リジェネ・レジェッタ

登録日:2020/07/13 (月) 01:12:01
更新日:2020/07/13 Mon 21:19:56
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リジェネ・レジェッタは機動戦士ガンダム00の登場人物。
リボンズ・アルマークによって生み出されたイノベイドの1人。

CV:朴ロ美
性別:-
誕生日:?
年齢:?
身長:177㎝
体重:54㎏
血液型:?
所属:イノベイター勢力


【概要】

塩基配列パターン0988であり、ガンダムマイスターであるティエリア・アーデと同じ塩基配列パターン。一人称は「僕」。

初登場は1st最終話のエピローグで、髪を切ったルイス・ハレヴィと一緒にいる場面。台詞は「フッ」と鼻で笑う一言のみ。この一言のためにきっちりスタッフロールで名前が公開されている
なお、この時点で「イノベイター」とされる人物の中の人はアムロ声が激似の新人声優(笑)ロラン役の朴氏だったため、
イノベイターは歴代ガンダム主人公声優で並べてくるつもりではと戦慄した視聴者もいたとか。ジュドー中の人出演したけど

本格的な登場は2ndからとなる。
当初はリボンズ・アルマークの話し相手または小間使いと言った立ち位置だったが、7話にてアレルヤ捜索中のティエリアに接触する。
全く同じ容姿、脳量子波での感応能力を見せつけてイノベイターが他にも居る事を知らしめると同時に、イオリア計画の概要を伝えて協力するように促した。

この行動についてリボンズは「余計なことを…」との感想を述べており、これを皮切りにリジェネの「余計な」行動が増え始める。

  • 王留美を通じて、リボンズが出席するパーティの情報をソレスタルビーイングに渡す。これにより彼らは初めてリボンズに接触した。*1
  • ティエリアがブリング・スタビティを撃ち、明確にイノベイター勢力への敵対姿勢を示したことについて「素敵なこと」とコメント。
  • リボンズに内緒で王留美と何度も接触し、リボンズの裏をかく算段を立てる。
  • ネーナ・トリニティにリボンズとも王留美とも距離を取らせ、実質的に自身の手駒とする。
  • 王留美にヴェーダの位置情報が暗号で記された紙を渡す。

これらの行動にリボンズは業を煮やし、ついに手を上げるに至るほど。しかしそれでもなお、リジェネの行動が止まることはなかった。

「これで計画が加速する…イオリアでもリボンズでもない、この僕の計画が」


ソレスタルビーイングとアロウズの艦隊戦に決着が付く頃、その様子を見ていたリボンズの元にリジェネが現れる。
会話の中でリボンズがその野心を見抜いている事を指摘されると、咄嗟に隠し持っていた拳銃で彼を射殺した。

「ふふふ、ふははははっ!これで、イオリア計画のすべてが僕のものに…!」

「それは傲慢だよ」

「!?」

しかしリボンズはすぐさま予備の肉体で復活だけならともかく、リボンズを射殺した回の次回予告で何事もなかったかのように普通にリボンズが出てくるという出オチまで付けられてしまう
再度それを射殺しようとするも、控えていたアリー・アル・サーシェスに射殺され退場した。





…と思われていたが、彼も肉体こそないもののヴェーダに意識データを残すことに成功。
リボンズが勝利を確信し、更にリジェネを見下し切っていたために、肝心の脳を破壊するのを怠っていた。
その影響で、思考データが完全にヴェーダにプールされることなく、半ば幽体離脱染みた中途半端な状態を維持出来ていたのが功を奏した、と設定考証スタッフにより解説されている。

そして、刹那がトランザムライザーを発動しリボンズの脳量子波を乱した隙に、ティエリアがヴェーダの制御権を奪還するのをサポートした。

「リボンズ、君の思い通りにはさせない。…そうだろ?ティエリア」

これによりティエリアがセラフィムガンダムのトライアルフィールドを発動。イノベイター勢力所属のMSはほぼ全てが機能停止or性能低下に陥り、形勢が逆転した。
以降は出番はないが、おそらく引き続きヴェーダ内に意識が存在していると思われる。


【余談】

◆行動目的について
上記台詞にある「僕の計画」とやらの全貌については結局本編中彼の口から語られる事はなかった。
その言動から推測できる事としては

  • リボンズと異なり、刹那・F・セイエイが純粋種たるイノベイターとして覚醒する事を歓迎、或いは少なくとも許容している。
  • ソレスタルビーイングヴェーダのある場所に来るよう仕向けている。
  • 「人類を導くのは、この僕……リジェネ・レジェッタだ!」と発言している。
  • ヴェーダに妨害や抹消を受けていないことから、イオリア計画から大きく逸脱はしていない。

…劇中分かる事はこれだけである。
補足としては、2つ目は単にリボンズ率いるイノベイター勢力とチームプトレマイオスが衝突することで共倒れや漁夫の利を狙っていただけかも知れない。
その他の行動として

  • リボンズを殺害
  • ティエリアによるヴェーダ制御権奪還のサポート

があるが、前者はどちらかと言えばリボンズの挑発に乗ったように見え、後者については出し抜かれた意趣返しとも取れるため、いずれも彼の計画に必要だったことなのかは不明である。


ある程度計画に関して知識のある高位権限を持つイノベイドの間でも、計画に対する意見は割れている。
(純粋種の)イノベイターが現れれば、大人しく支配下に入って指揮を仰ぐべきと考える者。
イノベイターが現れないように予めナノマシン等で管理する、もしくは現れても実力で乗り越えて自分達こそが真のイノベイターになるべき、と考える者。
といった次第である。
かなり推測も入るのだが、刹那の存在を許容する形でリボンズ程傲慢かつ強引なやり方ではないにせよ人類を導く存在になることで、自分の存在意義を確立させたかったのかも知れない。
上記の派閥で言うならば、リジェネは前者寄りだったのだろう。

あとメタ目線としては、中盤ヴェーダを掌握されほぼ詰みに近かったソレスタルビーイングへのテコ入れ、或いは悪の組織のお約束として1枚岩ではないことの証左…つまりは脚本の都合と言うことになる。

何れにせよアニュー・リターン後のソレスタルビーイングは、ヴェーダの奪還を目的としてそのプランを立てつつも
ヴェーダの所在がわからず行動できない状態にあったので、彼らにヴェーダの位置情報を伝えるリジェネの行動はファインプレーかつ大きな転換点であった。
これがなければ次なる行動が取れないまま度重なるアロウズの攻撃にソレスタルビーイングはジリ貧になっていた可能性は高い。

なおティエリアの項目で言及されているが、リボンズがティエリアと同じ塩基配列パターンでリジェネを生み出したのは、ティエリアとの同調を利用して動向把握を容易にする意図があった可能性がある。
しかしリジェネ自身はティエリアにそれなりに肩入れしていた様子も見られ、全編通して彼に敵対的な行動を取ることは一度もなかった。
それどころか前述の通りティエリア達が逆転する切欠を与えており、仮にリジェネを生み出した理由が上記の通りならば、結果的にリボンズとしては大いなる墓穴を掘った形となる。


◆リボンズがどこまで把握していたか
劇中のリボンズは「全てお見通し」と発言している。
他のイノベイター、外伝のヒクサー・フェルミのように、
自らヴェーダに発注して作らせたイノベイドに関しては、完璧に視覚情報を共有出来ている。
2nd season後半頃には、他のイノベイドの身体の制御を奪い、データ情報を同型であれば自由に移せる権限「インストール」も
手中に収めたったりしている。
その上で「上位種の余裕」と言う形でリジェネの行動を黙認していたきらいがある。
実際他のイノベイターが「リボンズの指示通りの事しかしない」「リボンズが伝えた事しか知らない」のが大半であるのに対し、その動機を野心としつつも「リボンズの思惑と異なった行動をとる」「リボンズが伝えなかった事を自力で調査する」リジェネの能力を評価していたようだ。

しかし、本当に「全て」だったのかは少々疑問が残る。
視覚情報は完璧に追跡しているものの、脳裏の思考まで覗ける訳ではない。
特に注目すべきは「ヴェーダの位置情報流出事件」で、これが上述の通りソレスタルビーイングの逆転の一手へと繋がった。
リボンズにとってこの情報流出は百害あって一利なしだったにも関わらず、せいぜい妨害として王留美の潜伏先にミスター・ブシドールイス・ハレヴィを派遣するくらいで、直接的な阻止行動は取らずじまいだった。
派遣した2人にも「情報を持っている者の捜索・抹殺」や「情報流出の抹消」のような具体的な指示は与えず、現地での2人の自主行動にまかせている*2*3

尤も、リボンズは「いずれ純粋種すら超越するイノベイドになりたい、その資格が自分にはある」と思っていることもあって、
自分以外の全てを軽視した上で、それを乗り越えようとするきらいがある。
敢えて見逃した事象が裏目に出ている部分も多く、どこまで把握出来ていたかは答えを出すのは難しいだろう。



◆リボンズがリジェネを生み出した理由
基本的に、戦闘に適したタイプとして多く普及している赤髪のブリング。
自分と同じ遺伝子タイプのヒリング。
ハニートラップ兼嫌がらせを兼ねたアニューの監視役の意味合いもあるリヴァイヴ。
この三タイプ以外、リボンズは手下として子飼いを増やす理由は左程無い。

その上で、リジェネに関しては一体だけこのタイプでヴェーダに発注しつつ、彼の自分に対する離反行為には常に甘い対処をとっている。
その理由として、余裕以外に考えられるのは、リジェネがティエリア対策用として拵えられたイノベイドだから。というものが挙げられる。

第三世代候補を人間とイノベイドのどちらで絞るか検討していた時代、イノベイドに絞った場合のチームリーダーとして
内定していたリボンズは、人間を当て馬にする目的で敢えて辞退した。
その結果、ヴェーダが人間を監視する必要性を検討して、ヴェーダのご意見番として投入を決定して製造したのがティエリア・アーデである。
つまり、最初期に製造して権限を与え過ぎたリボンズに比べれば多少権限は落ちるものの、
リボンズの息が一切掛かっていない同格のガンダムマイスターとしてティエリアは配属された。
リボンズにとっては完全なイレギュラーであり、脅威である。
上記の権限「インストール」も入手出来たとしても、それも同じ遺伝子型以外に対しては、
ほんの一瞬意識を奪う程度のことしか出来ず、対策としては十分ではない。
まして、ティエリアが生み出された2302年当時、リボンズにとってこの権限は完全に失われてしまったものであり、入手の見込は無かった。

ヴェーダに発注して作らせた手下のイノベイドと違って視覚共有等の監視は出来ず、
トライアルシステムを妨害するにしてもヴェーダに発動許可を得るといった正式な手続きを要する。
トランザム後のシステムトラップ発動後は、ティエリア*4の存在はヴェーダによってリボンズから完全に守られてしまい、手を出すのは更に困難になる。
リボンズにとっても、イオリアを始末する過程でこうした事態に陥るのは想定出来る。

しかし、イノベイドは、同じ遺伝子型同士ならば、ヴェーダを介さずに直接脳量子波でやり取りが可能である。
そのため、ティエリアを常時監視出来て、必要があれば手下として遠隔操作することでティエリアに干渉出来る、
ティエリアと同型のイノベイドの存在はリボンズにとって不可欠になる。

尤も、実際にこの用途でリジェネを生み出したのだとすれば、そのティエリアと密に連携をとれるという一点こそがリボンズの敗因となったのだから、皮肉としか言いようがない。


【台詞集】


「純粋種として覚醒したか、刹那・F・セイエイ。それは人類の命運を握る力だ」

「言っただろ。僕は君たちの上位種に当たる。創造主と言ってもいい。だからさ、野心に囚われた君の考えは、脳量子波を通じて僕に筒抜けなんだ」
「はっ!?」
「残念だったね、リジェネ・レジェッタ」
「リボンズ・アルマーク!!」
「……僕だ。僕なんだ……。人類を導くのは、この僕……リジェネ・レジェッタだ!」

「純粋なるイノベイターの脳量子波がツインドライヴと連動し、純度を増したGN粒子が、人々の意識を拡張させる。完全なる進化を遂げたか、刹那・F・セイエイ。君こそが、真のイノベイターだ」




「これで追記・修正が加速する…イオリアでもリボンズでもない、この僕の項目が」

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最終更新:2020年07月13日 21:19