T-Concept-Cars

T-Concept-Cars(ティー・コンセプト・カーズ)とは、N121MTが考案した車両を管理する架空の自動車メーカーである。


概要

当時「N121MTの辞書」では、様々な自動車を改造したチューニングカーを「デモカー」としてこの辞書で展開しており、その発展型として一部の車両では「ベース車両のない完全オリジナルの車両」も考案されていた。
やがてこの辞書にしては必要としない話が多くなりすぎたので展開を中断することになるが、オリジナル車両についてはもったいなさすぎるということで、いっそ自動車メーカーとして作っちゃえというノリで設立しちゃったのがこのメーカーである。
メーカーのポジションとしてはポルシェやランボルギーニ等の「スポーツカーばかりのメーカー」ということになっているが、他社の自動車を利用したチューニングカーの展開も実施している。

かつてのデモカーでは自動車メーカーの意向や元々の性能に依存するなどの問題があったが、T-Concept-Carsの完全オリジナルマシンであればそうしたことに左右されずに自由に作れるということもあって、現在も活動は行っているという。
またメーカーの意向などを受けにくいワンメイクレースなどのマシンについても限定的にチューニングモデルとして現在も展開を続けており、フォーミュラカーやプロトタイプレーシングカーなどの競技車両が中心となっている。

T-MAX-121などのように「ぼくのかんがえたさいきょうのくるま」がほとんどを占めているが、実在するような値設定もなされており、単に落書きで考案した車両とはどうも違うところがいくつか存在している。
最近ではBlenderによる3Dモデリングもあって本気で車両が具現化する日も近いとも言われている。 2019年にはオリジナルのテストサーキットも考案されており、ますます現実志向の強い創作物になりつつあるが、それでも現実世界に登場した車両は1台も存在していない。

GameAttackから派生したレースゲーム部門である「T-Racing121」はこの管轄となっている。

考案するテーマ

基本的に考案車両は「テーマ」となるものが設定されているが、そのほとんどはアニメやゲーム作品に関係したものとなっており、完成形態もすべて痛車そのものとなっている。
このため車両の大半は二次創作物という扱いになるが、全て題材となる作品やキャラクターなどの二次創作規定に対応した車両となっている。 範囲については決められていないため、有名ドコロから超マイナー、個人レベルでさえ範囲となる。

各車両はシリーズごとに分けられており、カテゴリから作品単位で分けていることがほとんどである。 シリーズによっては架空の舞台などの「独自設定」が組み込まれているなど、単なる車両考案ではなく"1つの作品"に近い状態になっている。
中には「交通事故が無いと物語が進まない作品」が存在するが、全車両「故人となったキャラクターは無く、既に亡くなった者や途中で死亡してしまった者も含めて"生存している状態"の設定」が付与されているため、設定的には死亡設定が排除されている。

車両はTGUSで規定化されていたTGUS-D.CAR-v2025が運用されている。
規定には統一スペックとなるものも存在しており、ベース車のかぶりを防ぐためのプロトタイプレーシングカーの使用ルールや、妹・姉のキャラクターはシルビアを使えといったルールもあれば、FIA-GT3等で使われているBoPみたいなものまで存在していた。

統一スペック一覧

以下はN121MTが勝手に決めた統一スペックとなるもので、T-Concept-Cars内でのみ適用される。 『グランツーリスモスポーツ』や『頭文字D』、『iRacing』等では使われないので注意。

  • ル・マン・プロトタイプレーシングカー系
現行のLMHとLMDh、LMP2~LMP3についての統一スペック。 LMP1はLMHかLMP-L(ハイブリッド非搭載)のどちらかに切り替えられ、DPiについてはLMDhへと完全に切り替えられている。
LMP-EはいわゆるLMHでもないLMDhでもない、電気自動車用のスペックであり、今後の水素プロトタイプレーシングカーなどの特別なスペックとしても採用される予定である。
LMPクラスのスペック表
クラス LMH LMDh LMP-E LMP-L LMP2 LMP3
エンジン/モーター ハイブリッドシステム 新エネルギー機構 ガソリンエンジンのみ 日産・VK50のみ
メイン馬力 エンジンが250kW - 300kW (規定無し) モーターで450kW - 500kW 550ps - 620ps 500ps程度
サブ馬力 モーターが100kW - 200kW モーターが50kW なし
4WD 不可(FF、FR、MR、RRのみ)
ギア数 SAT5-7速 SAT4-8速 / CVT SAT4-8速

  • グランドツーリングカー系
死にクラスとなった「Class1」や「LM-GTE」(廃止)についても統一スペックということで組み込んでいる。 また、JAF-GT(マザーシャシー含)は別でスペックが存在している。
GT系クラスのスペック表
クラス Class1 / SGT500 SRO-GT2 / LM-GTE FIA-GT3 SGT300 / JAF-GT SRO-GT4
馬力 550ps - 650ps 430ps - 520ps 450ps - 560ps 280ps - 350ps 300ps - 480ps
駆動形式 FR FR / MR / RR
ギア数 SAT5-7速

  • ツーリングカー系
TCR等で使われるスペック表。 こちらもSRO-GT4に押され気味で死にクラスになりつつあるという。
ツーリングカー系のスペック表
クラス TCR
馬力 320ps - 350ps
駆動形式 FF
ギア数 SAT5-6速

  • ラリー系
元々はツーリングカー系で使っていたが、現在は完全にラリー用に独立したので。
ラリー系のスペック表
クラス WRC-R1 WRC-R2 WRC-R3 WRC-R4 WRC-R5
エンジン/モーター ハイブリッドシステム ガソリンエンジン ガソリン / ディーゼル ガソリンエンジン
メイン馬力 エンジンが350ps - 450ps 350ps - 400ps 250ps - 300ps 100ps - 240ps 50ps - 180ps
サブ馬力 モーターが134ps固定 なし
駆動形式 4WD FF / FR / MR / RR
ギア数 SAT5-7速 SAT5-7速

  • フォーミュラ系
フォーミュラ系についてはマルチメイクのものが規定化されている。 それ以外のワンメイク系はそちらのレギュレーションに対応するため、表はあえて作らない。
フォーミュラ系のスペック表
クラス F1 Formula-E F2
馬力 650ps~1200ps 320ps 650ps
駆動形式 MR
ギア数 SAT8速 CVT SAT6速

  • ドリフト系
ドリフト系については特に性能統一が存在しないため、「チューニングスタイル」で統一スペックを取っている。
高馬力型はD1GPやフォーミュラDなどで使われている「馬力無制限」、低馬力型スタイルはD1SLやドリフトマッスルなどで使われている車検を気にしたスタイルとなる。 中馬力型は、車検ギリギリの高馬力を目指しつつ、コーナリング性能も犠牲にしないバランス型となる。
基本的に中馬力型~低馬力型が車検に通るぐらいで、高馬力型はそんなに通す気はない想定である。 これは『いかす走り屋チーム天国』で低馬力型でも車検に通るわけのないボロ車や、高馬力型でも車検に通るスーパーカーも存在するのが理由である。
ドリフト系のスペック表
スタイル 高馬力型 中馬力型 低馬力型
馬力 650ps~ 480ps~650ps ~480ps
駆動形式 FR / MR / FF / RR
ギア数 SAT7速 SAT5-6速 SAT5速 / AT4速

  • スポーツヒルクライム系
プロトタイプレーシングカーの一種だが、LMPとは違うスペックを持っている関係で。 PS-Uはパイクスピーク・アンリミテッド、PS-Eはパイクスピーク・エレクトロニクス、SPC-Xはスポーツヒルクライム用、CN-SはグループCN系で使われる。
スポーツヒルクライムのスペック表
クラス PS-U PS-E SPC-X CN-S
エンジン/モーター (規定無し) 電気のみ ガソリンエンジンのみ
メイン馬力 (規定無し) 450ps - 750ps 230ps - 480ps
サブ馬力 (規定無し) - なし
4WD 不可(FF、FR、MR、RRのみ)
ギア数 SAT5-7速 CVT SAT4-6速

ナンバープレートとゼッケン

どの車両もナンバープレートかゼッケンのどちらかが装備されるようになっており、近年はモータースポーツを重視する関係でゼッケンがほぼほぼ必須レベルで装備されている。

  • ナンバープレート設定
それまでナンバープレートについては日本のフォーマットと同じものを使っていたが、2025年以降は『頭文字D』などで採用された5桁フォーマット(「日本 000 ・ 00-000」)へ変更する方針となっている。
なお4桁時代には誕生日などの語呂合わせで設定するものが多かったため、それについては末尾が0をつけた状態にしたりなどの対応を取ることにしている。 なお、ナンバープレートは車検無関係に装備する方針となっているため、色についても独自の色が採用される。
その他にも地名についてはご当地ナンバーですらない架空の土地名を記載したり、種別番号が『ワイルドスピード3』みたいにあえて合わなかったり、本来使用できないひらがな文字を使うことで架空のナンバープレートとして機能している。

値については誕生日であることがほとんどだが、中にはそのキャラクターに因んだものだったり、名前を数字で読ませたりLeet表記させるものも存在している。
また、一部の車両ではアメリカやヨーロッパでのナンバープレートの使用も許可されており、車検も通らないような車両にはディーラープレートのようなものまで装備されることもある。

  • ゼッケンフォーマット
ゼッケンについてはWECで採用されている3桁のゼッケンフォーマットを使用しており、0~999までの間でデフォルトの数字を指定する方式とはなっている。 もちろん1000台以上の車両を考案する関係で、被る可能性もあるのでその場合は別の番号を搭載するようにしている。
流石に1000台が同時に走行するようなレースは「キャノンボール」等でもない限りはそうそう存在しないので、そのあたりのリスクはある程度は無視している。 また独自のゼッケン体系として「A113」や「G56」などのかつてのD1GPでも採用されたアルファベット併用もされることもある。

ナンバープレート同様に誕生日などの縁のある番号を使用することが多いため、『東方Project』や『アイドルマスター』などで実施されている『サンリオキャラクター大賞』のような「人気投票」の結果に一切左右されない番号となる。
重なる場合や一部のイベントではあえてそうした人気投票に基づいた番号を別で用意することもあるが、パーマネントナンバーを重要としたいということであまり使われないことが多い。

  • 国設定の撤廃
かつてはキャラクターに応じた国籍などの設定が存在していたが、2023年以降はこういったものについては全て撤廃されている。
ラリーカーで見られるドライバーの横にある国については、ジェームズ・W・ケイドルやオスカー・パーネフェルトなどが考案している各「地球の旗」を採用したり、そもそも現実世界に存在しない旗を使用するように変更されている。

以前から架空世界における国家の旗が採用されているケースもあるが、『エースコンバット』や『コードギアス』などの「現代の戦争をベースにしている作品」については世界平和を祈願する観点と不謹慎すぎるという無用な炎上を避けるために使用していない。
(過去の戦争を舞台にしている『ファイアーエムブレム』や、地球の外で戦争している作品については除外されている。 とはいえ使用は控えており、専ら『逆転検事』のコードピアや『ふたご姫』のしずくの国などを使用することが多い)
また『ラブライブ!』のエマ・ヴェルデや唐可可などのような「現実世界の存在する国籍」の場合も現在は全て「地球の旗」へ変更されており、絢瀬絵里や『リトルバスターズ!』の能美クドリャフカなども例外はないとしている。

T-Racing.121

T-Racing.121とは、T-Concept-Carsのレーシングカー部門でもあり、GameAttackにおけるレースゲーム部門でもある。 LMP1やFIA-GT3規格などのレースカーチューンを担当したり、レースゲームのプレイ状況を管理する担当でもある。
かつて辞書にはプレイしていたレースゲームの一覧があったが、スーパーファミコン時代の『首都高バトル2』と『セガツーリングカーチャンピオンシップ』から始まったり、『ドライブオンリクエスタ』をプレイしていたので範囲が広すぎる関係で現在はリストを上げていない。

一応、歴史だけ書いておく。

歴史

初めてプレイしたレースゲームは『首都高バトル2』と『セガツーリングカーチャンピオンシップ』の二つと言われている。 まだ幼稚園にも入っていなかった頃もあったため、基本的に壁走りをベースとした走り方が基本だった。
幼稚園に入った頃に、『コリン・マクレー・ラリー』と『MotoRacer』をプレイし、初めてアクセルやブレーキの使い方を学び、クルマの基礎動作をみにつけた。 コーナーリングはまだ今ひとつではあるが、ミューの低い路面での車の扱いを感覚的に学習。
小学生の頃はレースゲームをしつつ、「WRC」や「MotoGP」をテレビでよく見ていた。 前述したゲームの影響もあってコリン・マクレー氏のファンになったり、なかなかF1は見れなかったものの、ミハエル・シューマッハ氏の活躍もあって赤い車=F1という印象を強く持った。
バイクのバレンティーノ・ロッシ氏も小学生の頃から知っており、一時期二輪にはまったこともあった。

しばらくしてからPS2が家に導入。 同梱されていた『エンスージア』によってレースゲーム活動ががらりと変わる。
そのままレースゲームに本格参戦し、ドライビングシミュレータとしての名が高い『グランツーリスモ4』を購入。 「基本」から「レーステクニック」まできっちりと学び、並ぐらいまで成長。

その後はPS2製でのレース活動が急速に拡大し、「首都高」から「サーキット」までいろんな舞台を回るように。 アーケードでは初めて『頭文字D アーケードステージ5』でアニメ作品にも触れられた。
ハードウェアがPS3に移動後は『グランツーリスモ5』、『グランツーリスモ6』での活動に専念したため、他のレースゲームはさほど触っていないことが発覚。
しかし『GT5』の急激な失速によって『ニード・フォー・スピード』への関心が高まり、『ザ・ラン』と『モスト・ウォンテッド』で『GT6』までつないでいた。

2015年夏には『GT6』の飽和状態と、当時活動に積極的だったAdultChallengeの夢のコラボレーションを実現した『ドライブオンリクエスタ』へ参入。 2016年には「GTシリーズからは一時撤退」として現時点では同作レーシングエロゲーがメインに残された。
一時『GT』からの卒業や『Forza』への移行等も見えてきたが、結局それらは叶わずに終わっている。(車種はグランツーリスモの方が多いが、Forzaシリーズはチューニング要素と痛車でアドバンテージがある)

2018年は『SWDC』で再びアーケードレースゲームへ再参入。 他のレトロレースゲームにも気合を入れるなど、大きな活動範囲を広げていた。
しかし2020年のコロナウィルスによってスーパーサブへの活動を余儀なくされ、また『GTS』への移行についても「ゲーム内容やシステムとは全く異なる別の理由」で移行が先送りされ、結局2021年に終了WDCとなってそのまま引退した。

現在はメインの活動が決まるまでは『Speed Dreams』等のフリーのシミュレーションレースゲームを遊んでいるとのこと。
最終更新:2025年01月05日 18:45