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どーもくんの不思議てれび - (2015/09/08 (火) 11:37:16) のソース

*どーもくんの不思議てれび
【どーもくんのふしぎてれび】
|ジャンル|ミニゲーム集|&amazon(B00005YYCL)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|朱雀|~|
|発売日|2002年2月21日|~|
|定価|4800円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

**概要
NHKの衛星放送10周年記念並びに普及促進を目的としたマスコットキャラクター(のちに2004年、NHK全体の広報キャラクターとなる)「どーもくん」を題材としたミニゲーム集。隕石でパラボラアンテナが破壊され、テレビが見れなくなってしまったうさじい家。
テレビの中に吸い込まれたアンテナのかけらを集めるため、どーもくんはテレビの世界へ飛び込んでいく。

開発は、発売当時NHKとともにどーもくんの共同著作権者であるTYOグループに所属していた、朱雀であり、本作がデビュー作となった。

**評価点
-ミニゲームの出来が良い。さらに音ゲーからシューティングまで、ジャンルは様々。
-お助けアイテムで難易度を下げられるほか、個別に難易度が選べるミニゲームもある。
-ミニゲームは6つのチャンネルに分かれている。各チャンネルからいくつか紹介。
--ドキュメンタリーチャンネル
---「自然スペシャル鳥の成長」 どーもくんを操作して鳥のヒナを育てる。タマゴを温めたりエサを運んだり、後半のステージはかなり忙しい。
---「はたらくどーも」 建設現場を舞台にしたパズルアクション。鉄骨にはしごをかけて登るのだが、色を合わせないと足場がもろくなる。ペンキとはしごの使い方が重要。
--Dサイトスポーツ
---「激流カヌーカップ」 コースに設置されたゲートを通過しつつ、目標タイム内でのクリアを目指す。コースごとのタイムアタックも可能。
---「どーもオープンゴルフ」 全18ホールを回るパターゴルフ。難易度によってカップの位置が変わる。
--カルチャーステーション
---「どーもクッキング」 先生の手本を参考にどーもくんが料理を作る。朝・昼・夜の三つ。
---「どーもくんの不思議てれびヒストリー」 シナリオ中で流れたムービーを見返すことが出来る。
--ザ・バラエティー
---「どーも探検隊 迷宮の秘宝」 迷宮の宝を探し脱出するのが目的のアクション。宝は複数あるので、全て回収するためのルートを考える楽しみも。
--ホーム劇場
---「魔女っちたーちゃん」 たーちゃんが主役のシューティング。終盤には意外なボスキャラが。オープニングには歌詞字幕付きという凝りよう。
---「聖なる館」 ゾンビが徘徊する不気味な洋館からの脱出が目的。洋館の持ち主の手記など、さりげなくやりこみ要素がある。
--ミュージックネットワーク
---「どーもライブ」 飛んでくる音符に合わせてボタンを押し、曲の終わりまで観客のテンションを維持しよう。意外と良曲が揃っている。
---「どーもベストテン」 遊んだ回数が多いミニゲームを上位10位まで見られる。また、ミニゲームのBGMを聞くこともできる。
-どーもくんをはじめ、各キャラクターの設定等も破壊されること無く忠実に再現。
-良質なグラフィックとBGM。ストーリーもきちんとまとまっている。

**批判点
-アイテム使用、未使用の部門別ランキングが存在しない。
--スコアラーや上級者プレイヤーからは「やりごたえが無い」という批判がある。
-一部のミニゲームに粗がある。
--「どーもクッキング」は一度手順を覚えれば後は作業ゲー。朝昼夜の違いはメニューだけで、献立が変わるようなランダム要素も一切無く、やりこみ要素が皆無。
--「はたらくどーも」の最高難易度はクリアに必要な時間が長すぎ、ある意味廃人レベル。中断セーブができないため、気分転換に他のゲームを遊びたくなってもクリアまで頑張るか途中で諦めるしかない。
--全ミニゲームをクリアしなくてもエンディングを見ることは出来る。完全クリアにこだわらないのであれば、これらのゲームをやり込む必要は無い。

**余談
-本作同梱のカードや、同時発売された「どーもくんカードeウィンターパック」に収録されたカードはカードeリーダーに対応している。
--オリジナルのミニゲームがプレイできたり、ゲーム中の曲の楽譜を見ることが出来た。 [[参考>http://www.nintendo.co.jp/n08/adoj/card_e/index.html]]
--権利の都合か直接的な表現は無いが、時期的に2002年のソルトレイクシティ冬季五輪を意識したような内容である。
--ちなみに本作と連動するわけではなく、カードeリーダー単独でプレイ可能。
//GBAソフトと連動するのはカードe+のほうで、こちらは旧式のカードe

-北米圏においてDSiWareに移植、各番組単位で販売されている。

**総評
キャラゲーとしてもミニゲーム集としても、充分に遊べる出来となっている。