登録日:2022/11/30 Wed 20:50:20
更新日:2025/01/25 Sat 12:53:54NEW!
所要時間:約 23 分で読めます
出典:『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト、22年11月30日閲覧、
https://is.gd/Px3IDx、
2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
■概要
主人公が通うことになるアカデミーの女子生徒。主人公と同じく総合コース1-A所属。また、1年生でありながら同校の生徒会長を務める優等生。
主人公にとっては頼れる先輩にして、
本作のライバルキャラクターでもある。
一人称は「わたし」。
二人称は、同格には「きみ」または名前の呼び捨て。両親に対しては「お父様」「お母様」。家族以外の目上相手では、パルデア地方ポケモンリーグのトップチャンピオンであるオモダカのことは「トップ」と呼び、アカデミーの教師陣や
ジムリーダーたちに対しては、それぞれ名前に「先生」「さん」付け。
家族は両親と姉がいるが、全員作中には登場せず容貌や名前も不明。
父親は
パルデアに住む人なら誰もが知るスマホロトムの会社の役員を務めており、実はかなりの
お嬢様。両親の呼び方を踏まえてみると、実は随所で育ちの良さが伺える所作を取っていることが判る。加えて姉がいるので妹属性持ちでもある。
実家は主人公の家の近くにあるため、主人公が引っ越してきた事は既に知っていた様子。
その実家は家自体も結構な豪邸だが、裏庭にはバトルコートやプライベートビーチがあるし、お手伝いさんも沢山いる。
シナリオの1つ「チャンピオンロード」における重要人物で、ジム巡りの先々で主人公に戦いを挑んでくる。
ジムのクリア回数に応じてイベントが挿入されるため、本作では数少ない「バトルのタイミングを任意で選べないボス」となっている。
■容姿
身長は主人公より頭一つくらい高い。それどころか、ゲーム画面を見る限り
ペパーより若干高い。
褐色肌とそばかすが特徴。頭髪は黒髪の
ポニーテールで、また前髪の一部及びそこから垂らした一房を緑色に染めている。主人公とは違い一目で女性と判る体型をしているのも特徴。
服装は主人公同様
学生服(アカデミーの夏服)で、右腕にサポーターらしき物を付けている。
ちなみに公式絵では『スカーレット』バージョンのカラーリングの制服を着用しているが、『バイオレット』バージョンでは同バージョンに準拠したものとなる。また、スマホロトムは黒いものを使用する。
■人物
序盤で主人公に色々教えてくれる様は、正に「頼れる先輩トレーナー」。
……それも間違ってはいない。
だがネモの本質はまた別にあるのだ。
それは、
という事である。
『ポケモン』世界では
アニメ旧主人公を始めとして別にそういった人物は珍しくもないが、ネモは
一味違った。
- バトルすることを序盤から「戦る」と表現する
- 主人公がスター団とトラブった際には「ポケモン勝負するなら、わ た し と! ……でしょ!?」と
独占欲丸出しでスター団ではなく主人公を叱る。
- 主人公と戦えないコンディションにあることを悔しがり、代わりに「そこらへんのトレーナーを片っ端から相手にしてくる」と宣言して実際に街に繰り出す
(もちろん周囲に教えられて、勝負をお預けにしたり回復してあげたりもする。)
……と、最早歴代ライバル随一の戦闘狂とまで言えるほどバトルが大好きという事がひしひしと伝わってくるだろう。
パルデア地方にバトルフロンティアがなくてよかった
とはいえこれでも
生徒会長だし授業にも真面目に出席しているので、
バトルのことしか頭に無い脳筋娘などでは決してない。成績も極めて優秀。
仲間の険悪なムードを察して執り成したり、必要ならば大好きな
ポケモンバトル大会に参加せず裏方に徹するなど、基本的には良識のある面倒見の良いお姉さんである。
主人公の事は相当気に入っており、ジムで見かけたら速攻でバトルを仕掛けようとするほど。
そして、勝敗にはあまりこだわらず、主人公がどんどん強くなっていくことに喜んでいて、自分を打ち負かす主人公をバトルのたびに称賛してやまない。
肝も割と据わっており、どんなに怖い事態でも「ワクワクした」と興奮し、物語終盤に危険地帯に行く際にも、他メンバーが割と真面目な理由で赴くのに対し、彼女は「強いポケモンと戦えるから」という彼女らしい理由でついてきており、そのあまりの肝の据わり具合から同行したメンバーに「特性マイペースか?」と皮肉られていた。
反面、
身体能力は割と低い。
モンスターボールを投げるのは苦手だと自称しているし、モブの目撃証言によれば「
アカデミーの正面にある長い階段を登るときには途中で休んでいる」という。実際、長距離を移動した際にはインドア派なボタンより先にへばっていた。
某マサラ人とは気が合いそうだが、彼とは身体能力に雲泥の差があるようだ。
とまあ、主人公視点だとなかなかぶっとんだキャラクター性だが、これはあまりにも強くなりすぎた結果、全力でバトルしようものなら周りが逃げてしまうという事情もある。
ネモ本人は「負けるのは悔しいけど、それでも得るものがあるから楽しいよね?」というスタンスだが、同じ年頃の子供にはなかなか理解されなかったようで、それでもなおお互いが楽しむ為に手加減することを覚えてしまっていた。
そんなわけで、主人公が来るまでは欲求不満状態に陥っていたことがシナリオクリア後のイベントで明かされている。
なお、このシナリオクリア後のイベントを終わらせると、ネモの寮の部屋にお邪魔することができるようになる。
部屋の中はきちんと片付いており、机の上には複数のモンスターボールが置かれ、壁にはトレーニングメニューが貼られている
ちなみに、キッチンには大量のポケモンフードの材料が置かれているが、キッチン内で
「大さじの感覚って人それぞれ」とか言い出すため、明言されてはいないものの
メシマズ属性疑惑が……。
その他、何かを高らかに告げようとするときには「んジャカ パーン!」と言うのが口癖のようだ。
■手持ちポケモン
御三家は主人公が選択したタイプに不利なほうを選ぶ。
ちなみに主人公との初戦では
「いつものメンバーを使うところでした」と言っているため、主人公に合わせて育てている以下の手持ちとは別のポケモンを持っている可能性はある。
〇1戦目
- クワッス or ニャオハ or ホゲータ ♂:Lv.5
〇2戦目
- クワッス or ニャオハ or ホゲータ ♂:Lv.8
- パモ ♂:Lv.9(テラスタイプ:でんき)
〇3戦目
- イワンコ ♀:Lv.21
- パモ ♂:Lv.21
- ウェルカモ(テラスタイプ:みず)or ニャローテ(テラスタイプ:くさ)or アチゲータ(テラスタイプ:ほのお)♂:Lv.22
〇4戦目
〇5戦目
出典:ポケットモンスター スカーレット・バイオレット、ゲームフリーク、任天堂、2022年11月18日発売、
©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ネモにはもう1つの顔があった、それはパルデア地方における
チャンピオンランク保持者の1人であること。
主人公がアカデミーに入学する前にも課外授業が行われたらしく、ネモはその時にチャンピオンテストで合格したのだ。
その実力はリーグ委員長で
トップチャンピオンのオモダカ相手ですらも実力を温存した状態で勝利するほど。
しかし、あまりにも圧倒的過ぎたために、そこに至るまでの努力を顧みられる事なく、「天才」の一言で周囲から一線を引かれるようになってしまい、いつの間にかネモは本気のバトルができなくなってしまっていた……。
そんな行き場の無い情熱を燻らせていたネモがようやく出会った「本気で戦っても勝ち負けが出来る対等のライバル」候補こそ、主人公だったのだ。
本作では初心に帰るという目的で主人公と同じ条件で2周目の旅をしていたため、手持ちは最初のパートナー含め完全リセットして挑んでおり、1周目での手持ちは不明。
OP映像を見る限り
パルデアケンタロス(コンバット種)を所有していたようだ。
また入学時御三家を貰えることになっているが、ネモは他に育てたいポケモンがいたので1周目の時は貰っていない。
そして、ポケモンリーグで四天王とオモダカに勝利した主人公にバトルを挑んでくる。シナリオの1つ「チャンピオンロード」の
ラスボスとして。
こうしてみると圧倒的に強すぎるネモだが、もしも何かがズレてしまえば大変なことになっていたかもしれない。
パルデア地方は他の地方と違い、チャンピオンクラスが何人もいる=チャンピオンが何人もいるということにはなっているが作中ではオモダカとネモ以外影も形もないし、その実他の地方とそう変わらない。
元チャンピオンと現チャンピオンがないだけで、チャンピオンクラスのトップに勝てばチャンピオンクラスになるということなだけなのだ。
そもそもな話、チャンピオンクラスにたどり着くまでには八つのジムをクリアーしないといけないが、アカデミーの宝探しでジムチャレンジを選ぶ者は多いとはいえ、まず”八つのジムのクリアー”ができる者はそうそう出ない。
体力があまり無いということなのに険しい雪山に開かれているジムまで制覇(しかも片方のジムテストはネモの挑戦当時も変わっていないとしたら雪山滑りを)しているのは驚きだが、強い相手と戦りたいといった思いに突き動かされてクリアしてのけたのか。
四天王である
チリも「ジムめぐるんは半分超えてからがキッツいねん」と語るように、作中でも四つ目あたりから脱落者が増える。六つ以上バッジを持っているのは一割しかいないという。
さらにバッジを集めても、四天王との戦いや手加減をしない(できない)ことを自認するチャンピオンがいるため、チャンピオンクラスに到達する者(それもアカデミー在学生)はごくごく稀ということ。
メタ的に言えば、主人公ならば勝てるし勝つしかないが、実際のところは仮にチャンピオンクラスに到達した者がいたとしてもネモに勝てるかどうかはわからない。
……そう、パルデア地方でトップクラスと言えば聞こえはいいが、
ネモは強すぎたあまりに、気持ちを晴らしてくれる対等な者とは巡り会えずにいたのだ。
何ならDLCにおいて
現四天王の1人であるポピーが、入学前に手持ちがあまりにも強すぎる事が判明した為に入学を辞退する羽目になっていた事が判明する上に
そんなポピーでも四天王の二番手止まり。
それなら周囲を育て上げようとしても、
その周囲は自分を「天才」として見て一線を引いており、そんな相手に勝てるわけがないとして対等になれる程強くなろうと考える人は(少なくとも原作ゲーム中では)いない。
つまり主人公にしたように、
ネモの事を1ミリも知らない別地方からの転入生、かつポケモンにほぼ触れていない相手を育て上げる形でないとライバル候補すら現れない。
独りであまりにも早く高みに辿り着いてしまって、
ある意味で何もないところにいるようなものだった。
それに発言の端々でポケモンバトルが大好きなのがうかがえるが、ネモとポケモンバトル関連で気持ちを共有できるものがいない。
スター団の
マジボスには団やら
他のボスたちがいたし、ペパーには
相棒がいたが、ネモにはいないのだ。
主人公が来てくれたことで何とかなったものの、いなかったらどうなっていたか(それを言ったら他のルートもそうだが)……。
■最終手持ち
ポケモン |
性別 |
Lv. |
特性 |
技構成 |
備考 |
ルガルガン (まひるのすがた) |
♀ |
65 |
すなかき |
ストーンエッジ ドリルライナー アクセルロック ステルスロック |
|
ヌメルゴン |
♀ |
65 |
そうしょく |
りゅうのはどう だくりゅう れいとうビーム ヘドロばくだん |
|
ノココッチ (みつふしフォルム) |
♂ |
65 |
てんのめぐみ |
ハイパードリル ドリルライナー ドラゴンダイブ とぐろをまく |
|
ミミズズ |
♂ |
65 |
どしょく |
アイアンテール ボディプレス じしん ロックブラスト |
|
パーモット |
♂ |
65 |
ちくでん |
でんこうそうげき インファイト れいとうパンチ でんこうせっか |
|
ウェーニバル (テラスタイプ:みず) |
♂ |
66 |
げきりゅう |
アクアステップ かわらわり アイススピナー つばめがえし |
最初にニャオハを選んだ場合 |
マスカーニャ (テラスタイプ:くさ) |
♂ |
66 |
しんりょく |
トリックフラワー かみなりパンチ シャドークロー じゃれつく |
最初にホゲータを選んだ場合 |
ラウドボーン (テラスタイプ:ほのお) |
♂ |
66 |
もうか |
フレアソング シャドーボール だいちのちから バークアウト |
最初にクワッスを選んだ場合 |
チャンピオンとしてはタイプに拘らないバランス型。
だがかくとう技で抜群をとれるポケモンが多く、切り札の御三家もこちらが有利となるポケモンなので対策はしやすい。
だが先方のルガルガンが「ステルスロック」を撒き、「とぐろをまく」で火力・耐久・命中を上げるノココッチ、とくせい『どしょく』でじめん技を無効化してくるミミズズ、じめん対策に「れいとうパンチ」を使ってくるパーモット……と、一筋縄ではいかないメンバーなので油断しないように。
シナリオクリア後の学校最強大会ではレベルが6(御三家のみ72で、それ以外は71)上がり更に手強くなる。
DLC前編後編クリア後はさらにレベルが8(御三家のみ80で、それ以外は79)上がるものの、何故かペパー、ボタンと併せて他の強化と比べて上がり幅が渋い(その3人以外は15程上がっている)為、レベル的には比較的組しやすくなっている。
どう見ても番外編でその3人メイン+実はブルーベリー学園の特別講師枠が3枠余っているから、そこでさらに伸びる前提にしか思えないのだが
■『ゼロの秘宝 番外編』での手持ち
ポケモン |
性別 |
Lv. |
特性 |
技構成 |
備考 |
ルガルガン (まひるのすがた) |
♀ |
86 |
すなかき |
ストーンエッジ ドリルライナー アクセルロック ステルスロック |
|
ヌメルゴン |
♀ |
86 |
そうしょく |
りゅうのはどう だくりゅう れいとうビーム ヘドロばくだん |
|
ジャラランガ |
♀ |
86 |
ぼうおん |
ドレインパンチ かみなりパンチ じしん ソウルビート |
|
パーモット |
♂ |
86 |
ちくでん |
でんこうそうげき インファイト れいとうパンチ でんこうせっか |
|
アブリボン |
♀ |
86 |
りんぷん |
むしのさざめき ムーンフォース エナジーボール サイコキネシス |
最初にニャオハを選んだ場合 |
ウェーニバル (テラスタイプ:かくとう) |
♂ |
87 |
げきりゅう |
アクアステップ かわらわり アイススピナー つばめがえし |
ミロカロス |
♀ |
86 |
かちき |
なみのり れいとうビーム マッドショット ドレインキッス |
最初にホゲータを選んだ場合 |
マスカーニャ (テラスタイプ:あく) |
♂ |
87 |
しんりょく |
トリックフラワー かみなりパンチ シャドークロー じゃれつく |
ヨノワール |
♀ |
86 |
プレッシャー |
かげうち かみなりパンチ れいとうパンチ じしん |
最初にクワッスを選んだ場合 |
ラウドボーン (テラスタイプ:ゴースト) |
♂ |
87 |
もうか |
フレアソング シャドーボール だいちのちから バークアウト |
モモワロウに操られた状態でのバトル。
スグリも言っていたが「ちょっと自我残ってそう」だけど。だってなんなん「キビキビ実れー!」って……。
ノココッチとミミズズが外れ、ジャラランガが固定メンバーに入り、600族が2体となる。
他にもこちらが選んだ御三家によってメンバーが変わるが、
キタカミの里で入手したポケモンも入っている。
この短時間でよくそこまでレベル上げたなとか突っ込んではいけない
レベルも7(御三家のみ87で、それ以外は86)上がっているほか、何気に御三家のテラスタイプも第2タイプに変更されている。これにより、
主人公の御三家に強いタイプになる点には気をつけられたし。
ちなみに、キタカミの里到着直後に元ブルベリーグチャンピオンの
スグリともバトルしたが、
普通に勝利したとのこと。
■ブルーベリー学園・強化版学校最強大会での手持ち
ポケモン |
性別 |
Lv. |
特性 |
技構成 |
備考 |
ルガルガン (まひるのすがた) |
♀ |
86 |
すなかき |
ストーンエッジ じゃれつく アクセルロック ステルスロック |
|
ジャラランガ |
♀ |
86 |
ぼうおん |
ドレインパンチ かみなりパンチ じしん ソウルビート |
|
パーモット |
♂ |
86 |
ちくでん |
でんこうそうげき インファイト れいとうパンチ マッハパンチ |
|
アブリボン |
♀ |
86 |
りんぷん |
むしのさざめき ムーンフォース エナジーボール サイコキネシス |
最初にニャオハを選んだ場合 |
ジュナイパー |
♀ |
86 |
しんりょく |
リーフブレード かげぬい ダブルウイング ふいうち |
ウェーニバル (テラスタイプ:かくとう) |
♂ |
87 |
げきりゅう |
アクアステップ かわらわり トリプルアクセル つばめがえし |
ミロカロス |
♀ |
86 |
かちき |
なみのり れいとうビーム マッドショット ドレインキッス |
最初にホゲータを選んだ場合 |
ゴウカザル |
♀ |
86 |
もうか |
フレアドライブ インファイト ストーンエッジ マッハパンチ |
マスカーニャ (テラスタイプ:あく) |
♂ |
87 |
しんりょく |
トリックフラワー じごくづき かみなりパンチ じゃれつく |
ヨノワール |
♀ |
86 |
プレッシャー |
かげうち かみなりパンチ れいとうパンチ じしん |
最初にクワッスを選んだ場合 |
ゲッコウガ |
♀ |
86 |
げきりゅう |
みずしゅりけん あくのはどう れいとうビーム くさむすび |
ラウドボーン (テラスタイプ:ゴースト) |
♂ |
87 |
もうか |
フレアソング シャドーボール だいちのちから みわくのボイス |
番外編終了後にブルーベリー学園にて特別講師として呼んだ時の手持ち。学校最強大会での手持ちもこれに変化する。
ヌメルゴンが外れ、新たにテラリウムドームで入手したと思しき御三家(タイプは主人公が選んだものと同タイプのポケモン)が加わり、既存メンバーも技構成が若干変化している。
そしてさらに手持ち全員に努力値がしっかり振られるといったガチガチの強化が施される。
ある程度交流すると結局主人公とのバトルでは一度も出さなかったパルデアケンタロス(コンバット種)を交換に出してくる。
特殊会話はホームウェイ組はもちろん、スグリ、ゼイユ、オモダカ、
タロ、
ハッサク、
キハダと発生。なお、ペパーとボタンがそれぞれの受け持ちの先生と特殊会話が発生するところ、ネモだけは担任の
ジニアとの会話が発生しないが、本編で何度か顔を合わせているので致し方なしということか。
主人公との会話では、実はパルデアの出身ではなく7歳の時に他の地方から移り住んできたことが判明する。
ブルベリーグ四天王にして、同じく親が会社のお偉いさんであるタロとは既に顔見知り。かつてパーティで知り合ったらしく、タロの父・
ヤーコンがジムリーダーだと知ってバトルがしたくなり
ドレス姿で挑んだが、タロによればヤーコンはネモのことを「
あのお嬢さん 好きなようにやってて いいじゃねえか!」と気に入っていたとか。ちなみにタロの父は後編で既にそうだと示唆されていたが、確定するのはネモとの会話においてである。
ハッサクにはジャラランガの技の構成について相談に乗ってほしいと頼み、もちろん快諾されている。
■アニメ
目と目があったら! それはバトルの始まり! 早速戦ろう!!
出典:ポケットモンスター、10話『ネモとコルサと』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
アニメでもオレンジアカデミーの生徒、かつチャンピオンランクの一人。パルデア地方出身のリコがネモを知っていた点からこの地では有名人のようだ。
また以前のジム巡りで
コルサに挑んでいた関係で、リコたちがコルサを探していると聞くと彼のアトリエに案内。コルサがスランプに陥っている事を知ると、彼を元気づけるためにリコやロイと共に町中の
キマワリ集めを手伝った。
なお、御三家がパートナー兼エースの原作
ゲームと異なり、現時点(71話時点)では御三家を持っている描写は無くパーモット以外の手持ちは不明のまま。
ゲーム版と設定はほぼ同じ。
男主人公・バイオレットとのバトルをお流れにされた後、女主人公・
スカーレットと出会い、行動を共にすることに。
バイオレットは「王子さま」、スカーレットは「レッティ」という愛称で呼んでいる。なお本作は『バイオレット』準拠なので、ネモの制服は公式絵やアニポケと異なりグレープアカデミーのカラーリングのものである。
本作はバイオレットとペパー(スパイス集めルート)、スカーレットとネモ(ジムチャレンジルート)の二つのコンビで二つのルートをそれぞれ冒険して行くシナリオで、ペパーとネモはレギュラーキャラで、二つのコンビの関係性が本作の主軸の一つになっている。
パール以降、図鑑所有者にならないライバルの扱いが悪く、御三家を没収されたり、御三家をオリキャラに奪われたり、与えられても御三家を含めあまり出番が貰えなかったりしているので、サブキャラをレギュラーキャラにした上で、余った御三家の出番も増やそうと考慮している模様。
前作で御三家を没収されたホップとは異なり、水御三家のクワッスを与えられている。
『剣盾』編のマナブ(オリキャラで、モブモチーフ)に続く、2代目の御三家を持つ図鑑所有者の同行者。その為、別行動をする他の御三家持ちライバル(チェレン、ベル、ヒュウ、ハウ)の御三家より、クワッスが目立つように工夫されている。
「御三家を持つ、原作ライバルの主人公の同行者」としては、ネモが初。
手持ちは現時点ではウェルカモ、パモ、イワンコの3匹。ネモのパートナー兼主力はウェルカモで、ボールから出して連れ歩く事が多く、パモはマスコットポジション。原作ではジムチャレンジ時は以前の手持ちを封印して新規の手持ちで挑んでいるが、本作でもそうなのかは不明。
マイチェン主人公が出なくなった10章以降で、一つの地方に御三家が一組しかおらず(イッシュ編は御三家が3組いて、1組目は無印男主人公のブラック、チェレン、ベルの3人で分け合い、2組目は無印女主人公のホワイト、続編女主人公のファイツ、アララギパパで分け合い、3組目は続編男主人公のラクツ、ヒュウ、バンジロウが所持していて、9人で御三家の各進化形態を1匹ずつ分け合う形なので例外)、
男主人公と女主人公で一匹ずつ入手して余った3匹目の御三家はサブキャラに与える場合、大抵男の子に与えられていたので(アローラのハウ、ガラルのマナブ)、三人目として余った御三家を与えられた女の子はネモが初。
サブキャラの女の子が御三家を持つのは、イッシュのベル以来である(カロスのサナは原作では御三家持ちの友達だったが、『ポケスペ』ではそれが無かった事にされてしまった為)。
9話でスカーレットから警戒されなくなり、女の友情
フラグが立った(『ネモはバトルの事しか頭に無いので、人を騙すなんて器用な真似は出来ないから』という理由ではあるが)。
そして11話ではネモが「私はレッティの
ライバル兼、友達だと思ってる」と言った事を、スカーレットは否定しなかった。
■Webアニメ『放課後のブレス』
『SV』本編の前日譚を描くwebアニメにも第1話から登場。
アカデミーの生徒に
テラスタルを教えたり、本作の主人公の一人であるオハラの演奏会に教師陣と参列する様子が描かれたりする程度と当初の出番は控えめ。
本格的にスポットが当たるのは第2話から。今作でも既にチャンピオンランクで、打倒ネモに燃えるアカデミーの生徒で主人公の一人であるアリキスに連勝中。
冒頭でも
タイカイデンを使ってアリキスの
マスカーニャを一蹴し、その様子がホーマによって大々的に報道された。
ニュースを見た他の生徒が「ネモって子すごいね」や「だって天才だもん」と口にしていることから、すでに本編開始前の状況に至っているものと思われる。
アリキスとの再戦(6vs6のフルバトル)では、上記の
タイカイデンを含め手持ち3体を失うものの、ゲーム本編のOP映像でも使用していた
パルデアケンタロス(コンバット種)を繰り出すと、そのまま
キョジオーンと
カラミンゴを倒し、アリキスの手持ちをあと1体まで追い詰める。
その後ピンチに駆けつけた
マスカーニャを見て「強かった子」「君の相棒」と称するなど、ネモの記憶にも強く刻まれていることが窺える。
絆を取り戻した2人の
テラスタルに応えるようにネモも
ケンタロスをかくとうタイプにテラスタルし、一進一退のバトルを繰り広げたのだった。
■ポケモンマスターズEX
『SV』発売から8ヶ月半、パルデアからは一番乗りでパシオに上陸。『
剣盾』や『
アルセウス』のキャラが参戦するまで1年以上かかった事をふまえるとかなり異例の、それも
主人公を差し置いてのスピード参戦である。
バディは
パーモットで、新ロール「スピード」を引っ提げて登場。
Bわざカウントを早めたり、シンクロ技「でんこうそうげき・迅」で次回味方全体わざゲージ消費0にしたりとバトルの回転率を上げるものがメイン。
「でんこうそうげき・迅」は素早さが上がってないと使えないが、「EXスピーダー」という一手で素早さを最大にするアイテムを持ってるため問題なし。
ついに道具もインフレです。カナラズアタール再来も近い……
上述の通りの人物だが、そんなネモにとって本作の舞台であるパシオはまさにパラダイス。
具体的には
- 自分と渡り合える強力なトレーナーがゴロゴロいる。
- イッシュ地方のバトルガールと意気投合し、観衆にポケモンバトルの楽しさを伝えることに成功。
- ネモのために開催された大会で決勝まで勝ち進み、マジコスマサラトリオ相手に全力で戦い気持ちよく負ける。
- 飽くなき対戦欲に対し、ライヤーが主催者権限で各地方のチャンピオンを招集し当然ネモはその事に歓喜。
と、本編での鬱屈ぶりが嘘のような感じである。
また、本編で宝物を見つけた後の時間軸であるようで、登場イベントでその事に言及したり、ポケモン情報局の公式Twitterでは
ライバルの分までマジコスをおねだりする漫画が掲載された。
■きみと雨上がりを
『ポケモンSV』1周年記念に公開されたオリジナルweb小説。
ネモが主人公に出会ってからの感情の起伏など、ゲーム内ではあまりフォーカスされなかった彼女の内面が掘り下げられる。
著者は代表作に『
響け! ユーフォニアム』を持つ武田綾乃氏。
またこの小説を原案としたYOASOBIによるタイアップ曲、『Biri-Biri』のMVにも出演している。
■余談
- 名前の由来は花の「ネモフィラ」と思われる。「ネモ」という単語を含む他の植物として「アネモネ」があるが、
スペイン・フランス語版のネモの名前がネモフィラ属の一種である瑠璃唐草を思わせる名前なのでネモフィラ説が濃厚。
言うまでもないが、『ポケモン』キャラの命名則からしても某モビルスーツは関係ない。セブンスターズのバクラザン家当主とも関係ないし、ヴェルヌの名作SF小説に登場する船長でもない。- ネモフィラの花言葉は「可憐」「あなたを許す」「どこでも成功」「清々しい心」など。
文武両道かつ良識人な面に関しては確かに「どこでも成功」「清々しい心」と言える。前者はサブイベントでの発言を聞いた後だと少し皮肉ともとれるが。
- 一方、ラテン語でネモは「誰でもない」という意味もある。
- これに関してオーリム/フトゥー博士の名前がラテン語由来なので、発売前は両者に何らかの接点があるのではという考察が一部で存在した。結果的に接点は無かったものの、クリア後シナリオでのネモのサブイベントを考慮すると(偶然とは思われるが)やや意味深に思える。
- 後にwebアニメ「放課後のブレス」に、ネモに何度も勝負を挑む生徒・アリキスが登場。その名はラテン語で「誰か」を意味することから、やはりこちらも名前の由来の一つなのかもしれない。
- 何気に最初の手持ちから最終戦に至るまで1匹たりともリストラはしていない。つまり最終戦のガチ勝負に至っても彼女の手持ちは旅パということになる。
ということは、未だ猶本気ではないのかと戦慄しかけるところだが、試合前後のネモとのやり取りを見る限り、主人公とのバトルはこのパーティが全力でのチームである模様。- 道中で「ジムリーダー戦用に手持ちを調整している」「ポケモン20匹くらい鍛えながら応援してる」という発言を聞けることから、
お披露目した以外のポケモンもいろいろ育てている模様。それを踏まえて、初期から構成しているパーティが主人公と戦うにふさわしいと選択している可能性は十分にある。
- また、今回ネモはあくまで主人公と肩を並べるためにスタート地点に戻ったというだけなので、旅を開始した時点から計画的に旅パを構成していたのかもしれない。
実際、将来600族となるヌメラを手持ちに加えたりもしている。
- また、そのバトル廃人っぷりや2周目を始めている点などから、ダンデとはまた違った形でプレイヤーをモチーフにしているのではないかという考察もある。
実はネモも最終戦後に「めのまえがまっくらになった」を実際に行っている人2代目である。
- そのバトルジャンキーっぷりに加えて主人公の成長を「実っていく」と表現する様から、
『HUNTER×HUNTER』の登場人物であるヒソカ=モロウを想起するプレイヤーが多く、ネットではそれに因んだファンアートやコラ画像が幾つも出回っている。
しかしながら両者の共通点といえばそれくらいであり、当然性格やスタンス、境遇は全く違う。
その為この手のネタを嫌う人もいるのもまた事実であるので軽はずみな乱用は避けるべきだろう。
- バグか仕様かは不明だが、チャンピオンロードの最終戦でネモに敗北しても所持金を取られることがなく、最寄りのポケモンセンターに戻されるだけとなっている。
- 道中で「そこらへんのトレーナーを相手にしてくる」とランニング感覚でバトルを繰り返していることを明かしている。
実際、野良トレーナーの中には「恐ろしく強い女の子に出会った」と漏らす者もいる。十中八九ならぬ十でネモのことと思われる。
- 主人公に関しては基本的に肯定的で、ネモを拒否するような選択肢を出してもなんかプラス思考で早合点しがち。
しかしそんなネモも明らかに手を抜いたと分かる際には静かに怒ってくる。ネモにとって、楽しいポケモン勝負に本気を出さない事は無礼に当たるのだろう。
- ポケモンスケールワールドにおけるフィギュアの全高が8.6センチで、20分の1スケールであることから逆算すると、身長は約172cm前後と推測される。
- バトル自体も好きなんだろうけど、全力で戦うことは何より特別なんだろうな -- 名無しさん (2023-01-18 20:52:39)
- ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-01-19 10:28:57
- チャンピオンロードのラストや個別イベントを見てもまだヒソカ扱いしてるやつ最早ヒソカの方をよく知らんだろ 本質全然ちゃうやんけ -- (名無しさん) 2023-01-25 01:23:55
- ↑の方 うん、たしかに胸に目が行くね… -- (名無しさん) 2023-01-31 08:17:21
- 姉がいるって言うけどな…本編で会えなかった -- (名無しさん) 2023-02-01 00:32:33
- あのたまにする両手を合わせて顔のとこにもってく仕草がめちゃくちゃ可愛い -- (名無しさん) 2023-02-02 12:18:47
- アニポケ登場か。声優は誰になるかな -- (名無しさん) 2023-05-08 09:40:40
- ヒソカに関しての記述消された? ネタにされたのは事実だから、わざわざ消す必要も無かったと思うが…… -- (名無しさん) 2023-06-05 09:28:48
- ゲームでは初代から普通のことだし仕方がないことなんだけど、目と目が合ったら強制バトルって冷静に考えると結構嫌なルールだよね。他に予定がある人だって当然いるだろうしリコとロイの反応が普通だわ。ポケモンゲームの世界の人達はどう思ってるんだろう -- (名無しさん) 2023-07-03 10:41:46
- エリアゼロの冒険は彼女がいてくれて心底良かったわ。あの2人だけだと喧嘩ばっかだっただろうし -- (名無しさん) 2023-07-08 16:11:30
- 目が合ったらバトルのルールはアニポケ世界ではサトシがカントーを旅していた頃から存在しないんだっけ?トレーナーは目と目が合ったらレッツバトルが旅の基本の一つってメリッサが言ってた気がするんだけど -- (名無しさん) 2023-08-31 14:20:04
- 1/20フィギュアの高さが86mmなので単純計算で身長は172cmくらい? -- (名無しさん) 2023-09-07 18:37:10
- 強化版ネモなんか妙に弱いな。もう10レべ上がっててもよさそうなのに。パシオ行ってて鍛えるのサボった? -- (名無しさん) 2023-12-18 21:18:11
- ↑ペパボタもそうだが藍の円盤クリア後でもレベルが8しか上がってないし、手持ちや技構成も変わってないからな(他の参加者はレベル+15で手持ちや技構成が変化してる) -- (名無しさん) 2023-12-22 17:21:56
- ジムリーダー、教師陣、四天王、オモダカと手持ちが変わってるのにネモ、ペパー、ボタン、スター団が変わってないのは気になるよね。スグリとゼイユと再戦もできない状態だし、こいつらは今後のアプデとかでもう一回パワーアップしそう。もしそうならネモも御三家使ってくれ -- (名無しさん) 2023-12-23 09:32:41
- ↑主人公が選択したポケモンに不利なパルデア御三家だから、主人公に有利かつどのネームドも使ってないカント―・ガラル御三家? -- (名無しさん) 2024-01-01 22:55:15
- 洗脳状態だけど「欲望を刺激する」タイプの洗脳だったせいかバトルの際は割と自我残ってて一周回って安心した -- (名無しさん) 2024-01-12 23:51:58
- ↑破壊王子ベジータみたいね -- (名無しさん) 2024-01-13 00:17:37
- んジャカ パーン!って言うのが好きなんだがほとんどネタにされてなくて悲しい -- (名無しさん) 2024-01-19 23:16:24
- ネモの手持ちは強化されたけどなんで道具は持ってないんだろう。持たせたら強すぎるからかな -- (名無しさん) 2024-01-20 12:34:19
- ↑リーグ部戦ならブルーベリー学園組以外にも道具を持たせて良かったとは思うよね。でも何も理由は無いんだろうなぁ -- (名無しさん) 2024-01-21 00:51:15
- ジャラランガは普通にタネのほうから進化させられるし、ミロカロスとヨノワールはレイドしたんじゃない? -- (名無しさん) 2024-01-21 17:07:04
- 操られた状態でキビキビダンス踊ってる人達と通信交換して進化させたのかもしれないぞ。ネモならそのくらいやるだろうしモモワロウも「なんなんだこいつ?」と思うかもしれないけど手駒であるネモが強くなるなら許容しそう -- (名無しさん) 2024-01-21 17:38:10
- ポケスペでは余ったクワッスを持つのはネモであって欲しい。 -- (名無しさん) 2024-02-07 11:36:08
- 道具は持ってないし隠れ特性もないしチャンピオンならもう少し強くしても良かったんじゃないかと思うんだが、ライバルキャラは御三家が切り札ポジションだから強くしにくいか。ゲッコウガとゴウカザルも9世代ではそんなに強くないしなぁ。 -- (名無しさん) 2024-02-12 13:58:17
- 原作以外だと大体パーモットが相棒として扱われがち -- (名無しさん) 2024-06-08 14:49:17
- ↑3 無事内定。こうなると残りのメンバーが気になるねぇ -- (名無しさん) 2024-06-23 05:01:30
- SVにバトル施設がなくて良かったような残念なような……施設の裏ボスとしてガチ編成とか見てみたかった気もする -- (名無しさん) 2024-08-16 16:27:15
- ポケマス公式Xの漫画でレッドと意気投合していた。 -- (名無しさん) 2024-08-27 12:23:40
- バトルは好きだけど理不尽な弱い者いじめや虐待は嫌いなんだろうな… -- (名無しさん) 2024-10-15 18:04:31
最終更新:2025年01月25日 12:53