ロイ(FE)

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登録日:2009/10/14 Wed 12:17:10
更新日:2024/04/26 Fri 17:34:15
所要時間:約 16 分で読めます





僕は人の可能性を信じる!

人間に絶望し、自分さえも否定している

あなたには絶対に負けない!!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場するキャラクター。
二つ名は『若き獅子』、もしくは『炎の子』

CV:福山潤(スマブラ、FEヒーローズ)

本作の主人公であり、リキアを治める領家の一つフェレ家の嫡男。
烈火の剣のエリウッドの息子でもある。

そしてウォルトの乳母兄弟。

主人公という性質上ロイが倒れると即ゲームオーバーなので、
相性が悪いソルジャーアーマーナイトペガサスナイトなどの槍使いや
必殺事故の危険性が高いバーサーカーソードマスターには注意が必要。

実は最初は剣士ではなく魔道士志望だった。
しかし本人に魔法の才能がないのと、彼のすぐ近くにとんでもない才能を持った魔砲公女がいたため、
(彼がコンプレックスを抱いて歪まないかと心配した)セシリアに教えるのを断られた経歴がある。


■ストーリーでの扱い

次期盟主としてオスティア領に留学していたが、突然呼び戻されたかと思えば自分の城が山賊に襲われてるわ、山賊を追っ払って帰郷すれば早々に親父から一軍を任されるわ、出兵して早々に幼馴染の瀕死の父親から崩壊しかけたリキア同盟全体の指揮を任されるわ、初っ端から波乱万丈な経歴を持つ。

このゲームはロイ以外の全員が死んでもストーリーが進むように練られているので、大体ロイ一人で会話が進む。
例えこのゲームのメインヒロインと言うべきリリーナでさえ、外伝進出の条件を満たせば死んでも無問題。何もなかったかのように話が進む。

時々不死身の輸送隊マリナスや二度と使えなくなるもののシナリオでは撤退に留まるエルフィン、
そもそも参戦しないギネヴィアやその時加入するユニット、後はモブ達がストーリーに割り込む。
まぁ流石にロイ一人でストーリーを成り立たせるのは無理ですわな。

そのお蔭かFE主人公勢の中で頭脳面が優秀であり、本編において、
撤退戦や負け戦、耐久戦をした事が一度も無いという快挙を成し遂げた。ん? トライアルマップに生存戦がある? 知らん
作中一番危なかったナーシェン達の侵略も、先手を打ってオスティア留学時代に教官をやってくれてたツテを使いセシリアに手紙を出して要請をかけていた事により回避している。

その割に間接攻撃できないのに玉座に居座ってるせいで魔砲公女リリーナをはじめとした魔法職たち相手に一切抵抗出来ず、
灰にされる火竜石持ちのアイン(マムクート)にビビってエルフィンに突っ込まれるという醜態を晒すが、マムクートの熱気に頭をやられたのだろう。多分。
(フォローしておくと、シナリオ的には火竜は1体でも圧倒的な戦闘力を誇り、何とか倒したもののそのかつてない猛威を目の当たりにして狼狽してしまった事になっている)

各地での戦いを経てベルンに寝返ろうと反乱を起こしたオスティアの勢力を制し、エトルリア王国の保護の元同盟をまとめて「リキア同盟軍」を再結成。
しかしその直後、名を上げはじめたロイの存在を煙たがったエトルリア腐敗貴族の謀略で「賊の被害に遭っている西方の島の救援」に左遷されるも、
レジスタンスのリーダーであるエルフィンとの出会いによって事件の真実を知り、エトルリアへの反逆になる事を承知で島の住民を酷使するエトルリア総督府を攻撃、
西方四島を解放したあと大陸に舞い戻ってエトルリア王国に進軍しクーデター派から王都を解放、彼らも内包した「エトルリア軍」の将となって諸悪の根源であるベルン王国との決戦に臨む。

戦いの中で集めた『神将器』と「封印の剣」の導きに従いベルン残党軍との決着をつけ、この戦争の裏にあるかつての『人』と『竜』との戦争人竜戦役の真相に至り、
戦役の決戦舞台であった竜殿にて火竜の生き残りであるヤアン、そして魔竜イドゥンを倒し、大陸に真の平和を取り戻す。



■ユニット性能

クラス:ロード→マスターロード
Lv.1
HP:18(80)+4
力:5(40)+2
技:5(50)+3
速:7(40)+2
運:7(65)
守:5(25)+2
防:0(30)+5
体格:6+2
属性:炎
武器レベル:剣D

所持品
レイピア
きずぐすり

能力はロードおなじみの大器晩成型。
初期値は微妙だが全体的に成長率が低い封印の剣中では高い方。
物理職に不足しがちな魔防も最低限度の成長率を持ち、CC補正もあってそこそこ高くなる。
親父は結構な確率でヘタレ化するのにね。

成長率の合計そのものは高いが技・幸運あたりに若干隔たっており、要となると力や速さは40%と微妙な水準ゆえ、体感的にはヘタレやすい。
レベルアップするたびに技だの幸運だの魔防ばかり伸びる姿に辟易した者も少なくないだろう。
バランス型成長の弊害である。守備面もやや厳しい。

だがそれ以上に問題なのがクラスチェンジの遅さ。
次章が終章にもなり得る終盤である21章(又は外伝)クリア後なので中盤での戦闘では空気になりがち。
またようやくクラスチェンジしても上級職の性能はパラディンより上限値が低い剣歩兵という残念ぶり。
専用装備であるレイピアは高い命中とそれなりの必殺率、騎馬系とアーマー系に特効を持つも基礎の威力がてつの剣と同等で、特効を突けても本人の力の微妙な期待値もあってそれほど大きなダメージを叩き出せない事も多い。3すくみ上で不利な槍相手だと特効が付いてもぎんの剣以下の威力と言えば分かりやすいだろうか。

しかしクラスチェンジと同時にサブタイトルにもある専用武器「封印の剣」を入手でき、これがロイ最大の強みとなる。
威力や命中といった基本性能がいずれも優秀な上に射程1~2、さらに守備と魔防+5という神将器を超えるチートな性能。
耐久が僅か20回しか無いのを除けばゼフィールや別大陸の蒼炎の勇者の専用武器をも凌駕する。
神将器と違いドラゴンナイト系への特効効果はないが、マムクートには特効ダメージを与えられ、あちらは間接攻撃不可なので自軍ターンでは一方的に狩ることができる。
ハマーンの杖はこの一振りの為だけにあると言っても良い…かもしれない。
道具として使うとHPが30回復するが回数を消費してしまうのでトライアルマップ中でもない限り使う必要性が無い。

そして竜属性がなく神将器でも特効ダメージを与えられないイドゥンに対し、唯一特効ダメージを与えることが可能な武器でもある。
だいたい必殺が出れば一撃、出なくても追撃で瞬殺するほどのダメージを与えられ、能力自体はそこそこ高いイドゥンがラスボス(笑)扱いになってしまう原因に。
ベストエンディングに到達するには封印の剣でイドゥンを倒さなければいけないので、ロイがあまり育っていなかった場合の救済措置としての役割もあってのこの強さなのだろう。

通信闘技場でもこの封印の剣の威力と属性などで強い方ではあるが、同じ剣オンリーのクラスとしてはデュランダルを持ったソードマスターの圧倒的能力のせいで影が薄い。
フル支援込みで間接攻撃係にするにしてもミュルグレを装備させた(女)スナイパーや遊牧騎兵の方が攻速も結果的に生まれる火力も上なので…。
守備&魔防+5も相手の火力も相応なものになるのでさほど意味をなさず、フルカン&フル支援&封印の剣装備であってもデュランダルを装備したソードマスターの一撃必殺で呆気なく散る事も少なくない。


■支援会話

主人公だけあって対象となる相手はかなり多く、主従関係にある騎士の面々やウォルトに加えて以下の女性たちも含めると 10名 にも及ぶ。
また、支援関係が結べる女性キャラは最高ランクにすると全員結婚相手になる。
そのメンバーたるや、リリーナ、セシリア、シャニースー、ララム、ソフィーヤと、
恐らく(女性キャラ全員にフラグが立つ可能性のあるifを除けば)FEシリーズでも屈指のフラグ数を誇る主人公。
(セリスは婚姻自体は妹と従姉以外の女性全員と可能だが会話は少ない)。

つーかリリーナ(幼馴染)とセシリア(教官)は分かる、だがあとの4人はこの戦いが初対面&身分的にも王侯貴族とは無縁の平民相当ばっかやんけ。
※だがイケメン貴族に限る……を最大限に使ってるとしか思えない。

というかリキア(リリーナ)、エトルリア(セシリア)、イリア(シャニー)、
サカ(スー)、西方三島(ララム)、ナバタ(ソフィーヤ)と大陸中を制覇している。
ベルン? ほら、ギネヴィアがいるじゃん。
ララムは西方じゃないって?
こまけーこたぁいいんだよ。

それはそうと、攻略面で見てもエース級が多く攻略にも役立つのが嬉しいところ。

男性もシリーズ定番の赤騎士や緑騎士を始めとしたエース級が揃っている。
クラスチェンジが遅いせいでもっぱら支援して支援相手をブーストする係りとして使われる。主に攻撃・命中・必殺・回避が上がる炎属性なので相手を選ばず恩恵は大きい。
因みにロイと支援Aになった男性はもれなく後日談が空白になり歴史の闇に葬られる。嫁候補達の怨みだろうか……*1





■覇者の剣

序盤から「弱冠15歳にして同盟をまとめ上げる希望の象徴」として語られ、漫画の主人公であるアルの目標となる。
直接の登場は四巻最後で、西方の島で「賊」に包囲されていたティーナ達を救った事が縁で共に戦う事となる。直後に出会ったアルともすぐ打ち解けた。暫くは独自の戦線で戦うアル達と別行動をとっていたが、ベルン王城での決戦ではアルと2人でゼフィールと戦った。
指揮官なので基本的には前線で戦わないが、仲間たちとの絆が幾度となく語られ、マードック、ゼフィールにトドメを刺していたり戦闘要員としても要所要所でしっかり活躍している。


覚醒のロイ

出典:ゲームの画像まとめブログ、http://blog.livedoor.jp/evidevi-gazou/archives/25372228.html、16年3月7日、
ファイアーエムブレム 覚醒、インテリジェントシステムズ、任天堂、2012年4月19日、
(C)2012 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

DLCマップ「英霊の魔符2」をクリアすると、「異界のロイ」の魔符が入手(自軍加入)できる。
イラストを手掛けたのはドラッグオンドラグーンラストストーリー等で有名な藤坂公彦。

クラスは傭兵で、後衛に有用なレアスキル「デュアルアタック+」を習得しているのがウリ。
…なのだが、同じスキルに加えて「デュアルサポート+」も備えたマルス王子の魔符が無料配信なので、若干ありがたみが薄れてしまう。
さらに有料配信版限定だがカチュアの魔符も「デュアルアタック+」を習得しており、魔符の中でも特に初期ステータスやスキルが優秀。
とは言え、本編ではイーリス専用の強力なスキルには変わりないので、貴重な戦力ではある。
また、「デュアルアタック+」を習得している魔符の中では力と技の上限が最も高いため、デュアルアタックが発動しやすく、かつ威力も高くなる。
DLCマップ「最も強き者の名」の裏五連戦では敵が「絶対命中」ばかりで「デュアルサポート+」の価値が薄れるため、彼が最も優秀かもしれない。
他に本来パラディンがレベル15で習得する「聖盾」を最初から覚えているが、何故か傭兵のスキル「武器節約」「後の先」を習得していない。
そのため、育成途中で武器や経験値、「チェンジプルフ」を無駄に消費するのが若干イラつくかもしれない。


◆スマブラのロイ

CV:福山潤

大乱闘スマッシュブラザーズDX』で初参戦。
DX発売当時ではまだ発売すらしていない次回作の主人公だったのでこいつ誰だ? と思った人もいただろう。

FEでの軍の指揮官としての冷静な面はなりを潜め、(おもに掛け声が)かなり熱い漢になっている。

鎧のデザインにアレンジが入っている。


攻撃モーションはマルスのコンパチだが剣先ではなく中心に当てると威力が上がる。
発生速度はマルスに劣るが火力やロマンではロイが上。
特にBの最大溜めはホームランバット以上のぶっ飛ばし力を持つが、
絶を含めた機動力で圧倒的な差をつけられているため、総合的にみるとマルスに数段劣っている。自ら敵の懐に飛び込まないといけない判定というのも重荷となる。
機動力の低さについては、攻略本等では「封印の剣が重すぎるため」と説明されている。ゲームでは本人の体格と同じ重さなんだけどね。

更にAIがマルスと同じで空中攻撃を軸にしてくるため、CPUのロイははっきり言って底辺レベル。

どれくらいレベルが低いか体感したければ、自身でAIのやっている縛りをやれば解るはず……。


  • B溜めはしない
  • 復帰に横Bは使わない
  • カウンターは完全封印
  • 横Bもほぼ封印
  • スマッシュもほぼ封印
  • 攻撃の主体は空中

……か、勝てる気がしない。




しかしその熱さに魅入られるプレイヤーも多く、
今日もどこかで当たらないBを振り回していることだろう。

Xではまさかのリストラ。代わりはアイクに。
それだけならまだしも、リストラされたキャラの中でこどもリンクと共にフィギュア化されず、シールのみ。
一応ステージの攻城戦のオレ曲セレクトに「Winning Road~ロイの希望」が収録されたが、
リストラされたことからロイの絶望と一部では言われネタにされてしまった。



3DS/WiiU版スマブラでは、ある一つの偶然から悲劇が発生した
そのことでカメの方共々ネタにされてきたのだが……


2015年6月14日23時40分、Xからの復活となるリュカのDLC解禁前日。
生放送「即日配信! 新要素のお知らせ」冒頭にて……、



「ついに帰ってきたぞ!」


まさかの14年ぶりの復活がスマブラシリーズディレクター・桜井政博氏の口から発表され、
生放送が終了し、日付が変わった6月15日0時00分、有料DLCとしてすぐに配信開始となった。
が、同時に参戦が発表されたあの人のせいもあるのか、ニンテンドーeショップのサーバーがパンクしたことは内緒である。

CVは福山潤が続投。
外見は後の作品である覚醒のDLCで登場した通称「異界のロイ」の要素も盛り込まれたオリジナルのものとなっている。

DXの頃から技構成と剣の根元の方が高威力という性質は変わらないが、一部の技のダメージ量が上昇、
上必殺技のブレイザーは出始めに無敵追加、横移動が大きく調整できるようになるなど、色々と強化された。

弱攻撃は一部逆手持ちになったりと細かいモーションも変化し、マルスとの差別化も図られている。
アピールも仕様に合わせ2種追加。お馴染みイィーヤッ!のポーズは下アピールに割り当てられた。

最後の切りふだは名前こそマルス同様の「必殺の一撃」だが、その場から動かず発動する(自殺の心配がない)。
こちらには原作で封印の剣を装備した際の必殺モーションが盛り込まれている。
ヒットするとHPゲージの演出が発生するのは同様。
ちなみに目の前にいる敵より真後ろの敵の方が総ダメージが多い。


なお、キャラ選択画面で名前が読み上げられる際は、こちらの方がカメの方より声のトーンが高くなっている。
また、参戦ムービーではカメの方のロイがこちらのロイに吹っ飛ばされたりしている他、
公式サイトにおけるロイの紹介ページには溶岩に落としてガッツポーズする画像まで……。

……同名弄りネタは当分止みそうにない。多分。

そのしばらく後、封印の剣がバーチャルコンソールで配信が決定した。MOTHER3のリュカもそうだが、この参戦はそっちの宣伝も兼ねていたと思われる。



過去作のファイター総出演となった大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALにも当然ながら登場。
最大の変更点はエクスプロージョンの溜めモーション中に振り向きが可能になった点。迎撃能力が格段に上昇し、後隙も他の必殺技に比べて少ないため使い勝手がかなり向上した。
もちろん狙うのは難しいが、ファルコンパンチ魔人拳とはまた違った駆け引きが可能。

リーチの短さこそ相変わらずだが機動力の高さ、100%越えなら状況次第で横強さえ刺さればバースト確定と、単純なコンボも含めた火力の高さが評価され、ランク最上位の一角の呼び声もある大躍進を遂げた。

◆必殺技

  • エクスプロージョン(NB)
その場に留まって剣に炎を纏わせた後に上段から全力で叩きつける。
ボタンを長押しで威力が高まっていき、最大溜めにもなれば相手を問答無用でバーストする。が、当然ながら早々狙える物ではなく、バースト性能こそ高いが積極的に使うべきではないロマン技……だったのも今は昔の話。
SPから溜め中にスティック入力で振り向いて攻撃する方向を変えられるようになったため大きく使い勝手が向上。空ダや地ダを絡めた奇襲や迎撃にも。

  • マーベラスコンビネーション(→Betc)
素早く目の前を剣で斬りつける。ボタンとスティックの入力で上、横、下とそれぞれ派生させられる。
上シフトは相手を打ち上げるためロイの得意な着地狩りの展開に持っていける、下シフトは多段ヒットするため序盤のダメージ稼ぎと状況によってはガードブレイクを狙える、横シフトは1段目が刺さっただけでも%と状況によってはバーストが確定する高い吹っ飛ばし性能を誇る。
通常技からのコンボにも組み込みやすく、ロイの差し込みの強さと豊富なバースト力の原動力ともなっている強力な必殺技。
ただし最終段をガードされればスマッシュが確定するほどの甚大な後隙を晒す事になる。ワンパターン補正も頭に入れてここぞという場面で的確に最終段を叩き込めるようにしよう。

  • ブレイザー(↑B)
炎を纏った剣を振り上げて上昇しながら相手を斬りつける。
発生時に無敵になるためガーキャンからも使いやすい比較的オーソドックスな性能の↑必殺技。もちろん高%ならバーストも狙える。
だが復帰技として見るとマルスやルキナのドルフィンスラッシュほどのスピードは無く、上昇力もやや弱め。その変わりに横方向への移動は利きやすく浅い位置なら横方向からの復帰も狙える。崖掴みの際に頭も出にくい。
ただし軌道が分かりやすいため復帰阻止に弱く、ロイ自身の落下速度の速さもあり軽く小突かれると簡単に帰ってこられなくなる事もしばしば。崖外で相手に上を取られる状況はなるべく作らないように立ち回ろう。

  • カウンター(↓B)
通常技、必殺技問わず受付時間中に攻撃がヒットすると威力を上乗せして自動で反撃する。
空中の制動力が低いためマルスやルキナのように崖外に飛び出してからの復帰阻止には使いづらく、リーチも短いためせっかく反撃を取っても空振りする場面もある。
崖端で判定と頭が飛び出す↑B技に合わせたり見え見えの必殺技や溜めスマッシュに対して使ったり、着地狩りの拒否の選択肢として使う事も無くはないが、基本的に気軽に振ったりするほどの性能ではないため、封印してもよい。


◆ヒーローズのロイ


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


配信初期から登場。現在は通常版と総選挙版とバレンタイン版、伝承英雄版、双界英雄版の5種類が存在している。

まずは通常版の紹介から。イラストは通常版がBUNBUN氏。神装版はazuタロウ氏

外見は原作からややかけ離れ、上の衣装は3DS/WiiU版スマブラの鎧に下の衣装は封印の剣に近い雰囲気を組み合わせたオリジナル衣装。歩行・剣ユニットでこちらは星4と星5で排出されるようになっている。
武器スキルは敵から攻撃された時、守備、魔防+2の「封印の剣」あれ?竜特攻は?
Aスキルは3すくみ有利だと、さらに攻撃+20% 3すくみ不利だと、さらに攻撃-20%「相性激化3」
Bスキルは戦闘後、敵の守備-7(敵の次回行動終了まで)「守備封じ3」


星4の時点で属性相性を極端化させる「相性激化」が3まで習得できるようになり、これにより緑属性相手には強気に出れるようになり、ヘクトルをほぼ確殺できる。親子や幼馴染揃ってヘクトルキラーである
他にも、戦闘後に相手の守備を下げる「守備封じ」を覚えるため、前に突っ込ませて反撃する、といった戦法を取りやすい。

ステータスはどれもバランスは良いが何故か守備より魔防が高い。魔道士志望だったからなのだろうか。

ただし、青属性にはさらに弱くなるので現状猛威を振るっているラインハルト等には恐ろしく弱くなるのが欠点。ぶつける相手は基本緑属性のみと考えよう。
素材としても、相性激化が4で最大まで取ることが可能なのでそれなりに優秀。
ルフレ等が装備している「~レイヴン」系と一緒につけて無属性にも強くしたり、防御の高い青属性につけて赤属性対策をしたり等々。
そのため、空いている奥義枠に華炎より氷蒼をつけたほうが威力が上がる。奥義イラストでは炎を纏っているのに。
まぁ父も守備より魔防が高いんだけどね。こんなところまで親子である。
因みに通常版は引き当てた場合は専用ムービーが流れるようになっている(現在は閲覧不可)。



2018年4月からアップデートにより、錬成対象に選ばれた。
念願の竜特攻を手に入れ、+4と「金剛明鏡の構え2」にグレードアップ。特殊錬成では攻撃された時、自分のHPが50%以上なら絶対追撃の切り返し効果が付いた。
一件微妙だった性能がこれで竜相手と戦えるようになった他、守りの性能が格段と上がった。
受け時だった時はノノだろうと伝承チキだろうと暴走カムイだろうと無理矢理倒せる所業も見せる。

2020年6月から神装英雄に選ばれ、炎と対象的に氷の国ニフル衣装を身に纏った。
後に実装される幼馴染のリリーナは炎の国ムスペルである。ロイの性格とは合わなかったのだろうか…


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

次は2017年8月登場の総選挙版の紹介。こちらも赤属性である。イラストはワダサチコ氏。
星5のみの排出となっており、現在は総選挙版のどれかの内の1体として入手も可能。
剣はそのままだが原作では乗らなかった馬に乗るようになり、剣・騎馬ユニットの父親を意識したユニットになっている。
因みに絵師曰く「昔のエリウッドの服を着ているがロイにはサイズが合っていないために袖がぶかぶか」とのこと。
武器スキルは攻撃+3 攻撃が敵より高い時、自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1(同系統効果重複時、最大値適用)の「烈剣デュランダル」
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中、速さ、守備+4「飛燕金剛の一撃2」
Bスキルは自分のHPが75%以下で、自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う「攻め立て3」

奥義は星影、流星、疾風迅雷。星影は3カウントで1.5倍、流星は1カウント増えたが2.5倍に威力が上がる。
産廃と呼ばれてる疾風迅雷もロイの場合、発動カウントが5だが、専用武器で短縮可能なので実際はそんなに遅くなく、素の火力も高いので発動はしやすい方。この辺りはお好みで決めるといいだろう。

また、自身の体力が一定以下で自分の攻撃直後に即座に追撃できる「攻め立て」や自身の攻撃時に速度と防御を上げる「飛燕金剛の一撃」と攻撃に全振り。
勿論、このロイも普通にヘクトルを確殺可能……どころか大抵の緑属性は先ほどの飛燕金剛の一撃のおかげで追撃可能かつ、守備も上がるので被害を抑えて撃破可能(アメリア等、HPと防御がかなり高いキャラは流石にきつい)と、攻めに関しては強力なユニットとなっている。更に騎馬ユニットなので強力な「騎刃の鼓舞」等のバフを受けることが可能。
このせいでエリウッドが元々持っているデュランダルが贋作呼ばわりされることに……(後に武器錬成で同様の効果に進化させることが可能)。

但し、ステータスは攻撃は上がってるものの、守備や魔防が疎かになっているので通常版とはやや逆の運用になる。
反撃でもされれば返り討ちになりかねない。マムクートや騎馬特攻の相手は流石に分が悪い。
また、他にも有用な赤属性の騎馬ユニットがいることもあってあまり入れられないという人も多いだろう。
と言っても、ロイはC枠が空いているため育成の手間が許せるなら騎馬パのサポート運用も出来る・・・がしかしインフレの影響を相まって彼の活躍する場面は少ない。

同じ武器種で☆4で入手しやすいかつ神装英雄にも選ばれている父のエリウッド
錬成と上方修正で強化した伝承エイリーク
反撃不可や固定ダメージと妨害性能がピカイチのケンプフ
機動力、サポートで強キャラの一角である伝承シグルドなど現在は立場を完全に奪われている。

2023年2月から神装英雄に抜擢。イラストは『はたらく魔王さま!』を担当している柊暁生氏。
リリーナとお揃いのムスペル王国の装束でやっと属性と合った新衣装を貰えた。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

その後、2018年2月のバレンタイン超英雄の一人として登場。イラストはBUNBUN氏。
騎馬・無属性の弓ユニット。これは総選挙リンに続いて2人目。
超英雄ゆえに期間限定排出であり、後に伝承英雄召喚のラインナップに収録されたが現在はその期間も終了し入手不可。

武器スキルは飛行特効 敵が弓、暗器、魔法、杖の時、戦闘中、敵の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+効果)「グラーティア+」
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6「鬼神の一撃3」
Cスキルは生存時、自軍の武器種・弓は全員、戦闘で入手SP2倍(同系統スキル効果が複数の時は、累積せず最大値適用「弓の技量3」

間接武器の騎馬ユニットであるためステータスの合計値は低いものの、HPと速さを引き換えに高水準の攻撃、守備、魔防を手に入れている。
言うなれば最適化されたラインハルトと言った感じであり、勇者武器との適正も彼同様高い。もっともこちらは物理で、あちらは魔法という違いがあり、3すくみにも対応できないため通りやすさで差異があるのだが。

ちなみに、グラーティア(Gratia)とはラテン語で「恩寵」「感謝」を意味する言葉である。
バレンタインというイベントを考えるとしっくりくるネーミングと言えるかも。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2019年2月には火の伝承英雄として登場。イラストはめか氏。通常の立ち絵構図はおそらくスマブラ3DS/WiiUのアートワークから
通常版同様歩行・剣ユニット。
伝承効果はHP+3のみだが、このロイ以降から(一部のモードに限るが)自身が常に他のユニットとのダブルを組めるようになる「ダブル」と、
自身の(スキルによる補正を除いた)能力値総計を175として扱う「死闘」を持つ。

武器は竜特効、敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する「魔竜封印の剣」。

Aスキルは戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が自分が受けている攻撃、速さ、守備、魔防の強化の値だけ上昇(能力値ごとに計算)の「強化増幅3」
Bスキルは2ターンに1回、ターン開始時HP10回復「回復3」
Cスキルはターン開始時、竜、獣以外の味方と隣接していれば、自分とその味方の攻撃、速さ+6(1ターン)「人の可能性を!」

通常版と比べると中途半端だった速さと攻撃は改善されるもHPと魔防は低下して魔法や竜相手にはやや厳しくなった。それでも遠距離反撃武器持ちの中では高水準のバランス型ではある。
「人の可能性を!」の効果に強化増幅を加えることで攻撃、速さを+12強化できる。
ただ、隣接による強化を意識した立ち回りにならざるを得ないので、強化を反転される相手やパニックを与えてくる相手が苦手。
HPも高くできない関係上、特にインバースマクベスは天敵ともいえる。

また竜と獣の味方はCスキルが発動しないので竜と獣と組むのは控えよう。

2022年7月からスキルの上方修正が実施。
Bスキルには速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けたときのダメージを速さの差×4%軽減(最大40%) (巨影の範囲奥義を除く) 自身のHPが75%以下で、攻撃時発動の奥義装備時、奥義発動時、奥義によるダメージ+5の「回避・怒り3」
ダメージ軽減する回避効果とHPが少し減っていると僅かな固定ダメージを与える別ベクトルのスキル。
かなり強力だが唯一の回復手段を失うので秘伝書から太陽か天空を継承させるかで補助。

Cスキルの「人の可能性を!・承」は、バフがかかる味方の位置が周囲2マス以内へ拡大。
さらに戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が周囲2マス以内の竜、獣以外の味方の攻撃、速さ、守備、魔防の強化の最大値だけ上昇(能力値ごとに計算)。
加えて戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを〇%軽減。〇は、周囲2マスの味方の強化の合計値が高い上位3人の強化の合計値(最大40)

早い話、竜と獣以外強化がかかっている味方が近くにいると疑似ブレード効果にダメージカットと結構盛られた。
しかし強化が攻撃と速さのみと物足りない。守備と魔防はロイ自身が補助スキルを応援に継承するか味方で撒くか

そして同時に錬成武器にも抜擢。
特殊錬成は戦闘開始時にHP25%以上なら戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4
自身の奥義カウント変動量+1、自身の奥義カウント変動量-を無効。
遠距離反撃武器ゆえに昨今の錬成と比べると控えめに感じられるが、奥義カウント加速部分はHP条件さえ下回らなければどのような状況下で何をしてもカウントが進むという呼吸の上位互換であるため、カウントの重い奥義であっても使いやすくなり、カウント2の奥義であれば受けから入ることで確実に奥義による反撃ができる。
ステータス上昇に関しても、これだけなら控えめに見えるが「人の可能性を!・承」と合わせると全ステータス+10なんて芸当も可能。

ただ弱点であるパニックが味方方面でも気配りを必要とするため、実装当時以上に掛からないよう立ち回る技術が必要。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年5月にはジューンブライドの超英雄で烈火の剣時代の父エリウッドと親子で双界英雄として登場。イラストはワダサチコ氏。
2歳しか違わないのに随分と身長差があるように見えるが、ワダサチコ先生いわく「ロイも同い年くらいのときには同じくらいに伸びているだろう」とのこと(あくまで先生のイメージであり、公式設定ではない)。

超英雄は実に4年ぶりで騎馬・斧ユニット。斧持ちはロイ初。
やはり親子の血とも言うべきか堅苦しい衣装はロイもやや抵抗気味。
時系列的にエリウッドの発言からまだ未婚や子どもがいない事から誰かとペアエンドを迎えての本編終了後と思われる。そうなるとリン、フィオーラ、ニニアンとなるが誰と結婚したかは召喚師に委ねる。
ロイも一応思いを寄せている相手はいるが誰かは語られていない。
余談だがロイの支援相手候補の一人であるスーだけハブられている(来年の実装フラグ?)。

武器スキルは【再移動(2)】を発動可能 竜、獣特効
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+5、かつ敵の攻撃、速さ、守備、魔防が自分が受けている強化の合計値の50%だけ減少(最大6)「紅炎の親子の聖斧」
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+7、守備+10、かつ、戦闘中、奥義による攻撃でダメージを与えた時、自分の最大HPの(10+自分の奥義発動カウントの最大値×20)%回復 (与えたダメージが0でも効果は発動)(最大100%)「鬼神金剛の迫撃」
Bスキルは自分から攻撃した時、戦闘中、自分の追撃不可を無効、かつ自分の攻撃、速さの弱化を無効「怒濤・不屈3」
Cスキルはターン開始時、周囲3マス以内に竜、獣以外の味方がいる時、自分と周囲3マス以内の竜、獣以外の味方の攻撃、速さ+6(1ターン)
自分を除く自軍内の竜、獣以外の味方で、かつ強化の合計値が10以上の味方が、2体以上いる時、戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効、かつ自身の奥義発動カウント変動量-を無効「人の可能性を信じる」父とは真逆の理想

双界効果は、味方に守備、魔防+6(鼓舞系のバフ)
双界効果・盾(戦闘中、守備、魔防+4、各自軍ターン、各敵軍ターンにおいて自身の最初の戦闘のみ、敵は追撃不可)
強化ダメージ+(ダメージ+自分が受けている強化の合計値)

「強化ダメージ+」が強力であり、これはブレード等の攻撃に加算とは違って、バフをそのまま固定ダメージにする効果なので、「人の可能性を信じる」と合わせれば24の固定ダメージを与えることができる。追撃できれば48
もちろん封印・烈火出展の味方であればこの恩恵を受けられるので、例えば、同時期に実装された花嫁リリーナの火力をさらに底上げすることも可能だし、最近は受けられる敵が多くなってきた忍者リンが固定ダメージ24×2の連撃を食らわせることで倒せる範囲を広げたりもできる。

総選挙版と伝承版以上のアタッカーとして彼は帰ってきた
ステータス強化と自分は強化して相手は弱くなるお正月ダグのような性能でCスキルで効果を活かすような構図。特攻も獣が追加したことで対応の幅が広まった。
自分から攻めさえすれば追撃封じと攻撃、速さの弱化を無効にしながら奥義で回復して行動後に再移動出来るヒットアンドアウェイ戦法も備えている。
専用Cスキルは伝承版と違い、周囲3マス以内へ緩和して隣接する必要もなくなり、条件次第でカウント変動量を無効化する効果も加わって上位互換の性能。多少竜、獣を編成に入れても良いようになったと言える。もしかして父のおかげ…?

まさに攻めれば相手を一網打尽。猛威を振るう総選挙ヘクトル、覇骸エーデルガルト、開花イドゥンを一撃で倒す性能を持つ。
ステータスはロイの中で攻撃と速さはトップクラス。

しかし反対に攻められると弱い。
武器(再移動)、A、Bスキルの効果が発動せず戦力が落ちる。遠距離の相手は言わずもがな。
そして騎馬特攻も抱えていて総選挙リシテアやミカヤは天敵。
あまりこの状況は起きないかもだがパニックなど弱化へ反転させる効果だと自分、味方に両方かかってしまうとCスキルが腐るのでその相手は早く倒したい。


エンゲージのロイ
異界の英雄である紋章士の一人として登場。
軍事国家ブロディア王国の家宝「若き獅子の指輪」に宿る通称「封印の紋章士」。

紋章士としての能力は「力+」や剣装備時に回避率が下がる代わりに攻撃力が大きく上がる「剣術・剛」、一マス先の敵を攻撃できる「踏み込み」スキルを持つパワーファイターで、スマブラ要素を彷彿させる。
また、HP0になる攻撃を受けても耐えることができる「踏ん張り」スキルを持つので防御面も強化される。
エンゲージ武器は槍に強く斧に弱い三すくみ逆転武器の「ランスバスター」、竜特効の「ドラゴンキラー」、間接攻撃可能な「封印の剣」と剣オンリー。


昔に戻ることはできないけど、

新しい未来は作っていける。

だったら前を向いて歩こうよ。

昔と同じ、いやそれ以上の、

追記・修正をするために、さ。



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