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*イー・アル・カンフー 【いーあるかんふー】 |ジャンル|格闘アクション| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1985年4月22日| |定価|4,860円| |プレイ人数|1~2人| |配信|アーケードアーカイブス&br()【PS4/Switch】2019/11/14| |判定|なし| #contents(fromhere) ---- **概要 初期の対戦格闘アクションゲーム。中国拳法であるカンフーをモチーフに、多彩なキャラクターと戦っていく。~ //データイーストの『空手道』の系譜を踏んでいる。 //空手道の操作系はかなり独特なので、系譜を踏んでるとは言いがたい。 ''なお、アーケード版とMSX・ファミコン版ではほぼ別物と言えるほどゲーム内容が大きく異なっている。''~ 以下はアーケード版準拠で説明する。MSX・FC版は後述。 **システム -1レバー(8方向)、2ボタン(パンチ、キック)方式。プレイヤーは主人公のカンフー使いを操作する。 --いずれかのボタンを押したままレバー入力することで技を出して攻撃することができる(8方向×2ボタンの計16種類)。 --ボタンを押さず上方向のレバー入力で大きくジャンプすることができるが、ジャンプ中は技を出すことができない。 -基本的には「プレイヤー」と「CPUが操作する相手」との1対1での対決方式となっている。 --二人プレイはミスするたびに交替する方式だが、進行状況はプレイヤー間で独立しており、同時プレイはできない。 -ライフ残機制。ライフが0になった場合、仕切りなおしで残機を1消費してそのステージの最初からやり直す。 --プレイヤー、CPUともに初期ライフは8で、攻撃がヒットすると相手のライフを1減少させる。 --制限時間内に自分のライフゲージがなくなる前に相手のライフゲージを0にすると勝ちになり、次のステージに移行する。 -レバー入力方向とボタンによって攻撃が変化する。 --たとえば、身をかがめて足払いだったり、わずかに飛び上がって地面に向かってパンチをする。~ この時、自分が相手の攻撃を喰らう判定は見た目どおりになるので、前者ならば上段攻撃、後者ならば下段攻撃を避ける事ができる。 -敵にはある程度の行動パターンがあり、それを読んで的確に回避と攻撃を行う事が攻略の鍵となる。逆に一部の敵を除きガードは存在しない。 -全11ステージ。ステージ11をクリアすると難易度の上がった2周目に突入する。 -BGMはステージ5以前とステージ6以降の2種類がある。 -ノーダメージで倒すとパーフェクトボーナスが入る。パーフェクトボーナスは、Buchuは1万点、Starは2万点と増えていき、Tonfunになると10万点。 #region(多彩な敵キャラクター) -Buchu --飛行術を使用する(背の高さ程度にしか浮けないが)、肥満体の男。動きは遅く、リーチも短い。 --名前と見た目から元ネタはプロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーであろう。 --股間に攻撃を当てると一瞬表情が変わり「ニーハオ」と言う。 -Star --ピンクのチャイナ服が印象的な女格闘家。手裏剣を使ってくるが、手裏剣は攻撃で打ち落とす事ができる。 -Nuncha --名前通りのヌンチャク使い。胴着を着ている所為で日本人っぽい見た目。射程が意外に長いが、下段攻撃が不得意。 -Pole --竿術使い。頭上で竿を振り回しながら一気に距離を詰めて攻撃してくる。不用意に飛び掛ると打ち落とされる。 -Feedle --左右から次々と現れる敵。実は分身で、攻撃を一回当てると分身は消滅する。プレイヤーからはボーナスゲーム扱いされている。 -Chain --分銅のついた鎖で攻撃してくる。キック攻撃もしてくるので遠近共に隙がない。 -Club --棍棒と盾で武装した大男。盾で防御してくるため、足元への攻撃以外は通用しにくい。 -Fan --チャイナドレスの女格闘家。扇を投げ、その扇はトンボ返りな軌道を描く。Starと異なり連射が可能。こちらも攻撃で撃ち落せる。 -Sword --刀使い。射程もそこそこで隙が少ない。 -Tonfun --トンファー使い。Swordに比べると射程は短いが、隙が少なく動きも早い強敵。 -Blues --キック主体で戦う、ブルース・リーを彷彿とする上半身裸の最後の敵。プレイヤーの地力が問われる。 #endregion **評価点 -公平な条件でのタイマン勝負 --アクションゲームにありがちな「大量のザコと戦う前哨戦」などは無く、1対1の真剣勝負となっている。~ また、試合開始時はお互いにライフ8で、どんな攻撃でもダメージ量は1であり、理不尽な体力・攻撃力は設定されていない。~ 現在の格闘ゲームでは当たり前の基本ルールが、この時点で作られていたのは驚愕である。 -個性的な敵キャラ達 --プレイヤーキャラを含めて登場するのは総勢12名。いずれも全く違う性能で、色違いキャラなどの手抜きもない。~ この点も現在の格闘ゲームに通じるものがあり、多彩な技でプレイヤーを攻め立てるので攻略のしがいがある。 **難点 -ライフ残機制ゆえに非常に長時間遊ぶ事ができるため、オペレーターからは人気がなかった。 --残機が割りと簡単に溜まっていく事も要因の一つ。 --具体的には、デフォルトのエクステンド条件が初回3万点・以降8万点ごととなっている一方で、ノーダメージで敵を倒すと最大10万点の追加ボーナスが貰える。~ CPUの癖を見極めた上級者なら残機を減らす事なく周回プレイをすることができてしまう。 --そのため、有名タイトルであるにもかかわらず、現在でもレトロゲームコーナーで見かけることは稀である。 -操作性の入力が中途半端 --レバー上方向の技は小さくジャンプしてから攻撃するものがあり、攻撃判定発生の前にCPUが動いて空振りすることがある。 --同じく、上方向の技でボタンと同時入力すると意図せずジャンプしてしまうことがある。 ---これはレバー入力が優先される仕様なので、ボタンを先に押しながらレバー入力することで回避できる。 **総評 格闘ゲームの系譜をたどっていくと、本作はその源流に限りなく近い場所にある。近年の格闘ゲームを限りなく簡略化したようなシステムと言えば、比較的わかりやすいかもしれない。~ しかし、相手の行動パターンを見抜き、それに対応し自分の行動を変えて、独自の攻め方を模索し、無傷で相手を倒す。駆け引きよりもパターンを見出す事に重点を置いたゲーム性は、格闘ゲームよりもアクションゲームのボス戦に近い。そのため、源流ではあるものの、「格闘ゲーム」と言えるかどうか怪しい。~ だが、本作が後のゲームに与えた影響は大きく、格闘ゲームとアクションゲームの中間点にある本作は、現代においてなお類似するゲーム性の少ない、稀有な逸品として存在感を放っている。 **余談 -移植の際にタイトルが『イーアルカンフー』『イーアールカンフー』になったりする。 --ちなみにこのタイトルは「一・二・三・四」の中国読みである「イー・アル・サン・スー」をもじっている。 -本作の流れを汲む続編として、MSXでは『イーガー皇帝の逆襲 イー・アル・カンフーII』が、ACでは『[[ショーリンズロード]]』や『マーシャルチャンピオン((企画時の題名は『イーアルカンフー2』だったとか。))』がある。 --なお「イーガーコーテー(イーガーコーテル)」は餃子の王将で「焼き餃子一丁」を表す符丁だそうな(※中国語としては正しくない)。%%チャーハン一族なのに。%% ---なぜ王将用語が使用されたのかというと、当時大阪にあったコナミ工業本社の近所に餃子の王将があり、社員がよく利用していたためとのこと。 -メタルギアの小島秀夫は、本作を見てコナミに入ろうと決めたというエピソードがある。 -漫画『ハイスコアガール』に格闘ゲームで相手をなじる時に「イー・アル・カンフーからやりなおせ」という台詞がある。 --連続技や回避行動等、格闘ゲームの基礎を学ぶにはうってつけであり、間違ってはいない。 ---- **移植版 ***AC版の移植 -''オムニバスソフト'' --コナミ80'sアーケードギャラリー(アーケード、1998年稼動開始、コナミ) --コナミ80'sアーケードギャラリー(プレイステーション、1999年05月13日発売、コナミ) --コナミアーケードゲームコレクション(ゲームボーイアドバンス、2002年5月2日発売、コナミ) ---新しい対戦相手が二人追加されており、一般的な格闘ゲームのように主人公以外の敵を含む好きなキャラクターを使用しての対戦プレイも可能になっている(ただし1人用モードでは従来通り主人公のみ使用)。 --[[コナミアーケードコレクション]](ニンテンドーDS、2007年3月15日発売、コナミ) -オレたちゲーセン族シリーズ イー・アル・カンフー(プレイステーション2、2005年10月27日、ハムスター) -[[NEWラブプラス]](ニンテンドー3DS、2012年2月14日発売、コナミ) --ゲーム内ゲームで「イー・アル・カンフー+」として収録されており、ゲームセンターに行くと彼女とまわしプレイで遊ぶ事ができる。 --一度遊ぶといつでも一人で遊ぶ事ができる。 -NEWラブプラス+(ニンテンドー3DS、2014年3月27日発売、コナミ) --前作と同様。 -XboxLiveアーケード(2007年7月18日配信開始) --背景やキャラクターを高解像度向けのものに切り替えられる。 -アーケードアーカイブス(Switch/PS4、2019年11月14日、ハムスター、税込838円) ***MSX/ファミリーコンピュータ版 |対応機種|MSX&br;ファミリーコンピュータ|CENTER:&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/123000038.jpg,height=200)&br;MSX版|CENTER:&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/174000028.jpg,height=160)&br;ファミコン版| |発売・開発元|コナミ|~|~| |発売日|MSX:1985年1月&br;FC:1985年4月22日|~|~| |プレイ人数|1~2人|~|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象) |~|~| |配信|バーチャルコンソール(FC)&br;【Wii】2008年1月8日/514Wiiポイント&br;【3DS】2013年6月19日/514円&br;【WiiU】2014年9月17日/514円&br;バーチャルコンソール(MSX)&br;【WiiU】2015年1月14日|~|~| |判定|なし|~|~| -容量の関係からかMSX・FC版では''AC版から大きく内容が変更されている。'' -''AC版との違い'' --ストーリーが「暴力集団チャーハン一族を討伐する」と変更され、最終ステージクリア後にちょっとした演出がある。 ---チャーハン一族のメンバーは棒術使いの王(ワン)・火吹き男の桃(タオ)・鎖分銅使いの陳(チン)・手裏剣娘の蘭(ラン)・飛行術の呉(ウー)の5人。 --3人目を倒すと「画面両端から飛んでくる武器を打ち落とすボーナスステージ」が追加されている。 --斜めジャンプで画面端に接触すると三角跳びになるほか、ジャンプ中でも蹴り技が出せる。 --出せる技が「とびげり」「横とびげり」「ローキック」「ハイキック」「足払い」「中段パンチ」「下段パンチ」の7種類しかない。 -MSX版は蘭のグラフィックが%%ブサイク%%味のあるものになっている。 -MSX版で発売された『イーガー皇帝の逆襲』はこちらの続編と言える。尤も[[コナミのMSXソフトだとよくある話である>グラディウス2]]。 -MSX・FCベースの移植版も幾つか存在している。以下はバーチャルコンソール以外のもの。 --ゲームボーイの『コナミGBコレクションVol.4』(1998年2月19日発売、コナミ)にて、ファミコン版ベースの移植が収録されている。 --Windows版レトロゲーム配信サイト「プロジェクトEGG」内において、MSX版の移植版が2014年10月28日から配信開始。 --オムニバスソフトとして、以下の機種の作品内にもMSX版が収録されている。 ---コナミゲームコレクション Vol.1(MSX 1988年発売、コナミ) ---[[コナミアンティークスMSXコレクション Vol.3>コナミアンティークス MSXコレクションシリーズ]](プレイステーション、1997年11月20日発売、コナミ) ---[[コナミアンティークスMSXコレクション ウルトラパック>コナミアンティークス MSXコレクションシリーズ]](セガサターン、1998年7月23日発売、コナミ)
*イー・アル・カンフー 【いーあるかんふー】 |ジャンル|格闘アクション| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1985年4月22日| |定価|4,860円| |プレイ人数|1~2人| |配信|アーケードアーカイブス&br()【PS4/Switch】2019/11/14| |判定|なし| #contents(fromhere) ---- **概要 初期の対戦格闘アクションゲーム。中国拳法であるカンフーをモチーフに、多彩なキャラクターと戦っていく。~ //データイーストの『空手道』の系譜を踏んでいる。 //空手道の操作系はかなり独特なので、系譜を踏んでるとは言いがたい。 ''なお、アーケード版とMSX・ファミコン版ではほぼ別物と言えるほどゲーム内容が大きく異なっている。''~ 以下はアーケード版準拠で説明する。MSX・FC版は後述。 **システム -1レバー(8方向)、2ボタン(パンチ、キック)方式。プレイヤーは主人公のカンフー使いを操作する。 --いずれかのボタンを押したままレバー入力することで技を出して攻撃することができる(8方向×2ボタンの計16種類)。 --ボタンを押さず上方向のレバー入力で大きくジャンプすることができるが、ジャンプ中は技を出すことができない。 -基本的には「プレイヤー」と「CPUが操作する相手」との1対1での対決方式となっている。 --二人プレイはミスするたびに交替する方式だが、進行状況はプレイヤー間で独立しており、同時プレイはできない。 -ライフ残機制。ライフが0になった場合、仕切りなおしで残機を1消費してそのステージの最初からやり直す。 --プレイヤー、CPUともに初期ライフは8で、攻撃がヒットすると相手のライフを1減少させる。 --制限時間内に自分のライフゲージがなくなる前に相手のライフゲージを0にすると勝ちになり、次のステージに移行する。 -レバー入力方向とボタンによって攻撃が変化する。 --たとえば、身をかがめて足払いだったり、わずかに飛び上がって地面に向かってパンチをする。~ この時、自分が相手の攻撃を喰らう判定は見た目どおりになるので、前者ならば上段攻撃、後者ならば下段攻撃を避ける事ができる。 -敵にはある程度の行動パターンがあり、それを読んで的確に回避と攻撃を行う事が攻略の鍵となる。逆に一部の敵を除きガードは存在しない。 -全11ステージ。ステージ11をクリアすると難易度の上がった2周目に突入する。 -BGMはステージ5以前とステージ6以降の2種類がある。 -ノーダメージで倒すとパーフェクトボーナスが入る。パーフェクトボーナスは、Buchuは1万点、Starは2万点と増えていき、Tonfunになると10万点。 #region(多彩な敵キャラクター) -Buchu --飛行術を使用する(背の高さ程度にしか浮けないが)、肥満体の男。動きは遅く、リーチも短い。 --名前と見た目から元ネタはプロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーであろう。 --股間に攻撃を当てると一瞬表情が変わり「ニーハオ」と言う。 -Star --ピンクのチャイナ服が印象的な女格闘家。手裏剣を使ってくるが、手裏剣は攻撃で打ち落とす事ができる。 -Nuncha --名前通りのヌンチャク使い。胴着を着ている所為で日本人っぽい見た目。射程が意外に長いが、下段攻撃が不得意。 -Pole --竿術使い。頭上で竿を振り回しながら一気に距離を詰めて攻撃してくる。不用意に飛び掛ると打ち落とされる。 -Feedle --左右から次々と現れる敵。実は分身で、攻撃を一回当てると分身は消滅する。プレイヤーからはボーナスゲーム扱いされている。 -Chain --分銅のついた鎖で攻撃してくる。キック攻撃もしてくるので遠近共に隙がない。 -Club --棍棒と盾で武装した大男。盾で防御してくるため、足元への攻撃以外は通用しにくい。 -Fan --チャイナドレスの女格闘家。扇を投げ、その扇はトンボ返りな軌道を描く。Starと異なり連射が可能。こちらも攻撃で撃ち落せる。 -Sword --刀使い。射程もそこそこで隙が少ない。 -Tonfun --トンファー使い。Swordに比べると射程は短いが、隙が少なく動きも早い強敵。 -Blues --キック主体で戦う、ブルース・リーを彷彿とする上半身裸の最後の敵。プレイヤーの地力が問われる。 #endregion **評価点 -公平な条件でのタイマン勝負 --アクションゲームにありがちな「大量のザコと戦う前哨戦」などは無く、1対1の真剣勝負となっている。~ また、試合開始時はお互いにライフ8で、どんな攻撃でもダメージ量は1であり、理不尽な体力・攻撃力は設定されていない。~ 現在の格闘ゲームでは当たり前の基本ルールが、この時点で作られていたのは驚愕である。 -個性的な敵キャラ達 --プレイヤーキャラを含めて登場するのは総勢12名。いずれも全く違う性能で、色違いキャラなどの手抜きもない。~ この点も現在の格闘ゲームに通じるものがあり、多彩な技でプレイヤーを攻め立てるので攻略のしがいがある。 **難点 -ライフ残機制ゆえに非常に長時間遊ぶ事ができるため、オペレーターからは人気がなかった。 --残機が割りと簡単に溜まっていく事も要因の一つ。 --具体的には、デフォルトのエクステンド条件が初回3万点・以降8万点ごととなっている一方で、ノーダメージで敵を倒すと最大10万点の追加ボーナスが貰える。~ CPUの癖を見極めた上級者なら残機を減らす事なく周回プレイをすることができてしまう。 --そのため、有名タイトルであるにもかかわらず、現在でもレトロゲームコーナーで見かけることは稀である。 -操作性の入力が中途半端 --レバー上方向の技は小さくジャンプしてから攻撃するものがあり、攻撃判定発生の前にCPUが動いて空振りすることがある。 --同じく、上方向の技でボタンと同時入力すると意図せずジャンプしてしまうことがある。 ---これはレバー入力が優先される仕様なので、ボタンを先に押しながらレバー入力することで回避できる。 **総評 格闘ゲームの系譜をたどっていくと、本作はその源流に限りなく近い場所にある。近年の格闘ゲームを限りなく簡略化したようなシステムと言えば、比較的わかりやすいかもしれない。~ しかし、相手の行動パターンを見抜き、それに対応し自分の行動を変えて、独自の攻め方を模索し、無傷で相手を倒す。駆け引きよりもパターンを見出す事に重点を置いたゲーム性は、格闘ゲームよりもアクションゲームのボス戦に近い。そのため、源流ではあるものの、「格闘ゲーム」と言えるかどうか怪しい。~ だが、本作が後のゲームに与えた影響は大きく、格闘ゲームとアクションゲームの中間点にある本作は、現代においてなお類似するゲーム性の少ない、稀有な逸品として存在感を放っている。 **余談 -移植の際にタイトルが『イーアルカンフー』『イーアールカンフー』になったりする。 --ちなみにこのタイトルは「一・二・三・四」の中国読みである「イー・アル・サン・スー」をもじっている。 -本作の流れを汲む続編として、MSXでは『イーガー皇帝の逆襲 イー・アル・カンフーII』が、ACでは『[[ショーリンズロード]]』や『マーシャルチャンピオン((企画時の題名は『イーアルカンフー2』だったとか。))』がある。 --なお「イーガーコーテー(イーガーコーテル)」は餃子の王将で「焼き餃子一丁」を表す符丁だそうな(※中国語としては正しくない)。%%チャーハン一族なのに。%% ---なぜ王将用語が使用されたのかというと、当時大阪にあったコナミ工業本社の近所に餃子の王将があり、社員がよく利用していたためとのこと。 -メタルギアの小島秀夫は、本作を見てコナミに入ろうと決めたというエピソードがある。 -漫画『ハイスコアガール』に格闘ゲームで相手をなじる時に「イー・アル・カンフーからやりなおせ」という台詞がある。 --連続技や回避行動等、格闘ゲームの基礎を学ぶにはうってつけであり、間違ってはいない。 ---- **移植版 ***AC版の移植 -''オムニバスソフト'' --コナミ80'sアーケードギャラリー(アーケード、1998年稼動開始、コナミ) --コナミ80'sアーケードギャラリー(プレイステーション、1999年05月13日発売、コナミ) --コナミアーケードゲームコレクション(ゲームボーイアドバンス、2002年5月2日発売、コナミ) ---新しい対戦相手が二人追加されており、一般的な格闘ゲームのように主人公以外の敵を含む好きなキャラクターを使用しての対戦プレイも可能になっている(ただし1人用モードでは従来通り主人公のみ使用)。 --[[コナミアーケードコレクション]](ニンテンドーDS、2007年3月15日発売、コナミ) -オレたちゲーセン族シリーズ イー・アル・カンフー(プレイステーション2、2005年10月27日、ハムスター) -[[NEWラブプラス]](ニンテンドー3DS、2012年2月14日発売、コナミ) --ゲーム内ゲームで「イー・アル・カンフー+」として収録されており、ゲームセンターに行くと彼女とまわしプレイで遊ぶ事ができる。 --一度遊ぶといつでも一人で遊ぶ事ができる。 -NEWラブプラス+(ニンテンドー3DS、2014年3月27日発売、コナミ) --前作と同様。 -XboxLiveアーケード(2007年7月18日配信開始) --背景やキャラクターを高解像度向けのものに切り替えられる。 -アーケードアーカイブス(Switch/PS4、2019年11月14日、ハムスター、税込838円) ***MSX/ファミリーコンピュータ版 |対応機種|MSX&br;ファミリーコンピュータ|CENTER:&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/123000038.jpg,height=200)&br;MSX版|CENTER:&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/174000028.jpg,height=160)&br;ファミコン版| |発売・開発元|コナミ|~|~| |発売日|MSX:1985年1月&br;FC:1985年4月22日|~|~| |プレイ人数|1~2人|~|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象) |~|~| |配信|バーチャルコンソール(FC)&br;【Wii】2008年1月8日/514Wiiポイント&br;【3DS】2013年6月19日/514円&br;【WiiU】2014年9月17日/514円&br;バーチャルコンソール(MSX)&br;【WiiU】2015年1月14日|~|~| |判定|なし|~|~| -容量の関係からかMSX・FC版では''AC版から大きく内容が変更されている。'' -''AC版との違い'' --ストーリーが「暴力集団チャーハン一族を討伐する」と変更され、最終ステージクリア後にちょっとした演出がある。 ---チャーハン一族のメンバーは棒術使いの王(ワン)・火吹き男の桃(タオ)・鎖分銅使いの陳(チン)・手裏剣娘の蘭(ラン)・飛行術の呉(ウー)の5人。 --3人目を倒すと「画面両端から飛んでくる武器を打ち落とすボーナスステージ」が追加されている。 --斜めジャンプで画面端に接触すると三角跳びになるほか、ジャンプ中でも蹴り技が出せる。 --出せる技が「とびげり」「横とびげり」「ローキック」「ハイキック」「足払い」「中段パンチ」「下段パンチ」の7種類しかない。 -MSX版は蘭のグラフィックが%%ブサイク%%味のあるものになっている。 -MSX版は1ボタンのせいか操作方法が非常に難解になっている。左右で左右移動だが斜め入力で上下段への攻撃、ボタンだけ押すと正拳突きだが上+ボタンで斜めジャンプ、等。 -MSX版で発売された『イーガー皇帝の逆襲』はこちらの続編と言える。尤も[[コナミのMSXソフトだとよくある話である>グラディウス2]]。 -MSX・FCベースの移植版も幾つか存在している。以下はバーチャルコンソール以外のもの。 --ゲームボーイの『コナミGBコレクションVol.4』(1998年2月19日発売、コナミ)にて、ファミコン版ベースの移植が収録されている。 --Windows版レトロゲーム配信サイト「プロジェクトEGG」内において、MSX版の移植版が2014年10月28日から配信開始。 --オムニバスソフトとして、以下の機種の作品内にもMSX版が収録されている。 ---コナミゲームコレクション Vol.1(MSX 1988年発売、コナミ) ---[[コナミアンティークスMSXコレクション Vol.3>コナミアンティークス MSXコレクションシリーズ]](プレイステーション、1997年11月20日発売、コナミ) ---[[コナミアンティークスMSXコレクション ウルトラパック>コナミアンティークス MSXコレクションシリーズ]](セガサターン、1998年7月23日発売、コナミ)

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