雄鷹斗女(忍者と極道)

登録日:2021/10/05 (火曜日) 21:15:00
更新日:2025/04/13 Sun 17:36:15
所要時間:約 10 分で読めます






迅速(ちゃっちゃ)と帰ろう“お兄ちゃんズ” もう仲間の誰も死なせんよ…!!


雄鷹(おだか)斗女(とめ)とは『忍者と極道』に登場するキャラクターである。
物語当初は単身渡米していたため本編での本格登場は69話と非常に遅い*1


【概要】

東京を極道などの悪の手から守る忍者集団帝都八忍最後の1人。愛称は「斗女たん」
ハートマークが浮かんだ瞳にポニーテールとツインテールを共存させたトリプルテールという奇抜な髪型をしている黒髪の少女。
私服は背中に「ジーニアス」という文字がプリントされたジャージを羽織った下に、胸元だけを隠す丈の短いタンクトップを着た非常にラフな格好。下は短いデニムパンツにスニーカー履きで、縞々模様の靴下を身に着けている。
普段から「お兄ちゃんズ」と呼ぶスーツを着た青年型機巧人形2人を(主に二人肩車で)侍らせているが、これは彼女が14歳の時に極道が地上げのため起こした交通事故で死亡した実兄2人(名前は翔と悠真)を模したもの。
一見童女のようだがその姿はアンドロイドに過ぎず、実際は女子高校~女子大生くらいの外見をした美少女。一応は生身の肉体を持っている。
ただし、先に述べた事故の影響で彼女の内臓の殆どは移植されたものや人工臓器に置き換えられ手足もそれぞれ肘と膝から先が失われたダルマ状態。右眼も人工義眼である。
医者からは「なぜあの状況で生きているのかが不思議」「死なせてやるほうが良かったのでは」と哀れみの視線を向けられるレベルで肉体を損壊していた。

少女期の彼女は半死半生の身体と天涯孤独の身になった事で人生に絶望しており、生きる意味を失って虚ろな目でぼーっと日々を過ごしていたが、
ある時花園の中で歌う蟲原真夜と出会い、彼女の美しい歌声に感動すると同時に天才的な頭脳が覚醒、今へと至る描写がされていた。


なお見た目からして未成年かと思われていたが明らかになった実年齢は何と26歳。まさかのアラサーである。


【人物】

一人称は(アタシ)
忍巧美男衆の軍勢に囲まれながら「ムホホホホ」という奇声を上げたり語尾が「だで」と田舎ぽかったりとかなり変人要素が強い。因みに東京生まれ東京育ちだが、両親が愛知出身のため斗女もその影響を受けたらしい。
基本的に誰彼構わず人の名前を呼ぶ時は「◯◯(名前)+たん」で、たとえ相手が愛多総理大臣でも間七(かん)たん」呼ばわり。忍者(しのは)への愛称は忍者(しの)たん」
戦闘中に2.5次元歌劇(ミュ)を楽しむなどかなりのオタク気質であり、忍巧美男衆の外見チョイスがサブカルに走りまくってるのは恐らく彼女の趣味。
そしてスマホで動画を見ながらお菓子を食べつつ放屁するなど、オバサン臭い行動も
しかし忍者の原則を真っ向から破る気質もあり、長からは難色を示されている様子。

また忍者陣営の例に漏れず仲間意識と善性は非常に強い。
地獄のような少女期から再起して今に至る経歴から「どんなにつらいことがあってもその先に少しでも幸福(こうふく)が待っている」という信念の元、殺害という形で人の未来を奪おうとする極道に対しては強烈な怒りを向ける。
また苦悩と救済なき医師団との死闘を経て極道(きわみ)を微塵の迷いなくブッ殺すことを再度心に誓った忍者(しのは)を見て極道(きわみ)が親友であったことを汲んで「ブッ殺す…だけでええの?」と疑問を投げかけていた。
見た目に反してかなり年齢があるためかかなり割り切りと胆力も上等。くよくよ悩まず決断力も早いメンタルの強さも持っている。

ちなみに超人的頭脳を持つ反面、歌唱力は超絶音痴。
本人は天使声(エンゼルボイス)と自信満々に豪語するが、カラオケ採点機では僅か4点な上、「ドブカスが」と採点機にボロカスに酷評されるほどの下手くそさである。忍者(しのは)もその歌の下手さをジャイアンに例えていた。
一方、斗女と何度も一緒に歌っている真夜は思い出補正もあってかそう思っていないようで、斗女の歌が酷評されたと聞いた時には「嘘……!? 斗女たんの歌の"味"がわかんないなんて……!!」と驚愕している。


【戦闘能力】


なんでも合法(アリ)が (アタシ) 斗女(とめ)たんだで


特異体質は人類史上最高性能の脳髄。
脳は神賽惨蔵ですら「この長も模倣(コピ)れぬ」と断言したの人体の絶対領域であり、他の八忍以上に変えの利かない貴重な才能を持った人材である。
その頭脳から八忍の中でも電脳関係の技能に優れておりその実力は色以上。アメリカの世界的IT企業のCEOをして「まるで未来から来たかのような圧倒的頭脳」「彼女の頭脳は100年先を生きている」と絶賛された天才である。

先述した事情から四肢が機械化されたサイボーグ
などトンデモ技能を駆使できるが、通常の暗刃を駆使した格闘攻撃をこなせるため、生身の肉体性能も現代忍者らしい超人的スペックを持つ。
現代忍者達の中では唯一肉体に頼らず武器によって戦うため長が難色を示す原因となっているが、先述通り頼る肉体(四肢)がないから物理的に無理な面も大きい為大原則こそ破っているものの面と向かって言われる程の状況にはなっていない。
例えば現代の八忍の基本技と言える忍手暗刃も、「掌を空気抵抗の円錐形の中に入るように細める」というシーケンスが掌そのものが無いので生身の状態では実質不可能である。
このハンデは義手の掌を尖らせるように変形させる機能を用いることで、一応補えてはいる。
また、彼女にとっては機械の手足や後述する「手駒」も自分の体の一部に等しく、武器というよりも自在に動く「拡張された肉体」のようなもの。
まさしく何でも合法(アリ)である。

なお基本的に彼女の繰り出す技は、昔の忍者が用いた様々な古典忍術を現代のテクノロジーで再現したものが基本と、トンチキなビジュアルに反して忍者としてはかなり正統派。

忍装束は影武者についてはフリフリの少女アニメ風コスチューム。本体の忍装束は不明。
お腹が剥き出しになって露出していたりとどことなく初代プリキュアっぽいデザイン。


忍巧美男衆(テクノビダンズ)


忍巧美男衆(テクノビダンズ)” 出撃()るで!!!


斗女が開発したありとあらゆる創作世界の美少年や美男子を模した機巧人形(アンドロイド)の総称。
及び機巧人形百余体のデータを脳内で処理して脳波で同時に遠隔操作し、全ての人形を己の五体として操る技。
長曰く「超絶頭脳が生み出す現代版分身術」
技ではあるが、同時に自分の五体を使わず戦うため分類的には武装に位置してもいる。

斗女のこだわりもあって大衆の前ではしっかり原作同様のロールプレイもしてくれるため、側から見ると「憧れの創作世界のヒーローやイケメン達が現実に現れ助けてくれた」ようにも見える。ただし柔道漫画のキャラであろうが球技漫画のキャラであろうが剣士であろうが攻撃方法は暗刃になる
そして敵側からすれば場合によっては自分の推しキャラが直々に殺しに来たようにも見える。特にそういった作品を好む10代の子供で構成された『割れた子供達』には人殺しの方法が通用しないのま相まって恐怖の存在となった。

要はアンドロイドであるがしっかり忍者と同等の身体能力を持ち、暗刃も問題なく使えるため忍者が100人以上増員されたのと同義であり、麻薬で強化された極道勢力とも真っ向から渡り合える。
また人形をそれぞれ独立して動かせる上に人形の目や耳がそのままリンクし遠隔で物を見聞きすることも可能。
人形達が送り続ける莫大な情報量をリアルタイムで捌ける規格外の脳髄が成せる魔技である。
操作に集中しなければならないため本人は動けないといった制約もなく、自分が狙われてもロケット噴射による回避と下記の完全無敵乙女砲(ラブずっきゅん)で返り討ちにできる。
広範囲に散らばる民間人の保護や広範囲を襲う集団の敵にも対応可能で「慢性的な人手不足」という忍者陣営最大の欠点を補えるのが最大の売り。
帝都高での戦いが終わった時右龍から「斗女たんがいりゃあ100倍楽だった」とまで語られていたが、その真意は物量的な意味での100倍だった模様。
また様々な忍術を再現するためのアイテムとしても機能している。


ただしアンドロイド単体の戦闘力は生身の忍者には一歩劣り、麻薬で強化された『割れた子供達』一般構成員が命と引き換えにすれば足止めは可能。八極道本人やその直属の幹部クラスが相手となると雑魚同然とばかりにぶっ壊されてしまう。
斗女曰く「忍巧美男衆は人命救助と雑魚狩り専門」との事。
それでも痛みも意思も持たず、張り付いた様な笑みを浮かべながら無数のアンドロイドが襲い来る様は何気に恐ろしいものがある。
攻撃を受けた顔面の半分を破壊され機械部を露出しながらも笑顔とともに突撃してくる様は軽くホラー。
実際、モブ極道からは当初遠目から接近している様子を見て単なる警官隊だと思って始末しようとした所にようやく忍巧美男衆(テクノビダンズ)だと理解した際『うわああ!!イケメンだぁああああ!!!』判定ミスって逃れられない距離まで神話生物の接近を許したと理解してしまった探索者の様な絶望しきった顔を見せる等極道からすれば出会ったら死を意味し、『近くに存在している』と認知しただけでSAN値を削るクトゥルフ神話の神話生物の眷属扱いである。

なお、戦闘終了後は動く機体や破損の少ない機体が破損の酷い機体を自律的に(もしくは斗女が全機を同時操作して)修理している模様。


  • 完全無敵乙女砲(ラブずっきゅん)
ロケットパンチの要領で手首から先を飛ばし離れた相手に暗刃を撃ち込み斬首する技。
言ってしまえば壊爺やそれを模倣した長の「如意暴」と同じ、凄まじい長射程の暗刃
遠くにいる相手に対しても瞬時に距離を詰め、首を一撃で飛ばせる暗刃を当てられる」という点がわかりやすく強力。
おまけに「腕が文字通り飛ぶ」という挙動は極道でも呆気に取られるような奇怪極まりない光景で、初見の相手であれば動揺から回避を鈍らせるという強みもある。
その他にも切り離した腕を相手の死角から飛来させる、ブースターで急加速して貫通力を高めるなど、応用も効く便利な奥義。
名前の由来は、相対性理論の楽曲『LOVEずっきゅん』。

  • 美男抱擁(ビダンボックス)
自身の姿を模した囮のアンドロイドを遠隔操作して本物に見せかけ、生身の本体は胴体部がカプセルとなった特別製の忍巧美男衆に潜伏。
囮のアンドロイドを破壊して殺したと思い込んで油断した相手の不意を突く奇襲技。
斗女曰く「現代版身代わりの術」
ただし使用のためには自身が潜り込んでいる忍巧美男衆を敢えて危険に晒す必要があるためかなりリスクが高い。
だが斗女自身はその事に微塵も臆さない。
先述したように彼女は忍巧美男衆や影武者アンドロイドも己の身体の一部と定義しており、「ロボと私は一心同体、私も…それぐらい身体張るわさ」と言い切る。

  • 美男操送(イケボタクト)
仲間の協力を得て人々の危機感を煽るインパクトを群衆に見せつけ混乱(パニック)を意図的に引き起こし、その思考の隙を突いて忍巧美男衆の人海戦術による群衆の誘導を行う術。
斗女曰く「現代版流言(るげん)術」
群衆の避難経路は忍巧美男衆によって確保され、そして適宜忍巧美男衆を介して的確に情報を流して群衆の誘導を効率化させることで、100万人規模の群衆さえも安全かつ迅速に統制(コントロール)してみせる。


【関連用語】

  • 蟲原(こはら) 真夜(まや)
嘘…!嘘…!!信じられない…夢みたい…!!
逢えるなんて…貴女とまた…逢えるなんて…!!!

斗女の10年来の親友(トモダチ)で、現在はMAYA(マヤ)の名で知られる世界的歌姫。
少女期の絶望の底から再起するきっかけとなった運命の出会いを経て、十数年ぶりに再開しても一目でお互いに再会の喜びに浸れるほどの関係で、久しぶりに再開しても即お互いに「斗女たん」「真夜たん」と言い合う仲。
そしてお互いに「私の歌を生まれて初めて「好き」と言ってくれた大好きな友達」「私が人生のドン底だった時笑顔と幸福(しあわせ)くれたすごく大好きな大切な友達」と言い合うほどに深い友情で結ばれている。

しかしその正体は「破壊の八極道」の1人『殺戮歌(ころしうた)MAYAその人。
忍者(しのは)極道(きわみ)のように、お互いが忍者と極道だとは微塵も知らない悲劇の関係を背負っている。ホントにこの展開好きだねぇ脚本家


  • Appale社
今回の”協力” 心から感謝申し上げる 
貴女のおかげで我が社は一世紀分の躍進を遂げるだろう(・・・・・・・・・・・・・・)……!

番外編「新しい文明開化」で斗女が”協力”に応じた、アメリカ・カリフォルニアに本社があるIT企業。
かじられたオレンジのマークがシンボルマーク。


  • メカルン
『フラッシュ☆プリンセス』に登場する妖精。
32話から登場する敵幹部・歌魔人ダウナーニャとは友情と恋情で深い繋がりがあるとされる。


  • 覇世川(はせがわ) 炸羅(さくら)
医者も忍者も “救う”って事ぁ傲慢なモンだ
それでいい オレ様は傲慢に“生”を押しつける

帝都八忍先代第3席。表の顔は外科医。
医療と忍者の名門・覇世川家の先代当主にして、左虎・右龍兄弟の育ての父。
地上げ屋が起こした事故で四肢と右眼を失い瀕死の状態だった斗女を救った主治医だったことが判明している。


【劇中での活躍】

『第三章:情愛大暴葬』

ありゃ 色姐(しきねえ)からメール来ちょる なんじゃらホイ

本編開始当初は単身アメリカにいた。第三章最終話となる第37話で後ろ姿のみ登場、からのメールを確認する。

『第四章:幼狂死亡遊戯』

…自分 死ぬかもしれんので(・・・・・・・・・)

色が遺したメールを確認したことで日本への帰国を決意。
番外編(第43.5話)で以前からオファーを受けていたアメリカのIT企業の要請に応じ「何か」を遺す。

みんな待望(おまた)…!"()っつけ仕事"は私に任せい!!

第61話でSR-71ブラックバードを操って緊急帰国すると割れた子供達が起こした総理官邸へのテロ終盤に、忍巧美男衆の軍勢を引き連れ満を持して参戦を果たす。


まったく…気に入らん喃
"忍者大原則"其の二 「忍者武器に頼らず五体で闘うべし」
あのガキそれを全力で無視(シカト)しおって…!!ああ~~~~気に入らん
だが使える…!!斯様な広範囲には"忍巧美男衆(テクノビダンズ)"使えすぎる!!


惨蔵が愚痴りながらも認めたように、忍巧美男衆(テクノビダンズ)という事実上100人を超える忍者の軍勢の力によって瞬く間に官邸内の割れた子供達を蹂躙すると、自身もユリリリコンビと戦闘。
ユリの捨て身の防御によってお兄ちゃんズを足止めした隙を狙ったリリィの決死の奇襲すらも、足のロケット噴射で難なく回避。完全無敵乙女砲(ラブずっきゅん)の一撃でリリィを斬首することでユリリリコンビを一蹴した。

…アンタらもきっと…いろいろあったんじゃろね 同情はする
けど 容赦はせん
とゆーワケで ブッ 殺し たッ!!!

そのまま官邸入りし、ガムテに襲われていた愛多総理忍者(しのは)とともに間一髪のところで救出。忍者(しのは)とガムテの戦いを見守りつつ忍巧美男衆(テクノビダンズ)を駆使し機動隊の巻き添えを抑えた。
激闘の末、階下に落ちたガムテに完全に止めを刺そうとする忍者(しのは)に駆け寄り、ある話を持ちかけようとする。しかしガムテの前に極道(きわみ)の姿が。
大切な親友である極道(きわみ)のところへ行こうとする忍者(しのは)を制しお兄ちゃんズを通じて何かを確認。事情を察した彼女は忍者(しのは)にスマホをつきつける。


ホイ 忍者(しの)たん
色姐から送られとった
壊爺殺しの下手人

そこに映っていたのは紛れもなく極道(きわみ)の姿。激昂して向かっていった忍者(しのは)、そして砕涛(さいとう) 華虎(はなこ)と戦いになった右龍&左虎、惨蔵らと共に破壊の八極道と対峙。
その場は逃げられる形となったものの、極道(きわみ)・華虎・孔富の他にも”2人”それらしき人物がいたのを確認している。
この戦いにおいて忍巧美男衆(テクノビダンズ)は28体が破壊されており*3、八極道と戦う際には自分が直接戦う必要性を感じていた。


『第五章:極契大壊嘯(ブロマンスダイタルボア)

…もうええでしょ 東京は充分凄惨(エラ)いことになっとる (アタシ)麻薬(こいつ)をとめに来たんよ
…… ダメよォ~
いいじゃないのォ~
ダメダメッ

あっそ そんならブッ殺してとめる!!

参戦と同時にべしゃり烏や鼠坊衆に監視カメラを取り付けるといった手腕で諜報網を強化するも、幡随院の工作によってまんまと救済なき医師団のバイオテロを引き起こさせてしまう。
麻薬水による重い弱体(デバフ)を背負いながらも「葛飾区K浄水場」を占拠する「歪罹井(エリイ)」と交戦。
彼女の操る寄生虫による攻撃を()(ショイ)と毒づきつつ戦うも、麻薬水により中毒死した母親と赤ん坊を見て歓喜する歪罹井の姿を見て完全に激怒。
「どんなに辛くても未来に必ず幸福はある」というスタンスの斗女と「この世界に幸福なんてない」と考える歪罹井とでは意見が折り合うことはなく…

“帝都八忍”雄鷹斗女!!!
もうええテメーは殺すしか()ゃあ!!

救済(すくい)なき医師団”看護師 歪罹井
頭お花畑の貴女こそ…死んで

お互い名乗り上げての戦いでは、当初は寄生虫の特性を利用した奇襲を仕掛けた歪罹井の意表を更に「美男抱擁」で凌駕。
自身を殺したと思い込んだ歪罹井の首を直接の暗刃で切断し、続けざまに彼女の首を寄生虫が巣食う腹に目がけて「完全無敵乙女砲」を生首諸共撃ち込み完全にトドメを刺して勝利した。
医師団との戦いが決着した後「親友が悪事かましたらブッ殺すだけでいいのか」と問題提起を忍者(しのは)に投げかけるも、その後その台詞が自分自身に帰って来る羽目になる。

『第六章:天秤は厄祭に堕つ』

十年来の大親友・蟲原真夜と思いかけず再会を果たし感極まりながら友情を再確認するも、お互いに忍者と極道だとは知らないまま解散。
その喜びに浸った数日後には友情と大衆への復讐を天秤にかけ、復讐への決意を固めた真夜と『塵芥祭(ダスト・ザ・ワールド)』の前日に交流するが、極道技巧の不意打ちを受けて内臓を破壊され、瀕死の重体に陥ってしまう。
かつての主治医・覇世川炸羅の姿に変化した惨蔵の治療を受けて何とか蘇生するも、持ち前の胆力もあってかその事実に苦悩することなく素直に受け入れ、MAYA率いる塵芥芸者衆の悪事を阻むことを決意したのだった。
なおあまりに「親友が極道だった」という事実を受け入れるのが速すぎて忍者(しのは)は割と困惑していた

忍者(しの)たん…私言ったよね
親友(ダチ)悪事(わるさ)かましたらブッ殺すだけでええのか
言ったよね…!?

(みゃー)の姉ちゃん分として“手本”見したるッッッッ!!!

その眼ン玉ひん剥いてよ~~~~~く見とけ!!

『塵芥祭』本番では通信による各忍者の支援と美男衆を駆使した現代版流言術「美男操送(イケボタクト)」による観衆の避難を担当、そしてMAYAとの血戦に挑むことになる。出撃前まで瀕死の重体に陥っていた影響は隠しきれないようだが…。

【余談】

連載開始から計69話でようやく参戦した斗女であるが、忍巧美男衆の作画カロリーが高すぎたせいなのか作者が2話ほど連続で原稿が間に合わなくなるという珍事が発生した。
  • 漫画家である相澤いくえ氏は、女性向け作品の兄弟キャラの情報を作者神に求められ、いたく困惑したという裏話がある。(なおその後、なんのためにオタクやってんだと己に活を入れて上記のラインナップが完成した)
  • 前述の通り忍巧美男衆は実在の作品に登場する兄弟キャラのパロディ集団だが、その中には兄弟であること自体が原作の重要なネタバレであるキャラクターも存在する。「この2人って兄弟だったの?!」と思わぬネタバレを食らった読者もいるとかいないとか。



追記修正は「大量のイケメン」を操作しながらお願いします。

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最終更新:2025年04月13日 17:36

*1 それ以前は後姿や目元が隠された状態で描かれていた。

*2 作者の近藤がかつてジャンプで連載した柔道漫画。

*3 大半は華虎が破壊した模様