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バーコードワールド - (2013/10/03 (木) 22:44:17) の編集履歴(バックアップ)
バーコードワールド
【ばーこーどわーるど】
ジャンル
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RPG
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売元
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サンソフト(サン電子)
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開発元
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サンソフト(サン電子) エポック社
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発売日
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1992年12月18日
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定価
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7,200円
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分類
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クソゲー
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ポイント
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ただ戦い続けるだけ すぐ逃げる敵 バトルBGMが鬱曲
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概要
エポック社から発売されヒットした電子ゲーム『バーコードバトラー2』(以下「BB2」)と連動するソフト。BB2とファミコン本体を付属の専用接続ケーブルで繋ぎ、BB2で入力したバーコードデータをソフトに転送する。
特徴
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ソフトは、BB2の対戦をそのままビジュアル化した対戦モードと、RPGであるシナリオモードの2つがプレイできる。
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ただし、いずれのモードも最初にBB2を用いてデータ入力を行う必要があるため、BB2がないとプレイできないとパッケージに明記されている。中古で接続コードなしのソフトを購入した場合、対戦モードはおろかシナリオモードでの新規データプレイも不可能となる。
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シナリオモードは20種類の面からなっている。敵のいる星で戦闘を行い、勝利すると次の星へ進める。そしてマップの最奥部にある星でボスを倒すと、その面はクリアとなる。全ての面をクリアすると、最終ボスの待つ隠し面へと進める。
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仲間は2人でスタートするが、最終的には8人まで登録できる。ただし戦闘は常に1対1で行われる。
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お金は登場しない。アイテムは各マップに1箇所ずつある宇宙ステーションで、BB2を用いてバーコードを入力する事で生成できる。
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経験値も存在しない。敵を倒すとパラメータがランダムでアップする。
問題点
シナリオモード
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どの面もボスへの道は1本道。さらに特定の面をクリアするとデモが入るぐらいで、他にイベントは何一つない。ただ「敵を倒して次の星へ」を繰り返し、「ボスを倒して次の面へ」。これだけである。単なる作業であり、何の面白みも無い。
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ダンジョンもトラップも分岐点も選択肢も一切なし。敵との会話も無い。
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しかも、敵の行動も数パターンしかない。その上、こちらが強くなると敵はすぐ逃げる。逃げられるとこちらがその星から追い出されるので、倒すまで何度も戦いを挑まなければならない。逃げられないように祈るしかない。
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一応最終面以外の面は好きな順から攻略できるのだが、先の面程敵が強くなるだけなので選択の余地はほぼ無し。またどの道最終面に行く為には全ての面の全ての星の敵を倒さなければならないので、自由度も何も無い。
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味方のどのパラメータが成長するかは敵ごとに決まっているらしく、バランスも何もなく同じ能力値ばかりが上がり続けるという事態が頻繁に起こる。その為どれか1つの能力だけが極端に高いキャラクターが誕生してしまいやすい。
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また、途中で新たに登録した仲間は、補正も何も付かない低い能力値でパーティに加わるため、1面から育て直さなければならない。最終的には味方を1人に絞って無双するのが手っ取り早い。
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職業はBB2同様、戦士と魔法使いが存在する。BB2では、魔法使いは武器と防具を使えない代わりに魔法を使えるというバランス取りがなされているのだが、本作のシナリオモードでは魔法使いも平気で武器防具を装備できる。つまり戦士は用なしである。
その他
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戦闘時のBGMは1種類のみ。対戦でもシナリオでもボス戦でも同じ、陰鬱な曲。聞いていると気が滅入ってくる。
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フィールドの曲はなぜか意味もなく2種類ある。平和で呑気な曲なのだが、主人公達の基地が敵に襲われて壊滅するというデモの中でも流れる。
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対戦モードでは、BB2でのバトルに存在する「守護星」が表示されない(存在しない?)。
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SFC版の『バーコードバトラー戦記』では、陸・海・空の「地形」という概念に置き換わっている為問題は無い。別の問題は発生しているのだが…これに関しては当該項目を参照のこと。
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戦闘画面の右下には、「HPタイマー」というランプがある。HPが減ってくると点滅が激しくなるのだが、実は減り具合は無関係で、元々HPの低いキャラは最初から激しく点滅している。そもそもHPは敵も自分も画面に表示されているので何の意味も無い。
評価点
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BB2に登場する敵味方合わせて140種類のキャラクター全てが、グラフィックとしてゲーム中に登場する。
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とはいえ前述の通り、セリフはまったく喋らないのだが。
総評
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本作を一言で表すと、「バーコードバトルをFCでできるようにすることだけで力尽きたソフト」となるだろう。RPGとしてはもうガタガタで、プレイヤーのことなど眼中にないかのようだ。
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当時BB2をプッシュしていた『月刊コロコロコミック』は、本作についても発売前は特集記事を組んでいたものの、肝心の内容自体が薄いものだから紹介できるネタが少なく、ショボさが見え見えだった。そして発売後は1度触れただけで、以後はまったく扱わなくなった。