初出:第425話(「旧ヴェローニカ派からマティアスともう一人が優秀者として舞台へと上がるように言われた。」のもう一人)
名前の初出:第472話
家族構成
容姿
髪の色:淡い緑
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瞳の色:青
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地位
年齢と属性関連
- ローゼマインとの学年差:+2
- 誕生季:秋
- 洗礼時の属性(適性):3以下
- 第五部でヴィルフリートに名を捧げた際、属性が増えた可能性がある
バルトルト視点の回
書籍版第五部I 特典SS 胸に秘めた怒り(書籍版短編集Ⅱにも同題で収録)
作中での活躍
ゲオルギーネに名捧げした両親の教育によるものか、
ライゼガング系に対して敵意を持ち、ほぼ面識がないにもかかわらずゲオルギーネを崇拝している。
両親から教えられたゲオルギーネの魔力圧縮法で魔力を増やし、優秀者になる努力をしていた。
直接ゲオルギーネに挨拶ができたマティアスを羨ましく思うと共に、いつか自分も同じようにと誇らしく思っていた。
ゲオルギーネの計画に関わっている者達の子の内、最も年齢が上の文官見習いだったため、学生達の中で唯一、ゲオルギーネによる礎奪取計画の詳細を知らされ、計画発動後の
貴族院の統率を任されていた。
マティアスの告発さえ無ければ、領主一族には何かしら怪しまれた状態ながらも計画は間に合って成功していたはずだと考え、両親の命を奪う原因となった恩知らずの裏切り者であるマティアスに対して深い恨みと怒りを抱く。
また、元々ゲオルギーネの敵であり、
ヴェローニカに育てられていながら派閥を切り捨てて自分の両親を処刑した
ジルヴェスターにも強い反感を抱く。
ローゼマインの功績は全て
フェルディナンドによるものと思い込んだ旧ヴェローニカ派の大人と異なり、貴族院での交流もあってローゼマインの能力の高さや領政への影響力はある程度洞察していた様子。
ただしローゼマインは理想論で甘すぎるところが鼻につき、そのお陰で連座から逃れられたことを認識しつつも連座の意義を考えず愚かだと思っている。ローゼマイン達がどの程度甘いのかを試すため粛清の最中に一年生に親へ手紙を書くようそれとなく唆した。
唯一の同派閥であるヴィルフリートを名捧げの主に選ぶ。
母親同士の仲が良いため
ミュリエラの婚約者候補の一人であったが、いつも集団の中心にいたい支配的な面があって自分の意見に従わせようとするので、彼女からは苦手に思われていた。その為、ミュリエラに名捧げの相手をローゼマインでなくヴィルフリートにしておけと勧めるも、断られる。
名捧げ後、ローゼマインらが次期領主を立てないという不満を
オズヴァルトから聞かされた際、ゲオルギーネもジルヴェスターを立てたいヴェローニカに同じ様に言われていたという姿を重ね、当時のゲオルギーネの気持ちに深く共感する。
性差のみで排除されたゲオルギーネこそ領主になるべきだと言っていた父親はやはり正しく、”このようなやり方をする今の
エーレンフェスト”は潰すべきだと思うようになる。
これには”ゲオルギーネ派”以外の全て、つまり名目上は自派閥でありオズヴァルトがヴィルフリート中心に立て直したいと言う旧ヴェローニカ派も含まれていることが窺える。
ただ、領主候補生たち個人個人には特に思う所も害意も無く、ローゼマインの事も別に悪人ではないと評している。
そのため、12年冬の領地対抗戦や、13年冬の粛清後の素材採集でも、
シュツェーリアの盾には問題なく入れている。
領主候補生たちへの害意はなくとも、領主への恨みやヴィルフリートへの反感はあり、ゲオルギーネのため、ひいてはエーレンフェストのためという歪んだ認識も手伝ったのか、暗躍を始める。
名を捧げた忠臣という立場を利用し、ヴィルフリートに甘言を吹き込んだり、ヴィルフリートの側近にそれとなく仲間割れを仕掛けたり、ライゼガングの課題として無理難題を押し付けたり、領主候補生間の情報交換をさせないように手を出したりして、ライゼガングの古老達を煽って主を陥れていた。
この動きはいち早く
フロレンツィアに気付かれ、古老たちの封じ込めに利用される。
封じ込め自体を彼への牽制として監視しつつ、ヴィルフリートに手掛かりを徐々に与えて自分で気付けるようにした上で、その後の処分を判断させるための教材として泳がされる事となった。
上記のように歪んだ自己正当化をする傾向があり、ローゼマインの"甘さ"によってマティアスらゲオルギーネ派も含めた旧ヴェローニカ派の子供世代が離反したこと、ローゼマインの世代が正にかつてのエーレンフェスト(ヴェローニカ)の方針に抵抗して変革させていること、本人は害意がないと思い込んでいるがゲオルギーネがアウブになればローゼマインを含む現領主一族は必ず害されること、妹を守ろうと決意しているがゲオルギーネと連絡もつかない状況で領主一族間の離間工作を単身で企て妹もろとも処刑されかねないリスクを犯すなど、自分に都合の悪いことは無視する或いは思い至らずに、ゲオルギーネをアウブにしようとする自分達の行動はすべて正しいとする理由付けに繋げている。
15年春、ゲオルギーネの侵攻時にミュリエラとカサンドラと共に一室に集められて監視される日々を送る。
監視初日から「神殿にいる妹(ティベルタ)も同じ扱いにすべきだ」と不満を主張した。貴族院入学前の幼い子供を唆して外部と連絡を取れないか試みたりする可能性がある為、連座から救った子供達を守るためにも神殿にいる子供達は遠ざけられている。自分の行動で妹達を含めた粛清の連座を免れた20名程の子供達が処刑される可能性があるのにも関わらず、危険を犯そうとしていた。
両親を処刑し、自分達を苦しい状況に追いやった現エーレンフェストの領主達への強い恨みからゲオルギーネが礎魔術を手にする事を強く望んでいたが、ゲオルギーネが討ち取られ、その望みは潰える事となった。
エーレンフェスト防衛戦で軟禁されていた間、監視係達に反抗的な態度を取った。
15年春の領主会議の後で、何らかの処罰が下るとみられていた。
15年春、秘密裏に接触していた貴族がゲオルギーネの最期に連鎖して貴族街で死亡したため、ゲオルギーネ派に内通していたことが確定した。
領主会議報告会の後に会談の場が設けられ、名捧げ主のヴィルフリートは内通とは無関係だった事を証明するため、ヴィルフリート自身の手でバルトルトを処刑するように(拒否するならヴィルフリート本人やその側近集団も連座で処刑対象となる)とジルヴェスターから命じられ、側近(特に何度も忠告してくれた
ランプレヒトや
アレクシス)を巻き込まないためにヴィルフリートはこれを受け入れた。
直接処刑をすれば(=故意に命を奪えば)神々との約束に抵触するはずだが、どのようにしてそれを回避するつもりなのかは記述されていないので不明。
経歴
前01年秋 誕生
06年秋 洗礼式
06年冬 お披露目
09年冬
貴族院に入学
12年冬 四年生の表彰式で優秀者に選ばれる
13年冬 粛清で両親が亡くなる
ドレヴァンヒェルと共同での紙の研究のメンバーに選ばれる
ヴィルフリートに名捧げする
14年夏 ヴィルフリートの側近の中での立ち位置が中心近くになる
15年春
エーレンフェスト防衛戦にて城中の特別室に隔離され監視対象となり、読書をして過ごす
ゲオルギーネに内通していたことが確定し、処刑対象となる
作者コメント
【
2020年 03月10日活動報告 04月10返答】
>バルトルト視点、流石ですね。同じ出来事が、人によってこんなに印象が違うとは
そう感じていただけて嬉しいです。
マティアスは騎士見習いだったので、素材採集に行った先で狩りに集中できずラウレンツに指摘されて悩みを相談しました。これがバルトルトに指摘されて相談していたら、結果はずいぶんと違っていたでしょう。
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最終更新:2024年09月15日 23:28