ネームエントリーテストツール

ネームエントリーテストツール(SEGA ARCADE NAME ENTRY TEST TOOL)とは、N121MTT-ProductionSaiNuiCraftingGameAttackで共同開発し、地獄耳で公開されたツールである。
元々は『SEGA World Drivers Championship』(以下『SWDC』)向けに作られていたが、同じネームエントリーシステムが『頭文字D THE ARCADE』でも採用されていたのでそのまま更新し続けている。

概要

SEGAが開発した『SWDC』では、ネームエントリー時に「漢字」を使う名前の場合に文字の選択がとてもやりにくいという問題があり、多くのプレイヤーが入力途中のままで終えてしまうなどのトラブルを抱えていた。
後の『頭文字DAC』はネームエントリーのやり直しが制限付きではあるものの可能とはなったものの、『SWDC』では一度ネームエントリーしたら二度と名前が変えられない鬼畜仕様だったのが問題となった。

一応、公式ページに使用できる漢字リストはあったものの、とても使いにくいというのと、ぱっと見れないという不便性が先行していた。
そこでN121MT側で「本当に必要なツールはこうではないのか」というのを具現化をするために作り上げたのが、この「ネームエントリーテストツール」である。

構造

基本的にどこでも使えるようにするためにHTML5ではありながらも、軽量でコンパクトなデザインとし、説明を読まずとも視覚的に使えそうなレイアウトを設計している。
一方でファイル配布を考慮して「HTMLファイル1つで完結できる」ようにするために、本来邪道と言われている「HTMLファイルにJSコードの埋め込み」で開発している。 HTMLのファイルはやや重いが、他の部分を出来る限りの軽量化を行っている。

検索方法

検索方法はとてもシンプルで、公式ページにあった漢字リストと読みの場所を配列として保管し、それを1文字ずつ検索するというものである。 なお、ゲームでは半角文字は存在しないので、全角と同じように1文字として計算させている。
使用できないものがあれば対象となる文字を可視化し、違う文字にするか使用を諦めるか等の判断が必要となる。 何故か『SWDC』と『頭文字DAC』で使用できる漢字の種類に変動が存在しているため、リストは2つ用意している。

念の為に『SWDC』の最大文字数である10文字までとなっているため、『頭文字DAC』の6文字よりかは多く入力が出来ている。 現在では『頭文字DAC』のチーム名の上限数が15文字となっているので、同ツールも15文字に拡張されている。

ファイルについて

ファイルそのものはN121MTが開発しているため、一応TGUS-FMXの「TGUS-FMX-4」を用いている。 HTMLファイルがそのままソースコードにもなるため、現時点ではオープンソースソフトウェアと同じようなものとなっている。
(ただしどこのオープンソースのライセンスを使うかは決めていないとのこと)
最終更新:2023年05月10日 15:42