「イー・アル・カンフー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

イー・アル・カンフー - (2015/07/14 (火) 05:37:44) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*イー・アル・カンフー 【いーあるかんふー】 |ジャンル|格闘アクション| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1985年| **概要 -初期の対戦格闘アクションゲーム。中国拳法であるカンフーをモチーフに、多彩なキャラクターと戦っていく。 //データイーストの『空手道』の系譜を踏んでいる。 //空手道の操作系はかなり独特なので、系譜を踏んでるとは言いがたい。 **システム -1レバー2ボタン式。ボタンはパンチとキックで、プレイヤーは主人公のカンフー使いを操作する。 -ライフ残機制。ライフが0になった場合、仕切りなおしで残機を1消費してそのステージの最初からやり直す。 --制限時間内に自分のライフゲージがなくなる前に相手のライフゲージを0にすると勝ちになり、次のステージに移行する。 --レバー入力方向とボタンによって攻撃が変化する。 ---たとえば、身をかがめて足払いだったり、わずかに飛び上がって地面に向かってパンチをする。~ この時、自分が相手の攻撃を喰らう判定は見た目どおりになるので、前者ならば上段攻撃、後者ならば下段攻撃を避ける事ができる。 --敵にはある程度の行動パターンがあり、それを読んで的確に回避と攻撃を行う事が攻略の鍵となる。 -全10ステージ。10ステージをクリアすると難易度の上がった2週目に突入する。 -二人プレイ時はミスするたびに交代の交代制で、同時プレイはできない。 #region(多彩な敵キャラクター) -Buchu --巨体の大男。その外見に見合わず身軽で、飛び跳ねながら攻撃をしてくる。しかし動きは遅く、リーチも短い。 -Star --ピンクのチャイナ服が印象的な女格闘家。手裏剣を使ってくるが、手裏剣は攻撃で打ち落とす事ができる。 -Nuncha --名前通りのヌンチャク使い。射程が意外に長いが、下段攻撃が不得意。 -Pole --棒術使い。頭上で棒を振り回しながら攻撃してくる。不用意に飛び掛ると打ち落とされる。 -Feedle --左右から次々と現れる敵。実は分身で、攻撃を一回当てると分身は消滅する。 -Chain --分銅のついた鎖で攻撃してくる。キック攻撃もしてくるので遠近共に隙がない。 -Club --棍棒と盾で武装した大男。盾で防御してくるため、攻撃が通りにくい。 -Fan --チャイナドレスの女格闘家。扇を投げてくるが、Starと異なり連射が可能。こちらも攻撃で撃ち落せる。 -Sword --刀使い。射程もそこそこで隙が少ない。 -Tonfun --トンファー使い。Swordに比べると射程は短いが、隙が少なく動きも早い強敵。 -Blues --主人公と同じ性能の敵。プレイヤーの地力が問われる。 #endregion **難点 -ライフ残機制ゆえに非常に長時間遊ぶ事ができるため、オペレーターからは人気がなかった。 --残機が割りと簡単に溜まっていく事も要因の一つ。 --そのため、有名タイトルであるにもかかわらず、現在でもレトロゲームコーナーで見かけることは稀である。 **総評 格闘ゲームの系譜をたどっていくと、本作はその源流に限りなく近い場所にある。近年の格闘ゲームを限りなく簡略化したようなシステムと言えば、比較的わかりやすいかもしれない。~ しかし、相手の行動パターンを見抜き、それに対応し自分の行動を変えて、独自の攻め方を模索し、無傷で相手を倒す。駆け引きよりもパターンを見出す事に重点を置いたゲーム性は、格闘ゲームよりもアクションゲームのボス戦に近い。そのため、源流ではあるものの、「格闘ゲーム」と言えるかどうか怪しい。~ だが、本作が後のゲームに与えた影響は大きく、格闘ゲームとアクションゲームの中間点にある本作は、現代においてなお類似するゲーム性の少ない、稀有な逸品として存在感を放っている。 **余談 -移植の際にタイトルが『イーアルカンフー』『イーアールカンフー』になったりする。 --ちなみにこのタイトルは「一・二・三・四」の中国読みである「イー・アル・サン・スー」をもじっている。 -メタルギアの小島秀夫は、本作を見てコナミに入ろうと決めたというエピソードがある。 -本作の流れを汲む続編として、MSXでは『イーガー皇帝の逆襲 イー・アル・カンフーII』が、ACでは『[[ショーリンズロード]]』や『マーシャルチャンピオン』がある。 -MSX・FC版では''AC版から大きく内容が変更され''、ストーリーとキャラが変更、対戦相手も5人に減っている。最終ステージクリア後にちょっとした演出がある。 --このため、上記のMSX版『II』はこちらの続編と言っても過言ではない。 -GBA版では新しい対戦相手が二人追加されており、一般的な格ゲーのように敵キャラクターを含む好きなキャラを使用しての対戦プレイも可能になっている。 -3DS『NEWラブプラス』に内蔵されており、ゲームセンターに行くと彼女とまわしプレイで遊ぶ事ができる。 --一度遊ぶといつでも一人で遊ぶ事ができる。 -XboxLiveアーケードの「GameRoom」にも本作が収録されている。 -漫画『ハイスコアガール』に格闘ゲームで相手をなじる時に「イー・アル・カンフーからやりなおせ」という台詞がある。 --連続技や回避行動等、格闘ゲームの基礎を学ぶにはうってつけであり、間違ってはいない。
「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *イー・アル・カンフー 【いーあるかんふー】 |ジャンル|格闘アクション| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1985年| **概要 初期の対戦格闘アクションゲーム。中国拳法であるカンフーをモチーフに、多彩なキャラクターと戦っていく。 //データイーストの『空手道』の系譜を踏んでいる。 //空手道の操作系はかなり独特なので、系譜を踏んでるとは言いがたい。 **システム -1レバー2ボタン式。ボタンはパンチとキックで、プレイヤーは主人公のカンフー使いを操作する。 -ライフ残機制。ライフが0になった場合、仕切りなおしで残機を1消費してそのステージの最初からやり直す。 --制限時間内に自分のライフゲージがなくなる前に相手のライフゲージを0にすると勝ちになり、次のステージに移行する。 --レバー入力方向とボタンによって攻撃が変化する。 ---たとえば、身をかがめて足払いだったり、わずかに飛び上がって地面に向かってパンチをする。~ この時、自分が相手の攻撃を喰らう判定は見た目どおりになるので、前者ならば上段攻撃、後者ならば下段攻撃を避ける事ができる。 --敵にはある程度の行動パターンがあり、それを読んで的確に回避と攻撃を行う事が攻略の鍵となる。 -全10ステージ。10ステージをクリアすると難易度の上がった2週目に突入する。 -二人プレイ時はミスするたびに交代の交代制で、同時プレイはできない。 #region(多彩な敵キャラクター) -Buchu --巨体の大男。その外見に見合わず身軽で、飛び跳ねながら攻撃をしてくる。しかし動きは遅く、リーチも短い。 -Star --ピンクのチャイナ服が印象的な女格闘家。手裏剣を使ってくるが、手裏剣は攻撃で打ち落とす事ができる。 -Nuncha --名前通りのヌンチャク使い。射程が意外に長いが、下段攻撃が不得意。 -Pole --棒術使い。頭上で棒を振り回しながら攻撃してくる。不用意に飛び掛ると打ち落とされる。 -Feedle --左右から次々と現れる敵。実は分身で、攻撃を一回当てると分身は消滅する。 -Chain --分銅のついた鎖で攻撃してくる。キック攻撃もしてくるので遠近共に隙がない。 -Club --棍棒と盾で武装した大男。盾で防御してくるため、攻撃が通りにくい。 -Fan --チャイナドレスの女格闘家。扇を投げてくるが、Starと異なり連射が可能。こちらも攻撃で撃ち落せる。 -Sword --刀使い。射程もそこそこで隙が少ない。 -Tonfun --トンファー使い。Swordに比べると射程は短いが、隙が少なく動きも早い強敵。 -Blues --主人公と同じ性能の敵。プレイヤーの地力が問われる。 #endregion **難点 -ライフ残機制ゆえに非常に長時間遊ぶ事ができるため、オペレーターからは人気がなかった。 --残機が割りと簡単に溜まっていく事も要因の一つ。 --そのため、有名タイトルであるにもかかわらず、現在でもレトロゲームコーナーで見かけることは稀である。 **総評 格闘ゲームの系譜をたどっていくと、本作はその源流に限りなく近い場所にある。近年の格闘ゲームを限りなく簡略化したようなシステムと言えば、比較的わかりやすいかもしれない。~ しかし、相手の行動パターンを見抜き、それに対応し自分の行動を変えて、独自の攻め方を模索し、無傷で相手を倒す。駆け引きよりもパターンを見出す事に重点を置いたゲーム性は、格闘ゲームよりもアクションゲームのボス戦に近い。そのため、源流ではあるものの、「格闘ゲーム」と言えるかどうか怪しい。~ だが、本作が後のゲームに与えた影響は大きく、格闘ゲームとアクションゲームの中間点にある本作は、現代においてなお類似するゲーム性の少ない、稀有な逸品として存在感を放っている。 **余談 -移植の際にタイトルが『イーアルカンフー』『イーアールカンフー』になったりする。 --ちなみにこのタイトルは「一・二・三・四」の中国読みである「イー・アル・サン・スー」をもじっている。 -メタルギアの小島秀夫は、本作を見てコナミに入ろうと決めたというエピソードがある。 -本作の流れを汲む続編として、MSXでは『イーガー皇帝の逆襲 イー・アル・カンフーII』が、ACでは『[[ショーリンズロード]]』や『マーシャルチャンピオン』がある。 -MSX・FC版では''AC版から大きく内容が変更され''、ストーリーとキャラが変更、対戦相手も5人に減っている。最終ステージクリア後にちょっとした演出がある。 --このため、上記のMSX版『II』はこちらの続編と言っても過言ではない。 -GBA版では新しい対戦相手が二人追加されており、一般的な格ゲーのように敵キャラクターを含む好きなキャラを使用しての対戦プレイも可能になっている。 -3DS『NEWラブプラス』に内蔵されており、ゲームセンターに行くと彼女とまわしプレイで遊ぶ事ができる。 --一度遊ぶといつでも一人で遊ぶ事ができる。 -XboxLiveアーケードの「GameRoom」にも本作が収録されている。 -漫画『ハイスコアガール』に格闘ゲームで相手をなじる時に「イー・アル・カンフーからやりなおせ」という台詞がある。 --連続技や回避行動等、格闘ゲームの基礎を学ぶにはうってつけであり、間違ってはいない。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: