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*サンライズ英雄譚2
【さんらいずえいゆうたんつー】
|ジャンル|対戦RPG|&amazon(B00005QHMW)|
|対応機種|プレイステーション2|~|
|発売元|サンライズインタラクティブ|~|
|発売日|2001年12月20日|~|
|定価|8,190円|~|
|判定|なし|~|
//|ポイント||~|
|>|>|CENTER:''[[サンライズ英雄譚シリーズリンク>サンライズ英雄譚シリーズ]]''|

**概要
-『[[サンライズ英雄譚/R>サンライズ英雄譚]]』の続編。本作では『機動戦士Zガンダム』『機動武闘伝Gガンダム』『元気爆発ガンバルガー』『魔神英雄伝ワタル』『天空のエスカフローネ』『ブレンパワード』『THE ビッグオー』の7作品が新たに登場する。
-ゲームの舞台は惑星サンライズ。テラ、クレセント、バイストンウェル、ブレイブ、アストラギウス、ペンタゴナ、グラドス、クラウディアの8つの大陸を主人公達は冒険していく。

**参戦作品一覧
#region
|作品名|備考|
|機甲世紀Gブレイカー|ゲームオリジナル。クラウディア大陸|
|聖戦士ダンバイン|バイストンウェル大陸|
|重戦記エルガイム|ペンタゴナ大陸|
|機動戦士Ζガンダム|テラ大陸|
|装甲騎兵ボトムズ|アストラギウス大陸|
|機甲界ガリアン|クレセント大陸|
|蒼き流星SPTレイズナー|グラドス大陸|
|勇者王ガオガイガー、勇者王ガオガイガーFINAL|ブレイブ大陸|
|機動武闘伝Gガンダム|ロボ戦と等身大戦を両立する唯一の作品|
|新機動戦記ガンダムW||
|戦闘メカ ザブングル||
|太陽の牙ダグラム||
|巨神ゴーグ||
|銀河漂流バイファム||
|機甲戦記ドラグナー||
|絶対無敵ライジンオー||
|元気爆発ガンバルガー||
|天空のエスカフローネ||
|ブレンパワード||
|魔神英雄伝ワタル||
|鎧伝サムライトルーパー|等身大戦闘メンバー|
|獣戦士ガルキーバ|等身大戦闘メンバー|
|勇者指令ダグオン|等身大戦闘メンバー。機体は無し|
|機動戦士ガンダム|機体のみ|
|THE ビッグオー|キャラクターのみ|
|カウボーイビバップ|キャラクターのみ|
|新世紀GPXサイバーフォーミュラ|キャラクターのみ|
|ママは小学4年生|キャラクターのみ|
#endregion


**前作からの追加・変更要素等
-大陸間移動時や戦闘でのダメージで減った母艦の耐久力は自動回復していたが、本作では専用アイテムを使って自分で回復させる方式に変わった。
-戦闘時、一度に出撃できるのは機体の種類に関係なく3機までだったが、本作では機体にサイズの概念を導入。出撃機体全機のサイズ合計数が一定範囲内であれば、何機でも出撃させることができる(機体を出撃させるたびに母艦のエネルギーを消費するので、その点を考慮する必要はあるが)。
-人間ユニットのみで行われる戦闘パートが初登場(特定のイベント時のみ)。『ガルキーバ』『鎧伝サムライトルーパー』『Gガンダム』『ダグオン』がこれに該当する。
-主人公とその妹の顔や立ち絵のグラフィックが新しく描き直されている。特に主人公は同姓同名の別人じゃないかと思えるほどのイケメンと化した。

**問題点
-街中で起こるイベントは大半がそこに到るまでの過程が無く、結果だけを切り取って貼り付けたような感じでしかない。散々行く手を阻んできたはずの敵キャラもあっさりと仲間になる。一応ゲーム中で敵対していたキャラは仲間になる理由が語られるが、いきなり出てきて理由を言って仲間入りとかなり強引である。
--なぜか『機動戦士Ζガンダム』のジェリド・メサとマウアー・ファラオのみ仲間入りの過程がじっくりと描かれている。
-主人公達が戦っている間に各作品の物語も同時進行している。そのため、原作での重要なイベントが台詞や回想だけで片付けられてしまうことも多い。
-前述の母艦の耐久力を回復するアイテムが消耗品。しかも入手できる時期と数が限られているので、無駄遣いをしているとゲームそのものが詰んでしまう。この仕様のせいでゲームの自由度が狭められてしまっている。最も後半になると逆に余るようになるため、よほど無駄な動きをしない限りは自由に動けるようになる。
-本作では、機体は「イベントで入手」「戦闘に勝利して獲得」「戦闘で得られるパーツと交換」「レアショップで購入」のいずれかの方法で入手する。しかし、どの方法も難点があり、機体のコンプリートが非常に難しい。
--「イベントで入手」する機体の場合、ほとんどの機体は仲間が加入するイベントで一緒に手に入る。問題はストーリー上で自動的に手に入る機体だけではなく、寄り道して見れるイベントでのみ手に入る機体も多いこと。ダグラムのように複数のイベントを経てようやく手に入る機体もある。
--「戦闘に勝利して獲得」する機体は、完全にランダムなので欲しい機体がなかなか手に入らない。かと思えば、『ザブングル』のブラッカリィのようにイベントで入手できる上に乗れるパイロットが限られているのにここに含まれている機体もある(ジロン、ラグ、エルチ、ティンプの4人)。当然パイロットの人数を超えたら無駄になるが、売却もできない。また、機体の改造(例:ビルバインを迷彩カラーに改造)には専用のパーツが必要なのだが、それもこの方法でのみ入手できる。
---オリジナル機体である「GT-A」は改造によって「GT-B」~「GT-X」(Fは欠番)と多彩なロボットに変化する。しかし、GT-A自体がレアショップでしか購入できない上に、前述のパーツ入手性の悪さによって全機を揃えるのは困難である。
--「パーツと交換」と「レアショップ」は単純に発生する確率が低い。発生しても前者はパーツ、後者は資金を十分に持っていないと意味がない。序盤はパーツを売却しないと資金が手に入らないので、イベントが発生したのに足りないという事態がよくある。
-『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』が完全に空気。戦闘に参加できず、仲間になるイベント以外のイベントが存在しない。おまけに彼らが仲間になる章は等身大戦闘パートが終わる章でもあり、クリアすると等身大戦闘メンバーのイベントが発生しなくなる。そのため、先にそちらをクリアした場合、登場時に彼らと絡んでいたキャラクターは&bold(){仲間になる事すらできなくなってしまう}。
--同じく非戦闘作品である『ママは小学4年生』は等身大戦闘パートにおける「囚われのお姫様」ポジションを与えられている上に日常パートでもちょくちょく登場する。この扱いの差は一体・・・。
-作品毎の機体数が非常に偏っている。マイナーな機体まで網羅されている作品もあれば、パイロットはいるのに専用機が存在しない作品、専用機どころか機体が参戦していない作品まで存在している。
--『勇者指令ダグオン』『THE ビッグオー』『カウボーイビバップ』は機体が存在しない。ダグオンはダグテクターを装着して等身大戦闘に参加できるのでまだいいが、ビッグオーとビバップの面々は&bold(){二周目以降に他作品の量産機に搭乗可能}という中途半端な救済措置がとられている。ビッグオーは整備をするイベントと一枚絵が用意されているので開発が間に合わなかったのだと思われる。
--『新機動戦記ガンダムW』のトレーズ・クシュリナーダとゼクス・マーキス、『機甲戦記ドラグナー』のマイヨ・プラートの3名は初登場からしばらく経った後に敵の情報と共に仲間になるという重要な扱いをされているのにも関わらず、&bold(){誰一人として愛機に乗ってこない}。複数のモビルスーツから選択して乗れるトレーズとゼクスはまだいいが、『ドラグナー』のメタルアーマーは強力な機体が全て専用機なため、マイヨが乗れるのは弱い機体のみである。
-等身大戦闘パートが色々と中途半端な出来になっている。
--等身大戦闘パートは本編のストーリーとは関係ない場所に寄り道しないと発生しない上に、発生するタイミングも限られている。にもかかわらずゲーム中では一切のヒントが無い。『獣戦士ガルキーバ』はこのパートにしか出ないので、普通にプレイすると一度も見ないまま終わってしまうことも。『サムライトルーパー』と『ダグオン』の面々も本編ではチョイ役である。
--ロボットの戦闘では3Dアニメーションが表示されるのだが、等身大戦闘では一枚絵が表示されるだけの手抜き仕様。必殺技を使っても絵のサイズが変わるだけなので、原作を知らないとどんな技なのかが全く分からない。
--Gガンダムのキャラクターで等身大戦闘に参加できるのはドモンとサイ・サイシー、東方不敗のみ。一応残りのメンバーは母艦を守るために待機していると語られはするが、全員で向かったはずの最終決戦でも参加できない。
--最終決戦は連戦であり、一敗でもしたらゲームオーバー。途中セーブポイントを思わせる台詞があるが、僅かな会話の後に次の戦闘に進んでしまう。
--等身大戦闘パートの母艦は&bold(){主人公の運転する車}。母艦としては非常に弱く、援護攻撃やアイテムの使用もできない。さらに敵の物量が凄まじいため母艦への攻撃を防ぐことが困難で、等身大戦闘パートの高難易度に拍車をかけている。

**賛否両論点
-様々な勢力に所属する名無しの一般兵が仲間になる。彼らは出展元の作品の機体であればそれが専用機でない限り何にでも搭乗できるため、ウイングガンダムゼロカスタムなどのエース機に乗せる事も可能。ティターンズ兵とエゥーゴ兵とアクシズ兵のように本来敵対している兵達を同じ部隊で使うというお遊びもできる。しかし、一般兵故か人数が多く、乗れる人間が多い機体だと部隊編成の際にパイロット候補が彼らで埋まって非常に煩わしい。
-本作は一応前作の続編なのだが、雲海クラウドストリームの作用によってキャラクターは前作の記憶を失っているという設定。そのため、前作との繋がりを匂わせるイベントは少ない。よってこのゲームが英雄譚シリーズ初プレイでも気にせずプレイできるが、一方で前作からプレイしているプレイヤーには物足りなくなっている。

**評価点
-ガンバルガーや龍神丸などの、戦闘時の必殺技CGアニメの完成度が高い。
-全編フルボイス。戦闘時のみならず、日常パートでもキャラクターが喋る。
-一部のイベントには台詞と共に一枚絵が用意されており、クロスオーバーをより感じさせるようになっている。「『Gガンダム』の東方不敗に鍛えられる『レイズナー』のアルバトロ・ナル・エイジ・アスカ」や、「リエ・アカツキ(主人公の妹)と『ブレンパワード』の宇都宮比瑪(うつのみや ひめ)と『天空のエスカフローネ』の神崎ひとみのお茶会」など、今作でしか見られないイラストが多数存在する。
-スパロボでも難しいようなドリーム部隊を編成する事が可能。「オール主人公部隊」や「オール名無しの一般兵部隊」、前述の通り敵キャラもどんどん仲間になるので「主人公&ライバル部隊」、「オール敵キャラ部隊」など。
-機体には「地上」「対空」「飛行」の3タイプがあり、ジャンケンのような関係になっている。しかし、苦手な属性を相手にしても苦しくなるだけで詰んでしまうわけではないので、あまり気にせずにチームを自由に編成可能。もちろん考慮した方が強くなるのは言うまでもないが。
-基本的に大陸を持たない作品は原作のエピソードを再現されることはない。しかし、『新機動戦記ガンダムW』のトレーズ・クシュリナーダが持つ文化の香りに『戦闘メカ ザブングル』のエルチ・カーゴが憧れたり、『THE ビッグオー』のロジャー・スミスが『重戦記エルガイム』のリィリィ・ハッシーに雇われて主人公と交渉に来たりと、キャラクターの設定を生かしたイベントが多数存在。全くイベントに絡まないキャラクターもほとんどいない。
-同じ声優のキャラクター同士が絡むシーンが複数存在。フルボイスなので声優の演じ分けを堪能できる。中には同じ声優だと分からないほど演じ分けている人も。
-各大陸でのエピソードが始まる前には、その大陸の作品に応じて原作風の次回予告が入る。

**その他
-ゲーム内容の都合上か、人外の敵は『サムライトルーパー』の阿羅醐(アラゴ)軍とオリジナルのミーディエイターのみ。『ガオガイガー』のゾンダーやソール11遊星主、『Gガンダム』のデビルガンダムなどは登場しない。エルドランシリーズの敵とはゲーム中で停戦協定を結ぶことになる。
-ラスボスに人望が無い。敵キャラの大半は「ラスボスのことが気に入らない」もしくは「ラスボスにこの惑星を荒らされてはたまらない」という理由で仲間になる。最終的に残るのは『ダンバイン』のドレイク・ルフトと『エルガイム』のオルドナ・ポセイダルのみで、この両者は従っているのではなく利用し合う関係である。
--ラスボスはミーディエイターの力を借りて気候操作や死者の蘇生といった超常的な力を得ているのだが、肝心の「ミーディエイターとは何か」については一切明かされない。
-本作オリジナルのMSとして「シャア専用ガンダムMk−II」「シャア専用百式」「シャア専用Zガンダム」「クワトロ専用Zガンダム」「アムロ専用ガンダムMk−II」が登場する。
--本作にはティターンズカラー、エゥーゴカラー、アムロ専用、シャア専用の4種類のガンダムMk-IIが登場するが、なぜかシャア専用のみスーパーガンダムになれない。
-ガンダムシリーズの乗り換えが少々ややこしくなっている。『機動戦士Ζガンダム』と『新機動戦記ガンダムW』は相互に乗り換えが可能、『機動武闘伝Gガンダム』は乗り換え不可(2週目からはGガンキャラのみ可)、『機動戦士ガンダム』の機体には全てのガンダム系パイロットが搭乗可能。
-阿羅醐の担当声優であった笹岡繁蔵氏は鬼籍に入ってしまったため、銀河万丈氏に変更されている。

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