初出:第207話
家族構成
父:(ジルヴェスターの側仕え)(故人)
容姿
髪の色:黒っぽい焦げ茶
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瞳の色:赤茶
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地位
年齢関連
- ローゼマインとの年齢差(秋):+23
- ローゼマインとの学年差:+23
- 誕生季:春
作中での活躍
ヴィルフリートの教育に失敗したことで
フロレンツィアから失望され(「オズヴァルト、貴方には失望いたしました」)、
エーレンフェスト上層部から叱責を受ける。
その後、入れ替え(側近からの解任)対象の筆頭になったことを自覚したことで、
リヒャルダから側近としての教育をされつつ、以前とは別人のように働くようになる。
その際、ヴィルフリート更生計画に携わる中で、他の側近たちに危機感が足りない者が多いことも認識した。
ヴィルフリートと
ローゼマインの婚約成立後は、ヴェローニカ時代のやり方を踏襲し、次期領主のためなら当然、という態度でローゼマインの側近に仕事や準備を丸投げしたり、ヴィルフリートに次期領主としての功績を挙げさせるため
シャルロッテに様々なことを譲らせようとし、その上あたかもシャルロッテが自発的に兄に頼ってきたかのようにヴィルフリートに吹き込んだりした。(そしてヴィルフリートはそのまま信じ、「しょうがないから妹を助けてやるか」的な態度でシャルロッテに接したりした)
その結果、
ローゼマインの側近組・シャルロッテ本人・
シャルロッテの側近組から強い反感を買う。
ついには堪えかねたシャルロッテが、フロレンツィアに対して、姉(ローゼマイン)ではなく兄(ヴィルフリート)への教育を優先し、兄の側近についても見直しを考えるように、と意見するまでに至った。
「シャルロッテやローゼマインは次期領主であるヴィルフリートに成果を献上しなければならない」と強硬にヴェローニカが権勢を誇った頃のやり方を主張している。その為、他領との共同研究で表彰され功績を上げ続けるローゼマインが次期領主を目指しているかのように見えると主張し、領主に養子縁組の解消を求めてローゼマインの身分を領主候補生から上級貴族に落とそうとヴィルフリートに持ち掛けたこともあった。
オズヴァルトにしてみれば、次期領主が内定した以上、領主一族は一丸となって次期領主を盛り立てるのが当然だと考えており、将来的にはヴィルフリートを中心に
旧ヴェローニカ派の立て直しと復活を目論んでいた。
ヴェローニカに名を捧げた忠臣として、旧ヴェローニカ派の瓦解を憂えている。
その為、ローゼマインに名を捧げたいと考える旧ヴェローニカ派の学生達にローゼマインの健康状態への不安などのマイナス要素を喧伝して名捧げ対象を変更させ、ローゼマインに旧ヴェローニカ派が吸収されるのを抑えた
バルトルトを褒めた。
ヴィルフリートへの名捧げを表明したバルトルトとの会話では、「シャルロッテやローゼマインは次期領主として重用されているヴィルフリートに対して忌避感を示しており、功績を奪おうとしているし、兄を立てることを知らない」や「洗礼式を終えたヴィルフリートの教育に、実母とは言えフロレンツィアがいろいろ口を出すのはおかしい。洗礼式を機に北の離れに居住区を移す意味を理解していない」などと述べている。
ヴェローニカ失脚後にヴィルフリートの教育権を取り戻したフロレンツィアにしてみれば、オズヴァルトはヴィルフリートのお披露目前の教育不足や白の塔の一件で責任を取るはずであった。しかしながら、お披露目の前は幼い子供の心の安定を最優先にすべきというローゼマインの意見を受け入れ、白の塔の一件で罪を犯したヴィルフリートの側近に新しく就きたがる者が居なかったという経緯によって続投となっていただけにすぎない。
13年夏にシャルロッテから報告を受けたフロレンツィアは、今のエーレンフェストに相応しい成長をオズヴァルトはしておらず筆頭側仕えとして不適格と判断した。しかし情勢上、粛清前に解任すると旧ヴェローニカ派に情報を流される危険性があった為、引き続きヴィルフリートの筆頭側仕えを続けさせて、貴族院へ隔離する措置が取られた。
粛清が終わったあと、卒業式で貴族院を訪れたフロレンツィアから辞任か解任か選択を迫られ、辞任を選択する。
表面的には、粛清による派閥の累が及ぶことを懸念した体で「ライゼガング系の貴族に付け入る隙を作り、ヴィルフリート様にご迷惑をかけるわけにはまいりません」と自ら辞任した形になっている。
しかし、辞めてもなおヴィルフリートに執着し、ヴィルフリートが領主一族の適格を欠くとの風評を招きかねないことにも無頓着にバルトルトを介してヴィルフリートとの間で手紙をやり取りし、またローゼマインの悪評を流す事で貴族間でのヴィルフリートの評判がこれ以上下がるのを防ごうとしていたものと思われる。この他人の評価を下げることで主の評価がこれ以上下がらないようにする遣り口はヴェローニカの手法を踏襲しており、08年秋に上層部から叱責されリヒャルダの教育を受けたことで変わったように見えたが、結局これは一時的もしくは表面的な変化に過ぎず、未だにヴェローニカが権勢を振るっていた時代から意識が変わっていないことの証左である。
バルトルトの仲介でヴィルフリートと手紙のやりとりをし、その手紙を利用してバルトルトがゲオルギーネ派の貴族と秘密裏に接触していたため、上層部の判断次第では何らかの罪に問われる可能性がある。
経歴
(年代はマインの誕生を0年とする)
08年秋 ヴィルフリートが教育不足で廃嫡の危機に瀕する
職務怠慢の叱責を受け、リヒャルダの教育を受ける
09年冬 襲撃を受け、ヴィルフリートを抱えて安全な場所に避難する
11年冬 ヴィルフリートから、ローゼマインとの婚約についての相談を受け、婚約に賛成する
シャルロッテに対して独断で、次期領主となるヴィルフリートに成果を譲るよう主張
13年夏 シャルロッテがフロレンツィアに、オズヴァルトが増長していることを伝える
13年冬 ヴィルフリートに、シャルロッテやローゼマインは次期領主を立てるために成果を献上するのは当然と主張
卒業式で貴族院を訪れたフロレンツィアから辞任か解任か選択を迫られ、辞任を選ぶ
領地に帰還後、ヴィルフリートの筆頭側仕えを辞任
作者コメント
【
2017年 10月30日 Twitter】
城の側仕えをクラスで例えると、オズヴァルトはヴィルフリート班の班長です。
【
2018年 09月11日 Twitter】
>書籍第四部Ⅳ、オズヴァルト許すまじ
オズヴァルトはヴェローニカ派で根っからヴェローニカのやり方が染みついています。婚約によって次期領主が内定したのであれば、他の領主候補生は一歩下がって従うべきだとナチュラルに考えています。
【
2018年 10月06日活動報告 10月11日返答】
>ヴィルフリートは側近のオスヴァルドを信じているために、オスヴァルドのやり方が今のエーレンフェストでは敵をつくる一方だと分からず敵を増やす感じですね。
ローゼマインがリヒャルダを信じるように、自分の側近を信用するのは当たり前ですからね。
それに、今まではそのやり方が最良だったのです。大半が見習いばかりのローゼマインの側近と違って、成人側近が何人もいるヴィルフリートの側近達の方が時代の流れには取り残されやすいと思います。ヴェローニカ全盛期当時の優秀な側近が時代遅れになっているわけですが、そう簡単に意識や常識を変えることはできませんから。
【
2018年 10月06日活動報告 10月14日返答】
>下位領地でお山の大将やってた上級貴族のごく普通の感覚
あぁ、まさにそういう感じです。ヴェローニカ全盛期に重宝された貴族としてはごく普通。
オズヴァルトは「神殿育ちで常識の通じないローゼマイン様が主でなくてよかった」と思っていますし、ローゼマインの側近には上から目線で同情しています。
【
2020年 03月10日 書籍感想受付 4月10日コメント返し】
(オズヴァルトは結局最後までヴェローニカの側近なんですね)
そうですね。オズヴァルトはヴェローニカの腹心です。ヴィルフリートはずっと一緒にいた側仕えを疑うなんて考えたこともありません。その点がヴィルフリートとローゼマインの一番大きな違いでしょうね。
コメント
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最終更新:2024年09月15日 23:11