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魂響~たまゆら~ - (2013/08/28 (水) 19:53:08) の1つ前との変更点
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*魂響~たまゆら~
【たまゆら】
|ジャンル|ADV|&amazon(B000PKEEG6)|
|対応機種|Windows98~XP&br()プレイステーション2&br()プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|【Win】あかべぇそふとつぅ&br()【PS2】イエティ&br()【PSP】サイバーフロント|~|
|発売日|【Win】無印:2005年5月27日 / 逆移植:2007年7月26日&br()【PS2】2006年6月29日&br()【PSP】2011年12月15日|~|
|価格|【Win】9,240円&br()【PS2】7,140円&br()【PSP】5,040円|~|
|レーティング|【Win】ソフ倫:18歳未満禁止&br()【PS2/PSP】CERO:C(15才以上対象)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~|
|ポイント|無印版はまごう事無くクソゲー&br()PS2以降でシナリオ大改修&br()誰得な陵辱Side|~|
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#contents
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#center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br()&size(20){''本作はPS2/PSP版を除いて18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}}
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**概要
TYPE-MOONによる伝奇アドベンチャー『Fate/stay night』の大ヒットにより、それに色濃く影響されたあかべぇそふとつぅの処女作。~
主題歌には実力派の片霧烈火氏、壮大な設定とシリアスな作風から、製作時は非常に期待されていたのだが…。~
以下に本作の作品群を明記する。
魂響~たまゆら~
所謂「Win無印版」。本ページでは「クソゲー」として記載。
魂響~御霊送りの詩~
PS2及びPSP移植版。「移植版」として扱う。「改善ゲー」として記載。シナリオの大部分を修正。
魂響~円環の絆~
上記移植版のWinへの逆移植版。シナリオ追加、新規エッチシーンの追加。
**シナリオ
現代日本を舞台に、夜に徘徊する怨霊や妖怪を駆除する霊能力者の物語。~
主人公の秋月冬馬は霊狩人という特殊な道具を使って様々な魔法を起こすことができる霊能力者の家系に生まれた。~
ある日、「鬼」という種の除霊を依頼された冬馬と、義妹の「かすみ」、実妹の「那美」の兄妹三人は、~
いつもの様に狩に出かける。そして鬼を見つけるも、冬馬とかすみが鬼の剣によって傷を負い、那美が家族を守るために一人で妖魔に挑む。~
かすみは、那美を助けるために起死回生の一撃を放つが、逆に那美の動きを止めてしまい、鬼の剣が那美の胸を貫いてしまう……。
**問題点(Win無印版)
-主人公について
--簡単にいえば居るだけ主人公。本人も戦えることは出来るのだが、攻略キャラルートでは空気感が凄まじく、~
タダの解説役に収まってしまい、本当に不要な存在と化す。体験版では空気感が増すまでのプレイ時間であったため、見事に騙されたプレイヤーは多い。~
性格は「恋愛にとことん鈍い」という、当時のエロゲー界隈に氾濫していた典型的無気力青年((しかも、知り合いの喫茶店のコーヒーを踏み倒しまくっているケチなのか貧乏なのかわかららない設定。しかもそのことで邪険にするヒロイン店員に悪態までつくDQN要素をもある。))で、個性も何も感じられない。
-シナリオ関連
--伏線の張り方が非常に中途半端で、なおかつドタバタ日常シーンでいきなり重要なシーンがさらっと挿入されるため、~
メリハリどころか「デコボコ」なストーリー展開でシナリオが頭に入らない。~
挙句、そのシナリオの根源がトンデモ系すぎて、プレイヤーはしばし呆然となった。
#region(ネタバレ)
シナリオ項にある「かすみ」は、冒頭で死んだはずの「那美」に身体を乗っ取られ、「かすみ」をシナリオ全般で演じている、~
という事実が明らかになる。…が、この展開の伏線がやはり張り切れておらず、おまけにドタバタシーンが無駄に多く、~
大半のプレイヤーにとっては「トンデモ展開」「超展開」と言われるのもやむない顛末だった。~
移植版ではこの設定への伏線がしっかりと張られており、かつ判明するのも割りと早いため改善はされている。~
とはいえ、結局は「姉妹喧嘩」という点は変わっていないため、豊富な設定が活かしきれてない問題は解決されていない。
#endregion
**問題点(共通)
-だれる戦闘パート
--放浪パートで、特定の場所でQTEによる戦闘パートが存在する…がどう選んでも結果は同じで、後の展開に反映ということはない。~
2周目以降であればある程度スルー可能。
-シナリオ
--改善されたとはいえ、結局の根本設定は不変なため、この点が大きく評価されることはない。
--また、日常パートはあまり改修されていないため、シナリオに大きく期待すると損をする。
**評価点
-秀逸なムービー、主題歌
--動きのあるシーンや、片霧烈火氏の歌う「魂響」、「心ノ在リ処」、「天武の舞、暁の門」は総じて人気が高い。~
元々の主題歌は「魂響」であって、他の二曲は移植時の新曲だったり挿入歌であったが、~
Win逆移植版ではランダムでどれかの歌が流れるようになった。
-藍
--ちみっこツンデレキャラであるが、デレたときの可愛らしさはヒロインの中でも際立っており、~
キャラ人気は特に高い。
**陵辱side
無印版発売後にリリースされたファン(?)ディスク。文字通りヒロインの陵辱NTRシーンが満載。~
しかし、本作の最も酷い点が「&bold(){逸脱したキャラの性格改変}」による。~
そのため、経験者によれば「ガワを被った別キャラの陵辱ゲーム」という認識が強い。~
そもそも、陵辱ディスクの時点で人を選ぶというのに、キャラ改変までするとは…どの層を狙ったものなのか首を傾げたくなる。~
尚、あかべぇ的に本作は「黒歴史」扱い((ブランドの製品一覧に掲載されていない。))している模様。~
また出荷数も微々たるものだったことから、パッケージ版は現在でも&bold(){数万円単位}の値がついている。
**総評
プレイするのであれば、絶対に無印版は避けるべきである。といっても、移植版の質が高いかと言われると、~
疑問符が尽きないのが現在の評価といえる。~
ちなみにだが、ブランド処女作におけるあかべぇの失敗は、いくつも分かれていたブランドの一部を統合して誕生したあかべぇそふとすりぃの『[[JOKER-死線の果ての道化師->http://kotye.wkeya.com/pukiwiki/index.php?JOKER-%E6%AD%BB%E7%B7%9A%E3%81%AE%E6%9E%9C%E3%81%A6%E3%81%AE%E9%81%93%E5%8C%96%E5%B8%AB-%20%E9%81%B8%E8%A9%95]]』で再度繰り返してしまっている。
*魂響~たまゆら~
【たまゆら】
|ジャンル|ADV|&amazon(B000PKEEG6)|
|対応機種|Windows98~XP&br()プレイステーション2&br()プレイステーション・ポータブル|~|
|発売|Win:あかべぇそふとつぅ&br()PS2:イエティ&br()PSP:サイバーフロント|~|
|発売日|Win無印:2005年5月27日&br()PS2:2006年6月29日&br()Win逆移植:2007年7月26日&br()PSP:2011年12月15日|~|
|価格|Win:9,240円&br()PS2:7,140円&br()PSP:5,040円|~|
|レーティング|Win:18禁&br()PS2、PSP:CERO:C|~|
|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~|
|ポイント|無印版はまごう事無くクソゲー&br()PS2以降でシナリオ大改修&br()誰得な陵辱Side|~|
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#contents(fromhere)
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#center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br()&size(20){''本作はPS2、PSP版を除いて18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。。''}}
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*概要
TypeMoonによる伝奇アドベンチャー『fate/stay night』の大ヒットにより、それに色濃く影響されたあかべぇそふとつぅの処女作。~
主題歌には実力派の片霧烈火氏、壮大な設定とシリアスな作風から、製作時は非常に期待されていたのだが…。~
以下に本作の作品群を明記する。
魂響~たまゆら~
所謂「Win無印版」。本ページでは「クソゲー」として記載。
魂響~御霊送りの詩~
PS2及びPSP移植版。「移植版」として扱う。「改善ゲー」として記載。シナリオの大部分を修正。
魂響~円環の絆~
上記移植版のWinへの逆移植版。シナリオ追加、新規エッチシーンの追加。
*シナリオ
現代日本を舞台に、夜に徘徊する怨霊や妖怪を駆除する霊能力者の物語。~
主人公の秋月冬馬は霊狩人という特殊な道具を使って様々な魔法を起こすことができる霊能力者の家系に生まれた。~
ある日、「鬼」という種の除霊を依頼された冬馬と、義妹の「かすみ」、実妹の「那美」の兄妹3人は、~
いつもの様に狩に出かける。そして鬼を見つけるも、冬馬とかすみが鬼の剣によって傷を負い、那美が家族を守るために一人で妖魔に挑む。~
かすみは、那美を助けるために起死回生の一撃を放つが、逆に那美の動きを止めてしまい、鬼の剣が那美の胸を貫いてしまう……。
*問題点(Win無印版)
-主人公について
--簡単にいえば居るだけ主人公。本人も戦えることは出来るのだが、攻略キャラルートでは空気感が凄まじく、~
タダの解説役に収まってしまい、本当に不要な存在と化す。体験版では空気感が増すまでのプレイ時間であったため、見事に騙されたプレイヤーは多い。~
性格は「恋愛にとことん鈍い」という、当時のエロゲー界隈に氾濫していた典型的無気力青年((しかも、知り合いの喫茶店のコーヒーを踏み倒しまくっているケチなのか貧乏なのかわからん設定。しかもそのことで邪険にするヒロイン店員に悪態までつくDQN要素をもある。))で、個性も何も感じられない。
-シナリオ関連
--伏線の張り方が非常に中途半端で、なおかつドタバタ日常シーンでいきなり重要なシーンがさらっと挿入されるため、~
メリハリというか「デコボコ」なストーリー展開でシナリオが頭に入らない。~
挙句、そのシナリオの根源がトンデモ系すぎて、プレイヤーはしばし呆然となった。
#region(ネタバレ)
シナリオ項にある「かすみ」は、冒頭で死んだはずの「那美」に身体を乗っ取られ、「かすみ」をシナリオ全般で演じている、~
という事実が明らかになる。…が、この展開の伏線がやはり張り切れてなく、おまけにドタバタシーンが無駄に多く、~
大半のプレイヤーにとっては「トンデモ展開」「超展開」と言われても仕方ない顛末だった。~
移植版ではこの設定への伏線がしっかりと張られており、かつ判明するのも割りかし早いため改善はされている。~
とはいえ、結局は「姉妹喧嘩」という点は変わっていないため、豊富な設定が活かしきれてない問題は解決されていない。
#endregion
*問題点(共通)
-だれる戦闘パート
--放浪パートで、特定の場所でQTEによる戦闘パートが存在する…がどう選んでも結果は同じで、後の展開に反映ということはない。~
2周目以降であればある程度スルー可能
-シナリオ
--改善されたとはいえ、結局の根本設定は不変なため、この点が大きく評価されることはない。
--また、日常パートはあまり改修されていないため、シナリオに大きく期待すると損をする。
*評価点
-秀逸なムービー、主題歌
--動きのあるシーンや、片霧烈火氏の歌う「魂響」、「心ノ在リ処」、「天武の舞、暁の門」は総じて人気が高い。~
元々の主題歌は「魂響」であって、他の二曲は移植時の新曲だったり挿入歌であったが、~
Win逆移植版ではランダムでどれかの歌が流れるようになった。
-藍
--ちみっこツンデレキャラであるが、デレたときの可愛らしさはヒロインの中でも際立っており、~
キャラ人気は特に高い。
*陵辱side
無印版発売後にリリースされたファン(?)ディスク。文字通りヒロインの陵辱NTRシーンが満載。~
しかし、本作の最も酷い点が「&bold(){逸脱したキャラの性格改変}」による。~
そのため、経験者によれば「ガワを被った別キャラの陵辱ゲーム」という認識が強い。~
そもそも、陵辱ディスクの時点で人を選ぶというのに、キャラ改変までするとは…どの層を狙ったものなのか首を傾げたくなる。~
尚、あかべぇ的に本作は「黒歴史」扱い((ブランドの製品一覧に掲載されていない。))している模様。~
また出荷数も微々たるものだったことから、パッケージ版は現在でも&bold(){数万円単位}の値がついている。
*総評
プレイするのであれば、絶対に無印版は避けるべきである。といっても、移植版の質が高いかと言われると、~
疑問符が尽きないのが現在の評価といえる。~
ちなみにだが、ブランド処女作におけるあかべぇの失敗は「[[JOKER-死線の果ての道化師->http://kotye.wkeya.com/pukiwiki/index.php?JOKER-%E6%AD%BB%E7%B7%9A%E3%81%AE%E6%9E%9C%E3%81%A6%E3%81%AE%E9%81%93%E5%8C%96%E5%B8%AB-%20%E9%81%B8%E8%A9%95]]」で再度やらかしてしまっている。