【概要】
気の開放(解放)とは、気の運用レベルの一つであり、二段階目に分類される。
一時的なものであった
気の発動に対し、気の開放は、気を練った状態を常に維持できるようになる。
動タイプの場合は爆発的な気によりパワーとスピードをはじめとする身体能力が跳ね上がる。
習得は容易だがコントロールは難しく、使い方を誤れば常時開放状態による凶暴な性格になるなどの多大なリスクを伴う。
静タイプの場合は強力な気の凝縮により身体能力だけでなくテクニックも跳ね上がる。純粋な身体能力の上昇では
動タイプに劣るが、それを補うほどに精密な動きや見切りが可能となる。
習得は困難だがコントロールは容易で、
動タイプのような致命的なリスクは存在しない。
気の開放は、自然と開放されるパターンと修行で強制開放するパターン、きっかけがあって一時的に開放されるパターンの三つのパターンが存在する。
自然と開放されるパターンには
風林寺 美羽が、修行で強制開放するパターンには
朝宮 龍斗や
小頃音 リミが、最後のパターンには
武田 一基が分類される。
白浜 兼一に至っては最後のパターンで開放処か
気の掌握まで行ってしまっている。
また、
視線誘導による生理的興奮でも開放されることもある。
開放に際して修行を行うタイミングについては師匠ごとに判断が異なり、
梁山泊では「自然開放されるギリギリ前か、きっかけがあって自発的に開放してから修行を行う」という方針で、
緒方 一神斎は「できるだけ早く行う」という方針だったが、
朝宮 龍斗の失敗から「十分地力がついて来てから急ぎ気味で」という方針に転換、他の師匠達は「十分地力がついてから慎重に」という方針。
朝宮 龍斗の早すぎる開放では、16巻当時は地力が足りなく、身体能力などが上昇しても、後に登場する
気の発動しか習得していない
YOMIの無手組のメンバーよりも弱かったこと。また、
風林寺 美羽の放置しすぎた状態では、自然開放による暴走してしまったこと。など開放時期を見誤ると大変なことになる。
気が強大であればあるほど開放時の効果は大きくなるが、
動の場合はより暴走のリスクが高くなる。
静と
動の気を同時に開放すると、
静動轟一となり一時的に戦闘力が大幅に強化されるが、その反動も大きい。
達人級の多くはさらなる段階・
気の掌握へと進化していく。
作中では、終盤に
気の発動と混同されていることもあり、BBSでも2013年2月18日(518話前後)のタイミングでの質問で、兼一は気の開放ができていると解答されていたが、実際には
鍛冶摩 里巳との最終決戦も
気の発動までしかできない状態で挑んでいた。
最終更新:2024年10月11日 08:32