難解型タイトル

難解型タイトル(Japanise Title / Amerikan Title)とは、日本のアニメや漫画作品等が海外進出時に原題の意味から異常に離れたタイトルを指したN121MTが定義した単語である。


概要

日本のアニメ作品が海外で放送される際、時より「異なるタイトル」をつけることがあり、その中でも日本語のタイトルとはまったく意味が異なるタイトルになっているものを「難解型タイトル」と呼んでいる。
単語は『亜人ちゃんは語りたい』の海外版タイトル『Interviews with Monster Girls』で初めて使われており、「Demi-Chanじゃなくこっちだとわからないだろ」ということで使われていた。
これ以前にも『Attack on Titan』(『進撃の巨人』)でその事象には気づいており、後に『Saga of Tanya the Evil』(『幼女戦記』)などの事例も出てきたので、それらを1つにまとめてこの単語で表現している。

近年は国際的な展開を行う関係なのか、日本語タイトルのロゴにも最初から英語表記が存在していたり、世界観に準拠してラテン語やドイツ語等の表記を用いることも見られるようになった。
公式に存在しているものとして『My Hero Academia』、『Wadanohara and the Great Blue Sea』などがあり、世界観に沿って『Puella Magi Madoka Magica』や『Izetta, Die Letzte Hexe』などの別言語による併記もなされることも少なくない。
ちなみに『Dies irae』は最初からラテン語表記でしかもこのタイトルのままなのでレイヤー2ではなくレイヤー0扱いとしている。

日本から海外へのタイトル変更は意味が離れたものもあるが、そのほとんどは「作品の中身に関係するもの」や「別の意訳」であることがほとんどであり、海外作品が日本へ輸入された時に発生する「日本的邦題名付PROTOCOL」とは異なる。
(「日本的邦題名付PROTOCOL」も意味合いが離れたタイトルをつけることが多いが、近年における「あまりにも意味が離れすぎてまったく関係のない不当なタイトル」という皮肉的な意味合いの方が強い)

レイヤー

難解型タイトルにはレイヤーが存在しており、高ければ高いほど日本人にはわからず、作品と結びつかないという問題になりやすい。

レイヤー0

翻訳の必要がないタイトルを定義している。 主に下記のような作品が想定される。
  • 数字のみ:『86 -エイティシックス-』
  • そもそも英語表記:『Vivy -Fluorite Eye's Song-』、『SPY×FAMILY』、『Ib』、『SHOW BY ROCK!!』
  • 英語が主体:『LISTENERS -リスナーズ-』、『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』
  • カタカナがそのまま英語:『Shadows House』、『Chainsaw Man』、『VIOLET EVERGARDEN』
コンピュータエンジニアリングの関係で『ID-0』を「ID:0」とも表現する問題も発生するが、それはこの難解型タイトルとは別の話となる。 また微妙な表記違いの『Knight's & Magic』(Kinghts?)についても英語的な問題なのでこれとは別である。

レイヤー1

日本語のタイトルがカタカナオンリーによる英語ではなく、ひらがななどの日本語タイトルを単にローマ字で表記したもの。 ほとんどの場合はこのレイヤーで済むことが多く、後述する難解型タイトルとは併記されていること少なくない。
漢字だけしかない『Fuuka』や『Onihei Hankacho』、ひらがなとカタカナが複合する『Kemono Friends』などが該当しており、含まれているカタカナを英語にするよりもそのままローマ字で表記することも珍しくない。

長大タイトルも『Boku no Kanojo ga Majime Sugiru Shojo Bitch na Ken』のように表記することもあるが、万国共通で長いと捉えられるので『Anohana: The Flower We Saw That Day』のように「英訳したものに通称名をつける」パターンも増えている。
  • 『Konosuba: God's Blessing on This Wonderful World!』
  • 『Haganai: I Don't Have Many Friend』
  • 『Noucome: My Mental Choices are Completely Interfering with my School Romantic Comedy』

ただし通称名が一般的に使われている単語の場合は逆に難解になる場合もあり、『WorldEnd : What Are You Doing At The End Of The World? Are You Busy? Will You Save Us?』などの例外も存在しており、『Onimai: I'm Now Your Sister!』などのような意訳も存在する。
(同作品はちゃんと『Sukasuka』という通称名もあるというのに、何故か『WorldEnd』を採用している。 『Shimoneta : A Boring World Where the Concept of Dirty Jokes Doesn't Exist』とは大違いかもしれない)

レイヤー2

日本語のタイトルをそのまま英訳したもの。 レイヤー1と違ってローマ字表記ではなく、単に英訳したものとなるため、まだ難解度は高くないレイヤーとなる。
普通のタイトルでは『Yuki Yuna is a Hero』、『Magical Girl Lyrical Nanoha』、『Love and Lies』などがあり、長大語タイトルだと『Akashic Records of Bastard Magic Instructor』、『The Irregular at Magic High School』などが該当する。

なお、『Re:Zero -Starting Life in Another World-』と『Re: Life in a different world from zero』などのように翻訳によって2つタイトルが存在する場合もあり、難解というよりも混乱を招く場合がある。
一応このケースは『The Price of Smiles』と『The Cost of Smiles』でも起きているが、タツノコプロあたりは前者を選択している。(同作品はむしろタツノコプロが記念して作ったのに不評という代価を払わされている)

翻訳によっては『ReLIFE』などの別タイトルとコンフリクトする場合もあるため、その場合は難解型タイトルを使わざるを得ない状況になる。 これは自動車メーカーなどで見られる「まったく別の車名をつける」といったものに近い。
メディアによってサブタイトルが異なる『How a Realist Hero Rebuilt the Kingdom』と『Re:Construction The Elfrieden Kingdom Tales Of Realistic Brave』(漫画版)のことでも同じようなことが起こりうる場合もある。

レイヤー3

単に英訳しただけではわかりにくいこともあるため、時より意訳されたものがタイトルに使われることがある。 難解型タイトルの中で最初の段階であり、日本語のタイトルから少しだけ離れ始めるレイヤーである。
例えば『A Centaur's Life』では「セントールの人生」と直訳できるため『悩み』が吹っ飛んでしまっていたり、『Compulsive Gambler』では『Kakegurui』の通称名がないとギャンブル狂(転じて「賭け狂い」)としか読めなくなってしまっている。
レイヤー2のレベルではあるが『Fist of the North Star』もその1つで、本来英語では北斗七星を「Big Dipper」と書くが『北斗』ではなく「七星」の方を選択しているパターンもある。(とはいえ他のタイトルと比べるとずっと難解度は低い)

単語のリズムや駄洒落についても考慮されていないことも多く、『Miss Kobayashi's Dragon Maid』についてもレイヤー3とされているが、仮に『Maidragon』となっていればレイヤー2となっていたケースもしばしば見られる。
(前述した「Demi-chan」についても同様の理由でレイヤー4となってしまっている)

逆に元々のタイトルもぶっ飛んでいる『しかのこのこのここしたんたん』では、『My Deer Friend Nokotan』とむしろタイトル的に良いものになるという場合もある。
(元は主人公であるのこたんとこしたんからなる名前ネタではあるのだが、英語版ではこしたんから見ればのこたんは鹿の友達ということから『My Dear Friend』のダジャレ的な意味も込めた名前へと変貌を遂げている。ちなみに『ATRI』の『My Dear Moments』とは無関係である)

レイヤー4

意訳しすぎて日本語のタイトルから離れ、別なタイトルに見えてしまうもの。 難解型タイトルの真骨頂でもあるが、ほとんどは「本編に関係するもの」や「その国で使われている単語の意味合い」が使われているため、日本人にはあまり馴染みのない表記になっている。
作品の内容から「典型的な五つ子」とされた『The Quintessential Quintuplets』や、国の名称で「Land of」(ニュージー"ランド"とか)と「光り輝く宝石」から転じて『Land of the Lustrous』と付けられるなど、見た目だけでは通常分からないものがある。

英語圏などでは存在しない単語が使われている場合、致し方なくこうなるパターンも少なからずあり、「クズ」となる単語がない『Scum's Wish』などが挙げられる。(これは日本語翻訳でも同じような苦しみがある)
タイトルに英語などの単語があろうが『My Dress-Up Darling』(原題では『Bisque Doll』という単語が「着せ替え人形」で使われている)のように除外されることもあるが、これは向こう側では長ったらしいタイトルを嫌う傾向も関係しているかもしれない。

前述した公式で採用された表記がこのレイヤー3や4になっていることもあり、アメリカ等の「部隊」がタスクフォースと称されることから使われている『Fire Force』や、略称そのものが難しい『BBK/BRNK』などのパターンもある。
しかし難解すぎて分からなかったり、『Project Shrine Maiden』よりも『Touhou』の方が馴染みがある場合はそっちを採用することも多い。(神主側も『東方Project』と商標登録しちゃったので、そのあたりもあるのかも)
同じ巫女繋がりの場合、『Destiny of the Shrine Maiden』(『神無月』が消えた)や同じ作者の『Shattered Angels』(『京四郎』やら『永遠の空』がない)などもあり、どちらも原作から大幅に離れている。

レイヤー5

意訳よりも更に苦しすぎて、そもそもローカライズやライセンスの段階で独自の名前を使ったが故にタイトルがまったく異なってしまうものを指す。 ほとんど4K!DSのせいでタイトルがメタメタになっている。
古い作品であれば『スピード・レーサー』も1つの難解型タイトルで、『マッハGoGoGo』とは結びつきそうもない。 また、『ロボテック』と呼ばれる、『超時空要塞マクロス』・『超時空騎団サザンクロス』・『機甲創世記モスピーダ』を組み合わせた別な作品も存在する。

一時期『Glitter Force』や『Glitter Force Doki Doki』といった名前で展開していたシリーズも、後に『HappinessCharge PreCure!』へと日本と同じタイトルになっている。

ゲームでも似たようなものが見られており、『Hour Of Darkness』から『Defiance of Destiny』のサブタイトルをロゴ仕様で並べてもパット見分からず、正式なロゴを見ないと『Disgaea』とは分からないレベルである。
ブランド戦略なのか、NIS Americaはアニメ作品で採用された『Netherworld Battle Chronicle Disgaea』ではなく、『魔界戦記』を消した『Disgaea』を採用しており、日本でも『ディスガイアD2』(『A Brighter Darkness』)が存在する。

ライセンス関係でありそうなものとして『Over the moon for you』があり、これは既に『Fly Me To The Moon』という楽曲が存在している(『私を月に連れて行って』)のでそっちを使用しているかもしれない。
しかも何故か『トニカクカワイイ』を『TONIKAWA』とタイトルそのものを変化しているため、単なるタイトル変更にしてはやけに難解なものとなっている。 ちなみに英語版のタイトルは英語で言う告白のスラングに近いものとなっている。
(ちゃんと翻訳できてないが、『DDLC』のモニカが言ってた「あなたは私にとって太陽」といった比喩的な表現によるものと推察している)

日本語が難解型タイトル

なお、この用語は日本から海外へのパターンとなっているが、海外から日本へのパターンの方が深刻な問題となっていることが多く、そちらも場合によっては難解型タイトルと名付けられることもある。
近年は中国などの海外アニメの進出もある関係でそうした難解型タイトルも増えており、『縁結びの妖狐ちゃん』や『兄に付ける薬はない!』などもその1つである。

日本的邦題名付PROTOCOL(やりたい邦題)

そんな中、近年の日本語版タイトル(邦題)については、難解型タイトルというよりも「配給会社などのセンスの無さすぎる不当なタイトル」がつけられており、デーブスペクターの駄洒落にもなりそうな「やりたい邦題」と呼ばれるようになっている。
近年は『アオラレ』や『元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話』など、明らかに本編の雰囲気などすら無視した邦題付けが横行しており、いずれ社会問題になりかねないとしている。

N121MTは「海外映画作品で顕著に見られる現象で『風と共に去りぬ』や『大脱走』というセンスの良い邦題」などもすべてひっくるめて「日本的邦題名付PROTOCOL」と呼んでいる。
単語はやりたい邦題の『バス男』や権利上の関係で変えざるを得なかった『マイティ・ソー バトルロイヤル』などを考慮すると、配給会社等に日本的な邦題をつける何か決まりごと(=プロトコル)があるという推察から来ている。
(ちなみに単語そのものが「日本的邦題名付PROTOCOL」に基づいたものにもなっており、自らを体現するという単語にもなっている)

近年はインターネットミームに影響されたタイトル付けもしているのか、『Sonic the Hedgehog 2』では『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』とつけられており、明らかに「&Knuckles」のミームや「VSダークライ」の話すら影響されている。
ただこれらについてはインターネットミームを汚したユーザ側にも責任はあるとしており、「日本的邦題名付PROTOCOLは観客であるユーザも含めた全人類が犯した業のようなもの」と皮肉っている。

今のところ他言語での現象も存在しているが、基本的に日本語と英語での違いがクローズアップされまくっているのであえてそっちを重視している。

情報技術非常識邦題

また2020年代頃から日本経済新聞や東洋経済新報などで出てくる「謎のネーミングセンス」に皮肉る単語として情報技術非常識邦題となるものが2021年に考案されている。
単語については「これそのものが日経などのネーミングセンスそのものを皮肉るもの」としており、単語そのものが日経などで出てくるネーミングセンスに基づいたものとしている。

以下は情報技術非常識邦題の一例である。

  • 「パイソン」と呼ぶ独自のプログラム言語(日刊工業)
グイド・ヴァンロッサム氏が開発したPythonを何故かGoogle独自のプログラム言語と読み間違えるという謎。 Ren'pyはもちろん、彼らにとってはマーク・シャトルワースのUbuntuですら謎の独自OSとしか読み取れないのだろう。
ちなみに同記事は表記レベルでも問題があったのだが記事ごと消去されているためソースとなるものが見当たらないという問題がある。

  • 設計図共有サイト(日経)
GitHubのことを指すが、設計図だけじゃないし共有サイトという意味合いも何か異なる。 どうも「ソースコード」を「設計図」と誤訳したという説が高いらしいが、設計図からソースコードを作るのでなかなかあり得ない誤訳とも見て取れる。
Gitが分散型バージョン管理システムであるため、ソースコード管理システム等の方がしっくり来ると思われる。

  • 謎のAI半導体メーカー(日経)
NVIDIA Corporationのことを指すのだが、AIどころかむしろグラボでとても有名な企業である。 そのグラボの技術を応用した製品も出てきているが、それは結構「最近」の話ではある。
よく言う虹色に光るパソコンの中にほぼ50%の割合で入っているグラフィックボード「GeForce」の会社である。(残りのほぼ50%は「AMD Radeon」と思われる。 グラフィックボード無しや他メーカーのボードが入っている虹色のパソコンはほぼ無いと思われる)
なおこの表現は日経のライター自身が持ちネタにしているため、今後この表から外すべきかどうか検討しているとのこと。

  • 一般人には知られていない成功企業(GIGAZINE)
ARMアーキテクチャで超有名なArm Holdings plcのことを指す。 今ではスマホやNintendo Switchにすら使われているというのに。

  • アクセラレーション・ブースト(現代ビジネス)
おそらくIntel Corporationのインテル ターボ・ブースト・テクノロジーあたりを指していると思われるが、「Intelの秘密テクノロジーアクセラレーション・ブースト」と紹介されたため、謎のミームとなってしまった。
時期は少し違えど『魔法少女リリカルなのは Detonation』に出てくる「アクセラレーション・オルタ」と何か勘違いを起こしかねない。

  • 気味の悪い拡張子、聞いたこともないファイル形式(東洋経済)
その名にJavaScriptとあるように、その言語で使われるのが当たり前になっているJavaScript Object Notation(JSON)のこと。 ひろゆきの「それってあなたの感想ですよね」が100%で通じるもので、厚切りジェイソンは「Why!? Toyo Keizai People!?」と叫ぶことだろう。
むしろ気味悪がってたらAPI等で違う形式が疲れてしまうので、かなり不便になるのかもしれない。

  • 不思議な形式(HARBOR BUSINESS)
HTMLよりも簡単に文章を書けるMarkdownのことを指す。 記事を書いている人間は未だに『一太郎』を使っているのかもしれない。(今では『Office』の『Word』でもない、Google WorkspaceのGoogle ドキュメントでも書けるぐらいなのに)

  • 世界的サーバー管理ソフト(日経)
2021年12月に発覚した全世界的に超重大な脆弱性「Log4Shell」の話で上がったApache Log4jのことを指す。
本来Log4jは「ログ」のユーティリティであり、サーバを管理するという意味合いではかなり機能が足りないと思われる。 記事や単語の意味を管理できない新聞社にこの攻撃を食らうのは時間の問題かもしれない。

  • クラウドソフト大手(日経)
Red Hatのことを差しているが、RedHatはRed Hat Enterprise LinuxというLinuxディストリビューション(平たく言えばOS)の会社であり、クラウドソフトという意味ではない。
クラウド環境のOSでは採用されやすい傾向にある(CentOSもRHELのクローンなのも含まれる)ため、コンダラばりに均した表現がこれなのだろうと考えられている。

  • Linuxディストリビューション(日経Linux)
ReactOSのことを差しているが、Linuxカーネルすら使っていないのでLinuxディストリビューションではない。 おそらくLinuxディストリビューションで使われているWineとの混同・勘違いを起こしての表現ではないかと思われる。
あろうことか日経の中でもLinuxに詳しいところがやらかしたことで注目されてしまっている。

  • マイナーなLinux OS(日経メディカル)
なんとDebianのことをこう評しているが、Ubuntuの元になったりとかしているのでドマイナーというわけではない。
さっきはLinuxがReactOSでやらかし、こっちはメディカルの方面でやらかしており、日経そのものがそういうことをやらかす新聞ではないかと疑問を持っても不思議ではない。

  • アンチArm(日経クロステック/日経エレクトロニクス)
RISC-Vをそう言っているが、そのようなソースが見当たらない。

  • 得体の知れない端子(日経クロステック/日経エレクトロニクス)
USB Type-Cのことを差しているが、これを得たいのしれないものとしたらLightning以上に不便すぎる端子事情になっていたことだろう。
ちなみにType-Cには「表裏の話」が話題になっていたり、似たような端子だからコンセントも行けるやろという超危険すぎる失敗談が跡を絶たない。 USB Promoter Groupはこれをどう思っているのか。

  • 謎の停車駅「高槻」(文春オンライン)
東海道線新快速の停車駅であり、利用客もかなり多いのに謎と言い放ったという例。 技術系ではない初の事例でもあり、日経がよく使う「謎のXX」系列の1つとしてトレンド入りした。
ちなみにこのシリーズは「ナゾの終着駅」などにも使われており、いずれにせよ有名な駅(中央林間など)にも関わらずナゾと呼ぶにわかが作った記事として蔑称されている。

ギャンブルタイトル問題

パチンコ・パチスロの台では「爆裂」などの射幸心を煽るような単語を含んではいけないというルールがあるため、一部のタイトルはそうやって変更されていることがある。
特に『蛇喰夢子という女』ではタイトルの『賭ケグルイ』に因んだ名言である「さあ、賭け狂いましょう」すら使われず、「さあ!さあ!」と無理やり変更されるという憂き目にあってしまっている。
(同じような理由で「その幻想をぶち殺す!」についても原作に何度か出てきた「その幻想をぶち壊す!」に変更されているが、これについてはパチンコ・パチスロの射幸心というよりかは、近年におけるコンプライアンスの方で問題になっているだけである)

  • バーストエンジェル(爆裂天使)
かつて爆裂機などの問題もあって「爆裂」という単語は使えずにこのタイトルとなった。 タイアップ機におけるタイトル変更でいの一番に言われる可哀想な台と言える。

  • 蛇喰夢子という女(賭ケグルイ
賭けに狂うという、射幸心丸出しのタイトルとみなされたので第一話のエピソードタイトルから無理やり回避。 一見主人公・ヒロインの蛇喰夢子に特化したように見えるが、別に他のキャラクターも普通に出る。

  • 弾球黙示録カイジ・回胴黙示録カイジ(賭博黙示録カイジ)
元々『賭博破戒録カイジ』や『賭博堕天録カイジ』などのようにシリーズごとにちょっとずつ変わっているため、そのノリということで何とか回避は可能となっている。 ちなみに同作品にもパチンコは登場しており、『沼』は伝説の台といろんなところで有名である。

  • 怪胴王(爆裂王)
バーストエンジェルなどの問題よりも前に発覚していたパチスロ機。

  • 平成カツヲ伝説(平成博徒伝)
こちらもバーストエンジェルや弾球黙示録カイジと同じ頃に発覚していた台。

別タイトル化問題

またこれと同じような理由で、地上波アニメなどでのタイトルについても変更される場合がある。 大抵はコンプラの関係(放送禁止用語や政治的な理由なども含まれる)なので、そういう意味ではこのケースとして扱われる。
『ハイスクール・フリート』は『はいふり』と番組表にもあったのにそのタイトルとなっているが、そういうコンプラ的な問題は含まれていないため、このケースとはことなるものとして扱っている。

けよりな方式

2024年5月2日に仮定義している『夜明け前より瑠璃色な』からひらがなを取って「けよりな」と略称する「正式なタイトルからひらがなのみを抽出する略称決め」のことを「けよりな方式」と呼んでいる。
現時点では以下の作品がこれらのルーツと言われており、後に『僕は友達が少ない』(はがない)、『宇宙よりも遠い場所』(よりもい)などの略称にも使われているとされる。

  • 『なるたる』(「骸なる星 珠たる子」の意味からつけたタイトル、有志によるものではないのとタイトル自体が『なるたる』なのでこの方式とは違うが、これらの方式を生み出したルーツの1つとしても良いかもしれない)
  • 『はにはに』(『月は東に日は西に』)
  • 『けよりな』(アニメではキャベツなどで逆有名になっていることもあって、はにはに方式ではなくけよりな方式の方が良いだろうとして選択している)

方式についての正確な取り決めはほとんどなく、そもそも「はにはに」にしろ「けよりな」にしろどちらも有志がつけた通称名でもあるためルールの決めようもないという。
ましてや『あかね色に染まる坂』に至ってはコードネーム的に「ろまさか」とつけているぐらいなので、深く考えすぎると負けの可能性すらある。 ただ『School Days』を「スクイズ」と呼ぶなど、こうした方式はそうしたゲーム出身であることは間違いないと言える。

2つタイトルが存在する問題

近年は国際展開もあって最初から英語などのタイトルが想定されていることもあるが、時よりそれとは別のタイトルが使われることもある。

想定タイトル 実際の使用 備考
the shape of voice silent voice 「聲」の意味合いから?
Elf can't be on a diet. Plus-Sized Elf
Shikanoko Nokonoko Koshitantan My Deer Friend Nokotan 想定されていなかった説が濃厚
最終更新:2025年10月30日 14:13