SaiNuiCrafting

SaiNuiCrafting(さいぬい・くらふてぃんぐ)とは、N121MTの創作物を管理するT-Productionの部門である。 「裁縫ぬいぐるみ作る」という、N121MTが本気でやりかねない行動から取られた名前となっている。


概要

2021年3月23日に発足した創作物を管理する部門で、N121MTが執筆した小説作品や現在の第二辞書等に配置されているさいきょうシリーズ等などの一次創作から二次創作まで全部引き受けるブランド名となっている。
前々からT-Producton直下で管理しているのはヘンだと思っていたらしく、創作用の部門がほしかったというのもあったのでその部門を新たに作ったという。

N121MTは前々から「創作活動についてはあくまでも趣味の一環」としており、それを本業にする予定は一切ないとしている。 これは昨今の界隈問題だけでなく、AIなどの影響も関係しているためである。
また同様の理由で「ゲームのMODやプラグインも含めて無料で公開することを前提にする」としており、FANBOXなどの使用も今のところは全く検討していないとのこと。

R指定のものが含まれるものはAdultChallengeが併記した状態で管理されることもあるが、基本的にN121MTが創作しようとしているものの大半(特に小説など)がそういう作品なのでどうしても共通する部分が多い。(元々その名義で活動しようとしていた名残や由来でもある)
またアーケードレースゲーム等で行われる「ぬいぐるみチャレンジ」についてはT-Concept-CarsのT-Racing.121で共同管理されている。

主な活動

創作活動の運営

いわゆるN121MTが執筆している小説等の創作作品等を管理している。 一次創作のライラ・スカイラインリーネ・リーナ姉妹、二次創作の製菓包丁さんもこの管轄となっている。
R指定のものになる場合はAdultChallengeが運営しており、2020年1月1日に発足されたT-Concept-CarsT-Productionが管轄となる。

なおSaiNuiCraftingもAdultChallengeの作品についてはTGUSによる独自のレーティングによる作成や使用の予定はなく、小説については『ネット小説レーティング同盟』のものを使用する、ゲームについてはCEROとEOCSに近いものに準拠するとしている。
N121MTは「独自のレーティングだと俺主体になってレーティングの意味合いがないのと、もう既にあるのに面倒なことをする必要はないだろう」とし、また表向きな理由として「せっかくこういうのがあるならもっと使うべきだ」としている。

カテゴリ 準拠するもの 表記 備考
小説など ネット小説レーティング同盟 NRU-PG12など 試案の『ネット小説用レイティング基準[試案]』についても含めている
漫画など 小説ではないもののそのまま流用できるものとして使用している
同人誌など
ゲーム CERO、EOCS CERO:C/EOCS:Rなど R-18以外は基本CEROに準拠、ただしどうにもならないものに対してはEOCS等を使用する方針
またSteamなどで発売する場合はIARCなどもあるのでわざわざ作る必要がないとしている
痛車 日本の車検基準 - 過激すぎるエロ痛車は使用しない方針ということで

独自ツールの開発

N121MTが独自に開発したツールについてもSaiNuiCraftingの部門配下で開発から管理・保守まで担当しており、ツールは地獄耳内で公開されているものがほとんどである。 主に開発したツールを以下の通り。

  • ネームエントリーテストツール:『頭文字D THE ARCADE』におけるネームエントリー(通称「CN」)で使用できる漢字のチェッカーツール。元々は『SWDC』のネームエントリーに対応していた。
  • 地震時計:日本国で発生した震度5弱以上の地震からカウントアップする時計。広島にある『地球平和監視時計』をヒントに、防災の観点で作られた。後にCCS24の基礎となっている。
  • Bouzu CHOICE:『坊主めくり』や『ジャンケンマン』等の「3つの選択肢から1つをランダムで選ぶ」というツール。運ゲーにランダムを重ねるという、超ハードな遊び方にしか使えない。
  • Denkou Baaan:『IQサプリ』で出題されていた「電光掲示BaaaaaN」をJavaScriptで無理くり再現したツール。フォントデータをPCにインストールするとよりリアリティが増すようなCSSが追加されている。

ロゴデザインの作成・管理

T-Productionのロゴそのものを作成、またその管理も担当している。 GameAttackにも付与されているロゴもこの一環であり、これらのデザインは一応SaiNuiCraftingが作成・管理することになっている。

管理している作品

参考までにそれまで作ってきた「全年齢対象」と「製作中」の創作作品をいくつか紹介しておく。

構想段階にあるもの

作品名 管轄 分類 解説・備考
サキュバス・ランド AdultChallenge / NewTornadoRevolution 一次創作 N121MTが2024年から考案し始めているオリジナルのサキュバスキャラクターを用いた創作作品シリーズ。 一部ではNewTornadoRevolution名義となる。
サキュバス・スペース AdultChallenge 一次創作 サキュバス・ランドの続編的なシリーズ。 全年齢作品も増やす予定なのでAdultChallenge管轄外になる可能性もある。
姫に連れられて AdultChallenge 二次創作 あるフリーゲームに登場したキャラクターや設定をベースに、現実世界へ適用した超拡張型二次創作作品シリーズ。
ラスト・オーエス AdultChallenge 一次創作 かなり内容が多いので下記参照。

  • ラスト・オーエス
前々から構想していた『おねえとおれ』とはまた別のおねショタ系の作品。 『サキュバス・ランド』などの作品における前身となるもので、おねショタ以外にも「男女による世界大戦」、「第三勢力による物語」など共通点が存在していた。
ただこの作品ではおねショタとなる主人公およびヒロインは再会するのだが、最終的なエンディングがバッドエンドになっているという、ちょっと異質な作品でもあった。

主人公のゆーくんは大好きなお姉ちゃんと一緒に過ごしていたが、人類がそれぞれの性別による被害や価値観の違いによって勃発した世界大戦「性戦」によって、二人は生き別れの運命を辿ってしまう。
数年後、ゆーくんは軍の中でも高い地位を得ており、独自の部隊を率いる立場になっていたが、その裏では「性戦」の真相と平和を求めるための部隊である「ピース・エックス(PeaceX)」を秘密裏に作り、敵と非公式の交渉や情報交換を行っていた。

ある日のミッション。 ゆーくんは珍しく戦線に立ったのだが、前に出すぎてしまい部隊と離れ離れとなり、敵に囲まれてしまう最悪の事態に。
捕虜か死の選択しかない中、目の前に居た兵士は突如ヘルメットを取る。 ……大好きなお姉ちゃんがそこに居た。
ゆーくんとお姉ちゃんは、お互いの気持ちも分かりながら、そして大戦初期に討伐されていたはずの第三勢力と合流し、ピース・エックスとしてこの性戦へ新たな戦いへと赴くのだが……。

男女戦争モノについては昨今の世界情勢というよりも、表現規制などの問題に切り込んだ話でもあり、おねショタというのもその皮肉の一つであるとしている。
なお「性戦」の経過としては、初期は男と女だけでなく、そもそも世界大戦を拒否る勢力も合流した第三性別の派閥(一貫して「第三勢力」と呼称されている)も居たのだが、内部からの裏切りなどによって壊滅しており、どちらが勝利しても未来はないという状況となっている。
第三勢力についても壊滅レベルでの被害を食らっているが、実際は軍の裏側で各々が戦いを止めるための工作などを初めており、ゆーくんがピース・エックスを立ち上げるきっかけや初期の活動にも尽力したという設定となっている。

エピソード的には主人公のゆーくんが高い地位に居て、ピース・エックスをしながら敵である女たちをなるべく無血に、最悪でも捕虜などにして殺さないようにする活動が前半描かれている。
後半は大好きなお姉ちゃんに捕虜とされつつも、戦友の仲間としてピース・エックスを正式に立ち上げ、首謀となるものや最悪の事態を想定した兵器破壊などの活動が描かれるが、間に合わずに最後は専用のシェルターで二人っきりのまま暖かい死を迎えることになっている。

サキュバス・ランドとは以下のような違いがあり、この作品の反省やN121MTの心境の変化などもあるとされている。
項目 ラスト・オーエス サキュバス・ランド 備考
戦闘 全人類の男性と女性・第三勢力も存在 全人類とサキュバスの闘い 人類同士ではムリというのは共通する
範囲 大戦レベル 諜報合戦に近い 大量に死者が出るではなく、死者を出さないために大きく変わった
舞台 現実世界のみ 現実世界と並行世界 架空であることをより強めるための処置でもある
展開 最初に離ればなれ、後に合流し協力 最初から合流、大半は作戦時のみ離ればなれ ベースのおねショタモノについてはあまり変わっていないが、おね以外にもたくさん追加したのもある
結末 願い虚しくデッドバッドエンド 悲願成就だがバッドにも見えるハッピーエンド 「2人が幸せになる」、「周りはおかしくなっている」というベースは変わっていない
作品のタイトルについては元々決まっていなかったのだが、今回管理するにあたって必要となったため、おねショタの頭文字などを取ってそういうタイトルにしたとのこと。

公開済みのもの

  • 小傘といっしょ!(旧T Lunatic Revolution内)
『東方Project』の「多々良小傘」をヒロインにした幻想恋愛系の小説。 プロットそのものは大体完成し、現在第二話を執筆中していたが、HDDクラッシュの問題で製作中止に。
関連する作品として『小傘と??』が存在しており、この作品はそれをリファインしたものだと述べている。

  • 『おねえとおれ』(お兄ちゃん・お姉ちゃんシリーズ内)
N121MTが練習目的で執筆している小説。 AdultChallengeの方で同名の作品がPixivで公開されているが、この部門に移ってからはほとんどオリジナルの設定で執筆している。
一応シリーズの予定があるらしく、現在完成版と続編を執筆中とのこと。

  • あるキャラクターを題材にした小説作品→『堕天使との不思議な生活』 / 『堕天使との甘い夜』(スペシャルプレゼントシリーズ / AdultChallenge管轄)
ツイッターの方で作られた創作キャラクターであるフィーリアを使った二次創作作品。 とはいえ、キャラクター以外の設定は全てオリジナルとなっている。
本来そのキャラクターの誕生日に第一話となる作品を公開するはずだったが、様々な理由で未公開に。 未完成でありながらも、執筆できるチャンスを見ていた。
2015年3月9日に「この小説については3月15日か23日に公開するかもしれない」と述べているが、後述する作品もあってこの作品が公開されるかすらわからなかった。

前編となる『堕天使との不思議な生活』は2015年3月15日の23:59に公開。 投稿時間については意図的なものと公言しており、地獄耳でその理由が明かされている。
内容としては突如目の前に現れた天使であるフィーリアを訳あって保護したものの、実はフィーリアには「もう一つの顔」があることが示唆される所までとなっている。
ちなみに設定のし忘れなのか、それとも単純にミスなのかは不明だが、ツイッターでこの作品は発表されなかった。 ただし2015年の定例発表(未作成)ではしっかりと発表されていた。
(後に「Pixiv側の仕様で作品投稿のツイートは手動」ということに気付いたらしい。 つまり投稿時は「自動でツイートされるのかもね」と考えていたぐらいらしい)

後編である『堕天使との甘い夜』は2015年3月23日0:00に公開。 こちらの投稿時間についても意図的なものだが、何故かこちらは理由は語られていない。
それもそのはず、後編の内容はN121MTがWEB上で初公開となる「官能小説」であるのが最大の理由である。
(以前から内輪ネタとしてそれらの作品を限られた範囲で公開はしていたが、インターネットという限られていない範囲での公開は今作で初となる)
この関係で地獄耳についてもリンクは貼られておらず、ツイッター等でも投稿し終えた後に直ぐ様「コールサイン」を送出してまるで逃げるかのようにして落ちている。

オリジナルキャラクターを本格的に使用した小説作品で、設定はありきたりながら全てオリジナルとしている。
年齢制限に関するレギュレーションは無視しているため、比較的自由な執筆が望める模様。

構想段階にあるもの

2014年8月1日に発表されたシリーズ作品。 シャドウ・ダーク・レーシングから独立したGod Knife Competitionが題材にしている『包丁さんのうわさ』の二次創作小説である。
作品の範囲そのものは『包丁さんへるぷみぃ』をベースにしており、発表によれば「公式の企画である『一番OKINI!』のキャラは全員登場する」とのこと。 『二次創作包丁さん』も参加が許可されており、もし実現すれば「三次創作小説」ということになる。

タイトルからすれば全年齢(CEROで言えばCが妥当)っぽく見えるのだが、AdultChallengeの管轄内にしているのは「あくまで挑戦する」という意味があるらしい。
……だが、その実態は「包丁さんとらぶらぶになってそのまま二人で……」という感じのシチュエーションが集まっているファンディスク的な作品である。 構成としては「一話完結型」をベースにしているが、大まかな流れは『へるぷみぃ』などに沿っている。
(ただしあくまでもどこまでのレベルかによるものであって、二次創作の包丁さんについては程度の小さいものに済む可能性もあるとか)

ストーリーとしては読者である貴方が包丁さんの世界に迷い込み、脱出方法を探しつつイチャイチャするというもの。
イチャつき度については「4話程度で包丁さんとくっつく」ことを目安にしており、一つの包丁さんとの話を「○○編」とパッケージングしている。
尚、パッケージの最終話あたりは「絶対全年齢にはならず、場合によってはR-18指定になるかもしれない」と語っている。
(もしR-18指定の話になってしまった場合は必ず「R-18指定の話を一歩前の話とし、最終話は最終話で用意する」というスキップしても大丈夫な作りにする予定)

発表にある「『一番OKINI!』のキャラは全員登場」の理由は全てたぶんおそらくきっと側のキャラクターであり、二次創作は基本的にOKというスタンスということから。
ただしそれ以外の包丁さん(『オーダーメイド包丁さん』や『ピーラーさん』)についてはたおき以外のルールも絡んでくる三次創作になるため、そこをどうするかで問題になりうる。
ただしN121MTの二次創作キャラクターである製菓包丁さんは登場予定で、そちらは本家キャラクターとの会話シーンも予定されている。

  • 『みんなといっしょっ!』(AdultChallenge管轄内 / あるキャラクターの二次創作)
2014年12月31日に発表された二次創作シリーズ作品。 ただし何の二次創作なのかはよくわかっていない。

作品の度合いとしては「創作主の意向からR-18指定を想定している」とのことだが、N121MTの意向もあって強制系のシチュエーションはないものとされている。
設定的には強制系に転ぶ可能性も十分残されているが、そこはN121MTの持つ「パラダイスノベルライティング」によって合意系のものへと強制変換された。
ちなみにノベライズにあたってはオリジナルキャラクターの「お兄ちゃん」が参戦するが、「R-18指定のシーンでお兄ちゃんと関わる……とは限らない」という発言もあった。
最終更新:2025年03月14日 11:35