2chピンボール(Future Pinballの台)

2chピンボール(2ch Pinball)とは、Clairvoyanceのみ~やが開発した『2chピンボール』をベースにN121MTが『Future Pinball』で勝手に移植したピンボール台である。


概要

2022年から開発を開始し、途中体調不良とかを経て半年程度の期間でひとまず完成したピンボール台。 システムそのものは9月には既に完成していたため、ほとんどはグラフィックの用意に時間をかけていた。
ほとんどのグラフィックはswfファイルのものを抽出したものをほぼそのまま使っているのだが、実際のピンボールにあるキャビネットやテーブル外にある板などのグラフィックはswfにはなかったので、Clairvoyanceの素材などを使って無理くり用意したという。
しかしグラフィックの用意中に体調を崩して本来の計画よりも遅れてしまい、2022年12月29日になってようやくほとんどが完成したことでTwitter上に正式公開したんだという。

変更点

基本的には『2chピンボール』の台をそのまま再現しているため、『Future Pinball』に限らず実際のピンボール台にしても遊ぶことは可能と思われる。 しかし一部分は変更しなければならなかったので、N121MTはTwitterなどでそうした変更点を開発しながら公開していた。

  • テーブルのデザインは『Future Pinball』のものをベースにしているため、「AGE」のアウトレーン部分は原作と多少異なる
  • 「エリア51」がある出っ張りを原作通りに再現するとあまりにも大きすぎて、「8等身のモナーはキモい」のレーンへはフリッパーを使用しても自力では到達できないことが判明したため、その出っ張りを大幅に小さくしている
  • モララーとギコのターゲットについてはドロップターゲットにしている(ただし本来のボタンターゲットにして「もう一度押したら消灯する」という割と鬼畜な仕様にすることもできるとのこと)
  • 各キャラクター点灯条件が若干回数が違っている(ほとんど同じようにはしたつもりだが本当にその回数かどうかは怪しいらしい)

まだテーブルの作りがいまいちなのか、左のAGEが作動した時にゲートに引っかかって逆流することがあるため、AGEが作動できる時間も少し長めに設定されている。 更にライトについては特段考えていなかったため、飾りなどのライトもほとんど搭載されていない。

独自のグラフィック

特にキャビネットなどで目立っているが、本来のswfには無い部分についてはN121MTが当時のClairvoyanceを考慮した上でデザインしている。 ただしキャビネットについてはかなり適当に作ってしまっているため、もう多少リデザインが必要とは考えている。
また「当時のClairvoyance」であるため、『Nightmare City』も『ガラクタノカミサマ』のネタも無ければ、み~や氏のVRChatなどの活動も『東方Project』もデザインには含めていない。 このためロゴについてもその当時のClairvoyanceのものとなっている。

一応テーブルの開発についてはT-Productionの部門であるGameAttackが担当している設定であり、既に消滅している素材サイトの音もデータを復元してそのままの音を奏でている。
またピンボールゲームが日本人になじみが無いということからか、インストラクションカードなどには日本語の説明も追加されている。

将来の構想

現在このテーブルは作者にも伝えてないのと、半分研究目的による作品であることもあってデータの公開はまだ考えられていない。 というより公開する際の手順がまだ分かっていないため、そのあたりの実験もしなければならないらしい。
また全員集合を2回決めた後に『num1000』をBGMに使用した90秒間(?)のマルチボールを独自に搭載する予定でもあるが、そんなものは『2chピンボール』に無いので搭載するかどうか決めかねているとのこと。

グラフィックや音なども全て変更したパワーアップバージョンということで『5chピンボール』なんていう構想もあるといえばあるが、N121MTが他のピンボールも開発したいということもあってまだ実現する気にはなっていないらしい。
最終更新:2024年12月26日 11:58