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G.Gシリーズ - (2012/07/16 (月) 11:43:43) の編集履歴(バックアップ)


このページではニンテンドーDSi配信ソフト『G.Gシリーズ』と、G.Gシリーズのゲーム集にあたるニンテンドDSソフト『G.Gシリーズコレクション+』の紹介をしています。



G.Gシリーズ

【じーじーしりーず】

ジャンル (下記参照)
対応機種 ニンテンドーDS
(DSiウェア)
発売元 ジェンタープライズ
開発元 朱雀
発売日 (下記参照)
価格 各200DSiポイント
ポイント 温故知新なレトロ風味の2Dゲーム達
小粒ながらも地味に完成度が高い

概要

  • ジェンタープライズ発売、朱雀開発によるニンテンドーDSiの配信ソフトシリーズにあたる。どの配信ソフトにもゲームタイトルに必ず「G.Gシリーズ」という冠が付く。
  • G.Gとは本シリーズのコンセプトである「GameらしいGame」の意味であり、配信ソフトのいずれも「シンプルで分かりやすい」をモットーとした2Dゲームで統一されているのが特徴。
  • 配信ソフトはすべて一人プレイ専用。操作はほぼ十字キー/ボタン操作となる。

配信ゲーム一覧

発売日 ゲームタイトル ジャンル
2009年8月19日 Energy Chain パズル
コンベアこんぽう
2009年9月16日 Z・ONE シューティング
Wonder Land
2009年10月14日 超ヒーロー皇牙 アクション
忍カラクリ伝
2009年11月18日 TETSUBOU スポーツ
ドリフトサーキット
2009年12月9日 BLACK×BLOCK パズル
2009年12月16日 Vertex
2010年1月6日 DARK SPIRITS シューティング
2010年1月13日 D-TANK
2010年2月10日 ASSAULT BUSTER アクション
2010年2月17日 ドリリング アタック!!
2010年3月10日 THROW OUT スポーツ
2010年3月17日 EXCITING RIVER
2010年6月23日 Z・ONE2 シューティング
2010年8月25日 超ヒーロー皇牙2 アクション
2010年9月8日 忍カラクリ伝2
2010年10月13日 ドリフトサーキット2 スポーツ

※色枠のタイトルはDSi配信限定ゲーム。

特徴

  • 概要でも述べた通り、本シリーズの配信ソフトはすべて「シンプルで分かりやすい2Dゲーム」として製作されており、極力複雑さを廃した作りとなっている。
    • 例えるならば「80年代のアーケードかファミコンのゲームを彷彿とさせる」というべき内容であり、昭和世代にとっては懐かしさを覚えるだろう。
  • 地味ながらも何度でもプレイしたくなる完成度の高さを持ち、決して安かろう薄かろうな手抜きではない。
    • DSiの容量では決して多いものは詰め込めないが、それ故に「その少ない容量で最大限のゲームの面白さを入れられるか」という開発スタッフのアイディアが垣間見れる。
    • 「複雑さを廃した小気味良い操作性」「単純明快ながらもプレイヤーの腕前がそのまま反映されるゲーム性」といったゲームの原点に振り返った様な楽しみが詰まっている。
    • ソフト単体のボリュームとしては拭いきれない小粒さではあるが、「同じステージで敵配置を変える」などの流用でボリューム不足を感じさせにくくさせているレトロゲーム的なフォローがなされている。
  • グラフィックやBGMに関しても良い意味でレトロ風味で味わい深い。
    • 視覚的にわかりやすく、かつしっかりと書き込まれたグラフィックと、雰囲気の合ったBGMの数々は優秀であり、良い意味でのレトロワールドが堪能できる。

総評

  • 様々なDSiウェアの配信ソフトの中でも「明確にプレイヤーに楽しんでもらおう」という意気込みを感じるシリーズであり、懐かしさと感じさせつつも熱中できる面白さを持っている模様。
  • 本作と類似したコンセプトを持つソフトとしては同じDSの『ゲームセンターCX 有野の挑戦状/同2』があるがこちらの評価も高い。上質なレトロゲームは今プレイしても十分通用する事の証明であろうか。

G.Gシリーズコレクション+

【じーじーしりーずこれくしょんぷらす】

ジャンル ゲーム集
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 ジェンタープライズ
開発元 朱雀
発売日 2010年5月27日
価格 5,040円(税込)
ポイント シリーズソフトをオリジナルも含め全30タイトル収録
ゲームとしては上質だが無視できない問題も…

概要

  • 上記のG.Gシリーズのうちの16タイトルと、オリジナルのG.Gシリーズ14タイトル、総計30タイトルを収録したDSソフト。
  • 本作も一人プレイ専用。操作はほぼ十字キー/ボタン操作となる。

収録ゲーム一覧

ゲームタイトル ジャンル
超ヒーロー皇牙 アクション
忍カラクリ伝
ASSAULT BUSTER
ドリリング アタック!!
The Last Knight
Variable Arms
ウィッパーの大冒険
隠れ忍者影丸
ALL BREAKER
にょっき
D-TANK シューティング
DARK SPIRITS
Z・ONE
Wonder Land
Shadow Army
Score Attacker
ハリセンBON!
THROW OUT スポーツ
ドリフトサーキット
TETSUBOU
EXCITING RIVER
RUN
宇宙レース!!
エアピンボールホッケー
BLACK×BLOCK パズル
Vertex
コンベアこんぽう
Energy Chain
ベクトル
勇者パズル

※色枠のタイトルは本作オリジナルゲーム。

本作の要素

  • ナビゲートキャラの表示。
    • ナビゲートキャラ(女の子)の容姿をゲーム内に表示できる。
      • ナビゲートキャラは下記のパーツ購入で様々なバリエーションの容姿にカスタマイズできる。
  • GP制の導入。
    • ゲームをプレイし終える度に「GP」というお金に該当するポイントが貰える。
      • これを溜め込んで下記のアンロック解禁やカスタマイズを行う事でゲームの幅が広がる仕掛けとなっている。
      • 特定条件を満たしてゲームを終えると通常よりも多いGP値がボーナスとして得られる。但し、一度発生させたボーナスは次回プレイで満たしても貰えなくなる。
      • 初期ボーナスとして、ゲーム開始時からGP値がある程度溜まった状態となっている。
    • アンロックゲームの解禁。
      • ゲーム開始時では4タイトルのゲームしかプレイできず、アンロックされたゲームは溜めたGP値と引き換えに解禁する必要がある。
    • パーツ購入。
      • GP値と引き換えにパーツを購入する事で、ナビゲートキャラの表情や服装をカスタマイズできる。
  • その他の要素
    • オムニバス収録に伴い、ゲームセレクト画面からプレイしたいゲームを選べる。画面には「アクション」「シューティング」「スポーツ」「パズル」のジャンル分けがされている。
    • 一部のゲームではDSi版にはなかった、以前プレイした最高到達地点までのステージセレクトが可能となった。

特徴

  • ボリューム面では申し分ない出来。
    • 個々のクオリティで見ても馬鹿にできないゲームが30タイトルも入っている点は素晴らしい。
      • 未だに本作でしかプレイできないタイトルも多く、DSi版をすでに購入しているプレイヤーにも必見な作品となっている。
      • 1つのタイトルを200円に換算すると「30タイトル × 200円 = 6000円」となるソフトが5,000円近くで購入でき、約1,000円近くの値下げ価格で購入できる。
      • それに加えてナビゲートキャラのカスタマイズ要素の加えるとなお美味しい。ナビたんが鼻につかない程度の萌え可愛さなのも嬉しいところ。
      • 今では中古でより安く購入できるチャンスである。さらには「SDカードの容量を食わずに済む」「無印DSでもプレイできる」というメリットも持つ。
  • 露骨なまでの時間稼ぎの強要。
    • 個々のゲームとしては面白いが、アンロック解禁を目指すとなると一気に苦行が圧し掛かる
      • 本作において1つのゲームをアンロック解禁するのに必要なGP値は30000GPだが、1プレイあたりに稼げるGP値は大体100~500GP位となる。
      • すなわち、500GPを稼ぎまくる計算だと「30000GP ÷ 500GP = 60回」と、相当なプレイ回数をこなさなければならない事となる。
      • 特別ボーナスだと大目のGP値が入手できるが、二度とそれは入手できないのでプレイ回数の負担はあまり軽減されていない。
      • レビューサイトによる批判の大半がここに集中しており、「ゲームが面白いのに何故こんな悪質なクソゲーみたいな足かせをさせるのか?」と非難がされている有様である。
      • 一応はとあるゲームで安易なGP値稼ぎができる裏技的要因で負担が緩和される報告が聞かれている。にしたって、このGP値制度はやりすぎであるが…。
      • また、GP値はゲームのアンロック解禁以外にもナビゲートキャラのカスタマイズにも必要となる。こちらも種類が相当豊富で嬉しいが、それはそれで問題である訳で…。
  • フリーズバグ疑惑。
    • レビューサイトによると「結構な割合でフリーズを起こす」という報告がされている(DS本体との相性問題かもしれない)。

総評

  • DSにはミニゲーム集ソフトが多く存在するが、本作は「個々のゲームが安易な余興だけで終わっていない」本当の意味で上質なゲーム集となっている。
  • それだけ「末永くプレイできる」と「長くプレイさせる」の意味合いを履き違えたGP値の概念は非常に残念で惜しいところ。