【概要】
三頭竜六合陣(さんとうりゅうろくごうじん)とは、中国拳法の合体技。
三位一体の合わせ技で、太極拳の螺旋、八卦掌の円、形意拳の直線の動きを自由に組み替えることで変幻自在の攻撃力を発揮する連係攻撃。
ある程度優れた武術家なら、例えば「螺旋の動き」を見れば「螺旋の動きに対する防御」を反射的に対処出来るが、この陣は「螺旋の動き」を見せた後に「円の動き」、「直線の動き」で実際の攻撃を行う事によって相手の反射的防御を逆手に取る技なので、
美羽にすら容易に攻撃を当てることができた。
言い換えれば一人がわざと誇張した動きで攻撃してこれをフェイントとし、その隙を突いて残りの二人が仕留める(あるいは二人がフェイント、一人が仕留める)。無論どの動きをフェイントに、どの動きを本命にするかは自由自在である。
更に彼らは常に一対三になるように位置取りすることで相手の連携を封じていた。
兼一は逸早くそのことに気付き、美羽に連携を提案し、視界を封じた美羽との合体攻撃で弾き返し、逆に
一人に標的を定めて沈めた。
三位一体であるため、一人欠けると効果が半減以下になり、またある程度のスペースがないと使用できない。
最終更新:2024年09月03日 08:13