お知らせ:このページは『Vivy -Fluorite Eye's Song-』の2話に登場した航空機事故を題材にしたページです。 書かれていることのほとんどはN121MTの推測でしかなく、机上の空論でしかありませんのでご注意ください。
流石にこれをベースにしてCineflixさんがエピソードを作るとは思えません。(完全に「フィクションなのかよ!騙された!」のFND!だし、たった1シーンの話でもあるのでそこまで大きくする必要も無いのです)
モモカ嬢の悲劇(Momoka air disaster)とは、2061年4月11日から1年間のうちに日本の空港で発生すると言われている航空事故である。 乗員乗客が全員死亡した墜落事故であり、乗客の一人である霧島モモカお嬢から事故名がつけられている。
事故のあらましと原因?
大雨の中、空港から離陸直後の旅客機の左翼のエンジンが突然爆発し、爆発の衝撃でエンジン本体が離脱後に旅客機の燃料タンクに激突して引火・大爆発を引き起こし、空中分解を引き起こした事故である。
乗客のほとんどは燃料タンクの爆発によって死亡しており、他も空中分解によって死亡したとされている。 おそらく遺体については「原型を留めていない最悪の状況」であり、むしろある方が奇跡レベルなんじゃないかと考えた方が良いだろう。
これに極めて似た事故として、映画『ファイナル・デスティネーション』にも登場した「トランスワールド航空800便墜落事故」があり、それをベースにいくつかの事例を重ねた事故であると推察している。
エンジン爆発・脱落
エンジンの爆発・脱落については多くの説が上がっているが、実際にも起きた事例や気象環境を考慮すると「整備不良」、「設計ミス」、「パーツ混入」などのパターンに絞られる。 以下は実際に起きた事例である。
- 整備不良:アメリカン航空191便墜落事故(エンジンの脱落)
- 設計・検査のミス:カンタス航空32便エンジン爆発事故(エンジンの設計ミス)、大韓航空2708便エンジン火災事故(エンジン製造時の検査ミス)
- パーツ混入:コンコルド墜落事故(DC-10の金属片が混入したことによるエンジン爆発)、ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故(火山灰の混入でエンジンに火災が発生、爆発は免れた)
現場は雨が降っていたので「USエアウェイズ1549便不時着水事故」のようなバードストライクは極めて低いと判断され、また「パンアメリカン航空214便墜落事故」のように落雷もなかったため、そうした要因ではないとして除外されている。
特にエンジン本体が爆発した後に外れたことを考慮すると、整備不良である可能性が極めて高いとされているが、爆発によるエンジン脱落もありうるので、両方の可能性を記載はしている。
エンジン爆発の航空事故には「サウスウエスト航空1380便エンジン爆発事故」や「デルタ航空1288便エンジン爆発事故」などがあり、墜落はせずとも爆発した破片で乗客の命を奪うという死亡事故も存在する。
仮にエンジン本体が燃料タンクに衝突しない弾け方だとしても、爆発した破片が燃料タンクに激突して引火する可能性もありうるため、エンジン爆発後にタンク爆発しそのまま空中分解で大破するというのはあながち嘘ではないと判断している。
エンジン本体そのものがタンクに激突することについても、吹っ飛んだ方向が強風等で煽られてそこに行ったという可能性も0ではないとしている。 「リーブ・アリューシャン航空8便緊急着陸事故」では脱落したプロペラが機体に損傷を与えている。
いずれも確率的には低いもので、本当にモモカ等の乗員乗客は運が悪かったとしか言えない。 なお、テロリストによる事件説についてはEMT!こと「エミリアたんマジ天使」を発案した長月達平氏がTwitter上で否定しており、あくまでも純粋な航空事故である。
事故と別に起きた事件から得られるデータ
この事故とは別に、空港敷地内では、敷地に不法侵入したニーアランド所有の自立型アンドロイド「ディーヴァ」と、謎のAIによって旅客機メンテナンス用の機材が暴走しており、機材はディーヴァを強引に止めようとしていたとのこと。
どうもディーヴァはこの事故で犠牲となったモモカのことを救助しようと行動していたが、別のAIがそれを阻止していたため叶わなかった。 しかし、ディーヴァが撮っている映像には、JTSBやNTSBにとって有用な情報なので、何か使われている可能性はある。
乗客・乗員について
この辞書で「モモカ嬢の悲劇」と名乗らせているように、乗客の一人である霧島モモカお嬢が居るということは別の理由で判明しているが、そうでなくとも出発前に搭乗者リストとかで誰が被害を受けたかは判明するはずである。
ただし被害者はそこでしか判明せず、前述したように遺体となるものも原型をとどめていればいい方なレベルと思われるため、リストを見て初めて判明するような最悪な状況であることに変わりはない。
不明点
以下がこの航空事故における不明点となっている。
完全に不明な点
- エンジン爆発の原因は結局何?
- 便名は何?(明示的な話が無かった気がする)
- 事故は誰が調査するん?(国ごとに委員会とかがあるのかも分からないので、調査組織が何BEAなのかも不明)
一部分が分からない点
実は爆発したエンジンの左側にロゴが存在していたが、どこの会社なのかは不明となっている。
アニメが放送された当初は果たして何年なのかがまったくわからない状況だったが、公式ページの年表から2061年の「相川ヨウイチ襲撃事件」後に発生したものと断定されている。
襲撃事件が発生した正確な日付こそは分からなかったが、シンギュラリティ計画開始の4月11日から最長でも1年の間に起きたものとしている。(実際は半年もないと思われる)
以前からも『A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談-』にあった「サンライズのオーナーが死亡した年が2073年」や、『Vivy Score -心を込めて歌うということ-』などに出てきた「製造年数」の話などでも、かなり範囲は縮まっていた。
結局最終話の後に公式ページで確認して以降にほぼ時刻情報が分かったとはいえる。
一応ヴィヴィこと「ディーヴァ」がたどり着けている場所なのでニーアランド等がある場所に近いため、明確な国の設定等がなくともある程度まで絞りこめている。 ただし空港の設定等がないので詳細な記述が出来ないという感じである。
ちなみにヴィヴィというのはモモカの遺族である霧島ユズカが持っていた『ヴィヴィと風船』(?)というおとぎ話に出てくるヴィヴィというキャラクターから取られているらしい。
航空事故と無関係の話
救助した方が良かったのではないか説
作中の話にはなるが、タイムパラドックス及びバタフライエフェクトの観点で考えても、モモカのみを救助しても史実の大きな変異とはならないのではと考えており、あまりにも非情すぎるのではないかと評している。(設定について批判しているわけではない)
むしろこの件をきっかけに「君ら人間は目的のためなら命を粗末にする連中であり、そんな奴らは生命体として無用である」とAIが判断しても仕方ない可能性が高く、ディーヴァに至っては「モモカを助けなかった報復によるAIの暴走」すら有り得ると考察しているほどだった。
後にこの考察はディーヴァ自身ではなくアーカイブそのものが持つという結果ではあったが、N121MTの考察通りとなってしまっている。(ただしN121MTはアーカイブがそれになることよりも自分の考察が半ばあたっていたことに驚いていた)
また、『ドラえもん』にも登場した「親殺しのパラドックス」を考慮して、どんなに頑張っても計画の中心人物などを全て撤去しないと改ざんは不可能ではないかと始めから考えていたぐらいである。
結果的に『怒首領蜂大復活』や『夏のあらし!』と同様に「経緯は変えられたが結局結末は変わらなかった」という状況にもなっており、しかも「詩」が『Rewrite』ばりに滅びの歌になってしまっているほどである。
他作品との変な関連性
ちなみに「無人機が人類に反旗を翻す」という意味合いだとこの30分後に放送されている『86 -エイティシックス-』や、「人間とほぼ変わりない存在」という意味だと1時間後の『シャドーハウス』に何故か関連性が存在する。
人形という意味合いなら1時間前に『サンダーボルトファンタジー3』が放送されており、『Vivy』との直接関係しない『イジらないで、長瀞さん』のみ独立している。 運命から逃れる意味なら『ダイナ荘びより』ですら適用される。
(しかしながら『長瀞さん』は『86』に登場するイヤーカフに良く似た「パラレイド」のデバイスが存在しているため、結局どの作品も何かしらの関連性を持ってしまっている。 見てはいないが『はめふら』も運命から逃れるという意味で関連性があると考えて良い)
N121MT側は「AIにもバッドコード、つまりは弱点はある。 何故なら弱点やバッドコードを持った人間が作ったものなのだから」として、『パーソン・オブ・インタレスト』のルートのような意見を持っている。
この事故の1週間後には物理攻撃による脆弱性を突かれてみたり、コピーによる物理レベルでの偽装なども明るみになっており、いずれも人間に搭載されたバッドコードによるミスを突いた事件でもあった。(衛星みたいにバラバラ破棄してしまえば事件すら起きなかった)
最終更新:2023年03月10日 12:21