |
崩壊時に戦利品を持ったGrubberが出現する方式などを導入。IDOC突入後の5・10・15時間という時間設定を記載 |
| Publish 108(2020年) |
腐敗6段階、崩壊タイマー、交易大臣の案内、樽を使ったアイテム争奪方式などを整備 |
| Publish 122(2026年2月) |
家の崩壊直後の先着建築を土地抽選に変更。IDOCの腐敗サイクルと樽によるアイテム回収は継続 |
古い攻略記事には、Grubberを追いかけて戦利品を取る方法や、崩壊直後の建築ツール連打を中心とした情報があります。これらは当時の攻略として価値がありますが、現行の樽回収・土地抽選とは区別してください。
また、公式Wikiの一部の住宅総説には崩壊後のランダム遅延について旧記述が残っています。2026年以降の土地取得はPublish 122とPost-IDOC House Placementの説明を優先しています。
❓ よくある質問
課金が切れたら家はすぐ消える?
すぐには消えません。公式UO Wikiでは、非アクティブになったアカウントに90日間の猶予があり、その終了後に腐敗が始まると説明されています。ただし、アカウント状態や所有条件を確認し、期限前に対応してください。
腐り始めた家は再課金で救える?
課金停止による腐敗の場合、最終段階に入る前にアカウントを再有効化すると、次回サーバー起動時にリフレッシュされると公式に説明されています。すでに最終段階の場合や、2軒目取得による接収の場合に同じ方法で救済されるとは限りません。
崩壊した家の中身は自由に拾える?
すべてを拾えるわけではありません。回収対象のアイテムは敷地内の樽に収納され、無料EJアカウントは樽を攻撃できません。素手攻撃、バックパックの空き容量、樽からの距離などの条件があります。
抽選券を多く買えば必ず当選する?
いいえ。追加購入で当選の可能性は高まりますが、効果は逓減し、当選はランダムです。購入枚数による当選保証や具体的な確率は確認されていません。
抽選に外れたら土地はもう取れない?
当選者が期限内に区画を取得すれば、その区画は当選者のものになります。一方、応募者がいなかった場合や当選者が取得しなかった場合には、所定の待機後に通常建築が可能になります。
🔗 参照元・関連リンク
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最終更新:2026年10月18日 04:12