上級貴族グレッシェル伯爵令嬢。
おしゃべりが好きでおしゃれな女の子。
貴族院で領主候補生の衣装に関する情報を集めてきてくれた。
エーレンフェストから流行を発信したいという野望がある。
ギーベの娘として育てられた生粋の上級貴族。そのため他の貴族同様、下街や平民を貴族とは別の存在として視野に入れることもなかった。
ローゼマインの側仕えとしての数々の出来事を経て貴族と平民の関係を見つめなおし、下街の百戦錬磨の商人相手にエントヴィッケルンによる改築・建築を餌に人気店の二号店進出を促すなど対等の商談が出来るように成長していく。
13年冬の貴族院では成績優秀者に選ばれた。
ローゼマイン式魔力圧縮法により、魔力量と立場が釣り合う相手が領地内にほぼいない状態となっていたが、ギーべ・グレッシェルの第一夫人である母からはエーレンフェスト内の相手に嫁ぐことを望まれており、現実と母の希望との板挟みになっていた。父の第二夫人が男児を出産し、次期ギーべの候補から自身が自動的に外れてしまったことで、第一夫人である母の立場を確かなものにする為、自身の主であるローゼマインが領主夫人となった時に旧来の社交に煩わされないようにサポートする為、旧ヴェローニカ派の粛清により増長したライゼガング派の親族の足並みを揃えさせないようコントロールする為に領主である
ジルヴェスターの第二夫人になることを希望した。
これにより卒業と同時にローゼマインの側近から外れる事になった。
後の第二夫人としての教育を受けながらグレッシェルの改革に力を注ぐ。
エントヴィッケルンの後は
ギーベ・グレッシェル、グレッシェルの貴族、また領主一族の上級貴族と共に広域ヴァッシェンを行い街を綺麗に整えた。
14年冬の貴族院最終学年では、ローゼマインの失踪という状態になりながらも、無事という
ハルトムートの言を信じて成長して戻ってきた後のために自らの衣装を残しておく。
成長したローゼマインが着た感想は『胸元が少しきつくて丈が長い』というものだった。
アレキサンドリアの領主となったローゼンマインと、エーレンフェストの関係を保ち、他領に女神の化身との友好的な繋がりと支援を見せ、エーレンフェストの価値を落とさないことを目指す。