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マリオパーティ3 - (2017/05/12 (金) 23:03:39) のソース

//文章量の割に小見出し(***)が多く目次が長く見辛くなってしまっていたため削除(2017/4/12)
*マリオパーティ3
【まりおぱーてぃすりー】
|ジャンル|パーティゲーム|CENTER:&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61FTUkdPwSL.jpg,height=200)|
//画像が死んでいたため復帰(2017/4/12)
|対応機種|ニンテンドウ64|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|ハドソン&br;シーエイプロダクション|~|
|発売日|2000年12月7日|~|
|定価|5,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1~4人|~|
|セーブデータ|3個(フラッシュメモリ)|~|
|周辺機器|振動パック対応|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|マリオパーティシリーズ3作目&br;ミニゲームをすべて新作に総入れ替え&br;デイジーとワルイージが初参戦|~|
|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
マリオパーティシリーズ第3弾で、ニンテンドウ64で発売された最後のマリオパーティ。~
基本的なシステムは前作(『[[マリオパーティ2]]』)と同様だが、これまでの反省を活かした内容となっている。~
累計売り上げは前作に続き100万本を超えた。

本作では前作と同様のスターを集めた数を競う「バトルロイヤルマップ」と、それとは異なるルールで1対1で対戦する「デュエルマップ」の2つのボードゲームを搭載。~
また、収録されているミニゲームは70種類すべて新作となり、過去最大のボリュームとなった。

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**評価点
&font(b,16){世界観}
-本作のストーリーは「1000年に一度産まれるといわれるミレニアムスターがマリオたちの世界に降ってきて、マリオの住む世界がおもちゃの世界に変えられたので、元に戻してもらうためにミレニアムスターの持ち主を決める」という設定。
--それにより、マップやミニゲームの背景もとびだす絵本のような世界観になり、これまで以上にかわいらしい画面となった。


&font(b,16){ボードゲームの改良点・新要素}
-前作までは、プレイするターン数の設定が最低20ターン、中間の35ターン、最長50ターンの3択のみだったが、今作からは10ターンから50ターンまで5ターン刻みで選ぶことができるようになり、自分の遊べる時間に合わせて設定しやすくなった。

-ルールの設定時に最初から所持しているスターの数(ハンデ)を設定できるようになり、全てのプレイヤーが平等に遊べるようになった。
--上級者の楽しみとして、COMに設定してハンデ戦をすることも可能。

-「2」で初登場したアイテムのシステム見直し。これにより、シリーズにおける基本的な部分が完成された。
--アイテムが3個まで持てるようになり、状況に応じて多彩な戦略が可能に。
--多くのアイテムの値段は前作の半分程度に。気軽にアイテムが入手できるようになり、自由度がアップ。
--ちなみに、本作ではアイテムショップが2種類になった。キノピオは主にプレイヤーを有利にするアイテムを、ミニクッパは主にライバルを邪魔するアイテムを売ってくれる。
---普通はどちらかランダムで登場するが、マップのどの場所でもアイテムを買える「かいものでんわ」というアイテムを使えば自身で指定できる。

-マップは非常に良く作り込まれている。いずれも完成度が高く、本作の面白さを裏付ける要因の一つになっている。
--プレイヤーの選択によってゲームの展開が左右される場面が多い。多彩な戦略からゲームを進める事を可能にしており、ユーザーの自由度を高めている。
---例えば、ステージ中には二箇所の行き止まりが設置されており、これによって自分が止まるマスをある程度コントロールできる。
---後述のアクションコマンドは成功と失敗によって移動する場所が異なるのだが、敢えて失敗する事も出来るため、「好きな場所に移ることのできるイベント」として活用できる。
---本作の?マスは、すべてのマップで特定の場所に集中して配置されている。これにより「能動的にハプニングスターを狙う」といった戦略も可能になった。
--本シリーズは続編を重ねるにつれファミリー向けの傾向が強まることから、こうした選択を迫る要素は敷居を低くするためか減少傾向にある。そう考えると本作はシリーズ中でも最も多彩な戦略性のある作品とも言える。

-ルールの設定時に「ファミリーパック」という項目が追加された。
--これに設定すると、一部の難しいミニゲーム(主にテクニックを要求されるもの)がミニゲームルーレットに表示されなくなる(ボードゲーム内で発生しなくなる)。ゲームが得意でない人も、より楽しめるようになった。
--ただし、当然「ファミリーパック」に設定すると全てのミニゲームは出てこないため、そのままではミニゲームが一生揃わない。全てのミニゲームが揃っていない状態では「ノーマルパック」推奨。

-ポーズメニューから、キャラの移動スピードを指定できるようになった。
--「はやい」にすればかなりのスピードで移動するので、ボードマップの移動時のテンポがよくなった。


&font(b,16){バトルロイヤルマップに関して}
-マップ上の「?マス」にとまると、過去作でもマップに応じてさまざまなイベントや変化が起こっていたが、今回はさらに、マップ独自の「アクションタイム」と呼ばれるイベントが発生するようになった。
--通り道にいた他のプレイヤー全員を巻き込んで巨大雪玉から逃げる、巨大なアンコウにすいこまれて遠くへ吹き飛ばされるなど、よりマップの特徴を活かしたイベントが楽しめるようになった。

-前作から導入されたアイテムは新しいアイテムが多数追加。
--また、一度に3つまで持てるようになり、戦略性も増した。さらに、滅多に手に入らないが、強力な効果を持つ「レアアイテム」も存在する。


&font(b,16){デュエルマップに関して}
1vs1のボードゲーム。以下のようなルールでゲームが進行する。
--ゲーム開始時、キャラクターに一匹の「おたすけキャラ」が渡され、前か後ろに配置される。はじめに渡されるおたすけキャラはキャラクターごとに固定で、マリオパーティシリーズにしては珍しくキャラ特有の個性が出ることとなる。
---ただし、一応前作にもCPU操作時に好みのアイテムが設定されているなど多少の差別化はあった。また、後の『[[7>マリオパーティ7]]』では2人1組で共有の専用アイテムが存在している。
--順番にサイコロブロックをたたいて進み、ライバルキャラを通過する時におたすけキャラ同士で「バトル」が発生、追い越す側が相手に攻撃をする。
---おたすけキャラの攻撃力がそのまま相手へのダメージとなり、体力のなくなったキャラは消滅。攻撃を受けるおたすけキャラの体力がこちらの攻撃力より少ない場合、余った数値分が相手プレイヤーへのダメージとなる。先にプレイヤーの体力がゼロになった方の負け。
--おたすけキャラを補充、変更したいときは自分のスタート地点まで戻る必要がある。

-おたすけキャラには特殊能力が備わっているものもいる。
#region(おたすけキャラの一覧)
-ノコノコ:給料が最も安い割に体力が少し多め
-クリボー:手ごろな攻撃力タイプ
-キノピオ:攻撃・体力ともに弱いが、相手のマスに止まってもコインを奪われなくしてくれる。給料もノコノコと同額
-テレサ:自身が受けた攻撃と同じダメージで反撃を行える
-ボムへい:相手おたすけキャラを無視してライバルに直接攻撃できるが、一回限りで自爆し消滅
-バッタン:全キャラ中最高の体力だが、攻撃は全くできない
-パックンフラワー:1~3マスだけ追加で移動できる事が有る。基本攻撃力が最も強い
-ムーチョ:ターン開始時に、数枚のコインをもらえることが有る
-ドッスン:おたすけキャラを無条件で一撃必殺できるが、ライバルには攻撃できない
-ワンワン:前衛、ライバル、後衛の全員に同時攻撃ができる。ただし給料も一番高い
-スローマン:自身から一番離れた相手を攻撃する。体力もノコノコより多い
-ミニクッパ:基本攻撃力は1だが、確率40%で3倍攻撃力or確率60%で攻撃不能
--ギャンブル性が高いが、ダブルパワーのメリットが他キャラよりも強く出ることになる。パワーアップと組み合わせると、なんと12もの攻撃力をたたき出すことも出来る。ライバルがパワーアップしたバッタンを連れていてなおかつ体力満杯でなければ、一撃で勝利が確定する
#endregion()
//攻撃を回避できるのは、全おたすけキャラ共通なのでは?

-ミニゲームはどちらかのプレイヤーが「ミニゲームマス」に止まると開始。
--おたすけキャラには毎ターンの開始時に給料としてキャラごとに設定されている額のコインを支払う必要があるため、ミニゲームなどでコツコツコインを稼ぐ必要がある。
--もちろん給料がたりなくなった場合にはおたすけキャラが消滅。中々シビアだが、スタート地点に戻ってくるとコインがもらえるなど、稼ぐ手段自体は多い。
--「パワーアップ」はおたすけキャラの攻撃力・体力が倍増するが、給料も倍になるのでコイン不足の場合はかえって不利になってしまう事も有る。

-ボードマップもかなり短くなっており、短時間で遊べるゲームとなっている。
--なお、現在このボードゲームをあそべるのは本作のみ。

-20ターン制に加え、どちらかがライフ0になるまで続く∞ターン設定、初期ライフの設定(ハンデ)を決められるなど、上級者や初心者も楽しめる。

-このほかにもこのゲームのみのマスやイベントなど独自要素が多く、戦略性が高い内容となっている。


&font(b,16){ミニゲームに関して}
-本作からすべてのミニゲームが新作となり、シリーズを通してプレイしている人もより新鮮な感覚で楽しめるようになった。

-新ジャンル「ギャンブルミニゲーム」が搭載。
--マップの「ギャンブルマス」に止まるか「ギャンブルだましい」というアイテムで指定されると強制的にプレイすることになる、1人用のミニゲーム。「自分の手持ちの全コインを賭けて1人用のミニゲームに挑戦する」というルールで、ミニゲームで勝つと賭けた枚数の2~64倍のコインを入手できるが、負ければ手持ちのコインを全額没収となるという、スリリングなイベントとなっている。
--ミニゲームの内容も「ギャンブル」という名の通り、ほぼ運任せである。


&font(b,16){その他}
-前作では、ボードゲームで遊んだことのあるミニゲームをフリーで楽しむためには、ボードゲーム内で集めたコインで買う必要があったが、今作から一度プレイしたミニゲームは、そのままフリープレイ(本作の場合は「ミニゲームルーム」)のモードで遊べるようになった。

-新たにプレイヤーキャラクターとして、『[[マリオテニス64]]』から引き続いてワルイージとデイジーの二人が参戦。
--キャラが増えたことは概ね評価されている。ワルイージに至っては自らの名を冠した「ワルイージとう」というマップも用意された。
---ちなみに、今作で特定のキャラクターの名前がつけられたマップはこれだけ。
--ただし彼ら2人はパーティモードでのみ使えるプレイヤーキャラクターで、ストーリーモードではコンピュータ専用キャラとして登場する。レギュラーとして使えるようになるのは次作『[[マリオパーティ4]]』以降となる。

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**問題点
//&font(b,16){ギャンブルミニゲームの恩恵}
//--今作の中ではとくに勝ち負けの差が激しいミニゲームだが、倍率が2~64倍まであるため、わずかなコインしか持っていないときでも数百枚のコインを手に入れられる可能性もある。運がよければの話だが。
//--マップ上の「ギャンブルマス」は少ないが、アイテム「のろいキノコ」を使いサイコロブロックの数字を絞ることで、ある程度狙って挑戦することはできる。
//--前述の「ぴったり7」はヘイホーに勝利してコインを2倍に増やすくらいなら楽にできるので、コインをそれなりに持っているキャラクターが成功させるとローリスクでコインを増やせてしまう。
//ミニゲームを自分で選べないことを考えると、さすがに「ローリスクで増やせる」というのは言いすぎだと思う。
//--今作ではほかにもバトルミニゲーム、デュエルミニゲームなど、コインを増やすチャンスは多いので、50コインくらいなら没収されても挽回できる。


//&font(b,16){強力すぎるアイテム}
//-バトルロイヤルマップの一部アイテムが使い方によるが、非常に強力。
//--今作からアイテムが3つ持てるようになったこともあり、より強力に感じてしまう。具体的には以下の通り。
//#region(強力なアイテムの詳細)
//--「テレベル」はどこでもいつでもテレサを呼び出しライバルからスターやコインを奪えるアイテム。テレサにコインを奪ってもらうときに5コイン、スターなら50コインが必要。前作では基本的に「アイテムミニゲーム」のみでしか入手できなかったレアなアイテムだったが、今回はアイテムショップで15コインで購入可能となった。
//---一方で、持っているだけでテレサの襲撃を一個につき一回だけ完全に防いでくれる「テレよけスプレー」も登場(10コインでキノピオショップでも買える)。
//--「のろいキノコ」。指定した対象(自分も含む)のサイコロを1~3しか出ないようにしてしまう。スター目前の相手に使って足止めしたり、「ギャンブルマス」「!マス」などに止まるために自分に使ったりするのに便利。アイテムショップの販売価格は5コインと、値段のわりになかなか有効なアイテム。
//---後のシリーズでも同様の効果のアイテムは登場しているが、「対象は自分のみ」で、「サイコロの出目が1~5になる」等に変更されている。
//確率三分の一である事を考えると、それほど強力と言えるのか疑わしい。他の記述を見ても、この記事の初版製作者はギャンブルの恩恵を過大評価し過ぎだと思う。
//--「さかさまキノコ」。指定した対象(自分も含む)を1度だけ逆方向に進ませる。スター目前のライバルに使うと有効なのだが、ほかにもテレサを通過した後にすぐに自分自身につかうという以下のようなテクニックもある。アイテムショップの販売価格は5コイン。
//---テレサの前を通過してライバルからスターかコインを奪う。次のターンで、「さかさまキノコ」を自分に使い、ふたたびテレサの前にもどり、ライバルからスターかコインを奪う→次のターンで三度テレサの前へ行き…という、凶悪なコンボができてしまう。コインが150枚以上あれば、この流れで一気に3枚のスターを奪うことも可能。CPUを虐めるだけならともかく、対人でこれをやったら友情ブレイク必須。
//---同じ要領でアイテムショップに連続で2~3回立ち寄るのもなかなか凶悪。コインこそ要るが、アイテムを1ターンで何個も調達できる。売られていれば、「さかさまキノコ」をまた買った上に「テレベル」を買ったりも可能。
//---さらに、さかさまキノコの効果でマップを逆走している間は分岐点の順路を無視して突き進むことができる。本来は通行に「キーマン」が必要なゲートも、裏側からであればキーマン無しでこじ開けて進める。少々癖は強いが、使いこなせれば恐ろしく強力なアイテムと化すのである。
//---のろいキノコとさかさまキノコは「キノコ」「スーパーキノコ」「ワープブロック」を使うと効果を無効化できる。クッパマスで発生するイベントの中にゲーム参加者全員にのろいキノコ・さかさまキノコと同様の効果がかかるというものがあるが、こちらも同様。
//--「アフター5」。使用すると残りターン数が5になる。どれだけターン数が残っていても5になる((残りターン数が5未満の場合はむしろターン数が増える事になる。))。レアアイテムなので入手方法は限られており、アイテムショップで買った「アイテムぶくろ」や、隠しブロックからまれに出てくるほか、アイテムマスに止まった時にまれにもらえる。強力すぎるというより、早期に使うとパーティが早く終わり過ぎてしまい使うとつまらなくなってしまうという点が問題。
//---残りターン数が5未満の時に使えば延長戦となり、それだけ逆転のチャンスも増えるかもしれないのだが…レアアイテム故滅多に手に入らず、狙って手に入れる事がほぼ不可能な為、逆転手段としては確実性が極めて低い。運よく手に入れて温存しようにも「よこどりボックス」で奪われてしまうと泣くに泣けない。結果として入手即撃ちが安定してしまい、パーティがつまらなくなってしまうのである。
//それなりにプレイ経験のある者からの意見だが、正直言って即撃ちになる機会はそれほどない。一位独走時に撃たないと恩恵がないからである。第一レアアイテムで、序盤に出る事もほとんどないのでゲームバランスを壊しているとも言い難い。よこどりにしても、「ダントツ一位でないプレイヤーが温存しているところに、5ターンでは逆転できないほど引き離しているプレイヤーがよこどりボックスを起動し、三分の一の確率を引き当てて奪い取る」という非常に限定的な状況でなければ起きる事はなく、即撃ちが有効だとは言えない。
#endregion()

//-今作には入手の困難なレアアイテムというアイテムも登場したが、いずれも強力だからというよりは「ゲームの状況を大きく変えてしまいかねない」という理由で希少度が高い物がほとんどであり、むしろ上記のアイテムの方がよほど凶悪である。
//--ちなみに一応前作にもショップで買えないアイテムが登場したが、本作のレアアイテムはより入手が困難になっている。

//-強力すぎたためか、「さかさまキノコ」は本作のみで廃止となり、以降の作品には類似アイテムも登場していない。
//--「さかさまキノコ」の類似アイテムが登場しない理由は他にも、今作以降はボードマップの構造の複雑化が進み、そもそも逆走が難しくなったという点も考えられる。

//アイテム関係をまとめてco。正直、ゲームのプレイを著しく妨げるほど強力なアイテムかと言われると疑わしく、ここに書いてない「よこどりボックス」の方が遥かに凶悪。また、この項を書いた人物はTAS動画を見ただけのエアプの可能性が高い(ギャンブルとアフター5を過大評価している点など)

&font(b,16){ミニゲームの解禁方法について}
-一度でもそのミニゲームをプレイしたことがある事が条件になったことで解禁自体は簡単になったが、肝心のプレイできるミニゲーム自体はランダムで選択されるため全て解禁するのには時間がかかる。
--ミニゲームの数が多くなったことも集めづらくなった原因。「ファミリーパック」で出るミニゲームならそれに指定すればいいのだが、「ノーマルパック」でしか出ないミニゲームだとなかなか出ないことも多い。
---この仕様は本作のみならず以降の作品でも継続されて採用されているが、一部の作品などではミニゲームパックの種類でミニゲームを絞りこめたり、やったことがないミニゲームが出せるような救済処置があるようになり改善されている。


&font(b,16){デュエルモードでのキャラ差}
-最初に仲間になっているおたすけキャラはキャラクターごとに固定であり、同じキャラで対戦は出来ないのでキャラ差が現れる。
--給料が高いムーチョやパックンフラワーが指定されているデイジーとワルイージは、序盤でコインを稼げなければ厳しい。敵として出てきた場合には何もしないまま3ターン目あたりで丸裸になることも。
--その他にも攻撃できないバッタンを持つドンキーや攻撃一度きりで消えてしまうボムへいを持つワリオも微妙。


//&font(b,16){ゲームが終わればスター、コインは没収}
//今までの作品ではコインやスターはバンクに貯め、ミニゲームなどを買う資金にできた。しかし今回は遊んだだけで解放されるため、いくら稼いでもゲームが終われば残らない。
//諸行無常の寂しさを感じてしまう。ギャンブルルームというところでギャンブルゲームを遊び貯まったコインはスコア代わりに残るので、それで我慢しよう。
//余計な手間抜きにミニゲームを遊べるようになったのは大きな利点なんだからこれを問題点とするのは難しいのでは?
//これはどちらかというと賛否両論かと思われ。でも結局は遊んだミニゲームしか出来ない所がな…


//&font(b,16){アクションタイムが全体的に難しい}
//失敗するとあらぬ方向に飛ばされることが多いので厳しいところである。
//ボタン連打かちゃんとタイミングが表示される単打のアクションばかり。これを全体的に難しいというのは賛成できない。
//その連打数やタイミングが難しい気が…ジリジリさばくやブクブクしんかいのアクションタイムとか成功した覚えがない…下手くその意見だと思うんならこのままコメントアウトしといてください。
//
//----
//**賛否両論点
//&font(b,16){ストーリーが若干雑}
//-おもちゃの世界に変えられることの説明が全くされていない。
//--パーティゲームなのでおもちゃのような世界は面白くていいかもしれないが、ストーリーの観点からみるとおもちゃに変えられる意味が分からない。
//--宇宙に「ミレニアムスター」が生まれた。そのミレニアムスターの説明が若干される。その後、生まれたばかりの星なので、そのミレニアムスターは落ちてしまう という所からストーリーが始まる。
//--一方その頃マリオたちは平和な暮らしをしていた…所に、いきなりミレニアムスターが降ってきて、「''これは誰のものなのか''」という(マリオたちメンバーの中で)争い始まる。
//---いきなり何故そうなるのか。別に降ってきたからって、誰の物でもない、''降ってきた星はまだミレニアムスターと名乗ってない''、''マリオ達にまだミレニアムスターの説明をしていない''…等というツッコミは追いつかない。
//--そしてジュゲムがサイコロの様な物を持ってやって来て「そういう時こそマリオパーティで決めよう」という(少し強引な)始まり。なお、''ジュゲムの出番はこれだけである''。一応、ミニゲームに一部だけ登場はしているが…
//--その後なんの説明もなく、コロにおもちゃの世界に変えられるマリオ達の世界…何故?
//--ストーリーモードをクリアすると世界を元に戻してくれるが、ゲームを再開するとまたおもちゃの世界に戻っている。こんなぐらいなら2みたいに完全にフィクションにすればよかったのに。
//---ちなみに前作の『2』や前々作の『1』ではストーリーモードは無かった。似たような「クッパを倒す」という目的はあったが…。
//--余談だがこの時に出てくる城は『[[スーパーマリオ64]]』の時と一緒である。「ジュゲムがサイコロのようなものを運んできた」という設定もおそらく…。
//
//-本作のキーパーソン、ミレニアムスターについても設定の粗さがうかがえる。
//
//#region(ミレニアムスターについてのネタバレ)
//本作のラスボスであり、倒すことで真実を教えてくれるのだが…
//-実はミレニアムスターじゃなかった。じゃあ誰だよお前。
//--一応、産まれたてとは到底思えない立派な白髭を生やしているのでうすうす気づいた人もいるかもしれない。
//-本物のミレニアムスターはやはりというか赤ちゃんの星であり、いつの間にかコロの頭に隠れていた。
//--そして困惑するプレイヤーを尻目に勝手に世界を元に戻し、勝手にエンディングを流してしまう。
//---そして、ゲーム再開時にはまた白髭の星がミレニアムスターを名乗っている。赤ちゃんはどこ行ったんだよ。
//-これまで散々名乗ってきたミレニアムスターが実は偽物だといきなり聞かされ、彼についての説明が全くされないないままどんどん話が進んでエンディングに入ってしまうため、せっかくクリアしたのに消化不良感が残ってしまうという残念な出来になってしまった。彼の存在を何かの伏線にはできなかったのか。
//#endregion
//パーティゲームである以上、ストーリーはあまり重要視しなくてもいいかもしれませんが、一応載せておきます。野暮だと思うならコメントアウトで…。
//まぁ確かに、初見で「じゃあお前(髭スター)は一体何者なんだよ」とドでかいハテナマークが脳裏に浮かんだ思い出はある。
//他のシリーズ作品ではそれほど設定面の粗が見られないことから、個人的にはCO解除で載せてもいいと思うがどうだろうか
//このゲームにそこまでストーリーを求めてないし、1つの意見としては分かるけど載せるほどでもないのでは
//再掲載に賛成。緩かった頃のウィキペディアにも載ってたような話題だし
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**総評
//先述のエアプ疑惑の筆者による内容だったので全面差し替え。
多彩なアイテムと自由度の高いマップに恵まれた、シリーズ屈指のゲーム性を誇るマリオパーティ。
「ゲーム性の進化」と「気軽なプレイの為の敷居の引き下げ」の境目となった時期の作品であり、ミニゲームは簡単なものからストイックなものまでバリエーションが豊富。
「シリーズ最高傑作」として本作を推すプレイヤーも少なくはない。
VC配信されていない事が悔やまれるが、64のある家にみんなで集まった時には是非とも遊んで欲しい、ハードを代表するパーティゲームの一作である。

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**余談
-「ストーリーモード」ではプレイヤーを妨害しようとクッパが登場するのだが、間抜けなシーンが多く、前作以上にギャグキャラとしての扱いが強くなっている。
--ワルイージにボコボコにされたり、デイジーに一撃でぶっ飛ばされたりと、噛ませ犬のようなシーンも。せっかく新キャラにワルイージがいるので彼に華を持たせた結果だろう。
---ただし、彼の悪役としての出番はそれっきり。最終ボードマップやファイナルバトルゲームは他のキャラクターが担当する。

-ある意味ルイージらしいともいえるが、「ストーリーモード」におけるルイージの扱いが悪い。
--本作のストーリーモードは、「ゆうき、ちえ、ちから」と言った、それぞれに優れたNo.1のキャラクター(ドンキーなら「ちから」など)にボードゲームで勝利して、その称号のスタンプを集めていくという内容だが、ルイージは自分が使っているプレイヤーキャラクターのパートで代理出演する。つまり、''ルイージにだけNo.1に設定された称号がない''。
---たしかにルイージに何をやるか迷う所だが(優しさもヨッシーと良い勝負?だし…それだとドンキーとワリオで「ちから」が良い勝負なのだが…)やはり各キャラに一つは与えられているんだし、何かやってほしかったという意見もある模様。
---ちなみに最終ボードマップである「ワルイージとう」のCOMキャラにおいては、必ず登場するワルイージの他に彼のライバルに該当するルイージが高確率で選ばれるという仕様がある。

-本作で描かれたスーパースターの条件のうち「ちえ」「ゆうき」「ちから」「やさしさ」は、さりげなく初代のオープニングでも「スーパースターの条件」として挙げられている要素。
--「やさしさ」は本作でヨッシーの要素とされているが、初代でもそれが示唆されていたり。

-ストーリーモードのデュエル前では、ストーリーパートで様々なキャラがセリフを残す。
--マリオシリーズのキャラが喋る事がイメージに合わなかったのか、ほとんどが「コロの通訳」という形で表現されている。ただし、何故かワリオとワルイージのみ本人がセリフを発する。
--台詞の中にはネタ要素の強いものもあり、敗北時のマリオやデイジーは必見。