【ろっくまん】
ジャンル | 横スクロールアクション | ![]() |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
メディア | 1MbitROMカートリッジ | |
開発元 | カプコン第二開発室 | |
発売元 | カプコン | |
発売日 | 1987年12月17日 | |
定価 | 5,300円 | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2008年7月29日/500Wiiポイント 【3DS】2012年7月18日 【WiiU】2013年6月12日/上記共に500円 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
ショット重視アクションの金字塔 骨太過ぎて違う意味でも伝説的 高いアクション性と戦略性を兼ね備える パスワードコンティニュー機能無し |
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ロックマンシリーズ |
西暦200X年。
工業用人型ロボットが人間社会に普及し、人間とロボットが仲良くしていた時代。
ある日、ロボット開発の第一人者である科学者「Dr.ライト」が手掛けた6体のロボットが次々に暴れ出したのだ!。
犯人は悪の天才科学者「Dr.ワイリー」。彼は6体のライト製ロボットと無数の小型ロボットを配下とし、世界征服を狙っていたのだ。
ライトのもとに残ったのはお手伝いロボットの「ロック」と「ロール」だけ。
ロックは兄弟を救う為、ワイリーの野望を防ぐ為に、ライトに自分を戦闘ロボに改造してもらうよう願う。
平和を愛するライトは渋々ながらこれを承知、ロックを戦闘ロボへと改造した。(*1)
かくして生まれた「ロックマン」の、正義の戦いが幕を開ける。
『ロックマンシリーズ』の第1作であり、ファミコン初期にして後世のゲームにも多大な影響を与えた横スクロール・アクションの旗手。
未来の世界を舞台に、少年型ロボット・ロックマンと悪の天才科学者Dr.ワイリーの戦いを描く。
後のシリーズ作品の多くに受け継がれる主な要素は、以下の通り。
本作固有の特徴
+ | 本作のボスと特殊武器 |
とはいえ、このような難易度の高さは逆に本作の魅力としてプレイヤーを惹きつける要素ともなっており、必ずしも問題点とは言えない。
コンティニューはステージ毎かつ無制限であるため、まさしくシリーズの特徴である典型的な「ミスを繰り返して覚える」を体現したシステムと言う事もできる。
初代作品ゆえ、ところどころ「粗」は目立つが、操作性・アクション性・ステージ構成・グラフィックなど、いずれも当時のアクションゲームの水準を越えて抜きんでた質の高さを内包しており、十分に高い完成度でまとめ上げられている。
独自色を出すべく工夫を凝らしながらも、第一作目ということで当時はあまり売れなかった。しかし続編以降、本作で確立されたゲーム性に更なる磨きをかけて完成度を高めながら、ボスキャラデザインの一般公募を恒例行事として行うなどのイベントも相まって徐々に人気を高めていき、カプコンの看板タイトルとして順当に成長していくことになる。
移植・リメイク版では総じてセーブ機能が追加されているので、今から本作を始めるのなら移植版でのプレイを推奨。
+ | 閲覧注意 |
*1 これは『4』において明らかにされた設定であり、初代の説明書においてはライト博士が自らロボット回収を目的としてロックマンを改造している。
*2 本作の説明書には「6体のロボットの心臓部分を回収するのだ!」と記載されているため、それに該当するものだと思われる。
*3 容量の都合によるものであり、当初は8ステージを想定していた。リメイク版である『ロックマン ロックマン』では、当初登場予定であったボスとは異なるものの、新しくボスが2体追加されている
*4 ただし、同じステージでこのボールを100個以上取得しても、加算されるのは99個分までである。
*5 「エアーマンが倒せない」と同じ作者が、このことをネタにした「クリアまでは眠らない」という動画も作られた。
*6 『ロックマン8』ではこの方式に戻っている
*7 振動によりしばらく動けなくなる演出で、基本的に対ガッツマン戦専用のリアクションだと思われがちだが、実は後述するマグネットビームに乗った状態で敵からダメージを受けた際も同リアクションが見られる。
*8 ロックバスターでも(シリーズでも最大の)3ダメージを与えられ、かつ固有武器の攻撃力が低い。
*9 その内の一体が『X5』に登場した「シャドーデビル」であり、戦闘BGMは本作のアレンジになっている。
*10 リメイク作の『ロックマン ロックマン』ではサンダービームでブロックを壊せなくなり差別化された。
*11 前者はインパクトマン、後者はバウンスマンに変更されている