登録日:2024/08/03 Sat 09:01:58
更新日:2025/04/20 Sun 20:46:53
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《
原石竜インペリアル・ドラゴン》とは、『
遊戯王OCG』に存在するカードの1枚である。
「RAGE OF THE ABYSS」にて登場した。
決してトライピオを粉砕する激強ベイブレードでもインペリアルドラモンでもない。
項目名は「原石竜インペリアル・ドラゴン」となっているが、本項目では「原石」カード等の関連カードも解説する。
【性能】
効果モンスター
星6/
地属性/
ドラゴン族/攻2600/守 0
このカードは
通常モンスター1体をリリースした場合のみ召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手メインフェイズに、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
「原石」モンスター1体の召喚を行う。
(2):このカードが
アドバンス召喚した場合に発動できる。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
●種族か属性が、自分の墓地の通常モンスターのいずれかと同じとなる相手フィールドのモンスターを全て除外する。
【概要】
非常に高い攻撃力を持ちながらも、リリース素材さえあれば相手ターンに召喚出来る大型モンスター。
更に召喚に成功した場合に強力な効果を2つも使えるという破格の性能を持っている。
とはいえ一見
「通常モンスターをリリースしてでしか召喚できない」永続効果のせいで現環境で活躍しているデッキには採用しにくい……と思われがちだが、実は遊戯王に通常モンスターというのは意外と多く、
トークンや
罠モンスターも該当する。
なので意外と出しやすい。
(1)の効果は2024年11月の時点では該当するモンスターは2体、相手ターンに半ば自分を出すための効果であったが、下記の《原石竜アナザー・ベリル》を出してもいい。
特殊召喚ではなく召喚なので《
増殖するG》などの特殊召喚メタを
スルーできる上に、出てくるだけで(2)の効果に繋げられる。
その(2)の効果だが、とにかくダイナミックと言わざるを得ない。
まずは「全ての表側表示モンスターの効果を
無効化」。これで相手の計算は大いに狂うだろう。
そしてもう一つが「種族か属性が、自分の墓地の通常モンスターのいずれかと同じとなる相手フィールドのモンスターを全て除外する」というもの。
若干メタを読む必要があるが「種族か属性」のどちらかが一致すればいいので意外と当たりやすい。
闇属性辺りを入れておけば特殊なデッキでない限り当たるだろう。
と単体でもかなり使いやすいモンスターであるが、下の原石サポートカードも使うと更に使いやすくなる。
【サポートカード】
初期の魔法・罠カード4枚は4枚とも出張カードとしても優良である。
そして効果に「通常モンスター名の宣言」があるため、《原石竜インペリアル・ドラゴン》は「好きな通常モンスター発表ドラゴン」等と呼ばれている。本人にそんな効果無いのに…。
この4枚のうちどれかが出張して肝心の《原石竜インペリアル・ドラゴン》は採用されないなんてこともあるとか……。
モンスターカード
効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻1600/守0
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚した場合に発動できる。
デッキから「原石」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(2):このカードをリリースして発動できる。
デッキから通常モンスター1体を墓地へ送る。
(3):自分スタンバイフェイズに、自分フィールドか墓地に通常モンスターが存在する場合に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
「RAGE OF THE ABYSS」の次のパック「SUPREME DARKNESS」で登場した下級原石竜。
召喚権が余りがちな【原石】において待望の下級モンスター。
(1)の効果は「原石」魔法・罠カードのセット。デッキからセットなので《灰流うらら》を回避できる上に、よく見たら名称ターン1がないので召喚権を追加したら連発する事も可能である。
そして(2)の効果は通常モンスター版の《
おろかな埋葬》。
これにより相手に対応したモンスターを落とし、各種「原石」魔法・罠カードのトリガーにしたいところ。
(3)の効果は自己サルベージ。
【原石】デッキでは通常モンスターが墓地にいないことは稀なので何度も使い回すことが可能である。
「自分スタンバイフェイズ」と若干タイミングが遅いのが難点であるが、これのキモは「
次の自分スタンバイフェイズ」ではないので、スタンバイフェイズ中に彼を墓地送りにしても
即座にそのフェイズで回収可能だったりする。
なにか手札コストが必要なカードで有効的に使いたいところである。
という風に大型である《原石竜インペリアル・ドラゴン》のフットワークを大きく上昇させる新しい原石竜であるが、そのイラストは巨大な竜が立ち上がろうとしているというものであり、下級の攻撃力1600のモンスターに見えない佇まいとして人気がある。
融合・効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻1600/守 0
「原石」モンスター+通常モンスター1体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードの融合素材とした通常モンスターの数×1000アップする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、レベル・ランク・リンクの数値が、自分のフィールド・墓地の通常モンスターの数以下である、相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
DUELIST ADVANCEにて収録の融合モンスター。原石デッキの切り札ポジションであり、ステータスと外見からして恐らくアナザー・ベリルの進化体。姿だけは「原石の皇脈」で既に登場していた。
レベルの割にステータスは貧弱だが、融合素材とした通常モンスターの数×1000の強化を得られるため、最低でも2600は保証されている。
本命となるのは次の効果で、レベル・ランク・リンクの数が自分の場・墓地の通常モンスターの数以下である相手の場のモンスターの発動した効果を無効化するというもの。つまりは通常モンスターの数を足切りのラインとした相手限定の「スキルドレイン」であり、自分の墓地に通常モンスターが2体いる場合、相手の場のレベル2、ランク2、リンク2以下のモンスターが発動した効果は全て無効化されることになる。
1体だけでもリンク1・レベル1の効果を封殺できるため、永続の妨害としてはなかなか強力。ただし、墓地融合で通常モンスターが減ると、攻撃力が上がる代わりに無効化できる数値のラインが下がるため痛し痒しか。
ちなみに【原石青眼】に対しては「青き眼」のレベル1チューナーを完封できる上に「超融合」の融合先になれるため、強烈なメタカードと化す。
注意したいのはスキルドレインと異なり、あくまで「場で発動した効果」が無効化されるだけであり、永続効果や場を離れた時に発動する効果は封じられないこと。
また、通常モンスターは墓地だけでなくフィールドでも計上されるため、トークンを大量生成するタイプのカードとは好相性。
3番目の効果は場から墓地に行った場合の通常モンスターのリクルート。さりげなく名称どころか普通のターン1すらついていない上、方法も問われないのが強みとなる。
魔法カード
永続魔法
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「原石の皇脈」以外の「原石」カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの通常モンスター及び「原石」モンスターの攻撃力は、自分の墓地の通常モンスターの種類×300アップする。
(3):通常モンスターのカード名を1つ宣言して発動できる。
宣言した通常モンスター1体を自分の手札・デッキ・墓地から守備表示で特殊召喚する。
このターン、自分は特殊召喚されたフィールドのモンスターの効果を発動できない。
サーチ、展開、パンプアップの3つをこなす永続魔法カード。強いことしか書いてない。
デッキだけでなく、基本的に手札に来ちゃうと困る通常モンスターも特殊召喚できるのが強み。
最後の効果を使った場合は特殊召喚したモンスターの効果は発動できなくなるが、あくまでこの効果を使った後にその成約が課される。
また「発動」だけが無効化されるので、永続効果などはそのまま効果を有する上に、デメリットの発動を踏み倒すことも可能である。
そこまで考えなくとも展開し終えた後に何かしらの通常モンスターを出して、サーチした《原石竜インペリアル・ドラゴン》と共に相手ターンに備えるという動きも悪くない。
ちなみに「通常モンスター」であればどれだけレベルや攻撃力が高くても召喚できるが、守備表示限定であるためそのままだと攻撃に参加できないことに注意。
速攻魔法
(1):2000LPを払い、通常モンスターのカード名を1つ宣言して発動できる。
相手ターン終了時まで、自分の宣言した通常モンスター及び自分の「原石」モンスターは戦闘では破壊されない。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、さらに宣言した通常モンスター1体を自分のデッキから守備表示で特殊召喚できる。
(2):相手がモンスターを召喚した場合、墓地のこのカードを除外し、自分のフィールド・墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターより低い攻撃力を持つフィールドのモンスター1体を除外する。
こちらは速攻魔法。
《原石の号咆》と似たような効果であるが、(1)の効果は1ターン目でも使えることから、発動コストとして2000ライフ払う必要がある。また範囲は更に狭まりデッキから守備表示でしか特殊召喚できなくなっている。
(2)の効果は相手がモンスターを召喚した際に発動し、コントロール奪取ではなく除外となっている。
2000払って《千年原人》を出すことも可能。
罠故に遅いが効果は強い「号咆」と、いっその事素材を取るための「鳴獰」。
どちらを採用するかは好みでいいだろう。
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「原石の穿光」以外の手札の「原石」カード1枚か通常モンスター1体を相手に見せ、フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる
(トークンを除く、通常モンスターまたはレベル5以上の「原石」モンスターが自分フィールドに存在する場合、見せずに発動する事もできる)。
対象のカードの効果を無効にし、除外する。
(2):自分フィールドに「原石」モンスターが存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。
墓地のこのカードを自分フィールドにセットする。
速攻魔法その2。
手札にある「原石」カードか通常モンスターを見せて相手フィールドの表側カードの効果を無効化・除外できる妨害札。
既に自分フィールドにトークン以外の通常モンスターやインペリアル・ドラゴンが出ていれば手札を公開せずとも発動できるのでノーリスクで妨害を構えられる。
そして(2)の効果でインペリアル・ドラゴンが場にいる間、墓地にあるカードを再度セットできるため妨害能力を底上げできる。
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):通常モンスターを含む自分のフィールド・墓地・除外状態のモンスターを融合素材としてデッキに戻し、ドラゴン族の融合モンスター1体を融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。自分のデッキ・墓地からレベル5以上の「原石」モンスター1体を手札に加える。
ネザー・ベルセリオスと共に登場したテーマ内融合。
手札以外から素材を供給できるため取り回しは良く、ドラゴン族であれば出す先も問われないが、通常モンスターを素材に含む必要がある。また、肝心のネザー・ベルセリオスは攻撃力の大幅アップこそ見込めるものの、このカードでは墓地が増えないため、発動した効果を無効化する2番目の効果とはミスマッチ。
現代遊戯王恒例の墓地効果は、デッキか墓地からの上級原石の回収。現状ではインペリアル・ドラゴンが唯一のサーチ先となるが、一応墓地のネザー・ベルセリオスをEXに回収することも可能。
アナザー・ベリルでセットできるため、あちらの墓地肥やし効果と合わせれば1枚からネザー・ベルセリオスが融合できるが、別に通常モンスターを確保する用意がなければ効果無効化が有効化しない。通常モンスターを素材に出来るドラゴン族の融合モンスターにはレッドアイズ関連や
始祖竜ワイアームもいるため、そう言った連中のサポートに使うのも手か。
ちなみに「魂の開封」であれば、除外状態の通常モンスターを4体一気に用意できるため、攻撃力5600のネザー・ベルセリウスを呼べる。
罠カード
通常罠
(1):通常モンスターのカード名を1つ宣言して発動できる。
このターン、自分の宣言した通常モンスター及び自分の「原石」モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、さらに宣言した通常モンスター1体を自分のデッキ・墓地から特殊召喚できる。
(2):相手ターンに墓地のこのカードを除外し、自分のフィールド・墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターより高い攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る。
こちらも好きな通常モンスターを発表して発動するカード。
戦闘ダメージを0にするだけでなく、そのモンスターを特殊召喚することも可能。
だが、特殊召喚効果を使う状況はかなりマズいと言わざるを得ない。
また破壊耐性はつかないので注意。できれば《原石の穿光》と一緒に使いたいところ。
ちなみにこちらは手札から召喚することは出来ないので注意しよう。
と、フィールドで発動する効果は使いづらいが、このカードの真価は(2)にある。
フィールド、墓地の通常モンスターを発表してより高い攻撃を持つ相手モンスターを
コントロール奪取出来る効果である。
好きな性癖発表ドラゴン「NTR」
更に「同じターンでどちらかしか使えない」と言った成約もない為、後一発で決まるというときにこのカードを発動されてリーサルを逃すだけでなくコントロールまで奪われてしまえば相手からしたら溜まったものではないだろう。
とはいえ、コントロールはエンドフェイズまでなので何かしらのコストに使って除去というのは難しい。
うまく《
禁じられた一滴》辺りでリリースできれば御の字だろうか。
カウンター罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):トークンを除く、通常モンスターまたはレベル5以上の「原石」モンスターが自分フィールドに存在し、
相手がモンスターを召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを除外する。
(2):自分スタンバイフェイズに、自分フィールドに「原石」モンスターが存在する場合に発動できる。
墓地のこのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
「SUPREME DARKNESS」で登場した新規2枚目。相手の召喚、特殊召喚を無効化するカウンター罠。
その発動条件は「通常モンスターまたはレベル5以上の「原石」モンスターが自分フィールドに存在する時」というもの
今まで原石デッキでは通常モンスターをフィールドに残すことは稀であったが、このカードの発動条件を満たすために残すという選択肢も生まれた。
ただしこのカードのみ「トークン以外」という条件が付けられているのは留意したいところ。
更にこのカードは「原石」がフィールドに居る場合、スタンバイフェイズにもう一度セット出来る再使用効果もある。
このカードと同パックで登場した前述の《原石竜アナザー・ベリル》 の存在もあり、原石に足りなかった継戦能力が大幅に上昇することとなった。
【相性のいいカード、デッキ】
通常モンスター
星3/
炎属性/
悪魔族/攻1000/守400
ねらいを付けた標的をめがけてどこまでも飛んでゆく意志を持ったブーメラン。
急に
意味不明の人によっては懐かしいバニラモンスターが出てきたかと思われるが、このカードの特徴は「通常モンスター唯一の炎属性・悪魔族」という点。
そう、【原石】が登場した2024年7月時点のトップ環境を走る【
スネークアイ】【
天盃龍】【
炎王】【
デモンスミス】等に対し、このカード(とインペリアル・ドラゴン)だけで「見る」ことが出来るのである。その後台頭した【
ライゼオル】も炎属性のカードが半数を占めるので有効的。
更に攻撃力も1000と微妙な感じで、各原石カードのモンスター除去のトリガーに使いやすい。
単体では見るところが無いカードとも言えるが、【原石】においては通常モンスターというだけで使い勝手がある。最悪の場合通常召喚もできるのでもしかしたらその1000の攻撃力が役立つ日も来る…かもしれない。
ちなみに登場したのは
第2期と古い。それ以降「バニラ、炎属性、悪魔族」の組み合わせが登場していない事は意外に思われる方もいるだろうか。
通常モンスターはこんな風に変な属性、種族の組み合わせのカードも多いため、【原石】の想定できるメタ範囲は非常に大きいと言える。そのカードを手に入れればの話だが…。
またその関係上、
サイキック族や
幻竜族、
サイバース族、
幻想魔族と言った後に追加された種族のカードは選択肢が狭まってしまう。
それらをメタるには少し工夫が必要である。
それと神属性、幻神獣族のバニラモンスターは存在しないのでこいつらが出てきたら《原石竜インペリアル・ドラゴン》では対処しづらいので
流行らないことを願う注意しよう。
創造神族もだけどあれは出たらもう負けなのでメタとかの問題じゃないし……。
チューナー・通常モンスター
星4/地属性/
植物族/攻1900/守1600
天使の様な美しい花。
絶えず侵入者を惑わす霧を生み出し、聖なる獣たちが住まう森の最深部へ立ち入ることを許さない。
高いステータスを持つ上にチューナーという通常モンスター。
このカードと適当な星4モンスターで《
魔螂ディアボランティス》をシンクロ召喚し、そこから《ゴキポール》を落として、その効果で更に通常モンスターをサーチ、相手を破壊して通常昆虫族を特殊召喚する動きをすれば、
そこからレベル12シンクロにつなげるもよし、原石カードの布石にするもよしと多方面での活躍が出来るだろう。
高い攻撃力が気になるという場合には《ライブラの魔法秤》もおすすめ。
そうでなくても通常モンスターであればチューナーも引っ張ることが出来るので、シンクロ主体のギミックも組み込みやすい。
2つとも通常モンスターが主体のデッキ。というか通常モンスターに若干依存していると言ってもいい。
その為に通常モンスターを引き込める【原石】カードは渡りに船と言える。軍貫は艦だけに
逆に通常モンスターが余った場合にも《原石竜インペリアル・ドラゴン》のコストにできるという至れり尽くせり。
2つとも罠を主体とするデッキ。
だが、エルドリッチは「黄金郷」永続罠カードが、蟲惑魔は《ホールティアの蟲惑魔》が発動後通常モンスターになるので《原石竜インペリアル・ドラゴン》を組み込みやすい。
出てくるモンスターの攻撃力も控えめの為、《原石の号咆》も使いやすい。
だがそれらの罠カードはデッキ、手札、墓地では通常モンスターとして扱われないので若干取り扱い注意と言えるだろうか。特にモンスターカードの数が少なめのエルドリッチは採用枚数に気をつけたいところ。
蟲惑魔であれば地属性サポートや上記の《エンジェル・トランペッター》《魔螂ディアボランティス》と組み合わせられる可能性がある他、《墓穴ホール》で《
灰流うらら》や後述の《刻印の調停者》を牽制することが出来る。
同じく「RAGE OF THE ABYSS」で登場したテーマ。
強力なメタルモンスターを出すためにはレベル5以上の悪魔族とかドラゴン族が必要だが、【原石】を使えばそのコストを楽に用意できるわけである。
それだけでなく《原石竜インペリアル・ドラゴン》の除去効果も使えるため、相手の妨害と除去を両方構えられる非常にシナジーのある組み合わせとなっている。
この関係上、メタル化の素材となる上に(登場当時)流行りの炎属性が見れる、炎属性ドラゴン族の《ヤマドラン》《レッド・ドラゴン》《ドラゴン・エッガー》が注目されたり、悪魔族レベル5で低ステータスという都合上《
モリンフェン》様の採用も考えられたりしている。
バニラモンスターの代表格《青眼の白龍》と愉快な仲間たちと組んだデッキ。
ストラクチャーデッキで強化され展開力、妨害が圧倒的に上昇した【青眼の白龍】と組み合わせるとあら不思議、《原石竜アナザー・ベリル》が何度も使い回せる1枚初動札に早変わり。
下級のドラゴン族なので《青き眼の精霊》の素材になれる点でも相性が良く、あらゆる面で無駄が少ない。
レベル1・光属性・魔法使い族・チューナーの《スペース・オマジナイ・ウサギ》やドラゴン族・チューナーである《ガード・オブ・フレムベル》を組み合わせたシンクロ軸も可能で臨機応変な戦いが出来る為、2025年1月現在ではトーナメントクラスで結果を残している。
上記チューナーを使用せずに《青眼の白龍》だけの構築も珍しくなく、構築の幅があるのも特徴と言える。
【総評】
というわけで《原石竜インペリアル・ドラゴン》や【原石】カードの登場により、通常モンスターの価値が大幅に上がる事となった。
だけでなく、通常モンスターを主流としないデッキへ出張カードとしても入れられる良い塩梅のカードと言えよう。
また性能とは関係ないが、そのイラストも圧巻の一言。
非常に巨大なドラゴンが悠々と空を飛んでいるという威圧感抜群のイラストである。
そしてその「原石」という名前だが、かつて多く登場した
宝石の
名前を持つ通常ドラゴンを意識したものと思われる。
原石のまま磨かないほうが強くなっちゃった
ちなみに「インペリアルトパーズ」という宝石も存在しており、彼本人も宝石竜と言えるだろうか。
なおコイツのお陰で今までのバニラだけでなく《刻印の調停者》とかいう超ドマイナーなカードが注目されている。
カード名を宣言するカードが発動した場合に手札から捨てる事で、そのカード名を上書きするというピンポイントな手札誘発カードである。
ステータスもレベル4、攻撃力1800と妥協点な上に取ってつけたようなものだが破壊効果もあるため、サイドに採用されるケースが増えるかもしれない。
ただし、単体では展開に寄与しない通常モンスターをデッキに投入するというのは現代遊戯王においてはデメリットも大きい。
非常に強力な手札誘発を持つ【
PSYフレーム】においても優れたステータスを持つはずの
謎のおっさん《PSYフレーム・ドライバー》を1枚でもいれなければならないというのは
難点として扱われている程である。
その高いスペックでフィニッシャーやリーサルラインに届くこともあるかもしれないが、単体では活用しづらいカードであるのは常に頭に入れておかなければならない。
追記修正は、好きな通常モンスターを発表してからお願いします。
- 同じパックに収録された新規メタル化も合わせてドラゴン・エッガーが注目(炎王・スネークアイ・天盃をメタれる。それ以外相手ならフルメタルの素材に)が注目されてたりとマジで今後も変な通常モンスターが掘り起こされる可能性があると言う面白いカード -- 名無しさん (2024-08-03 09:11:37)
- 光属性、あるいはドラゴン族デッキが主流になったらダイヤモンド・ドラゴンが注目される可能性も?青眼よりも高い守備力で壁になるかもしれないし、イメージ的にもダイヤの原石を掘り起こす感じでしっくりくるし -- 名無しさん (2024-08-03 09:59:56)
- あれ?鳴動がない? -- 名無しさん (2024-08-03 10:05:20)
- 畜生ロボ「効果モンスターのほうが手軽で強いのに…」 -- 名無しさん (2024-08-03 10:58:50)
- これ、アウローラドンのトークンを余らせておいて、手札に握っておいたら速攻魔法版《冥王結界波》にならない? -- 名無しさん (2024-08-03 12:02:32)
- ↑なるがその場にしか効果ないからそんなに強くない。ウィッチクラフトマスターヴェールがそんなに活躍してないところから察して -- 名無しさん (2024-08-03 13:54:33)
- 今後も新規リメイクの追加来そうね -- 名無しさん (2024-08-03 14:33:02)
- 原石メタル化はモリンフェンとは真面目に相性が良かったりする。デーモンの召喚でも全然いいんだけど -- 名無しさん (2024-08-03 17:23:11)
- ストラク来る予定の青眼とも相性がいいんだよな -- 名無しさん (2024-08-03 19:37:47)
- 唐突に謎のブーメランが話題になったりとスタン落ちない環境ってこういうのがあるから面白いんだよな -- 名無しさん (2024-08-03 19:46:30)
- 原石入りの寿司は流石に食えん -- 名無しさん (2024-08-03 20:10:23)
- へぇい 皆さんはこちらの通常モンスター、《死神ブーメラン》をご存じでしょうか -- 名無しさん (2024-08-03 22:03:05)
- パイルド○モン、究極進化ーー!!インペリアルド○モン!! -- 名無しさん (2024-08-04 05:50:33)
- 「好きな通常モンスター発表ドラゴン」のタグ何度も消されてるけど何かこだわりが? -- 名無しさん (2024-08-04 06:01:49)
- ↑他の所でも起こってるみたいだけど「余計なタグ追加すんな警察」みたいなのがいるっぽい -- 名無しさん (2024-08-04 06:06:56)
- ゴキポールはサーチで墓地送りじゃないぞ -- 名無しさん (2024-08-04 07:17:43)
- デュアル「ぼ、僕らを助けてくれますか!?」 -- 名無しさん (2024-08-04 08:04:57)
- ↑デッキにいる時は効果モンスター扱いだからリクルート出来ないのが割と致命的すぎる。種族と属性で差別化しないとその種族・属性のバニラでおkになってしまう… -- 名無しさん (2024-08-04 08:24:22)
- デュアルは登場当時ですら「高等などの強力なデッキ・手札の通常モンスターサポートが受けられない半端者」とか言われてたぐらいだし… -- 名無しさん (2024-08-04 10:01:33)
- デュアルで最も使われたと言って過言じゃないアナザー・ネオスは再召喚されることほぼなかったしな……ギガプラはまあされてたけど -- 名無しさん (2024-08-04 15:29:20)
- 参照するのが攻撃力以上or以下to -- 名無しさん (2024-08-04 15:52:37)
- ↑ミス 参照するのが攻撃力以上と以下、種族or属性だから刺さり具合に差はあれどどの通常モンスターも相互互換になるのは上手い調整だわ -- 名無しさん (2024-08-04 15:54:39)
- 【スネークアイ】【天盃龍】【炎王】【デモンスミス】等をこのカードだけで見ることができる ってどういう意味? -- 名無しさん (2024-08-04 16:44:34)
- ↑炎属性だからスネークアイと天盃龍と炎王モンスターは全除外出来る、悪魔族だからデモンスミスモンスターは全除外出来るからこれらのデッキ相手なら死神ブーメラン+インペリアルドラゴンの組み合わせで対処出来るって意味合い -- 名無しさん (2024-08-04 16:54:03)
- ↑デュアルでやりたかったのはペンデュラムの通常モンスターなんだろうなと…。仮に「デッキでも通常モンスターとして扱う」となっても最初から通常モンスターでいいとなるだろうし。 -- 名無しさん (2024-08-04 19:58:39)
- ↑は↑9に対してです。Pモンスターは墓地に溜まりにくいから差別化はできるんだけど…。 -- 名無しさん (2024-08-04 20:00:09)
- 死神ブーメラン以外も割と属性と種族の組み合わせが唯一の通常が割といるから実用性はともかく候補を探すの中々面白いな。サイキック以降の初期はなかった種族だと通常がいない属性も多いのが玉に瑕だが -- 名無しさん (2024-08-05 14:18:00)
- いくらなんでも強すぎる原石カテゴリ(つまり通常モンスターサポート)カードが来るぞ!派手に強化しすぎな気もするけど通常モンスター軸である故か…? -- 名無しさん (2024-10-14 01:27:05)
- ↑嫌な言い方になるがデッキに事故要因になりかねないカス札積まなきゃならないリスクがあるから強くなってるようなとこあるし -- 名無しさん (2024-10-14 02:59:34)
- ↑厳しいね、まぁ言いたいことはわかるよ。通常モンスター入れるってそういうリスクあるからなぁ -- 名無しさん (2024-10-14 03:18:08)
- 通常モンスター入れるリスクあるから効果モリモリにするね!って感じなのかなと思ったけど、結果として元々通常モンスターを入れるの前提なデッキにとっては凄まじい強化を与えるテーマになった印象。まあ青眼に関しては通常モンスター以外の噛み合いも色々あるんだけど… とはいえ通常モンスターが軸だったとしても、そのモンスターを維持する必要がある系のカード(封印師メイセイとか)とは相性あんまり良くないかな? -- 名無しさん (2025-04-17 22:25:28)
最終更新:2025年04月20日 20:46