FLASH-Q4(フラッシュ・キュー・フォー)とは、
N121MTが
大真面目に製作・開発しているクイズゲーム及びクイズゲームエンジンのことである。
概要
発端そのものは2020年12月10日に
N121MTが『Flash Back Memories』というクラフトボスのCM動画を見て、ふと思いついたゲームから来ており、その名の通り「FLASH作品を題材にしたクイズゲーム」となる。
HTML5のクイズゲームそのものは既に存在しているのだが、
Nordy.氏が開発した『激しく2chクイズゲェム』及びそのゲームから派生した『クイズ南無千REMIX』を模したものはどこにも無かったため、それを模したものとして開発している。
公開当初は
地獄耳の忍者ホームページで誰でも見れる場所に配置はしていたが、リンク等で貼ることをしていなかったので見つかる可能性の方が薄かった。 2022年10月18日にもう50問を追加してやっと100問に到達したのでひとまず公開したとのこと。
どちらにしてもTwitterでの宣伝はほとんどしていないが、これは「他の4択クイズゲームを選ぶだろう」という観点や「そもそもが二次創作なのでそんなに宣伝する気はない」としており、それが理由で公開時にもインターネット老人会やFLASH黄金時代等のハッシュタグすらつけていない。
これまでN121MTが手掛けたHTML5ツール・ゲームの構造としては、「本体とjs、データのほとんど」をHTML1ファイルで完結するスタイルだったが、今回ばかりは問題データをjsonとして切り出す必要があった。
簡単に問題の差し替えが出来るというメンテナンス性を考慮した結果であり、またHTMLの技術を全く知らない人間であっても問題データの改造さえすればオリジナルの問題が出来るというものでもあった。
半ばやってることは『まさおコンストラクション』に近いものがあるが、それ以上に簡単な改造で済んでしまうため、ある種怖いゲームなのかもしれない。
一応ゲームエンジンとは言っているが、エンジンらしい仕事もしていないので便宜上そう書いただけなんだという。 別に4択のクイズゲームのエンジンならそこらへんにあるだろうし、HTML5のやつもどこかにあると思われる。
あくまでも『激しく2chクイズゲェム』を0から開発したというだけであり、それ以外の目的については特段考えられていないのが実情ではある。
HTML5で動くためOSレベルではなくブラウザレベルでの差異は存在するが、それ以外の差異は出ないようにしているため、どんなブラウザでも動くような設計になっている。(ただしHTML5に対応しないブラウザは除外されている)
この関係でWindows・Mac/iOS・Linux・Unix・ALTIMIT OSであってもブラウザとフォントさえあれば動くとのこと。 またフォント自体もファイルで配布できればそのままカスタマイズも可能とのこと。(デフォルトはIPAフォントにでもしようか考えているらしい)
勝手に二次創作をしているようなものなので、
TGUS-FMXは
「FLASH-Q4の二次創作はいったん禁止」、
「ソースコードも見れるけどオープンではない」の
TGUS-FMX-0を仮に指定している。(もちろん緩和することは検討にある)
構造
本体データ「index.html」
本体となるHTMLファイルにはJQueryベースのJavaScriptのコアコード、そしてスタイルシートのCSSコード、更にゲームの画面を定義するdivタグがそれぞれで定義されている。
問題データ「data.json」
問題データはjsonファイルのフォーマットを取っており、「id、カテゴリ、問題文、問題タイプ、画像、正解の選択肢、選択肢が4つ分」となっている。
項目名 |
説明 |
備考 |
id |
問題のid値 |
|
カテゴリ |
問題のカテゴリ |
現時点ではまだ未使用、jsとhtmlの簡単な拡張でカテゴリ制限が出来るようにするための枠である(エロフラと全年齢で区分できるとかなどの用途を想定) |
問題文 |
- |
|
問題タイプ |
画像を使用する時に使用 |
0:問題文だけ、1:左に画像、2:右に画像、3:上に画像、4:画像だけ |
正解の選択肢 |
1-4で指定 |
『Quiz 5秒の選択』のような全問正解などはない |
選択肢1 |
それぞれの選択肢の値 |
|
選択肢2 |
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選択肢3 |
|
選択肢4 |
|
jsonファイルは流石に手書きだと埒が明かないので、csvファイルから変換するPowershellコマンドを使って生成している。
初期データ「initial.json」
ここには初期値となるタイトルや作った人、クリアの条件などがこと細やかに設定できる。 無くてもデフォルト値がインプットされるようには設計されている。
出題範囲
現時点では100問程度の問題に「FLASH作品にまつわるネタ」が詰め込まれている。 基本的にノージャンルを想定している関係で、FLASH作品に関係するだけで403氏の音楽を問われてみたり、いきなりエロフラの知識を問われたりと、まさに意味不明。
エンジンの開発がほぼ完了したので、後は問題を大量に作って公開するだけとなっており、予定では200問程度とするとかは検討している。 また、元の企画である『クイズ南無千REMIX』で出題された一部クイズもそのまま出す予定。
当初は「半年ROMレベル」だとか「アンノウンサイド」だとかを1ファイルで実現しようとしたが、流石に無理があったのでそれぞれのファイルでやることにしている。
(ましてやレベルごとにクリア条件が異なるので、そのあたりのゲームエンジン改造も必要とはなっている)
ただ、基本的に高いレベルであればあるほど分からない・知らない話を聞いてくるため、その難易度は無限に加速するようなものを用意する予定で、特にアンノウンサイドについては出題数も増えているためクリアがかなり困難だという。
半年ROM・1000ゲットでは20問、ボスケテキボンヌでは30問、ルナティックでは40問、アンノウンサイドでは50問が出題される。 なお、下位レベルの問題も出題範囲となるため、アンノウンサイドに居ても初級の問題を覚えないとならない罠を持ち合わせている。
問題数としては合計で1000問を予定しており、追加で100問ほど「R-18等の作品」を入れ込む予定である。
半年ROMについてはその作品のタイトルや、とてもわかり易いキャラクターのみを解答することになるが、後半になると知っているのか分からない知識をふんだんに入れているとのこと。 中には黒歴史的なものまで含まれてしまうため、問題削除まで検討している。
またアンノウンサイドに限ってR-18等の作品が出題されるようにできる隠しコマンドが搭載されているのだが、現時点ではまだ未実装としている。(公開して良いものか怪しいので)
バージョン履歴
クイズゲームとしての基礎構造が完成し、ひとまず遊べるレベルとなっている。
画像付きの問題に対応し、フォントサイズ等の調整がなされ、更にエラーキャッチを強化。
initial.jsonとして切り出すべきパラメータファイルの処理を追加、全問題出された際も「ノルマ未到達」として強制ゲームオーバーという処理を追加、何故か制限時間が有効に機能していないのでそのバグを修正、更に音まで追加した。
問題を50問程度追加し、Twitterのカードに対応。
正解と不正解にアニメーションするマークを追加、更にその時のアクションを原作に近づくような動きにした。
将来計画
クイズゲームとしての基礎となる構造は完成しているのだが、今のところ以下の問題点が存在しているため、その改修作業が要求されている。
- index.htmlにCSS埋め込みすぎ
- 問題が少なすぎる(単にN121MTが作成するdata.jsonのファイルフォーマットの問題ではなく、ネタが少なすぎるという点。問題募集等を検討すべきなところかもしれないw)
- 元作品よりグラフィックが落ちている(あんまり考えていなかった)
N121MT側としては、戦略として「まずはエンジンの完成形を目指す」、その次に「エンジンから外部へ切り出せるものを切り出す」、そして「使いやすいように再設計する」としている。 問題数は優先されておらず、それよりもゲームエンジン改修を優先するとしている。
すでにエンジンとしての完成形となり、initial.jsonでの切り出しも出来ており、仮設ではあるが音も搭載できている。 後はグラフィックのcss合わせや、クイズカテゴリの正式な運用形態のみ残っている。
(一応完全に同じようには出来ると思われるが、そこまでして良いのかは極めて謎なのであえてしていない)
切り出す部分として「タイトル」やら「説明文」等が候補に上がっており、そのあたりを「initial.json」として切り出した。 CSS等についてはデザインを固定化されていることを利用して全てJQueryでする方針も検討しているが、現時点ではHTMLinCSSで通している。
ほとんどは『クイズ南無千REMIX』のコアとなる『激しく2chクイズゲェム』から改造されたゲームで「改造された部分」がそれにあたるため、それらを網羅しつつ更に楽に改造できそうなポイントも合わせて追加するとのこと。
ボツとなった案
どうも「複数のクイズを1ファイルで出来るようになり、その間は簡易的なノベルゲームによるご褒美エロゲみたいなこと」も構想にはあった。 しかし目標から逸脱しており、既存のゲームエンジンで出来ることなのであくまで作らないとしている。
仮に作ってしまってもエロゲの場合はどこに公開すれば良いのかという点が存在していたり、それに対応するクイズを作る気はあれどご褒美イラスト等が一切作れない人間はどうするべきなのか考えていないという。
同じ4択問題を基本としているクイズといえば東京放送の『オールスター感謝祭』も存在しており、側やそれに近い演出を作ることも可能ではあるものの、本気で連携するゲームを開発するとなると『Jackbox』等のようなものを作らないといけないので大変らしい。
(すでにどこかにあるんじゃないか説は捨てきれないし、そもそもテレビ側で参加出来るようなデータ放送もなされているので、今更作る必要がそこまでないと言える)
外部リンク
最終更新:2023年01月01日 12:49