オリーヴァ(ポケモン)

登録日:2022/12/18 Sun 20:19:18
更新日:2024/01/10 Wed 11:45:40
所要時間:約 4 分で読めます





穏やかでとても慈悲深い。栄養豊富な美味しいオイルを弱ったポケモンに分け与える。

芳醇で香り高いオイルを岩石をも砕く 勢いで発射し敵を撃退する。



オリーヴァとは「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモンの1匹である。

もしかして→オリーヴ(ポケモン)



■データ

全国図鑑№:930
分類:オリーブポケモン
英語名:Arboliva
高さ:1.4m
重さ:48.2kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:くさ/ノーマル

特性:こぼれダネ(攻撃技でダメージを受けると、5ターンの間フィールドをグラスフィールド状態にする)
隠れ特性:しゅうかく(ターン終了時、自分が最後に使用したきのみを50%の確率で復活させる。天気がにほんばれ状態のときは必ず復活する)

種族値
HP:78
攻撃:69
防御:90
特攻:125
特防:109
素早さ:39

合計:510

努力値:特攻+3

進化:ミニーブ→オリーニョ(Lv25)→オリーヴァ(Lv35)


■概要


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にて初登場したポケモン。
進化前のミニーブは木の実のようなポケモンで、頭部に実が生えている。その表情はやや困り顔。
乾燥した日差しが強い場所で日向ぼっこをするのが好きで、光合成で特殊なオイルを作って貯めることができ、一週間飲まず食わずで過ごすことができる。
ちなみにそのオイルの味はとっても苦いものであり、驚いたりすると自身の身を守るためにその苦いオイルを出してしまう。

オリーニョに進化すると体が生えて少女のような姿になるが、♂も存在する。ポケモンではよくあること
ミニーブの時は苦かったオイルも美味しくなっており、自ら分けてくれるなど人間とも親しい。
だが頭のオリーブが熟してくると旅に出かけるらしい。

最終進化形のオリーヴァは木の女神様のような姿になり、羽のような葉には3つずつオリーブの実が付いている。
常に目を閉じているが、たまに赤い眼を開くことがある。
ちなみに、下半身が木のようになっているため分かりにくいがれっきとした二足歩行。

性格は穏やかで、弱ったポケモンにはオイルを分け与えてくれるが、敵には岩石を砕く勢いでオイルを噴射して攻撃する。やべぇ


■ゲームでのオリーヴァ


進化前のミニーブ・オリーニョが野生で出現する。
トレーナーではジムリーダーのコルサがミニーブを使用し、再戦時にはオリーヴァに最終進化している。

テラレイドバトルでは地味に優秀。
後述のこぼれダネでほぼ常時グラスフィールドが展開でき、ギガドレイン等も使えるため長く居座れる。両壁も張れるので耐久も抜群。
NPCもよく繰り出してくれるが、「エレキフィールド」で強化するミライドン以下「バイオレット」限定のパラドックスポケモンとはフィールドが変わってしまうため相性が悪いので注意。オリーヴァはテラレイド来るな
おかげで画面外から高速で突っ込んでくるミガルーサ、超好戦的で群れに突っ込むと延々粘着されるケンタロスに並んでSVで特に嫌われているポケモンとして知られている。
使うトレーナーの「ケンイチ」の名前を見ただけでキレるプレイヤーもいるとか…



■対戦でのオリーヴァ


メブキジカ以来となるくさ・ノーマル複合
特攻・特防が高く防御も高めだが、一方HPに不安が残り鈍足と言う典型的な重特殊アタッカー。
何気にメブキジカとは対照的な傾向になっている。
耐性はかなり不安だが、高めの特防もあって生半可な特殊技は耐える。さすがに対物理は補強が欲しい。

専用特性として「こぼれダネ」を持つ。
ダメージを受けると自動で「グラスフィールド」を張るという「すなはき」のフィールド版。
ダメージを受ける度に発動するので、耐久の高さもあってフィールドの張り合いには滅法強い。
もっともSVのフィールド特性持ちはバチンウニイエッサンくらいしかおらず、自力で張りに来るポケモンも少ない為基本的には後天的にフィールドを張って行くものと考えよう。

隠れ特性は「しゅうかく」。
技の都合耐久戦術も得手であるため相性は良い。
グラスフィールドは味方の「じしん」「じならし」を半減してしまうデメリットもあるため、味方との影響も考慮してこちらにするのも選択肢としては十分。

メインウェポンに関しては特殊くさ技は一通り習得可能。特に足が遅い為「ギガドレイン」の存在は大きい。
一方ノーマル技は「ハイパーボイス」と「はかいこうせん」辺りからの選択となるが、元々ノーマルタイプである為テラスタル無しでも「テラバースト」をタイプ一致で振り回せる利点がある。
またSVでは貴重な「だいちのはどう」の習得者だが、正直なくても問題ない程度には一致技があるので採用は稀。

サブウェポンは「だいちのちから」「マジカルシャイン」「かふんだんご」とくさタイプらしくあまり広い方ではない。
「ミラーコート」なんて技まで覚える為、高い特殊耐久と合わせて特殊型を返り討ちにしたりもできる。
くさタイプらしく補助技の範囲は広く、両壁・「しんぴのまもり」「やどりぎのタネ」「ちからをすいとる」「こうごうせい」、「あまえる」「せいちょう」に「おきみやげ」「アンコール」と引き出しが多い。

重アタッカーゆえに撃ち合いになりやすいが、特殊受けの性能の高さと自力で回復する手段に富む事もあり持ち物は「とつげきチョッキ」が主流。「たべのこし」も多い。
しゅうかく採用型の場合は言うまでもなく「オボンのみ」。

テラスタイプはグラスフィールドとの噛み合いが良く、はがね(と言うよりアーマーガア)に打点が持てるほのおが主流。
次点は同じくフィールドと好相性で耐性に優れたどく

■アニメでのオリーヴァ

第8シリーズで初登場し、第11話から登場。この個体は通常より遥かに巨大な個体で、いにしえのモンスターボールを首の根元に付けている(第11話および第12話では付いていたが、仲間になった後は付かなくなった)。続く第12話でリコとロイたちの仲間になり、黒いレックウザに続くルシアスのパートナーである2体目の「六英雄」だったことが明かされた。特性は「こぼれダネ」(第12話で判明)。使用する技は「グラスフィールド」(第22話で使用)。

一方、進化前のミニーブは第7シリーズ第139話(『めざせポケモンマスター』第3話)のおまけコーナーである「ポケなぞ」の問題の正解として初登場。さらに第8シリーズ(『リコとロイの旅シリーズ』)にも登場した*1。オリーニョは第10話にてジムリーダーのコルサのパートナーとして初登場。声優はエクスプローラーズのメンバーであるコニア役の志田有彩。ただし、原作のゲーム版では進化前であるミニーブおよび進化後のオリーヴァを使用する。

■余談


名前およびモチーフは勿論植物のオリーブ。丁度前作にもオリーブの名を持つキャラが登場している。オリーヴァはそれに加えオリーブの木を象徴するギリシャ神アテナと同一視されるローマ神「ミネルヴァ」も入っていると思われる。また、パルデア地方のモデルとなったスペインはオリーブの名産地である。

テラレイドバトルではNPCのケンイチが繰り出してくるのだが、フィールドの状態で火力が増すポケモン、特にミライドンの展開するエレキフィールドを「こぼれダネ」で即座に張り替えてしまうためハズレNPCの1人となってしまった。
しかし間違いなくメリットはあり、「じしん」などじめん技を半減する効果や体力回復もあるため総じて一長一短といったところ。最強ピカチュウ(テラスタイプみず)との戦いにおいてはピカチュウが苦手とするくさ技を強化したり、にほんばれによるせいちょうやソーラービームの強化に一役買うので選出したトレーナーもそれなりにいた模様。

追記・修正はオイルを作りながらお願いします。

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最終更新:2024年01月10日 11:45

*1 第10話ではボウルタウンのポケモンで2匹寄り添って昼寝をしており、第11話ではオリーヴァの森に暮らす野生のポケモンとして複数登場し、第12話のおまけコーナーである「フリード博士のポケモンゼミ」では、沢山(数えると13体)のミニーブがオリーヴァに抱っこされている様子が描かれた。