灯火の星(ゲーム内ムービー)

登録日:2020/01/30 Thu 14:14:43
更新日:2025/10/07 Tue 22:26:27
所要時間一人で約 11 分くらい読めばいけるか?


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最強、最悪の敵



大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のアドベンチャーモードである『灯火の星』のオープニングを飾るムービー。
ムービー制作は国内CGスタジオ大手のデジタル・フロンティアが担当。


概要

任天堂から2018年12月7日に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の一人用アドベンチャーモード『灯火の星』をプレイすると、一番初めにOPとして見ることになるムービー。
一見するとただそれだけの代物だが、このムービーが一番話題をかっさらったのは発売前の2018年11月1日。

この日は任天堂から『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.11.1』と銘打った生放送が行われ、ケンガオガエンの参戦やスピリッツの解説、初回購入特典の発表など、発売に先立ったゲーム内容の様々な先行公開が行われた。
この40分ほどの放送の締めを飾るものとして公開されたのが、一人用アドベンチャーモード『灯火の星』のオープニングムービーであった。

ムービー自体は3分にも満たない長さではあったものの、倒すべきラスボスである光の化身"キーラ"の姿とそれに対峙するファイターの姿、そしてそれらの戦いと、ファンは大いに盛り上がった。
シリーズ前作である大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii Uにはストーリーがなく、それに関する映像も皆無であったため、前々作亜空の使者のようなストーリー要素溢れるクロスオーバーを期待していた者も多かったのだ。

それでいて戦いとは言うものの、実際には歴戦のファイターがなす術もなく消されていくという大きなインパクトがあるものであり、
最強、最悪の敵というキャッチコピーに違わぬ恐ろしさを見せるラスボスについても深い印象が刻まれた。

なお、アドベンチャーとはいうものの亜空の使者のようなガッチガチのストーリーモードではなく、あくまで「何故スピリット達は生まれたのか」「ファイター達は何故スピリットとして戦うのか」…いわば世界観の説明であることも桜井氏の口から明かされ、実際本作のアドベンチャーモードは亜空に比べたらストーリー性がやや薄め、言ってしまえば「大規模なイベント戦モード」という要素となっている。

ムービー内容/考察



「きょうこそ決着をつけてやる!!」


崖側*1に立ち、ブラスターを前方に構えながらスマブラムービーでは非常に珍しいセリフを発するは、雇われ遊撃隊スターフォックスのリーダー、フォックス
そしてその後ろにはなんと、歴代スマブラファイター全員の姿が*2
まさかのファイター全員集合に加え、フォックスの「今日こそ」というセリフ。まさに最初からクライマックス状態である。

そしてファイター達の見つめる先にいるのは、本作のラスボス光の化身"キーラ"…だけではなく、なんと空を覆い尽くすほどのマスターハンドの群れ
マスターハンドといえばスマブラシリーズお馴染みのボスであり、この世界を作った創造主。
亜空の使者では操られてたりはしてたものの、本質的には味方サイドのはずである。
それなのになぜキーラ側にいるのか、いやそれ以前になぜあんなにも数がいるのか?
マスターハンドは唯一無二の創造主ではなかったのか?
おそらく混乱した視聴者も多いのではないだろうか。

しかしファイター達に動揺の色は見えないことから、既にこの状況も把握済みと見える。


マルス「ひとりで 10体ぐらい倒せれば いけるか?」

ゼルダ「ここまで来たら やるしかないでしょう」 

ピット「ボクたちなら きっと勝てる!!」


無数のマスターハンドを従え 新たなる創世を狙う“キーラ”

最終決戦を前にして、気合充分なファイター達。そしてこの時点で既にセリフ量が亜空の使者の4倍である。まあ向こうはセリフ1つしかなかったし…。
だがその時、キーラサイドが不穏な動きを見せる。
突如としてキーラの周りを囲むマスターハンド達の外皮が剥がれ、中から現れた青い光が次々とキーラに集結していくではないか。

何が始まるのかと、身構えるファイター達。その中で一人シュルク未来視(ビジョン)を視る。
仲間のファイター達が次々に光に呑まれ消えていく、絶望の未来を…。

咄嗟にシュルクは後ろを振り向き、警告を飛ばすかのような仕草をする。
しかしほぼ時を同じくして、青い光を集結したキーラがブラックホールのような黒い穴に変形。そして一瞬の静寂の後…
黒い穴から、レーザーに似た眩い光の光線が何十も放たれた。

明確なキーラの攻撃に対し、ファイター達はそれぞれ己の力を駆使して、防御、迎撃、逃走を図るが…


反抗勢力である ファイター全軍との 最終決戦は……
圧倒的な光に包まれて 終焉を迎えた


ブレスオブザワイルドの英傑の服を身に纏う彼は、ハイリアの盾で1発防ぎ、2発目は剣で軌道を逸らし、3,4発目も盾を使って防ぐもその時に仰け反ってしまい、その隙に5発目を叩き込まれ被弾。
さらっと書いているが、他のファイターの様子を見るに彼は相当にすごいことをやり遂げている。
何せファイターの中で唯一、明確にキーラのビームを防御してみせたのだから。


チャージショットによる迎撃、あるいは相殺を試みるも通じない。
2発撃った時点で迎撃不可と悟ったのか一瞬逃走の姿勢を取るが、
両の足が地面を離れるより早くキーラのビームに被弾してしまった。


それぞれ「ネールの愛」「ねんりき」で反射しようとするがなんと無情にも貫通され被弾。


共に逃走をするも追いつかれて被弾。
この時ソニックはピカチュウに手を差し伸べている様子が見てとれるため、ソニックはピカチュウを助けようとしていたと見られる。
本気で走れば音速をも超えうる速度を出せるソニックだが、ピカチュウを助けるために減速し、そのためにやられたと考える視聴者も多い。
思いもよらぬ所で明らかとなったネズミ族同士の友情とそれに伴う悲劇に涙したファンがいるとかいないとか。


「バットウィズイン」で一度は回避するも、群れの一部がビームに被弾したことで元の姿に戻り、その一瞬で被弾。


それぞれ「さんみいったい」と「クッパブレス」で迎撃を試みるも通じず被弾。
ポケモントレーナーがリザードンによる逃走を選択しなかったことに対して、「ポケモントレーナーは勝負の最中に相手に背中は見せられないから」という理由を考察する者もいる。


ブルーファルコンに乗り込もうとした瞬間に被弾。
飛び乗る途中で被弾する様がちょっとシュール。ちょうどネタ化が進んでる時期でもあったし。
高速機動が可能な愛機で発進さえできていれば善戦できたかもしれないが、呼び出しと乗り込みにかかる時間が明暗を分けた…かも。
桜井Pに名指しで「物理的なスピードではかわせません」とされているので、善戦は出来ても被弾は確定している、かなCF。


ルカリオは「かげぶんしん」で一度回避したものの、光線に追い込まれた先でルカリオはゲッコウガの背後に移動してしまい、ゲッコウガの前から来るビームが死角となって反応する間も無く被弾。
当のゲッコウガはジャンプで躱すものの、身動きの取れない空中での一瞬でビームを被弾。


地面に撒いたインクに飛び込み潜伏するも、キーラのビームに地面ごと抉られて被弾。
このシーン、及びリンクが剣や盾で弾いていたことからキーラのビームはファイターの肉体を消滅させるだけではなく、物理的破壊力も持っていることが分かる。
バリアなどは貫通、物理防御にも破壊力で対応可能」という特徴が見えてくる。
スプラガチ勢からは「今更自陣塗りとか遅過ぎC帯かよ」と突っ込まれたとか。まあここスマブラなので…。


アーウィンで飛翔し、ローリングを駆使して逃げ回るも多方向のビームから襲われ、加速し切る前に追い込まれた先で死角である真下からのビームに被弾。
彼に向かう光条は執拗なまでに機動変化し、かつ本数も多かったので、空中戦の雄たる雇われ遊撃隊を特別警戒していたのかもしれない。
既に発進していたことから、他のファイターを片付けた後に集中してきたのかもしれない。


ピットとブラックピットを逃がすために自分から盾となり、反射板を展開するも貫通され被弾。


両者パルテナに飛翔の奇跡をかけられて逃がされていたが、パルテナ消滅に伴い奇跡が切れて落下、ほぼ同時に被弾。
よく見るとブラックピットがピットに手を差し伸べている…。


ダンボールに隠れ、そのまま直撃。 ポツンと寂しく置いてあるダンボールが光に流される姿は何かシュールである。
映像ではただ置かれているダンボールが被弾しただけでスネークの姿が映っていた訳ではなかったので、「ダンボールは囮で、実はスネークは先にこっそり逃走に成功していたんだ!」と考察するファンもいたが、
その後のゲーム展開で、しっかりやられていたことが明らかとなった。
原作だとあからさまに動いてもすぐさま隠れれば目の錯覚として見逃されるほど隠密性の高かったダンボールだが、キーラの目は誤魔化せなかった。まあ普通こうなるよね…。


ディディーコングはバレルジェットで、ロゼッタ・チコはギャラクシージャンプで飛行して逃走するも、ビームのスピードには敵わず被弾。


パニックで慌てたままその場をぐるぐる回っているうちに被弾。ある意味スマブラで最も戦闘から遠い一般人らしさが出た瞬間であった。


飛行して逃げようとするもダックがドッグを持ち上げる前に被弾。 画面外に居る射手にまでビームが放たれたのかは不明。


一瞬だけ逃走の素振りを見せるも、
すぐに正面に向き直ったかと思えば立ち木のポーズをして被弾。非常にシュールな絵面である。

このWiiFitトレーナーのシュールな行動については首を傾げる視聴者も多く、
中には「キーラのビームから逃げられないと悟って、せめて自分らしく命を散らしたいと覚悟した故の行動」と考察する者もいたが、
「上スマッシュ攻撃でもある立ち木のポーズは2F前~出始めの2F、計4Fに全身無敵が発生するというゲーム仕様が前作から存在し、その無敵時間を利用してキーラのビームをやり過ごそうとしたのではないか」という説の方が今のところ有力*3
公式から正式な解釈が出ている訳ではないので、どちらを信じるかはお好みといったところだろうか。

そして見えないところでも多くのファイターが犠牲となる中…




唯一の生還者。
凄まじい量の光線に追い立てられる中、今まで発した事も無いような高音を上げて加速するワープスターに乗り、名前の割に大半のプレイヤーに覚えられていなかったワープ機能によって辛うじて一人だけ逃れた。
機械と異なり乗り込む動作が必要ないこと、一瞬で呼び出せる(あるいは危機に駆けつける)ことが星の戦士を生かしたか。


かくして“この世界”は、キーラの手に落ちた
戦えるファイターたちは 全滅した
他のものは すべて身体を失い“スピリット”と化した
生き残ったのは たったひとり
“希望の星”は 混沌の中で か細くまたたいていた

カービィ以外の全てのファイターを消し去ったキーラのビームは、やがて星や宇宙そのものを飲み込んでいき…他の全ての生き物をスピリットへと変えていった。
やがて、命からがらとなって真っ暗な荒野にたった一人墜落着陸したカービィの目の前には、荒れていながらも不思議な雰囲気漂う世界が広がっていた…。

ムービーにおけるカービィ

「え? ワープスターってワープできるの?」と疑問に思う視聴者も多かったが、ワープスターは名前の通りちゃんとワープ機能が備わっており、週刊ファミ通での桜井政博氏のコラムでもはっきり明言されている。
とは言っても認知度が低いのも当然で、原作などでワープをしていると思しきシーンはごく僅か。
初代星のカービィにおける「バブリークラウズ」での移動シーンや、USDXのOPの最後の演出*4がワープシーンにあたると思われる。

冒頭でカービィ以外の全てのファイターがキーラに捕獲されてしまっているので、初期状態で選択できるファイターはカービィ1体のみ。
最初の主人公枠としてカービィが選択された理由としては『誰にでも扱いやすい性能』『ワープスターの力で宇宙規模で追尾してくるビームを唯一避けられる説得力』などの理由から選出されたのがカービィだったためである。
他に逃げ切る事が出来る可能性があると示されたファイターは「ベヨネッタ」と「パルテナ」の二人。
ベヨは「別世界に逃げたところでそちらの住人もスピリット化してしまってるので結局追いかけられる」、パルテナは「神もスピリット化されてしまっているし、ワープの奇跡も都合よく起きない」の理由はあるがもう一つの理由として「両者ともに上級者向けのファイターだから扱いにくい」の理由でも外したとされている。
性能が独特なベヨネッタはもちろん、仮にも女神たるパルテナが部下を犠牲に最後まで残ったらそれはそれで微妙な絵面になってしまうだろう*5
もっとも、カービィにしても上述の「ワープをしていると思しきシーン」はステージクリア時の分身等と同様ストーリー上で大きな意味を持っていたとは言えず、このようなシリアスな場面(それも複数シリーズのクロスオーバーもの)の根拠としては疑問の声が出てもやむを得ないだろう。
初代カービィでワープしていたとしてもあくまでプププランドの範囲内であり、宇宙規模の攻撃に通用するほどの説得力があったかと言われるとやはり微妙なところである。
なおカービィ以外の二人はゲーム本編において、皮肉にも(進め方次第ではあるが)普通に攻略すれば最終エリアの最後に解放する事になるファイターでもある。


絶望的な内容のムービーではあったが、視聴者の中には逆に「あっ、これ勝ったな」と確信した者もいた。

本作のアドベンチャーモードでは囚われたファイターのコピーや洗脳されたファイターそのものと戦うことになるのだが、そうした状況にカービィはまさにうってつけだったからである。
なぜならカービィは原作ゲームからして洗脳されたかつての仲間と戦うことは日常茶飯事であり、慣れっこである。なんなら倒した敵の前でダンスを披露するほど。
なので「キーラさん一番やばいやつ残しちゃった」「よりにもよってピンクの悪魔が生き残っちゃうとはキーラさんついてないな」など逆にキーラに同情する人まで出る有様であった。

なお、生き残ったはずのカービィのボディに入ったスピリットも登場するが、これは戦闘相手のカービィを分析して作られたものだと思ってもらえれば…とのこと*6
ゲーム序盤は登場しないのもこのためだとか。
一部では「メタナイトの素顔がアレだからそれからボディ作ったんじゃね?」みたいな考察もあったとか。*7

ちなみに、DLC組に関してはコピーの姿も登場せず、ファイター10人解放で自動的に全員いつの間にか仲間入りしているが、設定上ではどういう立ち位置なのかは不明。
ファイター解放に呼応して現れた助っ人達という、キーラにとっても想定外の存在なのかもしれない。
勇者の参戦ムービーでは憑依ファイターに襲われるリンクの元へ助太刀に現れる描写がある。キーラの手から逃れた援軍なのか、はたまた別働していたファイターに解放されたのか……
またこのムービーの一種のパロディでもあるセフィロスの参戦ムービーでは(結果的に本編と違いあっさりカタがついてしまったが)DLCファイターのバンジョー&カズーイや勇者がキーラと対峙している様子が見られるため「DLCである都合上省略されているが、ちゃんと本編通りに参戦している」とも見られる*8

その他の考察

満を持して明らかとなったファイター達のムービーシーンであるためか、
上述のもの以外にもファンによって様々な考察がなされている。

「未来を視たシュルクが警告するシーンでは視点が低く映っているため、あれはカービィがシュルクの警告を見たシーンであり、彼の警告のお陰でカービィは一足早く逃走の準備に移れた。」

「リンクが盾で弾いた光線の軌道がやや低かったことから、あれはリンクの後ろにいたカービィを狙ったものであり、カービィが逃げられたのはリンクの助力もあってのもの。」

「サムスの最初のショットは右前に向けて撃っており、銃口の向きを変えてから自分の正面にあるレーザーに反撃しているので、最初は自分以外の誰かを庇う目的で撃っていた可能性がある。」

「キーラの攻撃は星や宇宙そのものを飲み込むものであり、ワープスターの単なるワープ機能では逃げられないはず。そしてカービィの着陸した場所は最初にいた崖と同じ様な見栄えの荒地だったため、カービィは単なる瞬間移動ではなくキーラの攻撃が止んだ後の未来へ時間移動したのではないか*9。」

「カブリバがいたのでこのムービーの出来事は日曜日の午前中である。」
「カブリバがあつ森に出なかったのはキーラに吹っ飛ばされたせい。」


これらはあくまでファンによる考察であり、公式からは各キャラの行動の意図や詳細について触れられている訳ではないことを留意しておきたい。
スマブラ出演作の原作ファンからは「〇〇があの技を使えば逃げ切れた」などと言った仮定の話をする者も多いが、
ことスマブラにおいてはほとんどオリジナルの技で構成されたキャラクターや元々ない設定が付加されたキャラクターも多く、いずれも原作とは身体能力が異なっており、原作に基づいた議論にはあまり意味が無かったりもする。
もっとも、先に設定云々言い出したのは公式側であるが。結局のところシステム面・性能面の理由に徹していた方が無難だった感は否めないだろう。
ムービーを作る上での演出上の問題ということもあり、いくら映像にあったからといって、
「リンクの盾はキーラのビームを防いだのだから、ビームを防げなかったゼルダのネールの愛やパルテナの反射板より防御力が上だ!」と早計に決めつけてしまうのもよろしくない*10


考察は考察。安易に決めつけることはせず、あくまで「かもしれない」という精神を忘れずにいきたいものである。
同時に、このような「考察」は上記の「キーラに同情するような意見」が行き過ぎて他作品への優位性をアピールするような一部のカービィファンへの反感が少なからず起因している点にもまた留意が必要だろう。
(ちなみにカービィファンからも「コピー能力があるから実質的に全ファイターのチュートリアルになる」という理由でも彼が選択された、という考察は出ていた)

ちなみに、マルスの「一人で10体くらい倒せばいけるか?」という台詞はよくネタにされる。
FE…しかもマルスで十体も一人で相手をするのは愚行と言ってもいい所業だが、FC版のファルシオン装備のマルスは超絶チートだったのでそこまでおかしい発言でもなかったり。詳しくはマルスの項目参照。
というかマスター&クレイジーの時点できついのに、それを1対10、しかも70人ぐらいいるのにその数を相手しないといけない事に絶望感を感じるべき。
「ここまできたらやるしかないでしょう」と言われるが、どう考えても「負けられないけど負けるビジョンしか見えない戦い」である。
尤も、一人で10体倒すどころか大元のキーラごと全滅させた奴もいるにはいるが。

本編開始後

ゲーム本編ではキーラは全体マップの中央上に陣取り、スピリットやマスターハンドを差し向けるかボスを配置する以外の妨害行動はしてこない。
逃したカービィを追撃しなかった事から、例のレーザーの連発は難しいのではないかと推測されている。
実際にムービー中でマスターハンドの群れをエネルギーに変換しているような描写があるため、
これ以上、手勢を減らす訳にはいかないと判断したor再使用するにはエネルギー不足になったのだろうか。
実際、バリアを張っているのでエネルギー不足は分からんでもない*11

+ さらなる本編のネタバレ注意
ゲーム中盤、キーラを一度撃破すると闇の世界からダーズが侵攻を始める。
このため上記の考察に加えて、ダーズの侵攻を抑えるためカービィを追撃する余裕が無かったとも取れる。

そして終盤で光と闇の勢力の激突時、闇の勢力を倒しすぎた上でダーズのみを撃破するとバッドエンドとなり、憂いのなくなったキーラが本領を発揮
あっという間に、レーザーを発射するまでもなくカービィを含めた誰もが反撃や逃走を許さずに世界ごと光に満たされてしまった
当然ながら光の勢力を倒しすぎた上でキーラのみを撃破してもバッドエンドとなり、こちらは世界が闇に覆われた影響でマリオは倒れてしまいダーズに支配される事になる

真のエンディングを迎える条件はキーラとダーズを同時に撃破する事である。
両者と対決するルートはかつてE3で発表されたスマブラSPの全員参戦ムービーに似てるBGMが流れる中でコピーファイター、道中で戦ったボスとの再戦、そしてキーラ&ダーズとの三つ巴の戦いに勝利するとキーラとダーズはそれぞれ肉体が朽ち果てた事で光と闇が入り混じった余波がスマブラ世界を包み込み、メインテーマ「命の灯火」が流れる中で溢れんばかりの大量のスピリットは元の世界へと帰還するのだった。





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最終更新:2025年10月07日 22:26

*1 亜空の使者のラストシーンの場所にも見える

*2 よく見るとカービィがフォックスのポーズの真似をしてる。かわいい

*3 実際、他のファイターの被弾シーンと比べると彼女だけ消滅するまでの時間がやや長くなっている

*4 いずれも星が八方に散らばり、カービィが消失する

*5 逃げきれる可能性がある高貴な人を逃がす部下というのも間違ってはいないが、まあキャラ的にね…

*6 ニンテンドードリームでのインタビューより

*7 他に可能性があるとするなら、シャドーカービィもスピリットになっていた、捕らえたファイターの記憶を黒幕が読み取った、完全によけるとまではいかず掠ってしまった、の3種類がある。先述したように、ワープスターの能力が曖昧なのも3つ目の説の後押しになっている。

*8 本編ムービー以上に苦戦している様子が見られるので、オープニング時点なのか決戦時なのかは不明

*9 そもそもワープスターの機能がよくわかっていないことも後押しになっている

*10 上記の描写を見れば分かる通り、正確に言えば防いでいるというより「攻撃を反らしている」というのが正しいため防御力とはまた違うだろう。

*11 このバリアのエネルギー維持にはギガクッパ、ガレオム、リオレウスが絡んでいる。全て倒すとバリアが破壊される