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魔神少女 -Chronicle 2D ACT- - (2015/04/17 (金) 17:16:21) の編集履歴(バックアップ)


魔神少女 -Chronicle 2D ACT-

【まじんしょうじょ くろにかる つーでぃー あくしょん】

ジャンル 2Dアクション imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
対応機種 ニンテンドー3DS (ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
メディア ダウンロード専売ソフト
発売元 フライハイワークス
開発元 INSIDE SYSTEM
発売日 2014年8月6日
定価 400円
判定 良作
ポイント 400円と思えない作り込み
歯ごたえがある難易度
豊富なやりこみ要素


概要

同人サークルである『INSIDE SYSTEM』が制作・開発したゲーム。
魔を司る神『ジズー』を操作して、魔力の源の鉱石『シェガー』消失の謎を追うという2Dアクションゲーム*1
キャラクターデザインは『ガイストクラッシャー』のHi-GO!氏、音楽は『メルティブラッド』の来兎氏が担当している。

基本システム

  • 基本的には『ロックマン』のアクション要素に『グラディウス』の強化システムを足した物となっている。
    • 敵を倒すと『トレース』を入手し、強化したい部分までゲージが溜まったら『インストール』を行い、強化できる。
    • インストール方法のオプションも決められ、完全自動化のオート・自動だが任意でも可能のセミオート・完全任意のマニュアルの3つから決められる。
      • ゲージに溜まった『トレース』は、ダメージを受けると少し失ってしまうが、蓄積した分はそのままとなっている。
    • 蓄積された方のトレースを消費して、キャラクターの強化ができる。ストックやライフを増やす、獲得出来るトレースの数が増えるなどどれも有用性が高い。
  • 各ステージのボスを倒すと、ボスが使用した武器を獲得できる。そのボスの弱点武器だと、与えるダメージが大きくなる。
    • 各ボスの武器もトレースを消費して強化ができる。
  • 各ステージには2つの純色のシェガーが隠されており、隠されている場所を攻撃したり、ジャンプしたりすることで現れる。
    • 獲得すると、それぞれの能力をさらに一段階上に強化させることが可能となる。
    • 一部、特定の条件で獲得できる純色のシェガーも存在する。
  • 難易度はイージー・ノーマルのいずれか。高い難易度でプレイしても、途中で下げることも可能。
    • 一度クリアすると、最高難易度である『ルナティック』が追加される。

評価点

  • 全体的に作りこみが細かい
    • 400円で配信されているが、作りこみがよい。「これで400円?」と言われている程である。
    • ドットが丁寧に書き込まれており、よく動く。どの敵も全体的に可愛らしいものばかり。
      • 細かいところでは、水が流れているところに立っていると、頭の上に流れてくる。
    • ゲーム中で使われているBGMも良曲が多い。
    • その他、ダメージを受けた際にトレースが大量にばらける演出はあるが、それによる処理落ちは全く感じられない。
  • 歯ごたえがある難易度
    • 難易度は基本的に、難しめに調節されている。開発者曰く『自分がやって歯ごたえがある感じに調節した』とのこと。
      • イージーにすると敵の体力が少なく、敵の攻撃手段が減り、かなり簡単になる。
    • 前述のとおり、難しい難易度を選んで苦戦しても、途中で難易度を下げることが可能。ただし、一度下げた難易度は二度と元に戻せない。
  • やりこみ要素が豊富
    • 様々な実績が存在し達成すると、キャラクターやステージの設定イラスト・制作者からのコメントを閲覧することができる。
      • 実績の内容は、各ボスをノーダメージで倒すなど簡単なものから、ノーミスや規定数のダメージ以下でエンディングに行くなど、上級者向けの内容もある*2
    • ステージクリア時のタイムも記録され、そのステージを短い時間でクリアするタイムアタックとしてもできる。
    • エンディングに到達したり、実績をアンロックすることで『シェガーの欠片』を獲得できる。これらは、シェガーショップで特典や追加要素と交換できる。ポーカーで運試しをして、一気に増やすことも可能。
      • シェーガーショップから買えるものは、ライフの上限を増やす・無敵時間の延長・自機の速度アップなどプレイをサポートするものから、一回でもダメージを食らったらミスする『デンジャラスモード』などのマニアックなものも。もちろん、各種データが見れる図鑑やミュージックボックスなどのおまけ要素も購入できる
    • 一度エンディングに到達すれば、隠しキャラが追加される。武器性能や各純色のシェガーが隠されている場所もジズーと異なっており、新しい感覚でプレイできる。
      • 通常攻撃の射程距離が短く、ジズーと同じような感覚で攻略しようとすると苦戦する。

問題点

  • 最高難易度『ルナティック』の凶悪さ
    • 敵の動きが倍速になったばかりでなく、一発でも攻撃を食らうとそれまで蓄積していたゲージが全て無くなってしまうので『インストール』が非常にやりにくく、終盤のボスラッシュではそれが顕著。
    • とは言え、ボス毎に対策は存在し、あるボスに至っては密着して戦えばほぼノーダメージに押さえ込めるため、見方を変えればいかに戦い慣れているか、どのような順序で倒していくかというプレイヤーの腕前が試されているともいえる。
  • 実績の仕様
    • 規定回数以内のダメージでエンディング・ノーミスでエンディングの2つの実績は、途中でステージを抜けても回数にカウントされてしまう。つまり、なかったことにすることができない。
      • そのため、実績を達成できなくなった場合は、もう一度最初からやり直す必要がある。
    • 例外として各ボスをノーダメージでクリアするという実績は、ミスしてリトライ後でもノーダメージなら達成は可能できる。
  • ステージのタイムに関する問題点
    • ステージのタイムは、ファイル毎にしか記録されない。難易度や前述の特典のパワーアップのサポートの関係もあるため、仕方ないとも思われる。
    • ステージ内でミスしてもタイムは継続されてしまうため、タイムアタックしたい時は不便である。ミスしたら、ステージを抜けて再度選び直して再開する必要があるので手間がかかる。
    • 武器選択画面が出ていても、お構いなしにタイムが経過する。
  • バグの存在
    • 現在では更新データで改善されてはいるが、壁にはまって動けなくなってしまうなど、バグが存在していた。
    • あるステージに入り途中で抜けた後に、特定のステージを選択するとフリーズしてしまう。こちらは、現在でも発生してしまうので注意。
  • 敵の倒した数が一定数に達すると、それ以上は数が表示されなくなり、どれだけ倒したのかという確認ができない。

総評

アクション初心者から上級者まで、幅広い層におすすめできるアクションゲーム。多少難しい部分はあるものの、誰がやっても楽しめる内容になっている。
400円と言う低価格ながらも、その値段以上の内容なので、やってみるのも悪くはないだろう。

余談

  • 2014年9月頃の3DSのダウンロードランキングでは、任天堂の3DSLL本体の購入時に手に入る無料DLキャンペーン等の強豪がひしめく中、ほぼ無名ながらにランキング5位に入るという実績を残している。
  • 公式ではファンが盛り上がりそうなイベントを多数用意していた。
    • 本作配信後にTwitterでのキャンペーンやイラストコンテストが開催されていた。
    • 設定資料付きサウンドトラック、イラスト集が発売。
    • 各キャラクターとステージをデザインした、3DSのテーマが配信。後に、イラストコンテストのイラストを使用した3DSのテーマも配信された。
  • 続編にあたる『エピソード2』の制作が2014年12月に発表、それに合わせてザコキャラコンテストを開催していた。