TGUS-TGC-UNOとは、『UNO』やそれに準じた作品(『東幻符闘祭』など)で使用される
TGUSである。
TGUS-TGC-UNO.1
学校の友人等で取り決めた一般的なルール。 『UNOオールワイルド』などの特殊なゲームでは永遠に終わらないルールになるため、適用が禁止されている。
時計回りか反時計回りかは一番手の隣同士のプレイヤーがじゃんけんしてから決定する。
最大でも10枚だが、それ以外でも5~7枚程度を想定。
同じカードに限らず、数字か同じ絵柄であれば色が異なっていても許可する。(大富豪における「階段」ルールは採用していない)
一応ワイルドカードの2枚以上も許可されているが、英語残り・絵柄残りのルールが採用されている場合は非推奨としている。
また、2枚以上で上がる場合も許可しているため、その場合は「ウノ」を宣言しなくても上がることが可能となっている。
実際の公式ルールでもウノを宣言しなくても上がることは可能であり、それがきっかけなのかどうかは不明だが、誰もが言う「UNO言ってない!」というルールでおなじみのチャレンジ・ウノというルールも公式で採用されている。
公式ルールを理解していない人も多すぎることや、そもそも意味合いが少ないケースも多いことからネタにしかならないことが急増しているため、非推奨ルールとはしている。 ただし公式ルールではれっきとした戦術なので覚えておくこと。
手札に手札に絵柄カード(リバース、スキップ、ドロー系、ワイルド系)しか残っていない場合は、強制的に山札から数字のカードが出るまで2枚ずつ引くルールとなっている。 カードによっては英語で表記しているのもあるため、英語残りとも呼ばれる。
なお公式ルールは英語・絵柄での上がりも許可されているため、TOP4がワイルド系で「無敵って知ってるぅ?」と煽る理由はここにある。(基本的にワイルドドロー4であれば、特にスタッキングルールを採用しているとそれだけで上がることが可能となっているため)
ルール的には強制ルールのはずだが、実際の現場では自己申告制度な部分が大きいため、1枚での英語・絵柄残りだと適用されることは多いのだが、2枚以上で英語・絵柄残りの場合は見過ごされている可能性もある。
アプリなどでは「スタッキング」と呼ばれる、ドロー系のカードにドロー系のカードで枚数を上乗せするルールが適用されている。
基本的にドロー2が出されたらドロー2かワイルドドロー4のみが許可されており、ワイルドドロー4についてはワイルドドロー4のみしか出せないルールを推奨としている。 ただしワイルドドロー4で色を決めた時に同じ色のドロー2であれば上乗せが可能というルールもある。
なおTGUS-TGC-UNO.1ではドロー系のカードに対してリバース・スキップは使用できず、またドローチェーン終了後のドロー2は2枚からのチェーンに戻されるルールとなっている。
カードを裏返しにして出すことができるルールなどについてはすべて採用していない。 これはダウト等のドロー枚数を決めるルールを導入すると複雑すぎるのと、捨て札の回収時にその裏カードが邪魔になるためである。
公式ルールでは勝利者が出た瞬間に点数を決めるのだが、せっかく手札がいっぱいあるのに遊べないのはもったいないということもあるのか、最後の1人になるまでゲームを続行するルールとなっている。
(ちなみに大抵は罰ゲームの要素が取り入れられている)
TGUS-TGC-UNO.2
N121MTがTGUS-TGC-UNO.1を元に独自の改造を加えたルール。
ゲーム開始時は7枚の手札を用意、ただし前回勝利者については順位に応じて最大3枚までの追加手札である「サクセスウェイト」を採用する。
手札に絵札・英語のカードしかなく数字のカードしかない場合でも強制的に山札からカードを引かなくても良いが、上がる時は必ず数字カードでなければならない。 仮に数字以外で上がってしまった場合はペナルティとして2枚ドローして続行となる。
(昨今の戦略的な観点を考慮すると「あえてそうUNO宣言しているケース」もあったり、エンドレスに引くルールとはいえ嘘でストップさせることも出来ることから、「紳士協定としては残しているが、ルールとして明記するのは非推奨」としている)
捨て札は「同じ数字」か「同じ絵柄」であれば2枚以上カードを捨てることを許可するが、「階段」ルールは採用されていないため注意すること。
ウノを宣言しなくても上がれるが、チャレンジ・ウノは採用されているので「UNO言ってないよ」には注意が必要。 また前述したように数字以外で上がった場合はペナルティが発動される。
- ドロー系スタッキングにリバース・スキップも仲間入り
ドロー系のカードに対してリバースもしくはスキップの使用も許可しており、またドロー4に対しても色宣言後にドロー2やリバース・スキップで受け流すことも許可されている。
公式ルール同様に「ワイルド・ドロー4」に対しての「チャレンジ」を採用するが、チャレンジに失敗した場合はそのドローカードを受け流すことは出来ないものとする。 またチャレンジの対象は直前のワイルド・ドロー4のみに適用される。
(単品で「ワイルド・ドロー4」を出された際には、ドローカード等で受け流すか、チャレンジでそのカードの使用できるかのどちらかしか選べないことになる)
また、こうしたドロー系のカードを食らったプレイヤーは、そのターンにカードを出すことを認める。
2016年に追加された「とりかえっこワイルド」は採用し、「白いワイルドカード」は『UNO H2O』で採用された「ワイルドドボンカード」として運用を行う。
TGUS-TGC-UNO.3
N121MTがTGUS-TGC-UNO.2にさらなるエキサイティングなルールを加えた独自のルール。
ゲーム開始時は7枚の手札を用意する。 ただし前回まで勝利した者は勝利した数に応じて手札を1枚ずつ追加する「サクセスウェイト」を採用する。
ポイントなどによるシリーズ戦を展開する場合は下記のようなウェイト規定となる。
獲得ポイント |
残りポイント |
追加枚数 |
備考 |
500点以上 |
20点以内 |
+5枚 |
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400点以上 |
40点以内 |
+4枚 |
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300点以上 |
50点以内 |
+3枚 |
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200点以上 |
70点以内 |
+2枚 |
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100点以上 |
100点以内 |
+1枚 |
|
手札に絵札・英語のカードしかなく数字のカードしかない場合でも強制的に山札からカードを引かなくても良いが、上がる時は必ず数字カードでなければならない。 仮に数字以外で上がってしまった場合はペナルティとして2枚ドローして続行となる。
捨て札は「同じ数字」か「同じ絵柄」であれば2枚以上カードを捨てることを許可するが、「階段」ルールは採用されていないため注意。
マイナールールの1つとして、「カードを裏返しにするルール」を採用しており、このルールでは自分の順番をスキップする処理として、任意のカードを裏返しで出す。
別なプレイヤーはそのカードが本来捨てられないカードであると確信した際、ダウトと宣言してそのカードを確認させ、捨てられないカードであればペナルティとして4枚ドローとなる。 捨てられるカードであればダウトと宣言したプレイヤー自身にペナルティ4枚となる。
このルールは各プレイヤー3回まで使用が許可されているが、上がり時には使用不可となる。
2枚での上がりを許可するが、それに対する「ウノ」の宣言をしておくこと。 宣言せずに上がったらペナルティとして3枚ドローすることになる。
- ドロー系スタッキングにリバース・スキップも仲間入り
ドロー系のカードに対してリバースもしくはスキップの使用も許可しており、またドロー4に対しても色宣言後にドロー2やリバース・スキップで受け流すことも許可されている。
公式ルール同様に「ワイルド・ドロー4」に対しての「チャレンジ」を採用しており、チャレンジ失敗後もドローカードでスタッキングすることが可能となっている。(その場合はチャレンジ失敗時の+2枚は不発とした) チャレンジの対象は直前のワイルド・ドロー4のみ。
また、こうしたドロー系のカードを食らったプレイヤーは、そのターンにカードを出すことを認める。
2016年に追加された「とりかえっこワイルド」は採用し、「白いワイルドカード」は『東幻符闘祭』のギャンブルルール(オールマイティ扱いのカード)として運用する。
あまりにも長引いてしまう場合、UNOの公式ルールを元に点数計算でゲームを強制的に終了させる。
TGUS-TGC-UNO.T1
『東幻符闘祭』で使用されるローカルルール。 現在のバージョンは「V1.04」となっている。
ゲーム開始時の手札は5~10枚とする。 「同じ数字」か「同じ効果を持つカード」であれば2枚以上カードを捨てても良いが、ワイルドカードの複数枚出しは禁止とする。
大富豪で採用されている「階段」ルールは採用されておらず、同じキャラクターのカードを一緒に出すこともできないので注意。 複数枚での上がりを許可しており、それに対する「ウノ」の宣言はしなくても構わない。
一応説明書には「『東方Project』のキャラクターで嫁となっている名前でウノを宣言する」というルールとなっているが、宣言する名前については『東方Project』以外のキャラクターでも許可する。
このため『東幻符闘祭』の頃にはなかった未来の『東方』に出てくるキャラクターでも対応しており、また同作品を知らないプレイヤーに対しての配慮ということで、通常の「ウノ」と宣言しても構わないとしている。
ともかく1枚であれば何かしらの宣言をしないとペナルティが発生するというチャレンジ・ウノが採用されている。
尚、オープンウノ宣言は一部のプレイヤーしか使用していないが、宣言しても特にメリットもデメリットもないということはここに明記しておく。
UNOで言うワイルドドロー4に対応する「ワイルド・ヒット4」に対しての「チャレンジ」は採用していない。 この『東幻符闘祭』ではそれ以上に凶悪なカードが追加されている関係で、意味合いが薄いのが理由である。
ワイルド系や「リプレイス」、「ギャンブル」についてはそのカードを捨てたプレイヤー自身が色を決めるが、「チェンジ」については食らったプレイヤーが色を選択できる権利が与えられる。
2013年9月10日より「チェンジ」カードで指名されたプレイヤーは「カウンター」でその効力を跳ね返すことが許可されている。 成功した場合の色指定はカウンターを使用したプレイヤーに権利がある。(もちろんそのカウンターに対してのカウンターは許可される)
カード枚数の関係でデッキ切れを防ぐため、手札が多すぎるプレイヤー(15枚以上が目安)に対しての「チェンジ」を自主的に禁止している。
2014年頃から「ギャンブル」カードの効力を更に引き上げており、「宣言した絵柄カードの効果」を使う事のできるオールマイティカードに上げられている。
5月21日までは従来の「手札を二枚にする効果、単なるワイルド」に加えて「ヒット関連のカード、リバース、スキップ、カウンター、チェンジ、リプレイス」が使用できた。
カウンターについてはヒット系、チェンジに効果を使用しても構わないため、カード枚数的に言えば「ヒット?、カウンター」等のカードが実質1枚増えたことになる。
5月22日には「数字カードとして扱う効果」が追加されたため、まさに「オールマイティカード」の扱いにあげていたが、6月頃になって「あまりにも早く終わってしまうのと、勝利確定のパターンが増える」ことを理由に数字カードとして扱う効果を廃止された。
尚、カウンターを使用する際に複数枚出しても構わない。 ただし効力自体はカウンター一回分としているため、枚数的には同時にギャンブル含む4枚出せばカウンターは確定する。
ドロー系のカードに関する「優位性」は説明書通りで、例外は一切認められない。 よくわからない場合は以下の表で運用される。
カードの種類 |
Hit+2 |
Reverse Hit+2 |
Hit+4 |
Hit+? |
Counter |
優位性 |
1 |
1 |
2 |
3 |
4 |
一応この表では同じ優位性を持つカード(Hit+2ならReverse Hit+2)かそれ以上のカード(Hit+?にはCounter)でなければ出せないことになっている。
ギャンブルで絵柄を指定しても優位性はその絵柄のままになっているので注意が必要。 ……大抵は「4枚目のカウンター」として使うのかもしれないが。
「Hit?」時に山札から出たカードは、カウンターが起こらない限り、場はそのカードで扱われる。 ワイルド系は「Hit?」を出したプレイヤーが色を決める。
(ちなみに現段階のドロー最高記録は31枚。ヒット2・4はもちろん、リバースヒット2も何枚か出てしまい、ヒット?にいたっては最高枚数の9が加算されたため、31枚という怒涛の記録が生まれた)
ドロー処理中の「横取り」を防ぐため、そのプレイヤーのドロー処理が終了するまでは他のプレイヤーはそのプレイヤーを待ってからドローすること。
尚、5月23日現在でHit+?でチャレンジを引いた場合、もしくはその逆に関しての処理は特に決まっていない。
手札に数字のカードがない場合、「絵札残り」として強制的に山札から2枚カードを引く。 リプレイス時には渡されたカードを確認するまではこのルールは発動されないが、確認後に数字しかない場合はこのルールが適用される。
カードを引いても尚数字のカードがない場合は再帰的にこのルールが呼び出されるため、絵札が来るまで2枚ずつ引くことになっている。
一部のUNOで採用されていた「裏カード」などのハウスルールに関するルールは一切採用されない。(そこまでしなくてもゲーム自体は進むはずなので)
最後まで残った人は嫁キャラクター暴露……というルールは存在していないが、一応最後の1人を決めるまでゲームを続行する。
TGUS-TGC-UNO.T2
TGUS-TGC-UNO.T1をベースにした
N121MTが独自で決めたルール。 「ストック」などの概念が追加されており、かなりややこしくなっている。
ゲーム開始時の手札は10枚。 「同じ数字」か「同じ絵柄」であれば2枚以上カードを捨てても良いが、「階段」ルールは採用されない。
複数枚での上がりを許可しており、それに対する「ウノ」の宣言はしなくても構わない。 上がりの際に「嫁カード」があれば、それを上にして上がること。(任意)
ウノ宣言時には必ず東方Project関連のキャラクターを言うこと。 もしわからないのであれば、捨て札などから無作為に決めるようにする。
独自カードである「ギャンブル」については絵柄全ての効力を発揮するカードとして運用できる。 T1とは違って数字扱いの効果は最初から禁止されている。
その代わりに2枚以下の時に「ギャンブル」カードを出すと、そのプレイヤー以外のプレイヤーに対して2枚ドローさせる効果が新たに追加されている。
(『UNO H2O』の「ワイルドドボンカード」を基準としたルール。 ギャンブルの効力について話していた際、意見の1つとして出てきたので)
この際にはカウンターの使用が認められており、その行き先はギャンブルを使用したプレイヤーに返される。 ただし色の指定自体はギャンブルを使用したプレイヤーになる。
またHit+?によるギャンブルについては別な運用になるため、ワイルドドボンカードの効力はHit+?に限って使用不可となる。
凶悪なカードの関係上、「ワイルド・ヒット4」に対しての「チャレンジ」は認められていない。 ドロー系のカードに関する「優位性」は説明書通りで、例外は一切認められない。
T2では新たにドロー系の効果があるカードがあるので少し優位性が異なっている。
カードの種類 |
Hit+2 |
Reverse Hit+2 |
Hit+4 |
Hit+? |
All Hit+2 |
Counter |
優位性 |
1 |
1 |
2 |
3 |
(4) |
5 |
一応この表では同じ優位性を持つカード(Hit+2ならReverse Hit+2)かそれ以上のカード(Hit+?にはCounter)でなければ出せないことになっている。
ただしAll Hit+2はギャンブルで特定の状況下でしか使えない効果であるため、通常のドローカードには使用できない仕様となっている。
(つまりHit+2に対してAll Hit+2を使用することはできなくなっている。 逆については優位性によって使用不可にしてある)
Hit+?で出てきたカードは以下のように処理される。
カードの種類 |
処理内容 |
1~9の数字 |
その数字の枚数分ドロー、もしくは蓄積ドロー数にその枚数分上乗せ。 |
0 |
10枚ドロー、もしくは蓄積ドロー数に10枚上乗せ。 |
下で指定されていない絵柄 |
2枚ドロー、もしくは蓄積ドロー数に2枚上乗せ。 ワイルド系なら色指定の権利あり。 |
スキップ |
一つ飛ばしたプレイヤーに対して2枚ドロー、もしくは蓄積ドロー数に2枚上乗せして一つ飛ばしたプレイヤーに回す。 |
リバース カウンター |
前のプレイヤーに対して2枚ドロー、もしくは蓄積ドロー数に2枚上乗せして前のプレイヤーに回す。 |
Hit系 |
2枚ドロー、もしくは蓄積ドロー数を2倍にする。 |
Reverse Hit+2 |
2枚ドロー、もしくは蓄積ドロー数を2倍にさせ、前のプレイヤーに回す。 |
Hit+? |
もう2枚山札からカードを引く。 |
ギャンブル |
カードの種類を上から1つだけ選択する。 色指定の権利も付けられる。 |
尚、スキップ後にカウンターを提示するとHit+?のプレイヤーに変えるわけでなく、一つ飛ばされたプレイヤーにドローの権利が与えられる仕組みとなっている。
そのため3人以上残っていて、Hit+?でスキップが出た時点で提示プレイヤーにカウンターが変えることはないため、かなり有利なものとなる。
(もちろんひとつ飛ばされたプレイヤーに権利が与えられてもカウンターの使用権利は残っているが、どちらにしろ提示プレイヤーに被害はないのである)
2人の場合もスキップ等の効力は無視されないため、出したプレイヤー自身に跳ね返ってくるリスクが存在するため、迂闊に出すと自滅を巻き起こす。
「Hit?」における「2倍」などで蓄積ドロー数が山札の枚数を超えた場合、ドローできない枚数はそのプレイヤーに一時的にストックされる。
山札が回復された瞬間、プレイヤーにストックされたカードがある場合のみ、残りのストックの枚数分ドローする。 ストックの処理については、現在の順序から処理していく。
(本当は枚数の少ないプレイヤーからドローするのが良いのだが、効率が悪くなるため、あえて順序方式を取る)
山札がなくなる可能性もあるため、残り10枚以下になれば捨て札から山札を新たに追加する。 また、残り15枚以下であれば「ストック分のドロー供給」を一時的にストップする。
手札に数字のカードがない場合、強制的に山札から2枚カードを引く。 なくなった瞬間に強制発動するので、発動し忘れた際にはペナルティが発生する。 カードを引いても尚数字のカードがない場合は更に2枚引く。 基本的にこれの例外は一切認められていない。
尚、山札から引くカードがない場合は「絵札ストック」としてドローを一時的にストップし、山札が回復された瞬間にストックのルールの元でドロー処理を行う。 ストック中に絵札を消しても上がることはできず、「手札0枚」の状態でプレーを続行させるようにしている。
(ちなみにその場合はペナルティとして3枚引くことになる)
カードを裏返しにして出すルールについては、そこまでしなくてもゲーム自体は進むはずなので採用されていない。 最後まで残った人は嫁キャラクター暴露。
最終更新:2025年03月16日 11:21