Ζプラス

登録日:2010/01/29 Fri 18:19:15
更新日:2025/04/06 Sun 02:48:14
所要時間:約 6 分で読めます





ガンダム・センチネルに登場するMSで、Ζガンダム量産機である。




■スペックデータ


ΖプラスA1型



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            |:| | |         |:| | |
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      /1 l:::l | |:::ll_」ニ7 ⌒ムムにニヽ V⌒| ̄|
       |。|. |::l | |:::ll::::::/  /.:; -┤ ̄`V  / /
       |。| 」」 |/⌒「 ; /.:/   `1 l l__/ /ト、
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         |.     `ー´|     |  ; ;    |
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    ̄
型式番号:MSZ-006A1(連邦軍仕様)
     MSK-006 (カラバ仕様)
所属:カラバ航空部隊
   地球連邦軍
建造:カラバ
   アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態:量産機
全高:22.11
頭頂高:19.89m
本体重量:32.7t
全備重量:68.4t
ジェネレーター出力:2,070kw
スラスター推力:101,000kg*1
センサー有効半径:16,200m

固定武装
バルカン×2
大腿部ビームカノン×2
ビームサーベル×2

主な携行武装
ビームライフル


ΖプラスC1型



                   lヘヽ、 ィ‐ 、/
                   l‐l,lヽlロトイkヘ ,_、
                _ 、l‐N'l,li'トオ ,l'、l,l'll'ヽ/ 二 ̄iヽ
             /ニニ.、ヽl≧‐―゙ '‐ 7―‐,'l l    ノ l;l
               l    l l   l'三ヘ /_ -' l lヽニ ≦ ヘ
              l 7‐- /ヽ三l  .l lニニl/l<l 〈 、 ヽ,l
              lイ_ /  ト_/ 、  l - ' l 、 ヽl l ‐lヽニ,l
             //、 '/, ,-l  l‐ヽ__l/≧ヽl ,、ィヘl  l、〉―l`ヽ
            , l7>、//、//,lヽ_/_/ヽ  l'  ヽ 〉 _.l  ./ ̄l
   , -―ミ   /ヽl//// l   l ヽ.l  l 、゙/ _、  l l,リ l__/_,l
  / /-、`ヽトヽl、l l‐- イ、.l  / ̄l.l  l l /  ヽ `l'l  l   ,l
  l  ヽー'ヽ ヽヽ ` 、イ/ l /    l.lニl /_'l    l .l l ,l≧<l
  ヽヽ ゝ ( )ヽl\`二ヽ_l_ l._/     l '、イ ヽ   l l l /ミl ,∧
   ` ー二 -l、./l、タ/<― l´   l  / l,l  l    l l,l ヽー'ヘヘ
         l 〃 l_/ /l/ l、二l /'l ヽ.  l  - ヽ. l.l .l  ヘヘ
           //` メ    // l  l ̄l l    l l _l -、lヘ.l  .l  ヘヘ
          /  /   ' /_/`ヽ=イl .l    l  l三l l-、〉l l_ 〉´
       / . /    l /  /l`l.l l    ヽ,lヘ  l ヽ l ,l
       / . /     / / / l l l /     l .l  l ヽ/
       / , /    /,l / /  l l l/        l  l  l ノ ヽ
      / , /   / l─ ∧ l_l/        l ∧  l   ヽ
     / , /   /   ̄( )ヽl_l/        l    ̄.     ヽ
     /   /   ,l /`ヽ   l ,l         l       ヽ
     /   /    l ゝ>,   _-l          l   _  / ヽ
   /    /    / /l.  //'7             〉   l  lヽ ,、l
   // ̄`/    / /  /ヽ/ /,/          ヽ  l    ヽ' ,l
  ./_-; ./   〈、/-ニ/  / /           ヽ_,l、   ∧`
 ./l//-,ヽ  / /   _/ー'              lヽ _l li
../ ゙、 〈//  ` ―  ̄                   l ヽ―‐' l
/-―、i ,/                           ヽ __ /
(  ヽ'
型式番号:MSZ-006C1
所属:地球連邦軍
建造:アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態:量産機
全高:22.11
頭頂高:19.89m
WR形態時全長:24.9m(標準装備時)
        :36.0m(ビーム・スマートガン装着時)
本体重量:36.18t
全備重量:77.04t(標準装備時)
    :86.77t(ビーム・スマートガン装着時)
ジェネレーター出力:2,070kw
スラスター推力:124,000kg
センサー有効半径:17,000m(標準装備時)
        :21,000m(ビーム・スマートガン装着時)

固定武装
バルカン×2
大腿部ビームカノン×2
ビームサーベル×2

主な携行武装
ビームスマートガン



■概要

カラバがエゥーゴで獅子奮迅の活躍をするΖガンダムの能力に着目し、大気圏内用の機体として再設計した機体(ΖプラスA1型)。
さらにその機体を連邦軍が宇宙用に再設計(ΖプラスC1型)。
以降、多岐に渡るΖプラスシリーズが開発され、少なくともU.C.0100以降まで(グレーゾーン作品の設定のため注意)活躍することになったスゴイ機体。

Ζプラスの始祖たるA1の開発は、カラバとアナハイム社による共同開発。
アナハイムが苦労して立ち上げたΖ計画だったが、肝心のΖガンダムは複雑な構造故にコストが嵩み、なかなか買い手が見つからなかった。
さりとて莫大な費用を注ぎ込んだ計画なので今更切り捨てられないというジレンマに陥っていた。

そこで、「地球上で活動するカラバなら空戦用TMSの需要があるのでは」と話を持ち込み、カラバに無償貸与したΖガンダム3号機による評価試験が良好な結果に終わったことで開発計画がスタートした経緯がある。

生産はアナハイムが一手に引き受け、以降は様々な派生型が開発されていった。


この機体の最大の特徴は、量産機であることに尽きるだろう。


へ?
量産機ってことだけで特徴にはならねーよwww



OKブラザー
ちょっと下の表を見てくれないか


  • ガンダリウム合金・ムーバブルフレーム使用。
  • ムーバブルフレームを利用した完全変形可能
  • 一部機体は大気圏突入も可能
  • スラスター推力以外のスペックが本家Ζ大差ない
  • むしろ若干上回ってる
  • そのスラスター推力も実速力はΖと大して変わらなくね?疑惑アリ(後述)
  • 大丈夫!オカルトはしないよ!
  • バルカンやビームライフルやビームサーベルやシールド(航空のため形状は変更されている)等Zガンダムの使っている武装は全て使用可能&ウェイブライダー形態で使えるビーム・キャノンがオマケで付いてるよ!
  • シールドは音速でも空力に優れ更に先端にレドームやシーカーが付いてるステキ仕様
  • 頭部ユニットやウェイブライダー形態の設計の見直しにより生産性&整備性の向上
  • いろいろ凄いけど量産機です
  • 本当に量産機です






くどいようですが、量産機です。



量 産 機 で す 。




……お前のような量産機がいるか。と言いたいところだが(同じ様なケースに動く武器庫のドーベン・ウルフ等も)、まあ、問題はないだろう。
(流石にジム系やジェガンと比べると生産数は多くはなく、主にエースパイロットや、精鋭部隊とかに配備されたのだろう。)


それはともかく、詳細な機体の解説。

機体構成はほぼオリジナルΖに準じているが、フレームの性能はΖガンダムに比べて向上、変形機構は簡略化され、構造自体の信頼性も向上している。
簡略化したと言っても変形機構がかなり複雑なのはご愛嬌。本家Ζからしておかしいから多少は仕方ないが

背部はフライングアーマーから百式の物を参考にしたウイングバインダーに変更。これは最初のΖプラスが大気圏内専用だったためである。(宇宙用に戻ってもこのままなのはキニシナイ)
そのためWR形態ではオリジナルΖとは違い、F-14トムキャットのようなV字型の可変翼
Ζプラスは基本灰色一色がメインカラーのため、これが非常にカッコいい。

それ以外は前述の通りオリジナルΖと遜色ない性能。が、WR形態はこの時代の戦闘機より弱いという設定がある。
……旋回砲塔式のビームガンがあるのに、何故だ。
※空戦ができるほどの機動性や運動性がなかったから。そのため空戦性能重視のD型が開発される事になった。

Ζプラスは可変機とは思えないほどに大量のバリエーション機がある。
初期型のA1型派生だけでも

  • A1型(通常型)
  • A1型アムロ機(試作専用機
  • A1B型(攻撃重視型)
  • A2型(メガキャノン搭載型)
  • A3型(性能向上試作型)
  • CX型(宇宙用試作型)




……多いよ!!



多すぎて書ききれないので詳細はΖプラスの派生機一覧へどうぞ。



■装備

  • 60mmバルカン砲
ガンダムタイプ伝統の頭部機関砲。
後頭部が延長されたため、オリジナルのΖガンダムに比べて装弾数が80%アップしている。

  • ビームサーベル
ビームカノンに併設されたラッチに装備。
可変機である本機は機体強度的に格闘戦には向いていないので自衛手段の域を出ない装備である。*2
実はウェイブライダー形態でも使用可能。

  • ビームカノン
両大腿部に設置されたビーム砲で、ジェネレーター直結なのでサイズの割に高火力。
また、砲身自体もAMBACの作動肢として細かい動作に用いられる。
WR形態時ではこちらが主武装であり、旋回砲塔として機能する。

C型の物は再設計時にA型運用中に浮き彫りとなったエネルギーケーブルの空気抵抗などといった諸問題を解決すべく構造が見直されており、内部構造がバージョンアップされた。

  • メガキャノン
A2系列の頭部に装備された大口径メガ粒子砲。
威力は高い筈だが、大気圏内ではビームの減衰が激しく十分な性能を発揮しなかったとされる。

どちらかと言えば試験的なものだったらしく、運用データはΖΖガンダムのハイメガキャノンに活かされた。

  • チャフ/フレアディスペンサー
現代でも使用される対レーダー/赤外線誘導兵器用の撹乱兵装。
脚部に内蔵している。


オプション装備

  • ビームライフル
A型系列の主武装。
百式用BR-M-87とΖガンダム用XBR-M-87A2両方の特徴を持つ長銃身のビームライフル。
火力はΖと同等とされ、Eパックは百式と同じスネイルタイプを用いる。
銃尾にマウント用フックがあり、ウェイブライダー形態時は機体上面にマウントされる。

実はA1の初登場から長らくライフルの設定が無く、マスターグレードでテストカラーが発売された時にようやくデザインされた経緯がある。

一方、U.C.0096年時にシャイアン基地に配備された機体はリゼルのライフルを装備していた。

  • サブユニット(シールド)
A型系統が左腕にマウントしているのは厳密にはシールドではなく、センサー類や補助機動装置などが詰まったサブユニットである。
資料によってはシールドと記載されているが、実際には精密機器の塊なのでシールドとして使用するには向いていない。
あくまで緊急時にシールドとして使うことも出来る、くらいの物なのだろう。

  • ビームスマートガン
C型系列の主武装。
本体に匹敵する長銃身の火器で、備え付けのディスクレドームとの連動により高火力・長射程を誇る。

基部はサブユニットを改造したもので、C1系のWR形態時にはこれが機首となる。

C型系列の代名詞的な装備ではあるが、実際はA型にも装備することは可能。
だがその場合、機首の形状が飛行に適していないのでウェイブライダー形態時の飛行性能がガクっと下がってしまう。
そんな都合もあって、A型では装備されていないのである。

  • バズーカ
ジェガン用の汎用バズーカ。
漫画版『機動戦士ガンダムNT』に登場した機体が使用。
閃光弾を装填していて、撹乱に使用された。

使わない時は背部または主翼にマウントしておける他、ウェイブライダー形態でも逆手で使用していた。



■センチネルでの活躍


劇中ではC1型が2機(テックス・ウェスト少尉機とシグマン・シェイド少尉機)登場。
ニューディサイズ討伐作戦のためアーガマ級『ペガサスIII』に配属、発電衛星SOL強襲を皮切りにその後の全作戦に両名とも参加。

最終決戦ではテックスがSガンダムのGボマーに乗ったため、シグマンとネロ隊隊長のチュン・ユン*3がΖプラスで参戦した。
シグマン機は最後まで生存したものの、チュン・ユン機はゾディ・アックの攻撃から合体中のSガンダムを庇って盾となり撃墜、名誉の戦死を遂げた。

リョウとALICEやマニングス、NDの漢達の影に隠れがちだが、全編通してΖプラスとテックス、シグマンはガチ。必見。



ガンダムUCでの活躍…活躍?


OVA版episode.7にA1型が数機登場。原作小説には登場しない。
地球連邦軍シャイアン基地の警護機となっており、設定上この基地だけでA1が6機も配備されているらしい。
その他にも試験運用中のグスタフ・カールやスプリッター迷彩のジェガンD型などが同伴している。
少々過剰とも思える配備数だが、これはシャイアン基地にグリプス2の管制施設が密かに設置させれていたため。
しかし元々シャイアン基地は連邦軍内での代表的な左遷先で所属する人員にやる気があまりないとされ、それが伝播してしまったのか僚機であるグスタフ・カールのパイロットはコクピットで菓子を食っているなど警備中にも緊張感が欠けていた。

そのせいもありロンド・ベルの強制臨検という体の奇襲を受けた際には、A1型の一機は背後に降下してきたジェスタに密着されコクピットにビームサーベルを突き付けられ無力化。
他の一機も咄嗟にウェイブライダーに変形し上空への退避を試みるも、それまで何度も踏み台にされ続けていたワッツのジェスタキャノンに踏み落とされ離陸に失敗。あえなく御用となる。

…登場したはいいが、散々な扱いであった。



■漫画版NTでの活躍

サイド6(旧サイド4)のコロニー・メーティスの防衛隊に1機だけ配備。
何故か宇宙用のC1ではなく地上用のA1だが、コロニー内部での運用に重点を置いていたのだろうか。

パイロットは名無しだが、若いながら中々の手練れでシェザール隊のジェスタ2機と袖付き(偽)のギラ・ズール1機を瞬く間に無力化。
「白い三ツ星」*4のドライセンとも互角に渡り合うが、最終的には至近距離からコックピットを撃ち抜かれて撃墜されてしまった。



ガンプラ

プラモでは旧1/144とMGがA1アムロ機、C1型の二機が発売。
特に旧キットは初めて1/144での完全変形を実現した偉大なキット。
……そこ!プロポーションが微妙って言うな!
またGFFにてC1Bst“ハミングバード”が立体化されている。

MGはアンテナが可動・非可動からの選択式で組め、WR形態用のランディングギアが付属する。
後にユニコーンVer.がプレミアムバンダイから発売。
こちらはA1テスト機の流用にC1のパーツを一部プラスしたことよるカラバリキット同然でやや古い造りではあるが、新たにA2用のメガキャノンやリゼルのライフルが付属している。


そしてこの度HGUCにてユニコーンver名義でA1型が発売。
構造はデルタプラスを踏襲したもので、変形の都合上、下半身の可動はやや微妙だがプロポーションは格段に素晴らしくなっている。

…が、初期生産分に於いて頭部と腰のパーツの形状が異なってしまっていたという不具合が発生。
慌てて商品回収するという前代未聞の事態となった。
…ひょっとしたらプレミアが付くかも…!?


また、カラバリでアムロ機は出るのかと予想されていたが、こちらもガンプラEXPO2014の限定販売、後にプレミアムバンダイにて「テスト機イメージカラー」として発売された。
あくまでUC版のカラーバリエーションなのでビームライフルがオリジナルではなくリゼルの物のままだが、新たに水転写デカールが付属する。

しかし入手手段が限定されているため、人によっては入手困難な品になってしまっている。


後にC1型もプレミアムバンダイから発売された。
こちらはセンチネル準拠のカラーリングで本体パーツ、バックパック、付属品が変更されている。
一部A1型のパーツが残されているものの、A1型を組むことは出来ない。



■ゲーム

センチネル版権のせいか、ゲーム作品にはあまり露出しない。でもGジェネにはしっかり出る。
最近A1型とC1型を一緒にされたのが悩み。
「OVERWORLD」ではアムロ機が「テスト機カラー」として通常生産できるようになった。
また地形適正も通常機が地上適正が低く、テスト機が高く設定されたため一応差別化はされている。

ちなみに、ある意味後輩のデルタプラスには性能は劣っているものの、スマートガンのおかげで火力が勝っているので、正直デルタプラスより強い。

マニアックさに定評のあるガンダムバトルシリーズにもちゃっかり参戦。しかも3機。
A1アムロ機と、C1型、
そして何故かC1/2型。

お前超マイナー機じゃねぇか!


さすがアートディンク!俺達に出来ないことを(ry

  • ギレンの野望 アクシズの脅威V
地上用A1型とそのアムロ専用機、ハイメガキャノン持ちのA2型、宇宙に適応したC1型が登場。
耐久が若干下がり一応地上でも使えるC1も大気圏突入能力は無くしているが限界は相変わらず200%に届きZよりも多少安くなっている
但し地上系はこれよりも早い時期に最強の水陸両用MSである陸戦用百式改が出てしまうため若干肩身が狭い。
そのため活躍の余地があるのは宇宙で支援射撃が出来て、なおかつ量産型としては火力は申し分ないが盾のないメタス改の前衛となり盾役兼指揮官として使えるC型だけかもしれない。
ただこちらもΖⅡというチートなライバルがいるのだが。

ちなみにほぼ同時期のティターンズハンブラビよりもコストは1,2倍かかるが、あちらとは違い盾がアリ運動性も1,2倍あるし限界性もこちらが高いので、両方生産できる場合はC1型に軍配が上がる。

ZプラスA1型・アムロカラー
前述のアムロ専用機のZプラスA1型なのだが、これがべらぼうに強い。
必ず対峙する事になる勢力はアクシズグレミー軍のみで地味ではあるものの
アムロ本人の能力が最大限に発揮されており、火力、回避力がチート並に高い。
Zガンダム系の弱点であるウェブライダー形態の時なら回避力が下がり倒しやすいのだが、
それでも中途半端な攻撃では仕留め切れず
高い移動力でこちらの裏へ回り、エンドラ、ガルダなどの高耐久の母艦を一撃で沈めてくる。
アクシズのハマーン搭乗のキュベレイと同じレベルの脅威である。


  • 機動戦士ガンダムバトルオペレーション2
珍しくセンチネル出典機体が多数参戦しており、本機も例外ではない。現在A1型とC1型とA2型が実装済み。
A1型は600コスト強襲機。コストは原型機であるΖガンダムと同じになっている。実装時のアート的にはアムロ専用機を意識しているらしい。
主兵装は当初何故か百式のビームライフルしか持てなかったが、後からリゼルのものが持てるようになった。
単発威力は若干下がるがロングBサーベルとの二種格闘となる強みが非常に大きいので持っているならリゼル用BR推奨。
腰部ビームカノンx2はDPSが高いが、足を止めての連射武装となるためヘイトの高い強襲機では使い所が難しい。
本体性能は足回り良好かつ変形持ちで立ち回りの幅が広く、連撃補正が高めでコンボ火力が高いと言うのが特徴ではあるが、
逆に言えば足を止めてコンボを決めないと強みを活かせないと言う事でもある。
しかもコンボ前提の機体のくせに、N格*5はほぼ密接しないと当たらず逆に下格は密接していると当たらないとレンジが微妙に噛み合っていない。
色々出来るけど一番やりたいこと(相手支援機を一瞬で落とす)が出来ない、と言える。

C1型は600コスト支援機。
支援機としては珍しく連撃制御と高性能バランサーを持ち、格闘火力もまずまず。
主兵装はビームスマートガン。足を止めることなく高威力で即打ち即よろけが取れるだけでなく、フルチャージすることで強よろけを取る事ができる。
ただし燃費は悪くフルチャージに至っては一発でオーバーヒートするため、必中が求められる。
腰部ビームカノンx2はA1型のものとほぼ同じ性能だが、支援機で足が止まる武装は珍しくないのとカテゴリ補正及び射撃補正の高さのため、追撃や主兵装のオーバーヒート中等にはそこそこ使い所がある。
本機を最も特徴づけているのが変形時の武装は別扱いと言うことであり、MS形態時のビームスマートガンがオーバーヒートしていても変形時のビームスマートガンは使用可能。
これにより本来武装燃費が悪く何も出来ない時間が発生するところを、変形武装を駆使して火力を提供し続ける事が出来る。
カスタムパーツの補助ジェネレーターをガン積みすればオーバーヒート時間は約10秒になるため、変形射撃が終わる頃にはまた使えるようになっていると言う寸法。
ただし変形中は強制前進かつ動きが読まれやすく、さらに他の変形機と違って緊急回避も持たないので、うまく拘束を続けるなり味方のサポートは必要。
歩き撃ち可能な強よろけによるマニューバアーマーの貫通効果と格闘の取り回しの良さにより自衛力も高く、更に変形を駆使することで火力も自衛力も高まるという事で熟練者に特に好まれる立ち位置を確立していた。
一時は環境インフレにより変形を駆使しないと手数が少ない点が問題視されていたが24年3月に調整が入り復権。特に同コストで暴れまわるアンクシャを止めやすい機体と言う事で一定の評価を得ている。




前述のスラスター推力の疑問について


Ζプラスのスラスター推力は、オリジナルΖの推力と比べると約5分の1以下というひどい数値。

だが、『ガンダムセンチネル』劇中の“SOL強襲作戦”の歳に敵将が

「アーガマのΖでもなければ(強襲には)間に合わない」(要約)

と発言している。
このことから判るのは
  • この敵将はΖプラスの存在を知らない(実際強襲を受けて驚いていた)
  • オリジナルΖの存在を知り、かつ敵味方の位置から戦術移動時間を計算できるほどに、何故かオリジナルΖのスペックを把握している

という2点。

しかし、Ζプラスの推力ではオリジナルΖ基準の戦術移動には間に合わないハズである。

ところが、悠々と、とは言えないもののΖプラスC1型2機が強襲に間に合って作戦を遂行した。
しかも、ブッ飛んだ推力を誇るSガンダムBstに(Sガン側から速度を合わせられていたとはいえ)随行して、である。

これは、どういうことか?

これはこの際に用いられていた機体がC1型であるため。
宇宙用に特化した機体であるC1型はオリジナルZをも上回る124,000kgもの推進力を獲得している。
地上用のA1型の推進力なら不可能だったがC1型故にこれを可能とした。


なお、流石にA1の推力24,200kg(ザクⅡF型の半分程度)というのはおかしいと思われたのか、後にオリジナルのΖよりもやや低い101,000kgへと修正されている。





Ζ乗り(ゼータ・ドライバー)

操縦が簡略化されがちな量産可変MAとは違い、ΖプラスはMS操縦の腕の良さに加えて実戦的な戦闘機の操縦技術も必要とされる機体だったため、
パイロットになることはカラバや連邦軍の中でも生え抜きのエリートが主だった。

そのためΖプラスのパイロット達はかつてのイーグルドライバーのように、自らを

Ζ(ゼータ・)乗り(ドライバー)

と呼び、尊敬や嫉妬の眼差しを受けたという。


HGUCの説明書にはシャイアン基地のΖプラスに乗る新米尉官の小話が記載されているが、彼曰く「アムロ・レイやカミーユ・ビダンも乗った名誉ある《ゼータ》に乗っていると、いやでも自分が強くなったと思えてしまうものなんだよ。」とコメントしている。
これも一種の「ガンダム信仰」だったのかもしれない。



■余談

  • A1及びC1型のデザインはあさのまさひこ氏、鈴木信夫氏、かときすなを(現:カトキハジメ)氏の3名によるもの。
    『モデルグラフィックス』別冊『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』に掲載する作例としてA1のデザインが起こされたのを皮切りに『センチネル』の雑誌展開が進む毎にC1などが誕生していった。

  • 一時は『機動戦士ガンダムΖΖ』にもカラバのMSとしての登場が検討されたようだが、「これ以上ガンダムが増えたら視聴者が混乱する」として見送られたとされる。

  • タイトー製シューティングゲーム「レイストーム」に登場する6面ボス「アラリック」はMG Ζガンダムで遊びながら変形機構を研究したという噂があったが、後にメカデザイナーのいわたあつし氏がSNS上で否定しΖプラスを参考にしたと述べている。





「いいかシグマン、こいつはウェイブライダーだ。再突入は心配無い。お前は追記・修正に専念しろ。」

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最終更新:2025年04月06日 02:48

*1 古い設定では24,200kgだった。

*2 これはギャプランなども該当するが、カミーユやヤザンくらいのエースにもなると可変機でも苦せずに格闘を行っていた。

*3 彼のネロ隊はガンダムMk-Ⅴとの戦闘で壊滅していた為、代わりにに搭乗した。

*4 漫画版オリジナルキャラの女エース部隊

*5 方向キーを入れずに攻撃ボタンだけ押す