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「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~ 依頼内容はゲームの目的についての加筆と評価点の増強です。~ &color(red){''2022年2月13日までに改善されない場合は削除対応します。''} ---- *どーもくんの不思議てれび 【どーもくんのふしぎてれび】 |ジャンル|ミニゲーム集|&amazon(B00005YYCL)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|朱雀|~| |発売日|2002年2月21日|~| |定価|4,800円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[NHK関連作品リンク>テレビ局関連作品シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 NHKの衛星放送10周年記念並びに普及促進を目的としたマスコットキャラクター(のちに2004年、NHK全体の広報キャラクターとなる)「どーもくん」を題材としたミニゲーム集。隕石でパラボラアンテナが破壊され、テレビが見れなくなってしまったうさじい家。 テレビの中に吸い込まれたアンテナのかけらを集めるため、どーもくんはテレビの世界へ飛び込んでいく。 開発は、発売当時NHKとともにどーもくんの共同著作権者であるTYOグループに所属していた、朱雀であり、本作がデビュー作となった。 ---- **評価点 -ミニゲームの出来が良い。さらに音ゲーからシューティングまで、ジャンルは様々。 -お助けアイテムで難易度を下げられるほか、個別に難易度が選べるミニゲームもある。 -ミニゲームは6つのチャンネルに分かれている。各チャンネルからいくつか紹介。 --ドキュメンタリーチャンネル ---「自然スペシャル鳥の成長」 どーもくんを操作して鳥のヒナを育てる。タマゴを温めたりエサを運んだり、後半のステージはかなり忙しい。 ---「はたらくどーも」 建設現場を舞台にしたパズルアクション。鉄骨にはしごをかけて登るのだが、色を合わせないと足場がもろくなる。ペンキとはしごの使い方が重要。 --Dサイトスポーツ ---「激流カヌーカップ」 コースに設置されたゲートを通過しつつ、目標タイム内でのクリアを目指す。コースごとのタイムアタックも可能。 ---「どーもオープンゴルフ」 全18ホールを回るパターゴルフ。難易度によってカップの位置が変わる。 ---「Dサイトベースボール」 どーもがプロ野球チーム「どーまーず」の代打専門打者として、チームを優勝に導く。意外と豊富な実況にも注目。 --カルチャーステーション ---「どーもクッキング」 先生の手本を参考にどーもくんが料理を作る。朝・昼・夜の三つ。 ---「どーもくんの不思議てれびヒストリー」 シナリオ中で流れたムービーを見返すことが出来る。 --ザ・バラエティー ---「どーもコレクション」 どーもとたーちゃんがクリアが楽になるアイテムを紹介するショッピング番組。 ---「どーも探検隊 迷宮の秘宝」 迷宮の宝を探し脱出するのが目的のアクション。宝は複数あるので、全て回収するためのルートを考える楽しみも。 --ホーム劇場 ---「剣豪!!みねうちどーも」 「肉じゃがのダンナ」こと浪人どーもが江戸時代の悪を斬るアクションゲーム。3章仕立てになっており、ストーリーのクオリティは高い。 ---「魔女っちたーちゃん」 たーちゃんが主役のシューティング。終盤には意外なボスキャラが。オープニングには歌詞字幕付きという凝りよう。 ---「聖なる館」 ゾンビが徘徊する不気味な洋館からの脱出が目的。洋館の持ち主の手記など、さりげなくやりこみ要素がある。 --ミュージックネットワーク ---「どーもライブ」 飛んでくる音符に合わせてボタンを押し、曲の終わりまで観客のテンションを維持しよう。意外と良曲が揃っている。特に「ゴールデンタイム」「ブレイクスルー」「フォーエバー」は高評価。 ---「どーもベストテン」 遊んだ回数が多いミニゲームを上位10位まで見られる。また、ミニゲームのBGMを聞くこともできる。 -どーもくんをはじめ、各キャラクターの設定等も破壊されること無く忠実に再現。 -グラフィックはこの時代のGBAとしてはかなり良質な部類。また、BGMも評価の高いものが多く揃っている。ストーリーもきちんとまとまっている。 ---- **問題点 -アイテム使用、未使用の部門別ランキングが存在しない。 --スコアラーや上級者プレイヤーからは「やりごたえが無い」という批判がある。 -一部のミニゲームに粗がある。 --「どーもクッキング」は一度手順を覚えれば後は作業ゲー。朝昼夜の違いはメニューだけで、献立が変わるようなランダム要素も一切無く、やりこみ要素が皆無。 --「はたらくどーも」の最高難易度はクリアに必要な時間が長すぎ、ある意味廃人レベル。中断セーブができないため、気分転換に他のゲームを遊びたくなってもクリアまで頑張るか途中で諦めるしかない。 --全ミニゲームをクリアしなくてもエンディングを見ることは出来る。完全クリアにこだわらないのであれば、これらのゲームをやり込む必要は無い。 ---- **総評 キャラゲーとしてもミニゲーム集としても、充分に遊べる出来となっている。NHKがメインで製作したため、殆ど宣伝広告が打たれなかったこともあり、一部のショッププレミアがついていることもある。 ---- **余談 -本作同梱のカードや、同時発売された「どーもくんカードeウィンターパック」に収録されたカードはカードeリーダーに対応している。 --オリジナルのミニゲームがプレイできたり、ゲーム中の曲の楽譜を見ることが出来た。 [[参考>https://www.nintendo.co.jp/n08/adoj/card_e/index.html]] --権利の都合か直接的な表現は無いが、時期的に2002年のソルトレイクシティ冬季五輪を意識したような内容である。 --ちなみに本作と連動するわけではなく、カードeリーダー単独でプレイ可能。 //GBAソフトと連動するのはカードe+のほうで、こちらは旧式のカードe -北米圏においてDSiWareに移植、各番組単位で販売されている。
「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~ 依頼内容はゲームの目的についての加筆と評価点の増強です。~ &color(red){''2022年2月13日までに改善されない場合は削除対応します。''} ---- *どーもくんの不思議てれび 【どーもくんのふしぎてれび】 |ジャンル|ミニゲーム集|&amazon(B00005YYCL)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|朱雀|~| |発売日|2002年2月21日|~| |定価|4,800円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[NHK関連作品リンク>テレビ局関連作品シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 NHKの衛星放送10周年記念並びに普及促進を目的としたマスコットキャラクター(のちに2004年、NHK全体の広報キャラクターとなる)「どーもくん」を題材としたミニゲーム集。隕石でパラボラアンテナが破壊され、テレビが見れなくなってしまったうさじい家。 テレビの中に吸い込まれたアンテナのかけらを集めるため、どーもくんはテレビの世界へ飛び込んでいく。 開発は、発売当時NHKとともにどーもくんの共同著作権者であるTYOグループに所属していた、朱雀であり、本作がデビュー作となった。 ---- **特徴 ***システム -テレビに入ると番組表のような画面になり、その中の番組がそれぞれミニゲームとなっている。~ クリアするごとに選択できる番組枠が増えていき、その過程でアンテナのかけらを全部集めることが最終目的となる。しかし、基本的には好きなミニゲームを好きなときに遊ぶだけのゲームとなっている。 --なお、うさじいの家には好きなときに戻ることができ、シナリオの進行度に応じて部屋の小物やうさじい達との会話内容が変化する。 ---ちなみに外には出られず、テレビとうさじいの家を行き来するのみである。 ***ミニゲーム -ミニゲームはジャンル毎に別に6つのチャンネルに分かれている。それぞれ一部を紹介する。 --ドキュメンタリーチャンネルは、その名の通りドキュメンタリー系の番組を題材にしたアクション系のミニゲームが多い。 ---「自然スペシャル鳥の成長」 どーもくんを操作して鳥のヒナを育てる。タマゴを温めたりエサを運んだり外敵を追い払ったり、後半のステージはかなり忙しい。 ---「はたらくどーも」 建設現場を舞台にしたパズルアクション。鉄骨にはしごをかけて登るのだが、色を合わせないと足場がもろくなる。ペンキとはしごの使い方が重要。 --Dサイトスポーツは、スポーツ系の番組を題材にしたミニゲームが多い。 ---「激流カヌーカップ」 コースに設置されたゲートを通過しつつ、目標タイム内でのクリアを目指す。コースごとのタイムアタックも可能。 ---「どーもオープンゴルフ」 全18ホールを回るパターゴルフ。難易度によってカップの位置が変わる。 ---「ツール・ド・どーも」 全6回の自転車レース。コツを掴めば意図的に相手を転倒させ好き放題にできる。 --カルチャーステーションは料理番組系の番組が中心となっており、ミニゲームはクッキングの朝、昼、夜のみとなっている。 ---「どーもクッキング」 先生の手本を参考にどーもくんが料理を作る。朝・昼・夜の三つ。 ---「どーもくんの不思議てれびヒストリー」 シナリオ中で流れたムービーを見返すことが出来る。 --ザ・バラエティーは、その名の通りバラエティー系の番組が中心で、クイズやアクション等多岐に渡る。 ---「どーも島アクションクイズ」 主にクイズが中心となっているが、内容はこのゲームに関することなので、ある程度全体的にプレイしておかないと難しい。 ---「どーも探検隊 迷宮の秘宝」 迷宮を探検するアクションゲームで、宝物を入手したら制限時間内に脱出しなければならない。 --ホーム劇場は、シューティングやアクションゲームとなっている。劇場ということもあり、他のミニゲームにはないストーリーという点でも楽しむことができる。 ---「剣豪!!みねうちどーも」 「肉じゃがのダンナ」こと浪人どーもが江戸時代の悪を斬るアクションゲーム。3章仕立てになっており、ストーリーのクオリティは高い。 ---「魔女っちたーちゃん」 たーちゃんが主役のシューティング。終盤には意外なボスキャラが。 ---「聖なる館」 ゾンビが徘徊する不気味な洋館からの脱出が目的。クリアだけならすぐに終わるが、洋館の持ち主の手記や隠し部屋など、多くのやりこみ要素が隠されている。 --ミュージックネットワークは音楽番組ということもあり、難易度が若干高めのリズムゲームとなっている。 ---「どーもライブ」 飛んでくる音符に合わせてボタンを押し、曲の終わりまで観客のテンションを維持しなければならない。 ---「どーも交響楽団」 楽譜に合わせてボタンを押し続けて指揮を行う。下手だと音程がめちゃくちゃになる。 ---「どーもベストテン」 遊んだ回数が多いミニゲームを上位10位まで見られる。ランクインしたミニゲームを選択することで、そのBGMを聞くこともできる。 **評価点 -&bold(){ミニゲームが豊富にある} --ミニゲームが中心ということもあり、その番組の数は全部で20(重複やミニゲーム以外を除く)と非常に多い。 ---ジャンルも豊富で、アクションを中心にリズムゲームからシューティングまでバラエティ豊かである。 ---内容も手軽なものからガッツリしたものまで様々で、時間や気分に応じて気軽にプレイすることができる。 -&bold(){手の込んだ作り} --そして、ただ豊富なだけでなく、ミニゲームのひとつひとつが高いクオリティを持つ。 ---特にホーム劇場系は王道ではあるものの、濃厚なストーリーを楽しむことができ、「剣豪!!みねうちどーも」では百人組手という勝ち抜き戦が、「魔女っちたーちゃん」に至っては歌詞付きのオープニングが、「聖なる館」ではどーもくん達のスタッフロールが用意されている作りこみ様である。 ---「どーもライブ」ではどれもオリジナルの曲を使用しているが、いずれも良曲揃いで評価が高い。 --新たな難易度の追加や、ステージ選択機能、タイムアタックといった細かい機能が、一部を除くどのミニゲームにも備わっており、より自由なプレイや更なるチャレンジがミニゲーム単位でできるところも評価に値する。 -&bold(){お助けアイテムや必殺技による優しい難易度} --ショッピング番組でお助けアイテムを購入することができ、どうしてもゲームが難しい場合の救済が用意されている。 ---お助けアイテムは各ミニゲーム毎に豊富に用意されており、購入後も自由に切り替えができる。 ---単なる機能向上だけでなく、キー入力が逆になるといった、プレイスタイルを考慮したものもある。 --必要なタイミングでRキーを押すことで、必殺技が発動するゲームがある。 ---おならによる猛ダッシュや凄まじい投げ方で力士を飛ばすというものであり、演出やSEも相まって非常にシュール。 ---使用すると体力に相当する「肉じゃが」が減るため、多用はできない。 -どーもくんをはじめ、各キャラクターの設定等も破壊されること無く忠実に再現。 -グラフィックはこの時代のGBAとしてはかなり良質な部類。また、BGMも評価の高いものが多く揃っている。ストーリーもきちんとまとまっている。 ---- // 時間帯もあって問題と総評までは頭回らず(2021/11/19 02:00) **問題点 -お助けアイテム使用、未使用の部門別ランキングが存在しない。 --各ミニゲームクリア時にプレイ内容によってランキングが付けられるが、お助けアイテムの設定状況にかかわらず共通のものとなっている。 ---スコアラーや上級者プレイヤーにとっては「やりごたえが無い」と感じることも。 -一部のミニゲームに粗がある。 --「どーもクッキング」は一度手順を覚えれば後は作業ゲー。朝昼夜の違いはメニューだけで、献立が変わるようなランダム要素も一切無く、やりこみ要素が皆無。 --「はたらくどーも」の最高難易度はクリアに必要な時間が長すぎ、ある意味廃人レベル。中断セーブができないため、気分転換に他のゲームを遊びたくなってもクリアまで頑張るか途中で諦めるしかない。 --全ミニゲームをクリアしなくてもエンディングを見ることは出来る。完全クリアにこだわらないのであれば、これらのゲームをやり込む必要は無い。 ---- **総評 ミニゲーム集としても、キャラゲーとしても、充分に遊べる出来となっている。NHKがメインで製作したため、殆ど宣伝広告が打たれなかったこともあり、一部のショップではプレミアがついていることもある。 ---- **余談 -本作同梱のカードや、同時発売された「どーもくんカードeウィンターパック」に収録されたカードはカードeリーダーに対応している。 --オリジナルのミニゲームがプレイできたり、ゲーム中の曲の楽譜を見ることが出来た。 [[参考>https://www.nintendo.co.jp/n08/adoj/card_e/index.html]] --権利の都合か直接的な表現は無いが、時期的に2002年のソルトレイクシティ冬季五輪を意識したような内容である。 --ちなみに本作と連動するわけではなく、カードeリーダー単独でプレイ可能。 //GBAソフトと連動するのはカードe+のほうで、こちらは旧式のカードe -北米圏においてDSiWareに移植、各番組単位で販売されている。

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