蒼龍破

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【概要】

  • 蒼龍破(そうりゅうは)とは、アニメオリジナル作品にのみ登場する殺生丸の奥義である。闘鬼神天生牙を真横に構え、青い龍の姿をした剣圧を放つ。威力は風の傷を上回っており、出力も自在。放った後から出力を上げる事で、爆流破で返されても後からその爆流破を上回る蒼龍破に変化させて対応できる。天生牙で放つ事も可能で、その場合はあの世の存在にしか効果がない。あくまで同じ技名を使っているだけであり、闘鬼神によるこの技と天生牙によるこの技では性質が全く異なるため実質的には別の技に等しい。殺生丸単体では使えないため、「殺生丸の奥義」という公式設定だが、厳密に原作の設定を踏襲するのであれば「闘鬼神の奥義」「天生牙の奥義」というのが正確であろう。類似例としては爆流破は「犬夜叉の奥義」ではなく「鉄砕牙の奥義」という設定である。

  • この技は、『犬夜叉 劇場版』第三作「天下覇道の剣」において殺生丸の為に作られたアニメオリジナルの技である。本作のシナリオを担当した隅沢克之が、殺生丸犬夜叉の戦いを描くにあたって、殺生丸犬夜叉に対抗できる為の必殺技が必要になった。そこで、原作者の高橋留美子に尋ねたところ「殺生丸に必殺技はないですね。」と回答され、普段放っている青い剣圧をアレンジしたのが蒼龍破である。作者が「殺生丸に必殺技はない」と称している通り、この技が考案されるまで殺生丸の固有名称を持つ技は毒華爪のみであった。これ以降も基本的に殺生丸は必殺技に恵まれる事はなく、毒華爪以外に会得した固有名称の技は冥道残月破のみである。それも、51巻の継承者の戦いにおいて、犬夜叉に奪われ使えなくなってしまった。

  • 当初は『犬夜叉 劇場版』限定のオリジナル技であり、『犬夜叉 TVアニメ』には登場しないが、『犬夜叉 完結編』では殺生丸が魍魎丸との戦いでこの技を使用し、冥王獣の鎧甲を破壊して撤退させている。原作における同シーンでは、殺生丸は冥王獣の鎧甲を破りきれず、魍魎丸に敗北している。オリジナルストーリーが多いアニメ版においても、決着の勝敗が変更されたのは唯一の事例である。また、殺生丸が蒼龍破を放った最後のシーンでもある。完全なIFワールドとして描かれる劇場版ならいざ知らず、原作本編を描く完結編においてこの技を使用してしまった事で、風の傷爆流破をも上回るこの技をなぜ殺生丸は今まで使用しなかったのか、使用せずに窮地に陥ってきたのか、といった矛盾が発生してしまう事になった。



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最終更新:2023年10月02日 16:37